<   2018年 10月 ( 7 )   > この月の画像一覧

1.ソンケット

マレーシア、シンガポール、インドネシア、ラオスには今も手織りの布作りの文化がある。
マレーシアのソンケットはインドネシアのバリ島周辺でも共通の工芸品として根付いている。沖縄の花織も似たところがあり、宮古島にも、宮古上布といった手織りの文化が太平洋岸に共通であることが興味深い。
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東南アジアでは、マレーシアの隣りのインドネシア、スマトラ島のものが有名で、ほかにブルネイやフィリピンの一部、そしてタイにも同様の織物がある。インドネシアやマレーシア、ブルネイなどでは、マレー語と、文法や語彙がほぼ共通のインドネシア語が通じ、海を通じて交易をしてきた。いずれもイスラムの影響を強く受けたため、国を超えて共通した文化。ソンケットは、このマレー世界伝統のものとして受け継がれていて、マレーシアにはインドネシアから渡ってきた移民が伝えたと言われる。

クジャクモチーフの画像

すべて金糸で織られた、とても美しいクジャクモチーフのソンケット。思わず溜息が出てしまいます~

16世紀の王朝時代、この華やかな布は王族のみが身に付けられる特別な布でした。はたおりも王族の女性だけに許されたものでした。現在では、誰にでも出来るようになりました。 王宮から周辺の村に技術が伝わり、カランガッサム(Karangasem)、クルンクン(Klungkung)のほかに、バリ島北部や西部の王朝が栄えた場所の周辺に点在。

2.イカット

渋い色味とオリエンタルな紋様がお気に入り!絣の宝庫、インドネシア、スンバ島産の「イカット・パイクン」インドネシアの小スンダ列島、その東南にあるスンバ島。この島で「イカット」は生まれた。
「イカット」とは”結ぶ”という意味。「パイクン」は浮織布を意味します。このイカットという言葉が「絣布」の共通語として、インドネシア、そして、世界に伝わった。
イカット(絣)とは、糸を染める前に、部分的に他の糸でくくって防染し、織り上がったときに模様が現れるようにしたものです。技法の種類としては、経糸をくくって模様を出す「経絣」、緯糸をくくって模様を出す「緯絣」、経糸と緯糸の両方をくくって模様を出す「経緯絣」がある。
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3.バービアン

様々な民族が暮らすラオスには、伝統を受け継いだ染織文化が色濃く残されており、今もなお様々な民族衣装が使用される。

ラオスの女性用肩掛け布パービアンは、縦二つに折って肩に掛けたり巻くなどして儀式の際に使用される。その生み出される織物には、神話上の動物、身近な動植物、ドンソン文化の影響を受けた幾何学模様など、様々な文様が浮織りされております。緻密な浮織り模様が広がる名産地サムヌーア製から、華やかな彩りのビエンチャン製、そしてタイ・デーン族(赤タイ族)素朴さが魅力のコットンベースの物など様々なタイプ。

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ソンケット



イカット


渋い色味とオリエンタルな紋様がお気に入り!絣の宝庫、インドネシア、スンバ島産の「イカット・パイクン」
インドネシアの小スンダ列島、その東南にあるスンバ島。
この島で「イカット」は生まれました。
「イカット」とは”結ぶ”という意味。「パイクン」は浮織布を意味します。このイカットという言葉が「絣布」の共通語として、インドネシア、そして、世界に伝わったものと考えられています。
イカット(絣)とは、糸を染める前に、部分的に他の糸でくくって防染し、織り上がったときに模様が現れるようにしたものです。
技法の種類としては、経糸をくくって模様を出す「経絣」、緯糸をくくって模様を出す「緯絣」、経糸と緯糸の両方をくくって模様を出す「経緯絣」があります。
渋い色味とオリエンタルな紋様がお気に入り!絣の宝庫、インドネシア、スンバ島産の「イカット・パイクン」
インドネシアの小スンダ列島、その東南にあるスンバ島。
この島で「イカット」は生まれました。
「イカット」とは”結ぶ”という意味。「パイクン」は浮織布を意味します。このイカットという言葉が「絣布」の共通語として、インドネシア、そして、世界に伝わったものと考えられています。
イカット(絣)とは、糸を染める前に、部分的に他の糸でくくって防染し、織り上がったときに模様が現れるようにしたものです。
技法の種類としては、経糸をくくって模様を出す「経絣」、緯糸をくくって模様を出す「緯絣」、経糸と緯糸の両方をくくって模様を出す「経緯絣」があります。

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バービアン

様々な民族が暮らすラオスには、伝統を受け継いだ染織文化が色濃く残されており、今もなお様々な民族衣装が使用されております。
ラオスの女性用肩掛け布パービアンは、縦二つに折って肩に掛けたり巻くなどして儀式の際に使用されてきましたが、様々な風合いを持つパービアンのうち、こちらのコーナーでは浮織りを施された物をご紹介致します。

その生み出される織物には、神話上の動物、身近な動植物、ドンソン文化の影響を受けた幾何学模様など、様々な文様が浮織りされております。

緻密な浮織り模様が広がる名産地サムヌーア製から、華やかな彩りのビエンチャン製、そしてタイ・デーン族(赤タイ族)素朴さが魅力のコットンベースの物など様々なタイプで取り揃えております。


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by katoujun2549 | 2018-10-27 08:04 | Comments(0)
中国人民解放軍 茅原郁生著
PHP新書

人民解放軍の陸軍中心の時代から転換し、習近平の覇権主義から海軍や空軍の増強、数量と質の拡張が著しく、尖閣諸島や防空識別圏の拡大などの緊張が我が国に大きな問題になった。何故人民解放軍が変化したのか。中国空軍の作戦機は2700機で世界3位、海軍艦艇は日本の3倍である。

中国空軍の最新鋭ステルス戦闘機 殲31
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著者は元自衛官である。国防最前線にいて中国軍の制度や歴史的変遷を丁寧に説明している。生真面目な内容は多少忍耐も必要で読み疲れるが、今や日本の仮想敵である中国軍の中核、人民解放軍の実態を研究し啓蒙的な内容で日本人が理解することは大切。歴史書ではないので戦記もないが、内戦から中華人民共和国の成立、朝鮮戦争、中越戦争、中印紛争、中ソ紛争、文化大革命、天安門事件といった中国の20世紀の事件における人民解放軍の改革、変遷が説明されている。国家は戦争の後の肥大化した軍を縮小することが難題となる。これを誤るとかつての日本のように、軍が暴走し、国を滅ぼす原因となる。
中華人民共和国の軍事組織は人民解放軍という巨大組織、武装警察、民兵からなる。毛沢東の人民戦争理論はベトナム戦争でグエンザップの戦争指揮に活用された。これまで、誘敵深入、強力な敵を自国に引き込み殲滅する日中戦争の人民戦線戦略は成功した。中国革命、日中戦、国共内戦、朝鮮戦争、中越紛争、中ソ、中印国境紛争、台湾との緊張を経て巨大になった軍組織に対し、鄧小平、江沢民、習近平などの歴代の指導者は改革を進めてきた。この本の半分以上はその経緯を説明している。共産党の軍としてシビリアンコントロールを守ってきた。しかし、実態に関する情報が乏しく、常に出されている方針に何が人民解放軍の問題なのか分りづらい。スローガンだらけで、巨大な組織運営には仕方ないことなのだろう。習近平の改革は権力闘争の手段として腐敗粛正を強力に進め、軍組織と装備の近代化を意図している。人民解放軍以来の伝統的な戦略や戦術は変化してきた。
毛沢東以来近代軍隊の特徴である職業軍人と国民が別々に存在するのではなく、民間および国民は軍事の準備形態である、とされる。政権は銃口から生まれるという毛沢東理論を基盤としている。しかし、近年の紛争では、イラク戦争で見られた近代兵器のハイテク化など、専門家としての職業軍人の性格が変化。湾岸戦争以来、指導部は改革の危機感を強めた。また、海軍力の強化は着実に進行し、今や日本の3倍世界第2の武力を持つに至った。
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中国は国産空母を持つ。しかし、カタパルト発進はできていない。今後原子力空母保有に向かうといわれる。


過去の栄光を捨てられない、軍人も世代交代となり、腐敗、汚職が目に余るようになった。経済の興隆に人民解放軍も巻き込まれ、様々な利権も生まれた。近年の米中の貿易問題や南沙諸島、スプラトリー環礁の軍事基地化など、中国の核心的利益追求と、軍事力による覇権主義は中国の国力の増大化に平行して起きている。習近平は実権を把握しているが、急速な30万人もの兵力削減という急進改革の行方に注目したい。中国は核とICBMを保有し、サイバー攻撃や10万人ものハッカー集団を活用して情報の簒奪を図ってきた。宇宙においても衛星攻撃実験など世界に挑発的な軍事行動を見せる。巨大組織が統合的に機能出来ない懸念はトラウマのようにあり、その為にソフト機能を充実しなければならない。情報戦を行うための世論戦、情報戦、法律戦を三戦として位置付け、非合法の謀略、政治外交力にも情報戦を展開している。中国の摩訶不思議なサイバー攻撃や国境侵犯など意図的に行われている。やりたい放題の国家戦略を世界の良識にあわせるつもりがない。経済成長の鈍化によって退役軍人の行きどころも、社会福祉もままならない時にどんな行動に出るのだろうか。中国は名目的な軍事予算ー直接的な軍隊の維持や装備に関する予算しか公表しない。しかし、実際は兵器の開発、施設、環境整備の莫大な費用は国家予算のなかで隠されている。21世紀において国共内戦や朝鮮戦争、国境紛争などを経て膨れ上がった軍の削減努力は続けられている。
ところが、軍備を膨張させたのは江沢民、胡錦濤の時代であり、内部腐敗もその辺りから起きた。習近平の中央軍事委員会による軍の党による権力掌握はこれからのアメリカとの対立を前に試練にたたされている。習近平が共産党中央軍事委員会による人民解放軍の掌握をどこまで貫徹できるかである。


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by katoujun2549 | 2018-10-25 09:01 | Comments(0)
日本4.0
国家戦略の新しいリアル
エドワード・ルトワック著 文春新書

この本はルトワック氏の口述筆記や彼の初期の論文、地経学に関する件も含めた内容であるが、日本の置かれた国際環境、特に軍事的な位置について、日本人では書きにくい対外事象も見事に描き出している。しかし、論調は断定的で、反論や検証がないまま、日本の過激な右翼に利用されるリスクもあるが、あくまでも外国人の見た日本に関する助言でもある。日本の脅威である北朝鮮との軍事的、国防的課題の前に拉致問題を今は前面に出すべきではないと彼は提言する。また、中国とトランプ政権の関係に関してはトランプを擁護した意見である。彼はユダヤ系であり、イスラエルの軍事的な行動を高く評価する。イランの核兵器製造に対する軍事作戦やイラクやシリアの核施設爆撃などを現実的合理的手法として、アメリカの作戦手法と比較する。日本の中ではイメージすら出来ない着眼点である。ルトワック氏によれば日本の国家戦略は成功してきた。それらは家康の幕藩体制、明治維新、戦後の経済システムによる立ち直りであったとする。問題は現在の北朝鮮の脅威と中国の一帯一路戦略にいかなる戦略を立てるかである。
日本の戦略的な局面は第4の段階に来ている。そこで認識すべきは
1.専守防衛から先制攻撃能力の準備
2.時代に則さないアメリカの軍事力に依存しない
3.少子化において新しい戦術がある
4.地経学による国際理解 中国の狙いは何か
5.無意味な核戦争
6.中国の海軍力は形だけ。韓国の軍事力は無力
7.美しい軍事パレードをする国の軍隊は弱い
8.中国の牽制上で北朝鮮はアメリカ軍を必要としている。
9.アメリカはロシアやイランとは戦争を避け、対中国に的を絞りたい
10.イスラエルやフィンランドに学ぶ

ルトワックはアメリカの戦後の軍事的な戦略を批判的に考察する。
ベトナム戦争以降、アメリカはリスクを恐れ、大仕掛けな準備によって逆に作戦の誤りを招いている。今日の世界の紛争、戦争の実態に合っていない。それに対してイスラエルの軍事作戦の成功やフィンランドの対ソ戦争の勝利を高く評価している。日本は北朝鮮の核にイージスアショアで対応しようとしている。10年計画だがその間テクノロジーは変化してしまう。官僚の考える国防論。彼の先制攻撃論や尖閣諸島自衛隊駐留論は防衛大綱では否定されている。アメリカの軍事行動は今日の環境変化に対応していないことに警鐘を鳴らしている。イランの大使館員の救出失敗、アフガニスタンはいまだに撤退できない。ソマリアの作戦失敗、オサマビンラディンの逮捕における問題、米軍の作戦手順が時代に則さないなど、反省がなく旧態依然である。アメリカは戦争をはじめるとレーダーや防空網を破壊することに徹底するあまり攻撃機会をうしなう。勝利という目的は得たいのにリスクという代償払いたくない。実際には莫大なコストがかかり、犠牲が増える可能性すらある。軽減されているのは指導者たちの責任だけだと断言する。
兵士の損失を最小限にするあまり、ちぐはぐな準備と混乱がつきもの戦争において全体を危険にさらす。彼の戦術論は常にアクションを仕掛けること、リスクを取る、即興性を恐れない、である。今日の軍事的環境は20世紀とは全く環境が変わった。少子化という問題。かつては1家族に5人の子供がいることは普通であった。19世紀末では20才までに子供は2か~3人は亡くなっていた。どうせ亡くなるなら国の為に戦死者が出ることはやむを得なかった。しかし、今は子供は大切に育てられ、家庭において戦死は受け入れられない。また、核戦争はあまりにも破壊が大きすぎて、気の狂った指導者が使うことがあるかもしれないが、合理性がない。使えない兵器である。あの冷戦時代に毛沢東が一億人が核戦争で死んでも中国は9億人が残るという論理は通用しない。アメリカのターゲットは軍事的にも、経済的にも中国である。彼は地政学から一歩進め、地経学を提唱。しかし、地経学という概念は彼の論文をそのま掲載しており、具体例が少ないため理解しにくい。


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1.ハチミツ

マレ-シアのキャメロンハイランドのブリンチャンには蜂蜜をテーマにしたショップとガーデンがある。中国人の事業家が経営している。テーマパークとしては、庭と巣箱があり、土産屋も大したことない。二回行く気がしない。しかし、そこで売られているのはトアランという木に巣を作る、大ミツバチから取る蜂蜜、これはピロリ菌を殺菌するという。

2.蜂蜜事業

比較的少額投資で可能な為、最近、
都心のビルの屋上などでも巣箱を設置して蜜の採取が行われている。
しかし、ビジネスとして取り組むと、食品衛生法、商工会との調整など厄介な手続きもクリアしなければならない。蜂は昆虫だが、動物であり、畜産業の一つだという。養蜂振興法というのがあり、業として行うには届けが必要。最初は巣箱を5つほど設置し、その内2個くらいにミツバチが巣を作ることから始まる。メンテは週に一度くらいダニや病気にやられたり、スズメバチに襲われていないかをチェックする必要がある。日本ミツバチは飼育が難しいそうだ。一年経つと巣立ちしてしまう。日本の蜂蜜のほとんどは西洋ミツバチだということ。
巣箱、防御服、蜜の分離器、蜂を追い払う煙出し機器など合わせて30万円くらいはかかる。とはいえ、仮に一斗缶に二個くらい取れたとしても、30万円を回収するのには何年もかかる。だから、ビジネスとして取り組むのは容易では無い。多分難しそう。巣箱の管理と在庫管理が必要だが、腐るようなものではないから、他の生ものより楽だろう。

3.バザーの品揃えにはよいかもしれない

1斗缶は18リットル、32リットル年に取れたとして、32000CC。500CC瓶で1個1000円で売って6万4千円にしかならない。30万円回収するのに5年もかかる。それも5年間上手くいったらのはなし。リスクや在庫を考えると、受託販売や店子的な場所貸しで品揃えを充実させることも良い。他の商品も売れ、合わせてバザーなどの商品が売れて初めて上手くいったと言える。
また、バザーには話題性も必要。自然保護に直結した目玉になる。福祉団体の事業として取り組む可能性を研究したい。

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by katoujun2549 | 2018-10-19 18:14 | Comments(0)

1.キリスト教


世界史で今日もなお近代の出発点として影響をもたらす出来事は宗教改革、フランス革命、アメリカ合衆国の独立である。ハロウィンの日にルターが95か条の掲題を発表し、宗教改革が始まって501年目。日本は人口の1%しかクリスチャンはいないから、キリスト教について知らないことは仕方がないとは思うが、世界では最大の信徒数、国際的な活動上ある程度の知識は必要だろう。

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                 パイプルガン



日本には仏教(創価学会含む)、神道、キリスト教、その他金光教などの民間信仰があるが、毎日の宗教生活を送っている人は少ない。キリスト教やイスラム教は毎日の祈りの時や礼拝など信仰の時間があり、生活に密着したもの。日本が国際的な活動を進めるためにはそうした宗教について知る必要があるが、実際は機会も無い。我が国の学校では教えないがクリスマスとかハロウィーンなどの形だけはかなりの人は知っている。林先生初耳学で、ホテルなどのキリスト教式結婚式の牧師がアルバイトということがクイズに出て、流石、林先生はご存知だったが、タレントの皆さん、エーエーと初耳。これには驚いた。牧師が結婚式の司式を行うのはキリスト教徒に対してだけである。キリスト教会員は皆知ってること。カトリックや一部のプロテスタント系では、教会員の家族等未受洗者に何度も講習や聖書の勉強を義務付けした上で司式することもあるが、かなり特別。ホテルの教会は単なる建物であって教会ではない。これだけ多くのキリスト教式結婚式があっても、本当の牧師が行うことが稀で、全く聖職者では無いバイトが多い事に気づいていない。結婚式の8割がキリスト教式であるから、このことを日本では気にしない人が多い。結婚式はキリスト教式で葬式は仏式。坊さんがバイトだったらどうなんだろうか、外国ではあり得ない。とにかく日本人は形で理解するが本質は避ける。


2.カトリックとプロテスタント

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    マラッカのザビエルのいた教会内部


 自分はクリスチャンである事を言うと、よく、カトリックですか、プロテスタントですかと聞かれる。しかし、カトリックがどんな仕組みかを知る人は普通は少ない。カトリックには多くの会派、修道会がある。ましてや、プロテスタントがどんな派があり、何が違うかは普通は知らない。ローマ法王がトップの組織であり序列の枢機卿とか、シスターのことは知っているだろう。それ以上はミッションスクールで学んだ人でも知らない人がいるのではないか。世界情勢を知る上でアメリカの福音派とドイツのそれとはどう違うかは理解が必要。クリスチャンでも、ルーテル派、聖公会、ホーリネス、バプテスト、長老派教会がどう違うかは知らない人がいる。ましては、普通の日本人は知る由も無い。聖書中心、信仰義認、全信徒の祭司性(ローマ法皇の権威否定)はプロテスタントの三大原理であるが、教会、教団の運営手法は派によってかなり違う。キリストの復活、神・キリスト・聖霊三位一体の要素を信じることがクリスチャンの条件であり、これを否定するエホバの証人、モルモン教団は異端である。プロテスタントではあまりこの異端という言葉は使わない。


3.宗教改革


深井智朗著 プロテスタンティズム

宗教改革から現代政治まで

中公新書


深井智朗氏は1992年にアウグスブルクに4年留学し、ドイツのプロテスタントについて思いを巡らせた。ルーテル派ードイツ福音派について宗教改革から今日に至る歴史とナショナリズム、保守主義、リベラリズムなどを概観した著作を2017年3月に書いている。以下、その内容を紹介したい。
彼の説明は難解な神学ではなく、時代に応じて分かり易い関係者の見解や受け止め方を説明に加えている。例えば、ドイツ留学中の森鴎外が、当時の教会と国家の関係を理論的に位置づけた学者ハルナックのことを、「かのように」に書いていることである。
 一方で、ルターの改革と並ぶカルバンのジュネーブにおける長老派の改革、スコラ哲学などにはあまり説明がない。また、日本の事例にも触れていない。明治の日本の伝道を行ったクラークやヘボンはアメリカのピューリタン。しかし、アメリカのプロテスタントの本質的な特徴については今日の国家観への影響について簡潔丁寧に説明している。

 世界史の授業で学んだ宗教改革が如何に中途半端な内容だったか。95カ条の掲題をウィッテンベルグ教会の扉に打ち付けたというのも根拠が無く、フィクションの要素が強い。学生時代にマックスウェーバーのプロテスタンィズムの倫理と資本主義の精神を読んでも、そもそも何がプロテスタントでルターがどんな改革をしたのかが大学受験程度の知識のままだった。


(1)ルターの宗教改革


プロテスタントはカトリックからの定義である。カトリックはルターの後継者達を「福音主義」と呼ぶことを避ける為に、問題ある宗教が抱える起爆剤を抑える為に、あらゆる文脈にプロテスタントという否定的な表現を使った。その反抗的な態度を違法という意味合いも込めて盛り込んだ。


ルターは時代が求めた変革をもたらした。宗教改革はこの時代に突然起こった唯一の教会改革の運動でも、ひとりの宗教的天才による、新しい宗教運動の始まりでもなかった。それは数世紀前から始まっていた様々な教会改革運動、正確には再形成運動のひとつであった。しかし、この時代の制度疲労がいくつものほころびや亀裂により崩壊寸前であった堤防が意図せざる仕方で破壊してしまったという点で決定的であった。

 1555年アウグスブルグの帝国議会で宗教紛争を収めるために、ルター派とカルヴァン派は法的地位を得た。それは領主の信仰に従うことであり、自由な信仰選択は無かった。この伝統は今日のドイツで残っており、教会税のような制度で残っている。筆者はこれを古プロテスタントという。現代の人権、良心の自由、抵抗権、民主主義に繋がる改革は後の再洗礼派(アナバプテスト)、バプテストなどの新プロテスタントの勃興を待ち、ピューリタンのアメリカでの教会形成を待つことになる。

(2)スイスジュネーブの宗教改革

カルヴァンの改革派
ルター派との決定的な違いは正餐の解釈であった。改革派は正餐のパンと葡萄酒が象徴的なものであるのに対して、ルター派はカトリック教会がパンをキリストの体、葡萄酒を血とするのに対して、キリストが何らかの呪術的な神秘的な力で宿ることを否定しなかった。ルター派はこの面でも改革派と相容れなかった。ドイツではルター派によって受け入れられなかったが、フランス、オランダのユグノーの誕生、更にはスコットランドで長老派として受け入れられた。

(3)改革の改革

国家体制の中に組み込まれたルター派と改革派に対して、新たに洗礼の解釈、特に幼児洗礼の意味を否定した新たな改革が再洗礼派によって提唱されると、国家や従来の教会から脱皮した個人の信仰の自由を基盤にしたバプテストやメノナイト、スピリチュアリズムの運動を生んだ。トーマスミュンツアが指導した農民戦争をルターが非難したのは国家や領主への反逆者としてのみならず、再洗礼に関する嫌悪もあったと思う。新たな新プロテスタントの勃興とユグノー、スコットランド改革派はアメリカ大陸への移住という形で新たな展開を見せた。

(4)聖書解釈の自由

ローマ教会が一方的に聖書の解釈を行い、聖書をラテン語、ギリシャ語であった。それまでは、聖書劇、絵画、彫刻によって聖書の内容は伝えられた。ルターはドイツ語に翻訳し、人々が読めないものであった時代は終わった。その代わりプロテスタント各派は自由に解釈し、これまでローマ教会と違った解釈を異端として処罰することは無くなった。その代わり、時代に応じ、様々な解釈が自由に行われ、新たなプロテスタントが生まれた。今の日本でもプロテスタント各派は100を超える。カトリック教会は聖書の翻訳を禁じ、説教もラテン語、貴重な聖書の写本も普通の人は読めなかったのに対しグーテンベルグの印刷術は聖書をドイツ語で印刷、一般人も読めるようになったからこそ様々な解釈が可能になった。また、イラストのような版画も多く印刷され、字の読めない庶民もルターの主張を知ることが出来た。

(5)プロテスタンティズムと国家

ドイツのルーテル派 福音教会は宗教改革以来、国家的アイデンティティの形成と共に歩んできた。ルターの宗教改革はカトリックの贖宥状販売の神学的な論拠に異を唱えたもので、カトリックの内部的な問題提起だった。ところが、カトリックは財源を失うことを恐れたローマ教会と、ローマの支配を嫌う領邦諸侯、信仰の覚醒を聖書の印刷で得た民衆のエネルギーはルターの思いを超えて大きな潮流となって次の歴史的な方向をもたらした。
 世界史では人権や自由、平等、抵抗権など近代市民社会の基本はフランス革命に原点を置くが、ドイツではむしろそれらを宗教改革により説明している。これは、後々ドイツのビスマルクによる統一国家の原理となり、更にはヒトラーの統治、戦後の東西ドイツの統合まで続いた。ドイツの大統領はワイスゼッカーなど牧師のような位置づけだし、今のメルケル首相は東ドイツの福音教会の牧師の娘である。
ドイツのプロテスタントは保守というが、それはルター以来の政治の作法を逸脱した勢力の活動や発言に否という意味である。2016年のシリア難民を排撃する極右勢力を強く否定したメルケルの政治判断に現れている。 ドイツでは学校教育において宗教は必須科目である。近年、移民が急増し、宗教は選択制になりつつある。週によって違うが、イスラム教のコースもある。

 一方で、メイフラワー号以来、アメリカのプロテスタントは国家からの信仰への介入を拒絶する形となっており、精神や信仰の領域に国家が管理することを否定し、憲法においても保証された権利となった。ヨーロッパで異端とされた再洗礼派、メノナイトなどはアメリカで自由を得た。アメリカは個人の自由を基盤にした社会。アメリカの銃規制が困難な理由はそこにある。己心の思想信条の自由は銃を持つ個人によって国家の支配を超える。マックスウェーバの指摘にあるが、これまでの二重予定説は逆転し、この世の成功は信仰の証となる。アメリカのプロテスタント教会は自由競争である。ドイツのように管理されていない。だから、何千人もの会員を要するメガチャーチが生まれるのである。アメリカとドイツというプロテスタンティズムの影響を強く受けた国の歴史も国の形もこの説明で理解できる。

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クアラルンプールのメソジスト教会
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インドとの経済交流を進めることが安部政権の戦略であえう。中国の一帯一路政策に対抗しようとするのだが、気になるのが安部政権お追従議員が企業に政策的リーダーシップを発揮して、大失敗を引き起こさないことを願っている。経済交流は文化交流なども伴う人間交流であり、相互の文化理解が必要である。ところが、自分はこれを語れるほどインドのことを知らない。敢えて印象的なことだが、インド人の多いマレーシアで感じたことは、日本人にインドとの交流が到底無理ではないかと思われた。インドの巨大な人口、科学技術力、経済圏を見ると凄い可能性があると見るのは当然である。しかし、相当な研究と覚悟が必要である。

インド人はマレーシアに第三の勢力として定着している。クアラルンプールのバトゥケーブはヒンドゥー教の東南アジアの最大の寺院である。日本人はインドのことはカレー、雑貨、東京裁判のパール判事、ガンジー、核保有、イギリスの統治くらいしか知らない。インドの宗教はヒンドゥー教で民衆の生活習慣の基盤。アジアの宗教が無宗教国の日本人は宗教がどれだけ世界の人々の生活に密着した役割を果たしているかを理解しなければならない。
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1月31日はタイプーサムというヒンドゥー教の大きなお祭り。身体中に針や釘のようなものを刺す。奇祭である。インド国内では針を刺すのは禁止だがクアラルンプールでは自由。
ヒンズー教には重要な祭りが2つある。ディパバリというヒンズー教の新年を祝うための祭りとこのタイプーサムである。南インドのタミル族にはタミル暦という暦があるが、その暦の中で「タイ」とは「幸運の月」を意味し、「プーサム」とは「幸福の星」を意味する。つまり、幸運の星プーサムが天頂に達する幸運の月、満月の日に祭りが行われるから、タイプーサムと呼ばれている。月の運行によるため開催日は毎年異なり、今年は1月31日の開催だった。

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Read more: https://www.excite.co.jp/News/bit/E1517576910333.html#ixzz5TIo2EYPC

インドのモディ首相は2001年から2014年までグジャラート州首相を務め、3度再選され、同州の経済成長を実現した。清廉潔白であることも知られている。ヒンドゥー至上主義反イスラーム主義的言動でも知られ、一方で、後述する2014年のインド総選挙後には、「全国民とともに」という表現で、イスラム教徒への配慮を行うことを示唆した柔軟な政治家。核保有国だが、アメリカにIAEAに非加盟なのに批判の矛先を逸らすよう外交策で対応するしたたかさ。


NPTに加盟せずに核兵器開発を続けているインドと「国際原子力機関(IAEA)」の部分的保障措置協定を承認した8月1日のIAEA理事会で、オーストリアは協定の問題点を鋭く指摘しました。同国は、理事会での承認は、包括的保障措置協定を結んでいない国との原子力協力を禁じている。


2014年5月に開票された総選挙でインド人民党が勝利を収めたことにより、5月26日、第18代首相となり就任式を執り行った。インドの歴代の首相として有能な政治家で、日本の安倍晋三とも良好な関係。日本はスズキの車の輸出が好調で重要な、貿易相手国だ。中国の一帯一路政策に対する牽制において軍事的にも大切なパートナーである。しかし、自分はインドにやたらと目を向けたがる自民党議員が安倍の対中牽制策を忖度して、インドに取り入ろうとすることには不快だ。かつて、日本軍がインパール作戦死体の山を築いたことを思い出す。


インドと仲良くするのは悪いことでは無い。しかし、その特異なヒンドゥー文化や首相が熱烈なヒンドゥー教徒であり、さらに、日本人がどこまでインドに馴染んでいけるか、想像がつかない。マレーシアに行くとインド人が中国人の次に多く、そこで見たインド人は自分には馴染めなかった。バトゥケーブは東南アジア諸国最大のヒンドゥー教の一派の寺院。その極彩色と、祭の音響、怪しい神々に圧倒された。インドの街には神聖とされる牛がはべり、牛糞がまう。インダス川で死体を流し、その中で口を漱ぎ、沐浴する人々には辟易としてしまう。

一方で、彼らの理数教育や先端技術は著しい成長を見せている。アメリカにも医者.コンピュータ、ITCの技術者は移民も含め主要なポジションを占めている。日本ではカレーレストランがせいぜい。従業員は大方ネパール人である。インド商人は印僑とも言われ、巧みな交渉術で有名。そんなジャングルのような社会にいくら親日だからといって日本のペースで入っていけば、忽ち食い物にされてしまう。スズキの成功は罠かもしれない。企業にとってリスク対応は当然だし、採算の合わない事業はしないから政治家の思惑通りにはいかない。



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by katoujun2549 | 2018-10-08 10:30 | Comments(0)