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ユナイテッドシネマず豊島園でピーターラビットを見た。2018年コロンビア製作のどたばた劇。結構楽しく見た。

このピーターラビットと来たら結構な悪がき。一家を挙げて女性画家のピアの潔癖性のお隣さん、彼女の恋人マクレガーを痛め付ける。ビアトリクスポターの絵本で見る平和な田園野うさぎ一家ではない。ハリウッド映画になるとこんなに暴力的になってしまうのか。まるでバックスバニーである。マクレガー役はドーナルグリーソン、ピア役ローズバーン


バックスバニー
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ピーターラビットは穴ウサギという種で愛玩用のネザーランドドワーフとは違うらしい。日本でも飼われており、飼育しやすいので人気が出ている。特に毛並みが柔らかくおとなしいので女性に人気がある。猫と違いなまえを呼ぶと反応する可愛いさが
人気のもとで、トイレもしつけられるそうである。
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出だしから物騒。ピーターの父親はマクレガーの叔父さんに捕まってパイになってしまったのだ。その復讐もありマクレガー一家には一物ある。マグレガーは叔父さんからの相続物件を受け取り維持したい。隣地の女性ピアはピーター達を可愛がっていた。マグレガーとピーターラビットと仲間達の抗争はエスカレート、彼はダイナマイトを使ってピーター達を攻撃する。ビアトリクスポターが見たら怒り出す設定だ。平和な湖水地方が破壊の場になる。お隣さん同士の恋はピーターラビットの家がダイナマイトで爆破されることで破滅。しかしピーターラビットの反省でロンドンに帰ってハロッズに勤務する几帳面で出世志向の彼を説き伏せ、ピアとの恋を再度開花させることに成功する。何とも騒々しいピーターラビットであった。
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1.ママレード作り

七十になり、毎日に暇な時間がある。

館山のカニタ村から甘夏みかんが段ボールに詰められて送られて来た。20個はあり、一人住まいの自分には多すぎる。さりとて、人に配るには古いタイプの夏みかん。無農薬とはいえ、最近の柑橘類は皮を剥き易いし、甘いから、かえってご迷惑かもしれないと思い、自分で食べることにした。酸っぱい中に甘さを感じるのは嫌いではない。昔は遠足となると、もっと酸っぱい夏ミカンは定番。バナナは高級で、今の10倍くらいの値段であったような気がした。これも高級品のチョコレートを先に食べてしまうと、ことの外、顔を歪めるほど酸味が効いた。何故か分からないが、食べると汗が出る。タオルで拭くほど。昔はイチゴも甘くなかったから、砂糖やコンデンスミルクをかけて食べたもの。高度成長期になると、甘夏みかんが出るようになり、父親は朝、2つに切り、砂糖を切り口にかけて、グレープフルーツを食べるようにスプーンで食べた。グレープフルーツが安くなり、先のギザギザになったスプーンで食べるようになったのは更に後のこと。最近、自分は心臓が悪いから、薬の食べ合わせには気をつけている。不整脈の人はワルファリンを飲むが、納豆を食べると効かなくなる。グレープフルーツも食べると効きが悪くなる薬が多い。カルシウム拮抗薬(高血圧や狭心症等) ・カルブロック(アゼルニジピン) .不眠症治療薬(寝つきを良くする) ・ハルシオン(トリアゾラム) 免疫抑制剤(免疫反応を抑える) ・ネオーラル(シクロスポリン) .高脂血症治療薬(コレステロール値を下げる) ・リピトール(アトルバスタチンカルシウム水和物)


ところがオレンジや甘夏みかんは食べ合わせの問題が無い。


いただいた甘夏みかんは懐かしい味。毎日食べて飽きない。両親が生きていた時代の団欒の食卓の記憶が戻ってきた。父親2がつに切り、砂糖をかけて食べていた姿を思い出した。夏ミカンは日持ちがする。甘いミカンは一週間もすると青カビが出るが、このミカンは一向に痛まない。小ぶりのやつが、6個残っていたから、これらを、ママレードにすることを思い立った。


一個の皮を、十字に切り込み、皮と実を剥がし、袋の薄皮から中の実を取りだす。これらを水につけて1日置いて、次に砂糖を500グラム入れて煮る。皮は煮る前に柔らかくなっているから、千切りにする。とにかく柔らかくなるまでグツグツ煮る。ミカンの皮は簡単に剥くことが出来るが、果実の薄皮から実をほぐすのが、6個ともなると時間がかかる。煮込み始めたら、後は焦がさないようウオッチし、時々かき混ぜればよい。黄金色のママレードができた。明日はパンに着けて食べよう。沢山作ったから子供達にもわけてあげよう。


朝食に頂いたが、絶品でした。無添加風味でしょうか。余韻が残る味。甘夏ピールはヨーグルトに入れて食べました。

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2.大失敗

土曜日、市川八幡の家に帰って、冨貴島道場での剣道の稽古に行った。時間が遅かったので、家で稽古着を着た。近隣の皆さんにはそのように着装は家でしてくる人もいる。急いで稽古に行き、中学生相手に休まず元立を務め、汗をかいて家に戻った。ドアを開けて汗を流そうと思って鍵を探したが見当たらない。防具袋に放り込んだと記憶していたのが間違い。これは、体育館に落としたかなと急いで戻ったが、最悪の事態になりつつあった。既に玄関の明かりは消え、門の鍵も閉まっているではないか。ぎょ!家には誰もいないから、中に入れないし、携帯も財布も置いてある。おまけに、稽古着を着て家の前をウロウロするしかない。何度防具袋を開けて探したが、無いのだ。ヤバイ!締め出された。家の駐車場の車の前に立ったら、何とドアのランプが点灯し、中に入れるじゃないか。鍵のセンサーが効いたということは、玄関の前あたりに落としたのか。必死に探してみた。暗くてよく見えない。通行人は妙な稽古着を着た男が、はいつくばっているから、不思議な顔をして通り過ぎていく。仕方ないから、車の中に入って今日は過ごすか、中に入れるだけでラッキーと思い座席横のボックスを見たら400円あった。何とスタートボタンを押すと、エンジンがかかる。なんじゃ!車の中にキーが無ければありえないが、探してみる気にもならない。そうだ、飯田橋にいる妹のところに行ってスペアキーを借りに行く事にした。妹が家に居ないと困るから、運転しながら、公衆電話ボックスを求めたが、携帯時代の昨今、なかなか無い。両国までに1箇所だけであるが、見つけて電話したら、幸いに出たから安堵。45分後には着いた。妹はジュースを持って待っていてくれた。入れるものが無いから、キーを受け取って懐に手を入れたら、何と太った脂肪に覆われたお腹に車のキーと一緒に紛失した家の鍵があるじゃないか。車が動いた時に気がつくべきだった。馬鹿みたい‼︎ これで落着。とはいえ、夕食を食べる間も無く、汗に濡れた稽古着のまま車で帰宅したのは12時前。無益な時間を過ごしてしまった。シャワーを浴び、インスタントラーメンを食べてその夜は幸せ気分で寝た。翌日の日曜日は朝から昨晩のことが頭に浮かぶと、虚脱状態で何もする気にならなかった。教会も国立の稽古も休みとなってしまった。


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by katoujun2549 | 2018-05-30 01:49 | Comments(0)

 日大アメリカンフットボール部の内田前監督は心労のあまり入院してしまった。被害を受けた関学の選手は練習に復帰しているというのに、加害者側が何で入院なのか笑いを誘うが、さらに波紋は広がる。テレビのニュースでは関学と日大の試合の暴力事件が毎日続いて炎上している。おまけに名前が似ている日体大もとばっちりを受けているらしい。これまでの教育機関の枠を超えたそれいけドンドン経営は終焉を迎える。この学校の理事会は理事長が相撲部で体育会的体質なのである。経営上は相撲協会のような鈍感な対応しかでき無い。暴力団の方が手慣れた対応をするだろう。結果論だがこれは最初から刑事事件として処理することから始めた方が良かった。相撲協会の日馬富士事件同様の村社会事件が大事件に拡大したケース。昔から大学には暴力事件や殺人、飲酒事故、不正問題があり、大学内部の問題で済んだこともある。ところが、今回は他校が被害者であることや初期対応のまずさから騒ぎが拡大した。

今回、驚くのが、監督とか、コーチがルール違反を誘発することを主導し、これを懸命に隠蔽しようとし、その言い訳が彼らの無能を晒したことである。そして、その中でパワハラのような権力的で、理不尽な指示が行われたことに、マスコミも炎上したのであある。


 これほどまでに騒がれる理由は日大のマスコミ対応のまずさにもよるが、日大の規模の大きさ、社会的影響力の大きさもあると思う。かつて、1970年前後の日大紛争は全国の大学に影響を与えた。2015年度の収入規模1,882億円は私立大学全体で第1位であり、2016年5月時点での生徒数については大学定員62788人に対し、学生数70677人の巨大校、日本の大学全体で第1位である。卒業生は114万人。付属の中学高校もあり、今回のアメリカンフットボール部前内田監督は人事担当の常務理事であり、経営上は理事長に次ぐ権力がある。日大の経営は仮に学校の入学者が1%定員を超えたとしても、7億円の純利益が上がるのだが、実際は10%を超えており、莫大な利益を上げてその規模を拡大し続けてきた。この一体育会の部活がこれほど大きな社会的影響を持つということは、スポーツの力の大きさを感じさせる。

社会に対して、事件が発生した場合、その責任を曖昧にしようと、嘘をついたり隠すことは時には全体に波及する。マスコミ以上にSNSで拡張する。

今回の監督の行動は、組織防衛行動で辞任発言や事実の隠蔽を行っている。体育会の一部門アメリカンフットボール部という小規模な「ムラ」だが、その中で感情に駆られた防衛行動が自身にとってさえ有害無益な結果を招く。しかし、理知による予測と説明が要求される。ところが、理は情より弱いので、感情にかられて起きる小集団防衛行動の制止は難しい。


 日大の場合、文字通りのマンモス大学であるから、ステークホルダーは規模が大きい。現役学生約7万人は、日本一を誇り、このほかに通信部や短期大学、さらに付属校などがある。卒業生は116万人、会社社長として活躍する卒業生の数は2万人を超え全国1位。ほかに、教職員や、学外関係者、卒業生を採用する企業なども広義の利害関係者に含まれよう。日本の国全体で見ても、有数である。

 もし、組織防衛の単位を、この巨大な単位で考えるなら、組織を守る行動は、非は非と認め、原因を解明し、今後の改善を図ることである。しかし、認識する組織が、当人から顔の見える範囲にとどまれば、問題を糊塗あるいは矮小化して、批判の目から隠したいという行動にもつながる。実際に暴力事件を起こした若者に指示をした、しない、言った言わないという記者会見に終始しようとした。若者は失うものは少ない。そこが権力側との認識のズレを生じさせる。権力側の失うものはあまりにも大きいのである。

 森友学園や加計学園の問題も似たところがある。権力者を守るためには嘘やデータの捏造も辞さない。かつて、ナチスはユダヤ人絶滅を指示したデータを隠滅し、指示においても最終的解決という隠語を使った。オウム事件もそうだし、暴力団の組長の抗争指示も似たところがあると思うのは自分だけでは無いだろう。

 学問の府である日本大学が我が国の権力者の貧困と同質であったというところが悲しい。日大には医学部や薬学、芸術学部など社会的にも良い働きをし、影響の大きな分野が沢山ある。おそらく、内田前監督も井上コーチもその影響があまりにも大きいことに当惑し、記者会見での言葉も容易に選択できないのである。当事者として対応力の無い面々が右往左往しているのが現実である。


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新潟の幼児殺人事件に思う報道の危うさ


容疑者が逮捕されて一安心だが、流言飛語を煽るマスコミは反省しない。


新潟の小学生殺人事件についてテレビ報道は連日続いている。容疑者が逮捕されたが、それまで、近隣や小学校関係者の噂のような情報で、不審な白い車、サングラスをかけ、黒づくめの服を着てマスクをした怪しい男の情報が何度も話題になった。この報道を聞くたびに笑ってしまったが、いかにも、想像の変質者である。このような事件では、意外な人物が犯人であることが多い。PTA会長が犯人であったり、近所では挨拶をきちんとする青年であったり、いかにも普通の人間が異常な行為をするのである。犯罪を行う人間は外見では分らないのである。


白い車などどこでも走っているし、黒装束の人がいたとしても今更そんな人物は同じ服を着て現れるわけがない。まるで、忍者の姿ではないか。全く無意味な犯人像であり、そんな話は疑わしいことを報道すべきだ。捜査上は、こうした犯罪は殺人に至るまでに、近隣居住者で不審な行為や逮捕歴、前歴のある人物から洗い出すことは常道であり、今回も事件の発生直後から警察はそのような不審者の洗い出しを行い、その成果が出たのである。幼児に対する特殊な変質行為の前例やプロファイルの想定ならわかるが、何の責任もない小学校関係者の妄想のような犯人像をいかにも実際にあったかのような表現で報道するのは安直としかいいようがない。今回の逮捕された容疑者にしても供述もあいまいで、問題は自白の強要があったのかとか、証拠のなかで、指紋の一致とか、証拠品の不明など真犯人に至る曖昧な情報を問題とすべきであろう。マスコミの調査とか、瓦版版レベルの報道の仕方に唖然としてしまった。キャスターの誰もが報道に疑義のある発言をしていない。彼らは皆、原稿を与えられ発言もコントロールされているのであろう。


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NHK 明日も晴れ 人生レシピ「解消 膝の痛み」キャスターは賀来千香子さん。2012年12月の再放送を見た。

変形性膝関節症は運動で治るというもの。剣道の高段者で、年配の方に膝が曲がらないとか、痛みに苦しんでいる人が見受けられる。

 蹲踞ができない、また、剣道形7本目の膝を落としての胴打ち後の残心が取れないといったことがあり、自分も心配している。
 幸いにまだそのような症状はないが、時々寝ているときに針で刺したような痛みが走ったときもあり、自分も危ういような気がする。

変形性膝関節症は推定患者2500万人とも言われる。何と高齢者のほとんどではないだろうか。加齢肥満、膝の酷使、O脚、X脚などで膝の軟骨が減ることが原因で骨が擦れて激痛が走る。自分は15キロ以上体重オーバーだからやばい。

膝の関節痛で外出や運動もできなくなり、動かないと、さらに症状が悪化する。膝の使いすぎが原因であるとされ、医師によっては痛み止めの処方だけで済まそうとすることもあるが、専門医師によって解決出来ることがわかる。

帝京大学整形外科 中川匠教授の指導で軽い症状は解消されることが番組で紹介された。自分も昔、腰痛が足上げ体操により内筋を刺激するだけで解決したことがあり興味を持ってみた。
近所の流行りの整形外科は高齢者で満員、医師の診断では椎間板ヘルニアといわれたが、別の病院ではM RIで検査、脊椎管狭窄症と診断されリハビリ医の指導を受けた。ヒアルロンサンの注射とか、針治療などは対症療法だ。

この道の名医は様々な症状の程度に応じた治療を行っており、専門医の差を感じた。膝とか、腰の整形外科には医師の能力差が大きい。

身体活用術の甲野善紀先生は、関節の使いすぎで膝や関節が障害を起こすというのは間違いといっている。そもそも、人間の生体反応として、使いすぎたらダメになるという単純なものではないことがわかる。バランスの良い負荷は生体を活性させるということもある。しかし、特にに女性に膝関節症は多い。骨粗鬆症はホルモンの影響もあるのだろう。必ずしも剣道が原因というわけではない。しかし、年配の八段の先生でも全く膝の悪くない方とそうでない方がおられる。剣道家の比率は少ないのではないか。

骨というのは筋肉に比べて成長が遅いし、年齢で衰えやすい。とくに、女性は骨阻喪症になりやすい。骨の劣化は確かに存在する。しかし、剣道の稽古で膝や骨の成長にはプラスになる部分もある。剣道の振動が骨を固く締まったものにする。膝の痛みは軟骨がすり減ると、小さな軟骨の破片が炎症の原因になる。 免疫システム が反応するという。動かさないときでも、骨の破片が原因で免疫システムが作動し炎症が起きる。どうも自弁の痛みはこれではないかと思った。

軽度の場合は大腿四頭筋 中でん筋 腰の筋肉強化で 膝の負担を減らす。 筋力の低下も膝の関節負担の原因なのである。
体操として、
膝を椅子に座り足を上げる20回1日3回、椅子から中腰の屈伸10回、2回/日で改善が見られる。
O脚の方は靴の足底板(保険適用 義足技師に作ってもらう)
重い荷物を持つ仕事を長くつずけた方は重症者になる場合もある。その場合は
人工膝関節手術 リハビリが必要だが、症状の重い人は驚異的な改善が見られる。
とても、興味深い番組であった。

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映画グレーテストショーマンを市川のコルトンプラザで見た

原作者: ジェニー・ビックス

アメリカのエンタテインメントではショーは重要な分野。ミュージカルだがこれこそアメリカというメッセージが込められている。この映画で見られる空中ブランコや曲芸が楽しめる立体パフォーマンスは、現代最高の総合芸術“シルク・ドゥ・ソレイユ”の原型か?
 バーナムを演じていたヒュージャックマンはX m enのイメージも強いが、彼はミュージカル、レミゼラブルにも出てトニー賞の受賞もしている。

 実物のバーナムは、興行師になる前は事業に失敗。沈没した船を担保に銀行から借入金をせしめ、やはりホラ男、山師と呼ばれても仕方がない人物だった。見た目が人と違う人間を見世物にすることで儲け、興行師として成功する。奇人、異形、奇形の人を集めて見世物にした。何も芸術ばかりが人々を楽しませるわけではない。しかし映画では、バーナムの純粋に人々を楽しませたいと願う無垢な情熱が、個性的なパフォーマーたちを劣等感から解放していくプロセスを、ストレートに抽出して行く。サーカス興行はアメリカのショウマンシップの原点なのかもしれない。彼の興行は後に史上最大のショウと呼ばれたリングリングサーカスに受け継げられた。ところが、サーカスは惜しまれつつ今年150年の幕を閉じた。この映画を見て、ドナルドトランプを思い出してしまう。話は変わるが、

物分りの良い政治、グローバリズムという幻想、公平とか民主主義の裏の階級社会に支えられていた民主党政権は終わった。トランプの猥雑な、強力なメッセージ性、暴力的な言動こそアメリカでもある。

                 実際のバーナム


ポップなアメリカの世界はヨーロッパとは異質だが、アメリカ人はヨーロッパのスノブな芸術も取り込んでいく。ヨーロッパの歌姫を興行に取り込み一儲けしたいというバーナムの構想は突然挫折する。しかし、彼とその仲間たちは雑草のように再生していく。

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日本人が知らない満州国の真実 宮脇淳子著
封印された歴史と日本の貢献

宮脇氏は日本の歴史教育の盲点を突いた見解にインパクトがあるのだが、彼女の歴史学ではなく、歴史に関するオピニオンが歴史修正主義者や右翼的な政治家に利用されそうな事が残念です。学問的な手法を取らずに断定的見解を言い過ぎるのだ。

この本で書かれているのは満州というよりは、日本の近代史である。
日本の歴史学習は近代史、特に第二次世界大戦前後はあまり教えられていない。古代史から順に教室で教えられても、第二次世界大戦まで行き着かないうち授業がしまうからだ。教科書はむしろ現代から日露戦争の辺りまでを第1章にして先に学ぶべきだと思う。何故明治維新が起き、その後日露戦争や満州事変、経済恐慌、2・26事件、第二次大戦や安保条約、日本国憲法を学んでから江戸時代や古代に戻った方が歴史の関心も違ったものになる。敢えて近代史を教えないように古代から学ばせているのかもしれない。

この本の著者、宮脇氏は歴史家というよりは独特のオピニオンを持っている。例えば日本人には憲法はいらないとか、朝鮮や中国の歴史に関してもかなり、独断的な説を言い切る。我々が検証しきれない領域について、正論を疑うから面白いのだが。例えば張作霖爆殺はコミンテルンの陰謀とか、ジャーナリスト的な推論を交えるから当惑してしまう。半藤一利氏などの評論が明らかにしている満州における横暴な陸軍の謀略を氏の嫌いな共産主義者のせいにするなど、彼女が批判するコミュニストと同じ穴の狢ではないか。かなり、定着した共産主義者の歴史観に我々は影響されているのは確かだが、どのような方法論で反論しているのかがわからない。我々の世代は日本史の教員は殆どがマルクス的な歴史観念で、資本主義の崩壊とか、経済を下部構造として政治や権力が形成されるという説明をしていた。大学に入り近代経済学、ミクロ経済学やマックスウェーバーの歴史観念が衝撃であった。ここではそのような説明はなく、人はお金だけでは動かないといった道徳観で解釈され、これでは歴史の説明は説得性に欠ける。

しかし、我々の歴史観はドイツ歴史学、ランケ以来の手法により実証性に重きをおいた解釈がなされる。それとは無縁の結果主義とも言える中国人や韓国人の歴史観に批判と解説を加えている。「満州族」による清、支那について鋭く見解を述べている。清朝の実態、日露戦争、朝鮮半島と日本の関係などが我々の知識を越えた見地、学識から説明される。我々の知らなかった中国近代史を学ぶことができた。

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スピルバーグ作品 映画 レディプレイヤーを市川の東宝シネマコルトンプラザで見た。 近未来、人類は思い浮かんだ夢が実現するVRワールド「オアシス」で生活していた。スティーヴン・スピルバーグがアーネスト・クラインの小説を映画化した、仮想ネットワークシステムの謎を探る高校生の活躍を描く。VR満載の映画であり、AKIRA、メカゴジラVSガンダムのバトルなど日本のポップカルチャーとハリウッドアイテム満載の映画という先入観で見た。
時は2045年、都市社会は崩壊し、貧困から抜け出せない人々はVRの世界に耽溺する。このバーチャルリアリティ世界はある天才ゲームプログラマーによって創造され、彼は亡くなる直前、彼が隠した3つのキーを探し出した者に56兆円のVR運営会社の経営権を譲るという遺言を残した。この鍵の一つをを最初に見つけ出した少年グループと経営権を握ってきた経営者とのバトルが始まる。
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これぞVRの支配する世界。VR空閑において人間はアバターとして行動する。ゲームの世界と仮想現実の映像の世界に入り込んで自分の思い通りの世界に変身しVRスペースを楽しむ。
少年たちは鍵の秘密を遊び心を持った創設者の気持ちを共有しているが故に、鍵を発見していく。少年たちはアバターとして巨大なアーカイブズをもった図書館に行く。そこで過去の制作者の記録が見つかる。スタンリーキュブリックのシャイニングやゾンビの世界、ゲームのレースバトルで連帯感を持ったアバターが現実に戻り友情をもって仮想現実の経営企業の支配と戦う。企業経営者はバーチャルの空間と現実社会の両方で少年たちと戦い、経営の独占を守ろうとする。このせめぎ合いが何ともストーリーを複雑にするのだが、
この映画のユニークなところ。かつてトロン(TRON 1982年)
が仮想現実のIT世界を描いた時代からの進化を感じさせる。トロンは「世界で初めて全面的にCGを導入した映画」として話題になったが、実際は前出の通りフルCGシーンは15分と短く、コストや納期の都合等で仮想世界シーンを完全にCGで作成する事は出来なかった。この為、多くのシーンで手描きのアニメーションが代わりに用いられた。この映像とは隔世の感がある。

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