ママレード作りと翌日の大失敗

1.ママレード作り

七十になり、毎日に暇な時間がある。

館山のカニタ村から甘夏みかんが段ボールに詰められて送られて来た。20個はあり、一人住まいの自分には多すぎる。さりとて、人に配るには古いタイプの夏みかん。無農薬とはいえ、最近の柑橘類は皮を剥き易いし、甘いから、かえってご迷惑かもしれないと思い、自分で食べることにした。酸っぱい中に甘さを感じるのは嫌いではない。昔は遠足となると、もっと酸っぱい夏ミカンは定番。バナナは高級で、今の10倍くらいの値段であったような気がした。これも高級品のチョコレートを先に食べてしまうと、ことの外、顔を歪めるほど酸味が効いた。何故か分からないが、食べると汗が出る。タオルで拭くほど。昔はイチゴも甘くなかったから、砂糖やコンデンスミルクをかけて食べたもの。高度成長期になると、甘夏みかんが出るようになり、父親は朝、2つに切り、砂糖を切り口にかけて、グレープフルーツを食べるようにスプーンで食べた。グレープフルーツが安くなり、先のギザギザになったスプーンで食べるようになったのは更に後のこと。最近、自分は心臓が悪いから、薬の食べ合わせには気をつけている。不整脈の人はワルファリンを飲むが、納豆を食べると効かなくなる。グレープフルーツも食べると効きが悪くなる薬が多い。カルシウム拮抗薬(高血圧や狭心症等) ・カルブロック(アゼルニジピン) .不眠症治療薬(寝つきを良くする) ・ハルシオン(トリアゾラム) 免疫抑制剤(免疫反応を抑える) ・ネオーラル(シクロスポリン) .高脂血症治療薬(コレステロール値を下げる) ・リピトール(アトルバスタチンカルシウム水和物)


ところがオレンジや甘夏みかんは食べ合わせの問題が無い。


いただいた甘夏みかんは懐かしい味。毎日食べて飽きない。両親が生きていた時代の団欒の食卓の記憶が戻ってきた。父親2がつに切り、砂糖をかけて食べていた姿を思い出した。夏ミカンは日持ちがする。甘いミカンは一週間もすると青カビが出るが、このミカンは一向に痛まない。小ぶりのやつが、6個残っていたから、これらを、ママレードにすることを思い立った。


一個の皮を、十字に切り込み、皮と実を剥がし、袋の薄皮から中の実を取りだす。これらを水につけて1日置いて、次に砂糖を500グラム入れて煮る。皮は煮る前に柔らかくなっているから、千切りにする。とにかく柔らかくなるまでグツグツ煮る。ミカンの皮は簡単に剥くことが出来るが、果実の薄皮から実をほぐすのが、6個ともなると時間がかかる。煮込み始めたら、後は焦がさないようウオッチし、時々かき混ぜればよい。黄金色のママレードができた。明日はパンに着けて食べよう。沢山作ったから子供達にもわけてあげよう。


朝食に頂いたが、絶品でした。無添加風味でしょうか。余韻が残る味。甘夏ピールはヨーグルトに入れて食べました。

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2.大失敗

土曜日、市川八幡の家に帰って、冨貴島道場での剣道の稽古に行った。時間が遅かったので、家で稽古着を着た。近隣の皆さんにはそのように着装は家でしてくる人もいる。急いで稽古に行き、中学生相手に休まず元立を務め、汗をかいて家に戻った。ドアを開けて汗を流そうと思って鍵を探したが見当たらない。防具袋に放り込んだと記憶していたのが間違い。これは、体育館に落としたかなと急いで戻ったが、最悪の事態になりつつあった。既に玄関の明かりは消え、門の鍵も閉まっているではないか。ぎょ!家には誰もいないから、中に入れないし、携帯も財布も置いてある。おまけに、稽古着を着て家の前をウロウロするしかない。何度防具袋を開けて探したが、無いのだ。ヤバイ!締め出された。家の駐車場の車の前に立ったら、何とドアのランプが点灯し、中に入れるじゃないか。鍵のセンサーが効いたということは、玄関の前あたりに落としたのか。必死に探してみた。暗くてよく見えない。通行人は妙な稽古着を着た男が、はいつくばっているから、不思議な顔をして通り過ぎていく。仕方ないから、車の中に入って今日は過ごすか、中に入れるだけでラッキーと思い座席横のボックスを見たら400円あった。何とスタートボタンを押すと、エンジンがかかる。なんじゃ!車の中にキーが無ければありえないが、探してみる気にもならない。そうだ、飯田橋にいる妹のところに行ってスペアキーを借りに行く事にした。妹が家に居ないと困るから、運転しながら、公衆電話ボックスを求めたが、携帯時代の昨今、なかなか無い。両国までに1箇所だけであるが、見つけて電話したら、幸いに出たから安堵。45分後には着いた。妹はジュースを持って待っていてくれた。入れるものが無いから、キーを受け取って懐に手を入れたら、何と太った脂肪に覆われたお腹に車のキーと一緒に紛失した家の鍵があるじゃないか。車が動いた時に気がつくべきだった。馬鹿みたい‼︎ これで落着。とはいえ、夕食を食べる間も無く、汗に濡れた稽古着のまま車で帰宅したのは12時前。無益な時間を過ごしてしまった。シャワーを浴び、インスタントラーメンを食べてその夜は幸せ気分で寝た。翌日の日曜日は朝から昨晩のことが頭に浮かぶと、虚脱状態で何もする気にならなかった。教会も国立の稽古も休みとなってしまった。


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by katoujun2549 | 2018-05-30 01:49 | Comments(0)