韓国最高裁の徴用工賠償判決の意図 日本は格好の餌と化した

元徴用工訴訟の韓国最高裁判決で日韓関係が大幅に冷え込んでいる問題に、北朝鮮も「参戦」した。

これまでも北朝鮮は島根県の竹島(韓国名・独島)や慰安婦問題で、韓国の主張に同調する形で日本を非難してきたが、徴用工問題でも北朝鮮メディアが相次いで対日批判を展開。判決は「南朝鮮の民心の反映」だとして賠償を求めるなど、南北「共闘」が展開されている。

10月30日、韓国最高裁は第二次大戦中の日本企業の徴用工に関する個人賠償を命じる判決を下した。これは日韓条約の合意を覆すことで、韓国の国際条約を尊重しない非常識な対応だと、政府は抗議し、国際司法裁判所に提訴する構えも見せている。この問題に関する安部、文在寅会談は行われていない。日本は韓国に抗議したが、本当は抗議で済むような話ではない。
 この影には北朝鮮がアメリカ、韓国、日本の連携を切り崩す行為であることに韓国人はどこまで気がついているのだろうか。というより、韓国と北朝鮮が統一される機運に便乗した判決であり、韓国の国民感情で左右される司法のあり方を超えた政治的なものである。文大統領は、今や、北朝鮮と韓国の融和に向けて、アメリカとの仲立ちをしたことで舞い上がっている。
 アメリカは朝鮮半島の非核化を目標としているが、韓国はすでに出来上がった核戦争能力を北が放棄するとは思っていない。いや韓国は北朝鮮の核を利用し、日本を恫喝したい。日韓条約もあれは統一前の暫定政権が約束したことで統一すれば破棄されるのは当然で、北も含めて仕切り直せると思っている。慰安婦問題も徴用工も日本に支配された屈辱を象徴する彼らの妄想なのである。そもそも、韓国人は武士も、剣道も、さらに醤油も朝鮮が起源であるとしている。全くの捏造であるが、なぜ彼らはこうした妄想にとらわれるのだろうか。

彼らはこの妄想を70年に亘り醸成し続けてきた。韓国はかつて、農業しか産業の無い、朝鮮半島の貧しい地域であり、資源や王朝文化も北にあり、常に搾取され、中国の属国として下に見られてきた。500年にわたり北朝鮮の開城が首都であり、李成桂が李氏朝鮮を起こし、ソウルを首都にした。明の属国であった、その裏返しが、さらに海を越えた辺境、日本に対する優越感という妄想である。その日本が明治維新で近代化に成功、国民国家を形成して、さらに日本に併合されるという屈辱に対して、日本を蔑み、支配の不当性を世界に主張するために慰安婦と、徴用工を持ち出すのである。慰安婦問題に関しては既に朴政権時代に決着してしまったことも不満だが、さらなる材料として徴用工問題をクローズアップさせている。これは韓国の戦略なのである。だから、文大統領はこのことで安部首相と話し合うつもりは無い。それは、かつて、日本の国家予算を超える賠償に応じた日本にとって、決着済みの徴用工に対する賠償に日本は応じることは無いからである。これは韓国が肩代わりして払えば良いだけである。この判決は韓国の国民感情に答えた政治的なぼやきである。

 日本には大量にプルトニウムの蓄積があり、数年で核爆弾を作る能力があるし、人工衛星技術でロケットやIRBMを作ることも可能だ。日本が核武装させないよう、アメリカが動くまで、韓国の反日活動は続くだろう。
 
 もちろん日本が核武装する必要はない。いくらチンピラが武器を持ってうろちょろしても、自分の家に大砲をや戦車を持つ必要がないのと同じである。アメリカが北への核攻撃を意図しなければ北朝鮮は核を持つ理由はない。日本を核攻撃する状況は何もないのである。

しかし、韓国がこの判決で失敗しているのは、そうした彼らの戦略的な期待が見えてしまったことである。戦略は見えてしまったら戦略では無くなる。さらに、こうした日韓の不協和音に乗じてくるのがロシアであり、日露戦争時代のロシアとの関係を彷彿とさせるものである。歴史は繰り返される。プーチンの抜け目ない動きに惑わされてはならない。早速北方領土問題を切り出してきたではないか。

 これにトランプがどう反応するかである。プーチンの腹は北方領土という疑似餌に安部首相が踊る姿を見て日米を切り崩そうというのだ。交渉が失敗してもプーチンには何も損は無い。今や世界はまるで弱肉強食の野生の王国である。ロシアは熊、中国は虎、北朝鮮が狼なら韓国はハイエナであろう。トランプのアメリカはライオンか。安部政権の日本は格好の餌ーシマウマちゃんだ。

by katoujun2549 | 2018-11-15 20:19 | 国際政治 | Comments(0)