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最近、駅前食堂、ケーキ屋、饅頭屋が消えつつある。その原因は何か。それはパンが美味しくなった事が原因だと思う。

昔はどこの駅前にも食堂があり、蕎麦屋だけではなく、天丼やカツ丼、天婦羅、刺身を食べられた。これがこの10年間に急速に消えていく。市川の京成八幡駅前にあった『大黒屋」が閉店となった。大黒屋は、かつて、八幡で最後を迎えた永井荷風の大好きなカツ丼や天丼を題し、また、鰻重などもやっていた。 永井はここのカツ丼を食べて帰宅後嘔吐、喉に詰まらせて窒息死した。当時は今のように駅前には食堂が少なく、外食の機会も無く、めったに食堂にも行かなかった。大体、寿司も、蕎麦も出前で家で食べるのが普通だった。自分も、大学受験で合格したとき、一家で大黒屋の鰻を食べに行った記憶がある。そんな時くらいしか食堂やレストランには行かなかった。今、八幡の京成八幡の南側は大規模な再開発がすすみ、風景も変わってしまった。かつては老舗の趣の会った大黒屋だが、永井荷風で有名なだけで、どこにでもある駅前食堂になってしまったのが、何となく物悲しい感じであったが、ついに閉店となった。

 もう一つはドルチア本店というケーキ屋さんである。ケーキ屋さんは競争が激しい割には市場が拡大しない。ドルチアはロールケーキやモンブランで有名であった。これが3月末で閉店となった。ケーキ屋さんが苦しいのは、近年パン屋のレベルが急上昇で、美味しいパンを売るパン屋が増え、さらに、ケーキまで扱っている。専門店よりは若干味は落ちるが、モンブラン、アップルパイ、ロールケーキも売っている。さらに、これらはコンビニでも売っている。もちろん、1個600円のショートケーキは美味しい。吉祥寺のアテスウエイという西東京No1のケーキ店は1つ500円、有名なモンブランは680円。

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ところが、消費者は、必ずしもお菓子には最高のものを要求しない。価格も大事である。ケーキ屋さんにはパンを売っていない。さらにコーヒーも飲むコーナーがあり、しかも喫茶店よりは安い。これでは、勝負は見えている。あおりを食らったのが和菓子屋さんである。大福とか桜餅、柏餅は売れるが、季節の和菓子が売れなくなっているのではないか。これも青息吐息の感がある。よほどの老舗でなければパン屋には叶わないだろう。美味しくなったパンはコンビニでも売るようになり、コンビニの弁当と共に日本の都市生活における食を変えている。駅前の飲食店の風景をも変えつつある。



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by katoujun2549 | 2018-04-26 22:46 | Comments(0)
日本軍兵士 凄惨な死 吉田裕著 中公新書

日中戦争、太平洋戦争において、日本は軍事的失敗を重ねたが、その結果多くの兵士と民間人の死という犠牲を生んだ。兵士の目線で軍隊を見た結果がこの書では記されている。現代人の感覚からは気が狂っているとしか言いようがない。軍隊内の制裁という名のリンチ、精神病、虫歯の苦しみ、自殺、覚醒剤の使用、捕虜、食料不足等の暗部が何故生じたのかについても分析している。これらが曖昧にされるのは究極的には天皇の戦争責任に繋がるからだ。昭和天皇は戦況の殆どを知っていた。

第二次世界大戦の日本の死者の数は軍人250万人、軍属、民間人合わせて310万人に上った。この80パーセントが最後の1年間で戦死した。この死者のなかには、餓死、戦病死、自殺、海上の輸送船沈没による溺死など、戦闘死より遥かに大きな死があった。兵士に目を向けた戦争の実態を語り継ぐ貴重な資料である。無謀と言われたインパール作戦は体重50~60キロの兵士が30キロ以上の荷物を担いで行軍し、さらに擲弾筒や軽機関銃を担がされたものもいた。兵士の人権無視のもと、体力の限界を強いた。

徴兵検査、初年兵、物資や食糧の不足など、当時の兵士が直面した凄惨な実態を証言や推計、統計値、また海外の軍隊との比較をしながら示している。
日米の戦いは負け戦。どんな負け戦だったのか、読むに耐えないほどの酷さ。その原因が統帥権の独立と権限の分散をもたらした明治憲法にあった。教訓に学ばない職業軍人の石頭。兵士の人権の無視。隠蔽体質と無責任な資料の改竄、財務省の文書改竄は軍隊でも行われていた。部隊内部のリンチでの死亡、自殺、病死も名誉の戦死と記録。水虫、タムシ、不衛生、虫歯、精神病、物資や食料不足から来る飢餓。輸送船の沈没による溺死。体重の3分の一を越える荷物を担いでの行軍。すぐに壊れる靴や装備。疲労をおさえる覚醒剤、ヒロポン、麻薬の利用。こんな環境を大日本帝国陸海軍は兵士にもたらした。さらに圧倒的な火力差に対する無策。軍体制の結果、兵士はよく耐えたが、結果は連戦連敗。当然の結果だが、軍上層部は見てみぬふりに近い。
多くの兵士が、マラリアや赤痢、凍死に直面した。これは飢餓や過労、不衛生といった環境の悪さが原因にもなっていた。死への恐怖は精神面でも大きな影響があったが医療面での研究も対応もなされなかった。歩兵戦闘での世界の常識であった短機関銃、迫撃砲、戦車の装備は無視された。個々の戦闘は銃剣突撃といった人命軽視の戦法で支えられ、究極が体当たりという特攻であった。

これではアメリカには勝てないのは当然であった。圧倒的な物量、レーダー、ミッドウエイ海戦の不幸を語る以前の、近代戦を行う備えがなかった。この本は無謀な戦争計画の実態と無惨に散った兵士の姿を具体的に描いた内容、今ごろになって語られるのが不思議な位である。今日、戦艦大和は世界一とか、零戦パイロットの英雄的行動を描いた永遠の零などの日本軍を肯定するマスコミの動きがある。日本会議など、戦争の原因となった教育や家族制度にまで復帰の動きがある。戦争体験者が亡くなり、悲惨な過去を伝える人は少なくなると、そうした戦争で利益を得た人々が元気を取り戻し、北朝鮮の驚異などに乗じる。所詮彼らは森友学園問題や加計学園問題に繋がる利権に群がる輩なのである。この書は彼らに冷水を浴びせることになる。
大戦末期に犠牲者が集中したのは日本だけではなく、ドイツも同様であった。

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by katoujun2549 | 2018-03-26 01:43 | Comments(0)
京成八幡駅の北口出入口前にあるベトナム料理店サンフラワーによく行く。ここのママはベトナム人でなかなかのやり手。多少愛想がぶっきらぼうだが、ここはベトナム流と敢えて問わない。ベトナムの庶民的な屋台の雰囲気を味わうのだからこれで良い。何といっても、ここのベトナム料理は旨い。中でも、フォーボーコーという牛スジ肉をたっぷり使ったベトナム風ビーフシチュウが最高に旨い。ここのママさんが特別に調理している。フォーというのはベトナムの米粉ウドンで素麺を太くしたようなあっさり味。そして胡椒と酸味を効かせたビーフスープがなんともいえないハーモニーである。見た目がスジ肉やら野菜、パクチが散らされ、雑然としているが、スープが最高に旨いのである。理事会が遅くなって終わると、いつも日暮里から京成でか帰るのだが有り難いことに京成八幡の北口の前に店がある。
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ペコでこの店にはいると、無愛想なママがこの時はにこやかに迎えてくれる。Webサイトでも、ホーチミン市のフォーボーコーは最高に旨いと書かれている。ネットのblogでホーチミン市のフォークインという店のフォーボーコーは最高の味で絶対に日本では食べられないというが、基本的には同種の味。これが京成八幡の駅前で堪能できる。1400円と高めだが量は多く、腹一杯になる。
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スープが美味しいフォーボーコー、ビーフもスジ肉だ
けではなくタップリ。
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米粉のフォー

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by katoujun2549 | 2018-02-08 21:37 | Comments(0)
ドイツでは2011年徴兵法や軍人法等が改正され、徴兵制が停止された。徴兵制は廃止されず、緊迫及び防衛事態に際して復活できるように、憲法上の規定は残される。代わりに、志願兵制が導入された。これまでの徴兵制は男子を対象としていたが、志願兵制では男女ともに対象となる。期間は 12 か月~23 か月で、最初の 6 か月は試用期間である。志願兵は、1 年経過後には、海外に派兵されることも可能である。憲法改正のなかで自衛隊の国防軍としての位置付けがなされるが、徴兵制と志願制の研究がなされるべきである。現代の軍事技術は高度化し、1年でプロの軍人にはなれない。スイスなどは6ケ月であり、これは戦力というより国民教育のために徴兵制がある。何も徴兵制に進むべきだと思っているわけでは無いが、軍制度のあるべき姿がもっと議論されねばならない。今の自衛隊がどんな軍隊であるかが明確にされるだろう。かつての大日本帝国陸軍の徴兵を悪用した人材の消耗品化は許されない。自衛官の人材レベルがもっと議論されるべきである。

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イスラエルの女性兵士

ドイツの志願兵には、役務に従事した期間に応じて 777.30~1,146.30 ユーロ/月の給与及び手当に加え、クリスマス手当(19.20 ユーロ/月)、退職金(76.80 ユーロ/月)が支払われ、これらはすべて所得税が免除される。また、宿泊、食事、医療、帰省は無償となるほか、原職復帰が保障されて兵役に従事することができる。外国への派兵に際して
は、30~110 ユーロの日当が支払われる。

しかし、近年、ドイツ国内の治安悪化、徴兵拒否者のボランティアが無くなったことなどから徴兵制復活の声が高まっている。フランスのマクロン大統領も今年1月18才から21歳の男女の徴兵制を復活するという宣言をしている。徴兵制は国家にとっても若者にとっても実は美味しい制度なのである。但し、戦争が無ければの話である。日本も徴兵制を禁止しているわけではない。日本では行われないが軍事教育というのは必要である。戦争について無知であることは万一の場合、無知なために戦争犯罪を起こすリスクもある。戦前の日本が捕虜の扱いに無知だったために多くの戦犯を生んだ。徴兵制はうまく仕組みを作れば社会に貢献する制度である。近年、大学生に対する無返済の奨学金が自民党案で出されているが規模や社会的な影響など全く効果はないだろう。むしろ、自衛隊、いや国防軍に従事した若者には大学進学者には退職金を学資支援として割り増しで払う。勤務中は住居費、食費、衣服はタダ。2年で200万円は貯まる。これを学資にする。安倍発言として 徴兵制は非人道的な苦役の強要であると主張することは、徴兵制度を採用している国を「遅れた野蛮な国」と非難するに等しい。安倍首相はスイスなどを非人道的な国家と認識し、そのように呼ぶのだろうか。また我が国の軍事同盟国である米国は徴兵制を復活する可能性があるが、そのような「人権侵害」平然と行える「野蛮」な国と軍事同盟を結んでいることも問題ではないか。
  途上国にとって軍隊は国民の教育機関である。徴兵制を通じて読み書きや、集団生活、技術を習得させ、ネーションステーツ(国民国家)として基盤づくりに役に立てている。また産業が未熟な国では雇用対策という面も存在する。 徴兵制は非人道的な苦役の強要であると主張することは、徴兵制度を採用している国を「遅れた野蛮な国」と非難するに等しい。
イスラエルでは男女の徴兵制が建国以来の伝統である。
18歳で徴兵された若者は3年後、平均12カ国を周り世界を体験して45%が大学に進学する。そうした費用は徴兵期間中に貯金ができ、これが学資にもなる。だから彼らの大学入学年齢は23歳以上になり、現役入学生が重んじられる日本とは違う。彼らは高い目的意識をもって大学生になるのである。日本では到底実現できない社会システムである。
 移民の国であることから、ベンチャーに対して果敢な挑戦をする。彼らは3回ぐらいは失敗し、そこから学んで成功体験を得るのである。8200部隊はサイバー情報部隊であり、5000人ぐらいが従事しているが実態は不明である。近年ではシリアの核施設を破壊する情報、また、イランのウラン濃縮プラントを無力化することに成功している。こうした軍事技術関係者がアメリカでは大学教授になったり、車の自動運転、ウーバーのようなタクシーのスマホ利用の相乗りシステムなどを生み出している。
 エリートの育成に対して徴兵制を基盤に、高等教育への仕組みも機能している。日本がどうかと言えば幼児教育から大学教育に至る仕組みは我が国の教育制度もそれほど劣っているわけではない。しかし、現実は所得格差から来る学歴格差社会である。テレビのタレントがクイズ番組で見せる感じの知識を見ればビックリ。彼ら女優やタレントは高卒が多い。とにかく学力の低さに驚く。三流私大に行く若者は親の仕送りも当てに出来ずバイトに追われ、高校までの教育も満足に受けていない。算数は掛け算の九九を正確におぼえていないから割り算ができない。いくら英語教育を文科省が叫んでも、アルファベットの筆記体が書けない。彼らは実はマンガしか読まない文盲に近い連中である。日本の軍隊は確かに間違った道を歩んだが、軍隊が教育水準を底上げしたことは評価して良い。日本軍の兵士は日記をつけていた者が多く、米軍の情報源となった。野蛮なソ連兵士などと違い文盲はいなかった。

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by katoujun2549 | 2018-02-05 18:25 | Comments(0)

大相撲初場所3日目 両国国技館

60年ぶりに両国国技館の大相撲初場所に行った。3日目。十両の取組が終わったところだった。1階の南側12番目の枡席に大人4人が座ると結構きつい。前2人が足を手すりの下に潜らせると後ろの人が楽になった。昔はお茶屋さんがやたら焼き鳥やら、弁当、お菓子などを持ってきて、帰りは風呂敷にいっぱいお土産を持って帰ったもの。今は注文しないと出てこない。せいぜい、焼き鳥と缶ビールになったから変わったもの。子供の頃は、これが楽しみだった。多分、こうしたお土産が席料を高くしていたのだろう。改革されたのである。馬鹿でかいせんべいやらチョコレートなどあったが、べつに欲しいというものでもなかった。幕内のそろい踏み、横綱土俵入りと続く。白鵬、鶴竜、稀勢の里と横綱の土俵入りを見るのは嬉しいもの。

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幕内の取組の最初は前頭16枚目竜伝ー朝乃山から。石浦の下手投げ、阿炎、千代丸が順当な勝ち。蒼国来対安美錦は応援むなしく残念ながら安美錦の負け。今日のハイライトは稀勢の里、白鵬に土がついたこと。白鵬が負けたときは座布団が飛んだ。鶴竜は今回は調子が良さそう。危なげない勝ち。

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昨年末の日馬富士事件と相撲協会の対応でマスコミを賑わせたが、相撲観戦はやはり楽しい。日本人のみならず、外国人も楽しそうだ。幸せの一瞬だろう。今や横綱白鵬は悪役と化し、倒されると大いに湧いた。


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by katoujun2549 | 2018-01-16 21:33 | Comments(0)

ナポレオンはローマ法皇にキリストは実在の人か?と聞いた。法皇はナポレオン閣下が今実在されるのと同じように確かなことですと答えた。ローマ法皇も恐れぬ権力者の発言だ。しかし、当時の理性信仰が広まっていた、ヨーロッパでは、聖書の記述は信仰の世界であり、歴史的真実ではない。非科学的世界のことと思う人が知識人を中心に多くなった。これは19世紀には支配的な考えだった。ところが、イギリスを中心に植民地政策で、中東の支配が進み、考古学が科学的な影響から学問となり、ウルやウルクの発掘、エジプトの王家の墓が発掘されたり、聖書の世界がノアの洪水まで含めて、かなりの真実が証明され始めた。アラビアのロレンスもその発掘考古学者団の一員であった。エルサレムやガリラヤ湖の周囲のイエスキリストが伝道した諸都市も第一次、第二次大戦、中東戦争などを経て、発掘は遅れていた。第4次中東戦争以降、イエスが伝道したガリラヤ湖周囲の諸都市が発掘され、様々なことがわかってきた。死海文書の解読も行われ、バプテスマのヨハネなどは、エッセネ派の流れということも理解されてきた。イエスキリストがいた時代の生活環境などから、聖書の記述がかなりの事実であることを発見した。又、中には旧約聖書との整合によるこじつけ、後の世に書き加えたり、想像の産物だと見られる部分も明らかになってきた。興味深いのは後の世の名所旧跡や伝承より、聖書の記載の方が予想を越え、正確なことだ。イエスやマリア、ヨセフが実在した諸都市の記述から、イエスだけが存在しなかったことはあり得ないという


今月のナショナルジオグラフィックにその伝道旅行の真実性について特集が組まれた。キリスト教にとって、歴史的な真実かどうかは重要な要素である。それは、キリスト教の神は歴史的世界に現れ、人間に歴史の中でその権威や真理を伝えることが重要な軸となるからだ。旧約聖書も歴史の書である。エルサレムにはイエスが十字架につけられるまでに通った道や、神殿の跡などがあるが、考古学的に立証されたものではない。ところが、1970年以降発掘されたナザレの遺跡には、マリアやヨセフが暮らしていたと思われる住居跡が発掘されている。これらはかなり信憑性が高いものも含まれている。もちろん、イエスのエルサレム入り以降の足跡は新約聖書のハイライトだが、実際にイエスが歩いたのは推定で3年ほどの間ガリラヤ湖の周辺の小さな町々である。これらは何処にあったかはわかっていないものが多い。近年それらが発掘され、聖書に書かれているガリラヤでの伝道の足跡も明らかになってきた。ベテスダの池も修道院の下にあることが発掘された。最初の記述がイエスが育ったナザレの町である。生まれたのはベツレヘムであるとされ、そこには既に聖誕教会があり、毎年クリスマスには礼拝が行われる。観光名所にもなっているが、本当はその場所かどうかは立証されたわけでもない。ナザレには50戸ほどの集落でシナゴーグの跡もある。そこではガリラヤ湖で使う船なども作っていたから大工も住んでいた。そのうちの一人がヨセフだった。マリアが住んでいた家というのは、キリスト教の初期の頃、イエスの家として特定され、既にクリスチャンから礼拝の対象とされた跡が残っているのである。イエスがここで生まれたという説も有力だ。今のカトリックのマリア信仰よりずっと以前にマリアは崇められていたことが分かった。

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マリアの家の近くには、現在の地下聖堂(イエス傳育の杜)と呼ばれる建物群があるが、その地下の地層からは、沐浴場、地下洞、水槽、少し離れた場所にモザイクの敷石が発見されている。構造と様式から、イエスが幼少~青年時代に過ごしたとされるヨセフの家の伝承に良く合致する。マリアの家と同様に粗末な家は、地下洞に隣接していた。内部にはマリアに関する落書きなども見つかっている。

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ナザレは2つの渓谷に挟まれた、岩肌のゴツゴツする小さな山村と言えるだろう。住民はほとんどが職人か農夫で、オリーブ園やぶどう畑を営農し牧畜を営む農村地帯であり、ガリラヤ湖畔の喧騒とは無縁の土地でもあった。しかし、2世紀にはいると事情が一変してしまう。主イエスの出身地という事で、ユダヤ人キリスト教徒には広く良く知られた聖地となってしまう。ユリウス・アフリカヌスの『年代記』には、主の親族が住んでいると記されているし、2世紀の著述家でユダヤ人キリスト教徒のヘゲシップスも主の親族ユデ(ユダ)の子孫について記述している。ユデおよびその子孫は、ナザレで農夫として過ごし、ユダヤ人キリスト教徒とも暮らしていた。 ナザレ周辺にはイエスの一族が暮らしていた。


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by katoujun2549 | 2017-12-26 17:43 | Comments(0)

ホラー映画「I T


新宿ピカデリでI Tを見た。1990年のスティーブンキングの原作のI Tリメイクしたもの。最近、ハリウッドは種切れか、やたらリメイクやパート23とか続編ものが多い。その中では秀作だろう。前作よりはるかに怖い。デイトで、怖くて不安な彼女の手を握って一歩関係を前進させるチャンス。1915分の遅い上映時間にも関わらず、満席。ほとんどが若いカップルとか、大学生くらいの友達連れだった。ホラーものだから、一人では怖くて仲間が欲しいくらいに「怖い」という評判なのであろう。恐怖映画は汚い、キモい、怖い、不快、悲しい、グロさ、エロい、けしからん、バカバカしい、といった要素からなる。その意味で、全てをこれでもか、とばかりにこの作品は見せてくれる。時代は1986年代に戻って、時代考証がなされている。前作の恐らくはメイン州の古い町や街並みが再現されている。

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前作より今回の 道化師のクラウン怪人ペニーワイズは遥かに狂暴な悪魔である。前作ではもっとひょうきんで、それが怪しい恐怖感を出していた。この殺人ピエロは実在の子供殺しがモデルで、子供の誘拐や苛めはアメリカ人にとって現実味を持った恐怖。ジョンウェインケイシーといって33人もの被害者を出した伝説の連続殺人鬼。彼はチャリティーパーティーでピエロに扮していた。ピエロが怖いというモチーフは日本人にはピント来ないが、実際に起きた連続殺人事件やアメリカではよく子供が行方不明になるから現実味がある。日本ではお馴染みのピノキオは誘拐されるが、アメリカ人にはこの人買いに恐怖感があると聞く。ピノキオはホラーなのだ。

殺人鬼 ケイシーが書いたピエロの画。


前作がテレビ用に作られていた。この作品の主人公は子供たちである。スティーブンキングの名作、スタンドバイミーを彷彿とさせる、気の弱い、いじめられっ子と日本では信じられないくらい凶悪ないじめっ子の抗争が伏線になり、無関心な大人達が醜く描かれている。子供たちは大人から無視され、歪んだ欲望の的に晒されている。互いに憎しみ合う世界に弱虫連盟と自嘲するいじめられっ子達は団結し、I Tと戦う。ITは親達、あの汚い下水道はこの世の象徴である。子供達の友情と勇気こそ、未来を切り開くという結末が救われる。しかし、この映画は第1章としてエンドがあり、27年後、彼らが中年になって再会して、再びI Tと戦う次作が予見された。2019年に公開予定で製作中だそうだ。ストーリーは第1作が基本となる。自然豊かなアメリカの住宅地、石切場の水浴シーンなど、前作を想起させるように同じロケ地となっている。アメリカの平和な田舎町には秘められた邪悪な過去がある。人種差別、事故、醜悪な殺人事件など。スティーブンキングのテーマだ。前作よりCGなどが格段に進歩しており汚い下水や気持ち悪い腐敗感が再現されている。今回は子供達だけの物語となっている。悪趣味とグロ、下水とか、おぶはスティーブンキング作品の主要なモチーフ。


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by katoujun2549 | 2017-11-27 00:31 | Comments(0)
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ヘンリー・セリック 監督脚本の作品。彼はストップモーションアニメの達人である。ナイトメア、ビフォークリスマスや、コープスブライドなども彼の作品。これらはティムバートンと思っていたが、ほとんどが、セリック監督の気が遠くなりそうな、作業を積み重ねたアニメ作品。

声の出演者 ダコタ・ファニング、テリー・ハッチャー、ジョン・ホッジマン、キース・デイヴィッドなど。音楽 ブリュノ・クーレ

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上映時間 100

コララインは両親と新しい街に引っ越して来る。二人とも仕事が忙しくてちっとも自分にかまってくれず不満に思っていた彼女は一人で外出すると、ワイビーという少年が黒猫と共にどこからともなく現れ、また姿を消す。コララインは退屈しのぎに築150年のアパートの探検を始め、その最中に封印された小さなドアを発見する。


『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』の鬼才、ヘンリー・セリック監督が手掛けるダークで幻想的なアニメーションが、異次元のパラレルワールドを見せてくれる。

そこにはコララインの両親そっくりの夫婦が、コララインの望みの生活を体現させてくれる。ところが、彼らは自分の両親と違い、何と目がボタンなのです。

世界中で愛されている同名のファンタジー小説を映画化し、パラレルワールドに迷い込むヒロインの冒険と成長を生き生きと描く。主人公の声を担当するのは名子役、ダコタ・ファニング。

ダークな異次元世界が展開する。ボタンの目をしたココラインのママは実は蜘蛛の化身の魔女だった。本当の両親と近所の3人の子供が魔女により、囚われていた。ココラインは猫を仲間に、敢然と魔女に立ち向かう。

不思議の国のアリス、マルコヴィッチの穴など、穴を潜ると異次元世界には入るアナロジーは昔から空想のメタファーだ。パラレルワールドも海辺のカフカとか1Q38など村上春樹の作品に使われている。アリスの不思議な国は全く別の世界、トランプの女王に支配された国、マルコビッチの穴は空間をショートカットし、他人の部屋や遠隔地に通じていた。海辺のカフカと1Q38は時間を超えて異次元世界に繋がっていた。

空想の産物だが、知的な冒険を感じる。タイムスリップもその一つだ。





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by katoujun2549 | 2017-11-19 11:53 | Comments(0)

公開後4日目新宿のバルト9でブレードランナー2049を見た。163分の長編だ。海外では、前作の価値を損なわないクオリティとの評価を受けた。大体、続編は前作を凌ぐケースは稀で、二作目はオチャラカが多い。今回はしっかり引き継いでいるという評価。

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映像美が素晴らしい。荒廃したLA、変な日本趣味も引き継いでいる。リドリースコット監督の1982年の名作、ブレードランナーの続編。レプリカント狩警官のデカードはレプリカントのレイチェルと疾走したところで、前作は終わった。35年後、ララランドのライアンゴズリング演じるKがデカードの消息を追う。彼の控えめな存在感がほど良い。すっかり爺様になったリックデカード役のハリソンフォードが登場した。監督はブィルヌーブ。脚本はエイリアンコブェナントのマイケルグリーントいうので不安になった。彼の編集したエイリアン最新作は前作プロメテウスを見てないと分かりにくかった。このレプリカントというのは人間とどう違うのか?この作品はものすごく金がかかっていると思うが、そうしたところやCGの映像部は長尺のシーンが多く物語の流れが悪くなる。エイリアンもそうだった。これは実存主義や哲学者ビトゲンシュタインの問題ではなかったか?というところまで掘り下げてもらいたかった 

人間はどこから来て、どこに向かうのか?リドリースコットのテーマである。この哲学的テーマを映画で語ることは可能でしょう。しかし、読み解くにはあまりにも難題であり、映画という言語では伝えきれない。


Kは自分の出生の秘密を探る。2023.6.21という数字は生まれた時か?レイチェルは子供を産んで死ぬ。レプリカントが妊娠した。女性のレプリカントがかくまわれている。Kはその彼女と出会うが、まるでどこでもドアみたいに彼女のところに行くのだからびっくり。人間の記憶がコピーされるのか。このテクノロジーがすごすぎ。2049年にどこでもドアみたいなものが出来るとは思えない。

ウォレス社という会社はろくでもない、悪巧みの会社。レプリカントの反乱て前作のタイレル社は解体された。LAは以前核テロで大停電となりデータが消えレプリカントも次のバージョンになった。ウオレス社は次世代型の長寿命レプリカントを開発し、レプリカントによる世界支配を狙う。このあたりの経緯に関して、3つの短編映画が作られている。渡辺信一郎監督のアニメ2036。ネクサス・ドーン、ブラックアウト2022」補足の短編がこれだけ必要なのは編集の失敗だ。


記憶を可視化したり、実体と虚像が同期して、Hしちゃう。そんなテクノロジーが32年後に生まれるとは思えない。まるで麻薬の世界。女レプリカントのブレードランナーの登場も凄い。Kは何処にデカードがいるか突き止める。ミツバチの養蜂所の奥の館。デカードの所在を求めて Kは館に入る。そこにハリソンフォード演じるデカードがいるが、かなり暴力的な迎えかた。 Kがレプリカントなら弱すぎ。


ラケル の名前が登場。ラケルは旧約聖書の『創世記』に登場する女性。ヤコブの妻。父はラバン、姉はレア。 『創世記』によれば、兄エサウから逃れて伯父ラバンの元へきたヤコブはラケルを見初め、ラバンの「七年働けば結婚を許す」という言葉を信じて働く。ところが結婚式を終えて花嫁を見るとそれは姉のレアであった。

ロスに雪が降るんです。地球温暖化で海面水位が上がり巨大な堤防で街は守られている様子。人類とレプリカントは対立しているようなら作らなければいいのだが。突然レプリカントの反体制グループが登場、Kに真実を伝える。


デカードの住んでいるのは60年代の街みたいである。プレスリーがモノグラムに出てくる。3Dジュークボックスにシナトラが現れたり。未来テクノ満載でした。こんなところに金がかかっている。偽のレイチェルが登場するが、デッカードに見破られるとウオレス社の殺し屋レプリカントがアッサリ銃殺。だからR指定なのだな。レイチェルどうやって撮ったのか、昔の美しい映像そのまま。銃殺は漫画。美貌女優ショーンヤングは一時奇行でお騒がせ女優と言われたこともありましたが、最近も健在でyou-tubeのテレビインタビュウでおばちゃんぶりを披露して、美しさは相変わらずです。


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by katoujun2549 | 2017-11-01 00:18 | Comments(0)

離学者対応


比較的低偏差値の私立大学の頭痛の種が離学者の増加である。受験の際に滑り止めに幾つかの大学を受けるが、本命に入れなかった場合、浪人するか、不本意入学し、途中で退学して本命に再挑戦する学生がいる。また、入ったが合わないということで授業に出なくなり、辞めてしまう。これは

双方にとって残念なことである。そのために、入学前スクーリングや合宿などいろいろな対応策を学校側も練っている。 


そうした大学の場合、勉学の目標設定が出来ていない学生が多い多いと推定する。そのような学生は半数はおり、その中から100人もの学生が大学から出て行くのは異常。滑り止めで受験した学生だけでは無い。入学しても4年間を過ごす意欲や期待を持っていないという深刻な課題になんとか解決策を見つけることが、財政を立て直す課題である。辞める学生がどこに行くのか、何故かは大学も分析されているだろう。自分は内容を見ていない。しかし、解決策はそれほどあるわけではない。そうした学生が期待や希望を持ち、充実した4年間を過ごし、職業選択に満足出来ればかなり歯止めがかかる。学問の体系や、カリキュラムを彼らが満足するよう組み立てるのは容易ではない。少なくとも、アカデミックなとりくは返って抵抗を受ける。そのような学生は勉強の意欲や目標も希薄で、勉学の習慣も乏しいことが推測される。また、成功体験が少ないため、興味が続かない。何とか、残った学生はリベラルアーツ教育で送りだし、学士のクオリティを守る。

留学生も同様である。彼らを満足させるには、

1.勉強以外の楽しみを与えること。部活などの充実も有効

2.実用的で社会に出て役に立つ職業訓練の科目、漢字検定、販売士検定、秘書検定や

 簿記三級などの支援講座の充実

3.心理カウンセラリングを通じ、大学生活のビジョンを学生に与える

4.保護者の理解:途中退学の不利を訴える

5.意欲の無い人を育てることは難易度が高い

 経営にしても、勉学にしても最難関の課題であることを再認識し、退場してもらうことが、効率としては良い。それが企業では常識。そのことが本人にとり、大きな損失であることを教育すること。また、教育の質を維持する。



                                    以上



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by katoujun2549 | 2017-10-20 12:05 | Comments(0)