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浦安のイオンシネマでボヘミアンラプソディーを見た。エイドライブでのパフォーマンスが圧巻であった。映画の1985年のライブは実写の合成だとは思うが、あの時代の熱気が伝わって来る。何度も見たり、エンディングで涙する人もいるらしい。自分はロックは不案内だが、ロックユウとかチャンピオンは知っていた。ロックという音がどのように作られるものかが興味深い。自分は感動した。クイーンのメンバーは自分と同世代だ。ビートルズは上の代。そのあたり、同じ時代を駆け抜けた親近感がある。
クイーンの天才ボーカル、フレディはインド人移民の子。音楽に夢中のフレディは家庭では孤立。はぐれ学生のスマイルにボーカルで入って大爆発する。そのブームは今回で3回目。最初のデヴュー時期のヒット、次はフレディが亡くなった時、そして、今回。この映画世界で6億ドル、日本でも12月時点で320万人の観客を動員、44億円の興行収入である。主演のレミ・マレックはアカデミー賞最有力候補である。観客動員はすごいが、批評家の判定はイマイチである。クイーンに詳しいマニアックなファンからも厳しい見方があるかも。この映画の成功は中心をクイーンの音楽に置いたことで、フレディの心の闇に重点を置くと奇妙な映画になっただろう。そこが連中には気に入らない。
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彼は天文学や歯科医の大学生のはぐれものバンド、スマイルにボーカルのシガーソングライターとボーカルで売り込み、一緒にクイーンを編成する。
アルバムを自主制作し、その様子を目に留めたEMIのジョン・リードは彼らをスカウト、ポール・プレンターが担当マネージャーとなる。フレディはさらに名字を「マーキュリー」に改名、デビュー・世界各国でのツアーとクイーンが躍進する中、フレディはメアリーにプロポーズする。
やがてクイーンはEMIの重役レイ・フォスターからヒット曲「キラー・クイーン」の路線を踏襲する曲を制作するよう命じられるが、同じことの繰り返しを嫌う彼らは反発する。フレディはオペラをテーマとしたロック・アルバムを作ると提案し、郊外のロック・フィールド農場のスタジオでの曲制作とレコーディングが始まる。その時彼がレコードをかけるのだが、マリアカラスのカルメンであった。メンバーの喧嘩を交えつつも、熱意を注いで完成されたアルバム『オペラ座の夜』の出来に彼らはおおいに満足する。しかし6分という長さと斬新な構成の曲「ボヘミアン・ラプソディ」のシングルカットを、フォスターは「ラジオでかけてもらえない」と認めずクイーンと徹底的に対立。しかしフレディ自らラジオに出演し、「本来ならラジオで聴けない曲」と同曲を独占放送、マスコミには酷評されるが大ヒットする。フレディ役ラミーマレックの演技が光る。
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ロックバンドの成功に並行してフレディの孤独とゲイであったことの苦悩が描かれる。インド人の親は何とゾロアスター教徒。彼は猫好き。シリアスな物語のなかに猫が可愛いらしく描かれる。死を覚悟した最後にはゲイを隠さず、エイドライブは彼の人生最後の気合の入ったパフォーマンスだったことが分かるyou-tube;
queen live aid 1985 full concert
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1985年のライブエイドでのパフォーマンスは圧巻であった。
1991年45歳でエイズでフレディ死去。彼がゲイであったため婚約者エミリーとの別れやクイーンの仲間との確執と友情が熱く描かれる。バンド仲間の様子も実物そっくりで好演技であった。フレディ・マーキュリーは晩年をスイスのレマン湖畔で過ごした。彼の遺産は元恋人のメアリーが相続した。
後日談だが、ギタリストのブライアン・メイは天文学をインペリアルカレッジで学び中学の教員をしていた。決して落ちこぼれではない。インペリアルカレッジはイギリスの理系のトップ校で、マハトマガンジーも卒業生。15名もののノーベル賞を取った卒業生がいる。彼はフレディの死語博士号を取っている。
概略次の通り。

  1. ^ 動物愛護団体PETAから2012年のパーソン・オブ・ザ・イヤーを受賞
  2. ^ 博士論文のタイトルは“A Survey of Radial Velocities in the Zodiacal Dust Cloud”(黄道塵雲における視線速度の調査) - WorldCatロックバンド『クイーン』のメイ氏、天体物理学の博士論文を出版(WIRED.jp、2008年8月6日) より。


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by katoujun2549 | 2018-12-12 21:50 | Comments(0)
この世からネズミやハエを一掃することは難しい。もし、殺虫剤、毒ガスや放射線を使って一掃しようとすれば人間も消滅してしまうだろう。同様にISやタリバンをこの世から葬るには核兵器を使用するしかないがそれでも、絶滅は無理ではないだろうか。山の中や砂漠やジャングルに封じ込めておけば良い。アメリカ大統領トランプは撤退したい。ところがアメリカはこの封じ込めに成功していない。昔と違い、ISの残党は民間航空機で世界中に行ける。あの9・11の悪夢は消えない。絶対に必要なことは首領級、ザワヒリを抹殺することーーーーーー「タリバンがアフガニスタンを制圧したら......イラクとシリアを苦しめてきたジハード(聖戦)の大勝利になる」「聖戦士の一部の故郷だから、その意味は大きい」
ニューズウィークによると、ウサマ・ビンラディンの後継者アイマン・アル・ザワヒリが「アフガニスタンに到着したか、既に滞在している」という「証拠」もあるという。

そんな悪夢のようなシナリオを示せば、トランプも米軍の完全撤退を再び断念し、CIAや民間の軍事会社に頼る「深入りしない」方法を選ぶかもしれない。ボブ・ウッドワードの『FEAR 恐怖の男──トランプ政権の真実』(邦訳・日本経済新聞出版社)によれば、CIAは今も約3000人のアフガン戦士を動かしている。2001年以降アメリカ軍の犠牲は2800人近い。現在、アメリカは年に約450億ドルをアフガニスタンでの軍事作戦に投じている。これまで8410億ドルから(退役軍人の心身ケアなども計算に入れれば)1兆700億ドルとされる。

軍隊の疲弊も激しい。どれだけの兵士がアフガニスタンに何度派遣されたのか、正確な数は分からない。だがランド研究所によれば、01年の同時多発テロ以来、合計277万人の兵士が世界各地(主として中東と南アジア)へ、延べ540万回も派遣されているという。7月末までにアフガニスタンで2372人の兵士が死亡し、2万320人が戦闘で重傷を負った。

だからといって反乱軍に勝てるわけではない」と、アフガニスタンでの経験が長い元CIA工作員のアルトゥーロ・ムニョスは本誌に語る。「こんな戦略では勝ち目はない」現地でCIAを指揮していたケビン・ハルバートも同じ意見だが、少数精鋭の特殊部隊やCIA部隊が残れば最低限の目標を達成できる可能性はあると言う。アルカイダやISIS(自称イスラム国)が「私たちへの攻撃を計画し、兵士を訓練し、テロを実行する基地を作る」のを阻止するという目標だ。「そういう事態だけは避けたい」

アフガニスタンの将来に関しては、タリバンも重要な鍵を握る。「反体制武装勢力の専門家の一致した意見は、とりわけ外国が絡んだ場合は、戦争の泥沼化が武装勢力にとっての勝利となるということだ」と、ジョンソンは言う。「これまでの歴史を見れば、軍隊を送り込む側の国民は、果てしなく続く血みどろの膠着状態は支持しない」
「タリバンはそれを承知だ」と、ジョンソンは言う。「彼らに言わせれば『アメリカ人には時計があるが、こちらには時間がたっぷりある』のだ」
<本誌2018年12月11日号掲載>
現代文明を維持するには、その恩恵にあずからないグループの妨害を抑えるコストを覚悟しなければならない。文明対野蛮の対決である。これを共通認識にいかに世界が連携するかである。テロの温床となる国家、テロリストに乗っ取られる国家はあってはならない。

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by katoujun2549 | 2018-12-11 20:58 | Comments(0)
近年、新聞報道が形骸化して、読みごたえのあるルポが少ない。テレビのニュースもバラエティー化し、受け狙いのご意見の横並び。ネットのニュースはどこまで信用してよいのやら。そんな中、日本の抱える目に見えないところで着々と起きている、見たくない諸問題を曝している。著者は「貧困大国アメリカ(岩波新書)」でリーマンショック後のアメリカの姿ー暗部を見せてくれた。安倍政権はアメリカの圧力に屈する政権だ。そのお陰で、いつの間にか日本は農薬大国になってしまった。2008年頃からラウンドアップ(グリコサート)の規制は緩和される一方なのである。世界で一番農薬漬けになっているのは中国でダントツである。だから、日本では中国産のニンニクなどの人気がない。しかし、次は韓国、3番目が日本なのである。安倍政権の生き残りのために国民が犠牲になる構図。
 ご本家のアメリカは8位にすぎず、日本の30%くらいしか使っていない。アメリカではネオニコチノイドの神経作用により2025年までに子どもの半分が自閉症になると警告されている。アメリカはベトナム戦争の枯れ葉剤の悪夢から除草剤の使用に慎重なのである。
この10年のアメリカの変化を堤氏は我々に示してくれる。短期のアメリカ観光ではわかり得ない世界。明日は我が身、日本でも起きている貧困層の拡大などの現実。アメリカはかつては日本にとっては輝ける未来を示していた。ベトナム戦争以降、色褪せたがそれでもアメリカンドリームは存在した。リーマンショック後のアメリカは没落する中間層の姿と1%の勝ち組のgreed、貪欲による分断に直面している。オバマの登場からトランプの時代になり、庶民の生活に視点を当てるとこんな姿が見えてくるという著者の視点は鋭い。

日本が売られるというのは安部政権の5年間の政策の結果でもある。著者のアメリカ観を紹介しよう。見事にスケッチしている。今のアメリカは5年後の日本と考えてよい。10年前、小泉政権はアメリカのレーガノミックスを真似、市場開放、規制緩和、公共投資の縮小を行った。郵政民営化で何がよくなっただろうか。規制緩和で、金融機関は不況、大規模商業規制は撤廃されて巨大なショッピングモールが生まれ、商店街はシャッター通りに、人材派遣業で非正規雇用が増えた。フリーターなど若者の貧困化と少子化は進んでいる。教育界はブラックな勤務で教員は残業にあえぐ。甘い認可で大学は乱立、地方税、介護保険、健康保険の重圧で国民は苦しんでいる。もうこれらの増加は止めなければならない。それなのに、同じ事を続ける安倍政権。アメリカの失敗に学ぶことはせず、言いなり。

 堤未果
民衆が鉄槌を下した「強欲資本主義」 ヒラリー・クリントンの蹉跌
「嫌われ者対決」と呼ばれた二者択一で、「排外主義」への嫌悪感より大きな争点となったのは、超富裕層が政治を金で買い、自分たちだけが儲かれば良いという「金権政治」への怒りだった。そしてまた、過去数十年で「株式会社国家」と化したアメリカで、足下が崩れてゆくことに気づかずに、大衆への影響力を過信していた、企業マスコミの敗北でもあった。

 そもそもこの選挙戦自体、序盤から異色だった事を思い出して欲しい。既存の2大政党の外から来た候補者2人が国民の支持を集め「サンダース・トランプ現象」を生み出した。その背景にあるのは、過去数十年アメリカが推し進めてきた「グローバル資本主義の副作用だ。

 NAFTAなどの自由貿易で生産拠点が海外に移り国内の2次産業が疲弊、かつて中流層や大卒者が得ていた所得は1%層株主の懐に入り、国内に還元される税金の大半がタックスヘイブンへと消えてゆく。彼らは法外な資金力で政治家を買収し、アメリカの政治は金で買える投資商品となった。

 そこで彗星のように現れて「超富裕層だけが儲かる自由貿易条約」に反対し、「政治と業界の癒着を断ち切る」と訴えたオバマ大統領に期待がかけられたが、蓋を開けると彼もまた、巨額の政治献金への見返りに、グローバル企業とウォール街を利する政策をせっせと実行、対テロ戦争を拡大し、NAFTAのステロイド版と呼ばれるTPPを推進する始末だ。

 1%層は潤ったが格差は拡大。フードスタンプ受給者4300万人、労働人口の4割が職につけず、学資ローン債務は1兆ドルを超え、ホームレスシェルターには人があふれ、頼みの綱だったオバマケアも肝心の薬価と保険料が上がり、来年さらに約25%の値上がりが来るという。
政権交代も黒人大統領の「チェンジ」も幻想だったという失望が、投票率低下と2大政党離れを加速させ、1%から選挙献金を受け取らず、金権政治とグローバリズムに反旗を翻すサンダース・トランプ両者への期待になった。

 だが民主党は党大会でサンダースではなくヒラリーを指名。この時点で、本戦の争点となる国民の関心が、党派を超えた「政治とカネ」である事に気づかなかったのは、自らも金権政治に浸かり、民の声に疎くなっていた民主党幹部の最大の誤算だろう。その後党幹部によるサンダース降ろしの工作がバレて委員長が辞任、これが結果的にサンダース支持者のヒラリー離れにつながってゆく。

 女性でベテラン政治家でも、ヒラリーはワシントン支配体制のイメージが強すぎる上に、国務長官時代に巨額の献金を受けたサウジやカタールなどへの武器供与疑惑や、ウォール街からの平均20万ドルという法外な講演料や講演録、CNNとの癒着などがこの間次々にウィキリークスなどから暴露され、まさに国民が不審を抱く「政治とカネ」の象徴を思わせてしまう候補者だった。
目先の金に飛びついた企業メディアの強欲が、結果的に業界との癒着を批判するトランプを利することになったのは皮肉な結果といえるだろう。泡沫候補とあなどっていたトランプを、主要メディアが視聴率欲しさに予備選で映しまくった事が、トランプの知名度を一気に押し上げた。

 ヒラリー対トランプの一騎打ちになった時、慌てた彼らは一斉にトランプを叩いたが、これがさらにヒラリーにとって裏目に出てしまう。トランプ選対がここぞとばかりにソーシャルメディアでヒラリーと企業メディアを批判、腐った既得権益(国民の敵)として描くことで、民の怒りをあおることに利用したからだ。

 選挙終盤でFBI長官がヒラリーのメール問題を再捜査すると公言し、すぐにそれを引っ込めた事も、かえって隠蔽したような印象をふりまいた。金銭が絡むこの疑惑は、新政権になった後も捜査が続けられてゆく。

 既存の二大政党対立でもイデオロギーでもなく、今回の選挙戦はまさに金の流れが全ての中心だった。勝利したのはトランプ個人ではなく、彼が選挙キャンペーンですくいとった有権者の「金権政治」への怒りに、ヒラリーが癒着しすぎたワシントンの「支配体制」が負けたに過ぎない。

 そしてまた、ウィキリークスやFBI内部からの情報が選挙戦を大きく動かしたという事実は、世論は自分たちが動かせるという、企業マスコミの奢りに対する民衆からの鉄拳だ。

 今後必ず来るだろう、1%側からの凄まじい巻き返しにトランプがのまれてしまうかどうかは未知数だ。彼の排外主義は警戒し、厳しく監視してゆかなければならない。だが一度火がついた「トランプ・サンダース現象」の方は、今後も消えることなく、他国に飛び火してゆくだろう。


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by katoujun2549 | 2018-11-14 06:50 | Comments(0)

ソンケット



イカット


渋い色味とオリエンタルな紋様がお気に入り!絣の宝庫、インドネシア、スンバ島産の「イカット・パイクン」
インドネシアの小スンダ列島、その東南にあるスンバ島。
この島で「イカット」は生まれました。
「イカット」とは”結ぶ”という意味。「パイクン」は浮織布を意味します。このイカットという言葉が「絣布」の共通語として、インドネシア、そして、世界に伝わったものと考えられています。
イカット(絣)とは、糸を染める前に、部分的に他の糸でくくって防染し、織り上がったときに模様が現れるようにしたものです。
技法の種類としては、経糸をくくって模様を出す「経絣」、緯糸をくくって模様を出す「緯絣」、経糸と緯糸の両方をくくって模様を出す「経緯絣」があります。
渋い色味とオリエンタルな紋様がお気に入り!絣の宝庫、インドネシア、スンバ島産の「イカット・パイクン」
インドネシアの小スンダ列島、その東南にあるスンバ島。
この島で「イカット」は生まれました。
「イカット」とは”結ぶ”という意味。「パイクン」は浮織布を意味します。このイカットという言葉が「絣布」の共通語として、インドネシア、そして、世界に伝わったものと考えられています。
イカット(絣)とは、糸を染める前に、部分的に他の糸でくくって防染し、織り上がったときに模様が現れるようにしたものです。
技法の種類としては、経糸をくくって模様を出す「経絣」、緯糸をくくって模様を出す「緯絣」、経糸と緯糸の両方をくくって模様を出す「経緯絣」があります。

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バービアン

様々な民族が暮らすラオスには、伝統を受け継いだ染織文化が色濃く残されており、今もなお様々な民族衣装が使用されております。
ラオスの女性用肩掛け布パービアンは、縦二つに折って肩に掛けたり巻くなどして儀式の際に使用されてきましたが、様々な風合いを持つパービアンのうち、こちらのコーナーでは浮織りを施された物をご紹介致します。

その生み出される織物には、神話上の動物、身近な動植物、ドンソン文化の影響を受けた幾何学模様など、様々な文様が浮織りされております。

緻密な浮織り模様が広がる名産地サムヌーア製から、華やかな彩りのビエンチャン製、そしてタイ・デーン族(赤タイ族)素朴さが魅力のコットンベースの物など様々なタイプで取り揃えております。


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by katoujun2549 | 2018-10-27 08:04 | Comments(0)
中国人民解放軍 茅原郁生著
PHP新書

人民解放軍の陸軍中心の時代から転換し、習近平の覇権主義から海軍や空軍の増強、数量と質の拡張が著しく、尖閣諸島や防空識別圏の拡大などの緊張が我が国に大きな問題になった。何故人民解放軍が変化したのか。中国空軍の作戦機は2700機で世界3位、海軍艦艇は日本の3倍である。

中国空軍の最新鋭ステルス戦闘機 殲31
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著者は元自衛官である。国防最前線にいて中国軍の制度や歴史的変遷を丁寧に説明している。生真面目な内容は多少忍耐も必要で読み疲れるが、今や日本の仮想敵である中国軍の中核、人民解放軍の実態を研究し啓蒙的な内容で日本人が理解することは大切。歴史書ではないので戦記もないが、内戦から中華人民共和国の成立、朝鮮戦争、中越戦争、中印紛争、中ソ紛争、文化大革命、天安門事件といった中国の20世紀の事件における人民解放軍の改革、変遷が説明されている。国家は戦争の後の肥大化した軍を縮小することが難題となる。これを誤るとかつての日本のように、軍が暴走し、国を滅ぼす原因となる。
中華人民共和国の軍事組織は人民解放軍という巨大組織、武装警察、民兵からなる。毛沢東の人民戦争理論はベトナム戦争でグエンザップの戦争指揮に活用された。これまで、誘敵深入、強力な敵を自国に引き込み殲滅する日中戦争の人民戦線戦略は成功した。中国革命、日中戦、国共内戦、朝鮮戦争、中越紛争、中ソ、中印国境紛争、台湾との緊張を経て巨大になった軍組織に対し、鄧小平、江沢民、習近平などの歴代の指導者は改革を進めてきた。この本の半分以上はその経緯を説明している。共産党の軍としてシビリアンコントロールを守ってきた。しかし、実態に関する情報が乏しく、常に出されている方針に何が人民解放軍の問題なのか分りづらい。スローガンだらけで、巨大な組織運営には仕方ないことなのだろう。習近平の改革は権力闘争の手段として腐敗粛正を強力に進め、軍組織と装備の近代化を意図している。人民解放軍以来の伝統的な戦略や戦術は変化してきた。
毛沢東以来近代軍隊の特徴である職業軍人と国民が別々に存在するのではなく、民間および国民は軍事の準備形態である、とされる。政権は銃口から生まれるという毛沢東理論を基盤としている。しかし、近年の紛争では、イラク戦争で見られた近代兵器のハイテク化など、専門家としての職業軍人の性格が変化。湾岸戦争以来、指導部は改革の危機感を強めた。また、海軍力の強化は着実に進行し、今や日本の3倍世界第2の武力を持つに至った。
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中国は国産空母を持つ。しかし、カタパルト発進はできていない。今後原子力空母保有に向かうといわれる。


過去の栄光を捨てられない、軍人も世代交代となり、腐敗、汚職が目に余るようになった。経済の興隆に人民解放軍も巻き込まれ、様々な利権も生まれた。近年の米中の貿易問題や南沙諸島、スプラトリー環礁の軍事基地化など、中国の核心的利益追求と、軍事力による覇権主義は中国の国力の増大化に平行して起きている。習近平は実権を把握しているが、急速な30万人もの兵力削減という急進改革の行方に注目したい。中国は核とICBMを保有し、サイバー攻撃や10万人ものハッカー集団を活用して情報の簒奪を図ってきた。宇宙においても衛星攻撃実験など世界に挑発的な軍事行動を見せる。巨大組織が統合的に機能出来ない懸念はトラウマのようにあり、その為にソフト機能を充実しなければならない。情報戦を行うための世論戦、情報戦、法律戦を三戦として位置付け、非合法の謀略、政治外交力にも情報戦を展開している。中国の摩訶不思議なサイバー攻撃や国境侵犯など意図的に行われている。やりたい放題の国家戦略を世界の良識にあわせるつもりがない。経済成長の鈍化によって退役軍人の行きどころも、社会福祉もままならない時にどんな行動に出るのだろうか。中国は名目的な軍事予算ー直接的な軍隊の維持や装備に関する予算しか公表しない。しかし、実際は兵器の開発、施設、環境整備の莫大な費用は国家予算のなかで隠されている。21世紀において国共内戦や朝鮮戦争、国境紛争などを経て膨れ上がった軍の削減努力は続けられている。
ところが、軍備を膨張させたのは江沢民、胡錦濤の時代であり、内部腐敗もその辺りから起きた。習近平の中央軍事委員会による軍の党による権力掌握はこれからのアメリカとの対立を前に試練にたたされている。習近平が共産党中央軍事委員会による人民解放軍の掌握をどこまで貫徹できるかである。


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by katoujun2549 | 2018-10-25 09:01 | Comments(0)
1.ハチミツ

マレ-シアのキャメロンハイランドのブリンチャンには蜂蜜をテーマにしたショップとガーデンがある。中国人の事業家が経営している。テーマパークとしては、庭と巣箱があり、土産屋も大したことない。二回行く気がしない。しかし、そこで売られているのはトアランという木に巣を作る、大ミツバチから取る蜂蜜、これはピロリ菌を殺菌するという。

2.蜂蜜事業

比較的少額投資で可能な為、最近、
都心のビルの屋上などでも巣箱を設置して蜜の採取が行われている。
しかし、ビジネスとして取り組むと、食品衛生法、商工会との調整など厄介な手続きもクリアしなければならない。蜂は昆虫だが、動物であり、畜産業の一つだという。養蜂振興法というのがあり、業として行うには届けが必要。最初は巣箱を5つほど設置し、その内2個くらいにミツバチが巣を作ることから始まる。メンテは週に一度くらいダニや病気にやられたり、スズメバチに襲われていないかをチェックする必要がある。日本ミツバチは飼育が難しいそうだ。一年経つと巣立ちしてしまう。日本の蜂蜜のほとんどは西洋ミツバチだということ。
巣箱、防御服、蜜の分離器、蜂を追い払う煙出し機器など合わせて30万円くらいはかかる。とはいえ、仮に一斗缶に二個くらい取れたとしても、30万円を回収するのには何年もかかる。だから、ビジネスとして取り組むのは容易では無い。多分難しそう。巣箱の管理と在庫管理が必要だが、腐るようなものではないから、他の生ものより楽だろう。

3.バザーの品揃えにはよいかもしれない

1斗缶は18リットル、32リットル年に取れたとして、32000CC。500CC瓶で1個1000円で売って6万4千円にしかならない。30万円回収するのに5年もかかる。それも5年間上手くいったらのはなし。リスクや在庫を考えると、受託販売や店子的な場所貸しで品揃えを充実させることも良い。他の商品も売れ、合わせてバザーなどの商品が売れて初めて上手くいったと言える。
また、バザーには話題性も必要。自然保護に直結した目玉になる。福祉団体の事業として取り組む可能性を研究したい。

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by katoujun2549 | 2018-10-19 18:14 | Comments(0)
インドとの経済交流を進めることが安部政権の戦略であえう。中国の一帯一路政策に対抗しようとするのだが、気になるのが安部政権お追従議員が企業に政策的リーダーシップを発揮して、大失敗を引き起こさないことを願っている。経済交流は文化交流なども伴う人間交流であり、相互の文化理解が必要である。ところが、自分はこれを語れるほどインドのことを知らない。敢えて印象的なことだが、インド人の多いマレーシアで感じたことは、日本人にインドとの交流が到底無理ではないかと思われた。インドの巨大な人口、科学技術力、経済圏を見ると凄い可能性があると見るのは当然である。しかし、相当な研究と覚悟が必要である。

インド人はマレーシアに第三の勢力として定着している。クアラルンプールのバトゥケーブはヒンドゥー教の東南アジアの最大の寺院である。日本人はインドのことはカレー、雑貨、東京裁判のパール判事、ガンジー、核保有、イギリスの統治くらいしか知らない。インドの宗教はヒンドゥー教で民衆の生活習慣の基盤。アジアの宗教が無宗教国の日本人は宗教がどれだけ世界の人々の生活に密着した役割を果たしているかを理解しなければならない。
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1月31日はタイプーサムというヒンドゥー教の大きなお祭り。身体中に針や釘のようなものを刺す。奇祭である。インド国内では針を刺すのは禁止だがクアラルンプールでは自由。
ヒンズー教には重要な祭りが2つある。ディパバリというヒンズー教の新年を祝うための祭りとこのタイプーサムである。南インドのタミル族にはタミル暦という暦があるが、その暦の中で「タイ」とは「幸運の月」を意味し、「プーサム」とは「幸福の星」を意味する。つまり、幸運の星プーサムが天頂に達する幸運の月、満月の日に祭りが行われるから、タイプーサムと呼ばれている。月の運行によるため開催日は毎年異なり、今年は1月31日の開催だった。

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Read more: https://www.excite.co.jp/News/bit/E1517576910333.html#ixzz5TIo2EYPC

インドのモディ首相は2001年から2014年までグジャラート州首相を務め、3度再選され、同州の経済成長を実現した。清廉潔白であることも知られている。ヒンドゥー至上主義反イスラーム主義的言動でも知られ、一方で、後述する2014年のインド総選挙後には、「全国民とともに」という表現で、イスラム教徒への配慮を行うことを示唆した柔軟な政治家。核保有国だが、アメリカにIAEAに非加盟なのに批判の矛先を逸らすよう外交策で対応するしたたかさ。


NPTに加盟せずに核兵器開発を続けているインドと「国際原子力機関(IAEA)」の部分的保障措置協定を承認した8月1日のIAEA理事会で、オーストリアは協定の問題点を鋭く指摘しました。同国は、理事会での承認は、包括的保障措置協定を結んでいない国との原子力協力を禁じている。


2014年5月に開票された総選挙でインド人民党が勝利を収めたことにより、5月26日、第18代首相となり就任式を執り行った。インドの歴代の首相として有能な政治家で、日本の安倍晋三とも良好な関係。日本はスズキの車の輸出が好調で重要な、貿易相手国だ。中国の一帯一路政策に対する牽制において軍事的にも大切なパートナーである。しかし、自分はインドにやたらと目を向けたがる自民党議員が安倍の対中牽制策を忖度して、インドに取り入ろうとすることには不快だ。かつて、日本軍がインパール作戦死体の山を築いたことを思い出す。


インドと仲良くするのは悪いことでは無い。しかし、その特異なヒンドゥー文化や首相が熱烈なヒンドゥー教徒であり、さらに、日本人がどこまでインドに馴染んでいけるか、想像がつかない。マレーシアに行くとインド人が中国人の次に多く、そこで見たインド人は自分には馴染めなかった。バトゥケーブは東南アジア諸国最大のヒンドゥー教の一派の寺院。その極彩色と、祭の音響、怪しい神々に圧倒された。インドの街には神聖とされる牛がはべり、牛糞がまう。インダス川で死体を流し、その中で口を漱ぎ、沐浴する人々には辟易としてしまう。

一方で、彼らの理数教育や先端技術は著しい成長を見せている。アメリカにも医者.コンピュータ、ITCの技術者は移民も含め主要なポジションを占めている。日本ではカレーレストランがせいぜい。従業員は大方ネパール人である。インド商人は印僑とも言われ、巧みな交渉術で有名。そんなジャングルのような社会にいくら親日だからといって日本のペースで入っていけば、忽ち食い物にされてしまう。スズキの成功は罠かもしれない。企業にとってリスク対応は当然だし、採算の合わない事業はしないから政治家の思惑通りにはいかない。



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by katoujun2549 | 2018-10-08 10:30 | Comments(0)
竹刀袋を作ってみたバティック
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マレーシアからインドネシアにかけてバティックとソンケットという布地が有名である。バティックは蝋決染めのコットンであり、ソンケットは手織りの布地もあるが機械織りもあり、価格に大きな差がある。一方、バティックは2mで35RM(1000円)ほどで手にはいる。バティックで竹刀袋を作ってみたがとても美しく出来た。問題は何を作るかである。男の独り者では使いこなせない。とてもカラフルな美しい柄で3枚も買ってしまった。セントラルマーケットにはソンケットの専門店があり、一枚400RM1万3千円のものを買った。ソンケットはバリ島が有名だがマレーシアのものはデザインが良い。
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ソンケット
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ソンケット


金糸や銀糸を複雑に織り込んであるため、ソンケットは細かく裁断するよりも、織り柄を生かした使い方が向いている。マレーシアでは主に「サロン」(腰衣)として用いられ、男性ならば、ムスリムの男性がかぶる帽子や、ズボンの上に巻きつける「サンピン」という布にもソンケットを使う。女性なら、サロンのほか、肩にかけるショールとして身につけると、とても豪華な印象がある。





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by katoujun2549 | 2018-09-23 18:17 | Comments(0)

マンゴスチン
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キャメロンハイランドに行く山道に実っていたドリアン
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ドリアンを市場に運び込み、露店で売る。この時点で匂いが充満。
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ドリアン
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マレーシアには日本の果物は大抵あるが、値段が高い。だから、無理して買うことは無い。何と言っても、ドリアンはトロピカルフルーツの王だし、マンゴスチンは女王。ランブータン、ロンガン、バナナ、パイナップル、ジャックフルーツ、マンゴーなど5RM、200円も出すと二人でも食べきれ無い。今回、ジャックフルーツは食べたが、ドリアンは好みではない人もいたので、買わなかった。好き嫌いがあるから、一概に言え無いが、これを食べて、数時間内にビールや酒を飲むと下痢を起こしてしまう人がかなりいる。全員ではないが、かなり酷いという。ドリアンの味はジャックフルーツを甘くした感じ。とにかく臭いが凄い。都市ガスの臭いを思わせる。
ランブータンもロンガン、マンゴスチンはゼリー状の果実で、葡萄の方が美味しいが、とにかく年中あるし、価格が安い。
市街の露店には夕方になるとドリアンが運ばれ、独自の匂いが立ち込める。スーパーでは厳重にパックされ、匂いが出ないようになっている。ホテルでは持ち込み禁止。森に入ってみると、意外にも高い木だが上の方に、実っていたり、落ちたものもある。不思議だが、枝先ではなく、太い幹や太い枝から実っている。
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小ぶりな台湾バナナのようなミニバナナが美味しい
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ランプータンはロンガンに似ている


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by katoujun2549 | 2018-09-20 13:11 | Comments(0)
クアラルンプールに行くと、人々の宗教心に圧倒される。女性は頭にスカーフを被っているし、朝はコーランを読む音響が響く。中国人の多い地区では祭壇があり、街角や住居の前で線香が絶えない。マレーシアの宗教はイスラム教であり、国教でもある。インド人はヒンドゥー教だし、中国人は仏教か独特の神道である。カトリックとプロテスタントもいる。マレーシアの原住民や山岳民族は精霊信仰である。信教の自由は保証されている。中国人リムさんの話だが、政府は奨励金を使って彼らをイスラムに改宗させる。急には生活習慣を変えられないが、大目にみる。ところが、子供の代になると学校教育で徹底的に教育し、ムスリム化を推進する。一旦ムスリムで住民登録すると改宗できない。キナバル山の山道にはカトリックの教会の看板がやたら並んでいる。カトリックは教育と医療を盾に精霊信仰を圧倒し、改宗に務めている。政府は山岳民族が共産化したり、ゲリラになって反政府組織化することを恐れている。山岳民族が野ブタを食べるからイスラムに改宗しない人もいる。カトリックはそこを狙うのだろうか。プロテスタントは自らを耶蘇教、カトリックは天守教と称しており、昔の日本のような表現。
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精霊信仰のお面や彫像

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彼らはお面をかぶり精霊に変身、精霊は彫像に宿る。
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クアラルンプールの一番古いモスク。クアラルンプールというのは二つの川という意味だそうである。川の合流点。
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モスク内部には奥に祭壇はあるが殆どが祈りの場
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ヒンドゥー教のお寺はカラフル。バトゥケーブのヒンドゥー教寺院は巨大。左のカラフルな階段には人がいるが見えない。右の黄金像・シバァの次男、スカンダというヒンドゥー教の軍神最高司令官の巨大像、その高さたるや、42.7メートル。
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クアラルンプールのメソジスト教会
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コタキナバルのカトリック教会
聖ミカエル教会
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コタキナバルの水に浮いているように見えるモスク
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クアラルンプールの都心部にある中国人の神社
七福神などが祀ってある。


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by katoujun2549 | 2018-09-19 12:51 | Comments(0)