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最近、駅前食堂、ケーキ屋、饅頭屋が消えつつある。その原因は何か。それはパンが美味しくなった事が原因だと思う。

昔はどこの駅前にも食堂があり、蕎麦屋だけではなく、天丼やカツ丼、天婦羅、刺身を食べられた。これがこの10年間に急速に消えていく。市川の京成八幡駅前にあった『大黒屋」が閉店となった。大黒屋は、かつて、八幡で最後を迎えた永井荷風の大好きなカツ丼や天丼を題し、また、鰻重などもやっていた。 永井はここのカツ丼を食べて帰宅後嘔吐、喉に詰まらせて窒息死した。当時は今のように駅前には食堂が少なく、外食の機会も無く、めったに食堂にも行かなかった。大体、寿司も、蕎麦も出前で家で食べるのが普通だった。自分も、大学受験で合格したとき、一家で大黒屋の鰻を食べに行った記憶がある。そんな時くらいしか食堂やレストランには行かなかった。今、八幡の京成八幡の南側は大規模な再開発がすすみ、風景も変わってしまった。かつては老舗の趣の会った大黒屋だが、永井荷風で有名なだけで、どこにでもある駅前食堂になってしまったのが、何となく物悲しい感じであったが、ついに閉店となった。

 もう一つはドルチア本店というケーキ屋さんである。ケーキ屋さんは競争が激しい割には市場が拡大しない。ドルチアはロールケーキやモンブランで有名であった。これが3月末で閉店となった。ケーキ屋さんが苦しいのは、近年パン屋のレベルが急上昇で、美味しいパンを売るパン屋が増え、さらに、ケーキまで扱っている。専門店よりは若干味は落ちるが、モンブラン、アップルパイ、ロールケーキも売っている。さらに、これらはコンビニでも売っている。もちろん、1個600円のショートケーキは美味しい。吉祥寺のアテスウエイという西東京No1のケーキ店は1つ500円、有名なモンブランは680円。

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ところが、消費者は、必ずしもお菓子には最高のものを要求しない。価格も大事である。ケーキ屋さんにはパンを売っていない。さらにコーヒーも飲むコーナーがあり、しかも喫茶店よりは安い。これでは、勝負は見えている。あおりを食らったのが和菓子屋さんである。大福とか桜餅、柏餅は売れるが、季節の和菓子が売れなくなっているのではないか。これも青息吐息の感がある。よほどの老舗でなければパン屋には叶わないだろう。美味しくなったパンはコンビニでも売るようになり、コンビニの弁当と共に日本の都市生活における食を変えている。駅前の飲食店の風景をも変えつつある。



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by katoujun2549 | 2018-04-26 22:46 | Comments(0)
アメリカはナチスドイツのように最初から戦争を志向している国ではない。外交努力を第一義としているが、戦争になった場合のシナリオはしっかり持っている。
トランプ・アメリカの最大の敵は中国、イラン、ロシアである。そして北朝鮮だが、この敵対順位を狂わせ、不利になることはしない。二方面での単独戦争は避けたい。しかし、代理人やサポーターがいた場合は別である。シリアやレバノンはイスラエルと連合して対処、北朝鮮は日本である。日本も韓国もあてにならないのが悩みどころ。だから、地上戦は行わない。韓国は北に飲み込まれるのが地政学上の常識。それを抑えるための武力行使はやる。北の核段階的廃棄を逃げ道にしようとする相手を屈服させては外交交渉にならない。しかし、トランプは条件交渉が必ずしも不成立になることを視野に入れている。イランに対しても核施設を破壊するため、イスラエルと連携し、シーア派を敵視するサウジアラビアを使う。シナリオを考えると次の通り。実行するかは状況による。

韓国の文在寅大統領は北朝鮮との交渉に躍起となっている。4月27日に行われる南北会談では朝鮮半島の非核化や平和条約に向けての話し合いが行われるという。狼と狐か狸会談。クマさんが、隙を狙う。ろくな結果にはならない。半年前まで金正恩とトランプの罵り合いや、反米プロパガンダ、ミサイル実験などを繰り返す状態から、冬季オリンピックの北朝鮮参加から始まる雪解けの流れは世界を当惑させた。ドナルド・トランプ米大統領が3月22日、解任を発表したマクマスター大統領補佐官(国家安全保障担当)の後任に、あのジョン・ボルトン元国連大使を指名した。C IAのポンペオが国務長官になり、今やアメリカは戦時内閣に近い。

大統領補佐官は上院による承認が不要な政治任用職であり、そしてアメリカが戦争への道を突き進むことも、トランプがそれを望んでいることもたぶん確実だ。トランプはマクマスター解任の約10日前、ティラーソン国務長官の更迭を発表し、タカ派のマイク・ポンペオCIA長官を後任に指名。「私が望む政権にとても近づいている」と発言した。海兵隊大将だったマティス国防長官が懸命に主戦派を抑えている。

ボルトンは北朝鮮への先制攻撃、イランとの核合意の破棄とイラン爆撃を繰り返し主張してきた。共和党内のより伝統的なタカ派は「力による平和」をモットーとするが、ボルトンの場合は「戦争による体制転換」が信条。アメリカの敵は壊滅すべし、と考えている。

金正恩はこうしたアメリカの体制変化に敏感に反応し、中国との関係改善のため、習近平にすがりよった。李外相はロシアのプーチンに状況を説明し、支援を要請した。これで、ロシア、北朝鮮、シリア、イランの独裁国家、西側世界から嫌われ者枢軸と、日本、アメリカ、イギリス、イスラエル、サウジなどの連合が第二次冷戦に突入した。海兵隊大将だったマティス国防長官は鷹派を押さえ込む懸命の努力を続けている。

アメリカは今もアフガニスタンの地上戦に関わっており、これ以上陸軍の犠牲を避けたいが、海軍と航空戦力による介入は行うだろう。北朝鮮がうまくいけばイランにも応用する。イランの方が容易い。
アメリカの巡航ミサイルと、無人飛行機グローバルホークやプレデターの能力、 A10、F22ラプトル、F35、B2のステルス系機攻撃力は今や計り知れないパワーとなっており、中国や、ロシアにこれを見せつけたいだろう。日本の主力戦闘機F15はステルス機にかなわない。F22に10対0で撃破されるシュミレーション結果だ。レーザー砲、レールガンを備えたズムヲルト級駆逐艦が2019年までに3隻実戦配備され、これらをネオコンは使いたがっている。しかし、口実が必要である。
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シリアの毒ガス都市攻撃にはトマホークによる反撃を行っている。トランプの核廃絶要求とミサイル実験の中止は絶対条件、北朝鮮にも、妥協はしないだろう。もし、6月ごろ行われるかもしれない金・トランプ会談が決裂したら容赦ない航空攻撃でレーダー網を破壊、制空権を握った上で、地上軍事施設、核施設の破壊を実行するに違いない。トランプは北の核廃絶は逃げ場を作らないようにするだろう。合意は無理。アメリカは度々裏切られたことを忘れない。その構えが本物であると悟ったからこそ金正恩が動き出した。今のところ不完全な北の核開発が本格化しないうちに施設を破壊し、北の内部崩壊を待つだろう。もし、それが起きたら、
中国はそれ見たことかと、朝鮮に侵攻。

韓国の北の砲台制圧のための地上軍侵攻は文政権下では有りえない。韓国は国境線の北の長距離砲施設破壊をアメリカの手に委ねるだろう。あるいは4千門の大砲は沈黙。南北会談の条件交渉で、朝鮮半島から米軍が引き上げたら、北は核とミサイル開発を再開する。アメリカは、裏切られたと世論を動かし、北への攻撃が始まると見て良い。金正恩は昔の日本のように、アメリカの軍事力を侮ってはいない。航空攻撃を最も恐れている。金一族は中国に保護されるか、ロシアに逃げて抹殺される宿命。これまでの因果が巡ってくる。だから、かつて、イラク戦争の時のアジズ外相のように、李外相がバックアップを求めてロシアやスゥェーデンに駆け回っている。

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新宿THOシネマズで41日初日を見た。PM6時からの回だが満席だった。アカデミー賞主演男優賞と日本人の辻一弘がメイクアップアンドスタイリング賞を受賞した。ドラマは地味な内容だったが、チャーチルの姿生き写しの主演男優ゲーリーオールドマンが光った。「世界を救った男』は、2017年のイギリス映画。 首相に就任したばかりのウィンストン・チャーチルを主人公に、第二次世界大戦中の激動の時代を描いた。ジョー・ライト監督。イギリス映画は伝記ものを描くのが上手い。DarkestHourが映画の原題。

チャーチルの首相指名から物語は始まる。議会は随分暗い照明。チェンバレンの失政が戦争を招いたと労働党から非難され、彼は辞任。チャーチルは首班指名を受け議会で演説。チェンバレンが見守る。Victoryがコンセプトで、平和とか交渉という言葉は無かった。宥和政策のチェンバレン。タイピストのレイトン、チャーチルの妻を軸にチャーチルを見守る。30万のイギリス軍。フランスは10万が降伏してヨーロッパはドイツに蹂躙されていた。ハリファックス卿とチェンバレンとの会談でチャーチルをこき下ろす。彼は100のアイデアを出すのだが96は危険と和平交渉に進もうとする。チャーチルはフランスの戦況を視察、反撃計画を意識してその機会を狙う。酒を飲むチャーチル。やたらとウイスキーを飲んで葉巻を吸っている。チェンバレンも生き写し。彼はチャーチルの戦時内閣大臣だったが胃ガンで半年後に亡くなった。チャーチルはキケロなどの言葉を知る雄弁家。逆境に面し勇気と呼びかけている。ラジオの初放送。 チャーチルの演説中の「前進」は嘘だと彼も悩む。Vサイン はクソ喰らえという意味でもある。戦時内閣は和平の道を探り、真実の負け戦を語らないチャーチルを攻める。国王のジョージ6世はチャーチルを危ぶむ。30万を救うため、カレーの英軍4000人を犠牲に。チャーチルはイタリアの仲介を断る決心をする。ルーズベルトとの会談もすれ違って苦悩するなか、ラムゼイ提督にダイナモ作戦を発動。小型艦によるダンケルク英仏軍救出作戦である。ヒトラーはこの時点でイギリスが屈服するとみたためか、追撃の手を緩めた。このチャンスが生きた。カレーの英軍の抵抗は無駄ではなかった。

国王との昼食がセットされ、毎週二人は会う。国王がカナダに亡命することも提案されていた。彼は拒否する。小型艦、民間船徴用による ダイナモ作戦を進めるなかカレーの英軍は60パーセント死傷し、絶望的状況に。

チャーチルは悩みました。彼のタイピストも兄が戦死し、苦しんでいた。彼の目線は国民に向かう。「絶対に屈服してはならない。絶対に、絶対に、絶対に、絶対に。」

ヒトラー 、あの伍長ペンキ屋に屈するのか、子分のムッソリーに仲介してもらい和平交渉をして何になる。彼は突然、地下鉄に乗って乗客に意見を聞いて励まされる。国王もチャーチルを夜中に訪れ、彼を支持する意志を示した。チャーチルは国会で断固戦う演説をすると、万雷の拍手。ダイナモ作戦は成功した。政治的交渉のなかでは国民の意志は無視される。しかし、国王とチャーチルは国民を向いていた。政治のリーダーシップのお手本である。We Shall Never Surrender!という彼の名演説でドラマは終わる。「絶この映画は彼のW対に屈服してはならない。絶対に、絶対We WWeWeに、絶対に、絶対に。」
絶対に屈服してはならない。絶対に、絶対に、絶対に、絶対に。」

ノーベル文学賞を取ったカズオ石黒氏の「日の名残」はその融和グループの背景が語られている。貴族社会のイギリスということを忘れてはならない。チェンバレンやハリファックス卿という貴族勢力との戦いでもあった。

最近、この時チェンバレンの融和策が成功していたらというドラマSS-GBがあり、チャーチルはヒトラーに戦犯として処刑されている。(注)

(注)原作は、スパイ小説やノンフィクションの巨匠として名を馳せる英国の作家レン・デイトンの同名小説


・・We shall go on to the end, we shall fight in France, we shall fight on the seas and oceans, we shall fight with growing confidence and growing strength in the air, we shall defend our Island, whatever the cost may be, we shall fight on the beaches, we shall fight on the landing grounds, we shall fight in the fields and in the streets, we shall fight in the hills; we shall never surrender, and even if, which I do not for a moment believe, this Island or a large part of it were subjugated and starving, then our Empire beyond the seas, armed and guarded by the British Fleet, would carry on the struggle, until, in God’s good time, the New World, with all its power and might, steps forth to the rescue and the liberation of the old.・・・”

1940年7月4日上院における演説 ”We Shall Fight on the Beaches”より抜粋


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