将棋の渡辺竜王の会

 1月の末に将棋の竜王タイトルを取った渡辺明氏(九段)の竜王位就任式が帝国ホテルで行われ、臨席する機会を得た。渡辺氏は聖学院中高のご出身で、自分の長男と中学時代は同級だった。仲もよく、中野の小宅に遊びに来たり、長男も彼の家にお泊まりしたりしていた。中学時代から天才と言われ、奨励会のメンバーで、すでに高校生15歳で奨励会を卒後し、プロの道に入っていた。自分の長男は将棋は全く下手で、もちろん渡辺氏と将棋を指したこともない。しかし、彼は競馬が好きで、息子も一緒にダビスタとか、競馬雑誌を読んで楽しんでいた。この将棋の世界は囲碁もそうだが、天才の集まりである。将棋ほどプロとアマの差がある競技は少ないのではないか。普通の将棋ファンでアマの有段者でも、小学生もいる奨励会のメンバーにはかなわない。渡辺氏も10歳で奨励会に入っている。プロも段位は十段まであるが、今は九段が20名である。加藤一二三が先般引退したが、彼も一時代を画した。
タイトルは名人、棋聖、王位、王座、竜王、王将、棋王の七つメジャーである。竜王とか王将、棋聖といったタイトルを取るのはさらに難しい。羽生、谷川、佐藤、渡辺といった6名ほどのタイトル保持者が一人で複数のタイトルを取るので新しい人が入るのは容易ではない。平成7年には羽生が七大タイトルすべてを取ったし、10年くらい5つタイトルを持っていたから、その間というもの他には、平成になって米長、谷川、渡辺、森内、久保、郷田他10名くらいしか取っていないし、彼らは連覇するから、一つだけ一回でもタイトルを取った人は他には数名である。中でも、読売新聞が後援している竜王は賞金も3800万円と最高で、次が名人戦2000万円、棋聖1000万円、王位750万円、王座500万円、棋王500万円、王将300万円と大きな差がある。他には朝日杯将棋オープン戦、NHK杯などがあるが、渡辺氏の取った竜王は断トツであり、4っタイトルを取ったほどの価値がある。
 天才、渡辺氏は小学4年生で小学生名人戦で優勝、中三の3月に四段を取りプロ入りした。20歳で史上最年少の竜王となり、近年(2014年)の棋王戦では羽生に勝っている。羽生とは昨年までに68局対戦し通算34勝34敗で分けとなっている唯一の騎士である。この竜王戦の挑戦者は昨年カンニング疑惑があった三浦九段であったが、彼が辞退したために急きょ丸山九段との対戦となり、接戦を制したもの。将棋連盟の審査では羽生なども含め、7人全員が疑惑を訴えた。しかし、三浦九段の疑惑は本人の否定と証拠がないなど結局シロとなり、谷川将棋連盟会長の辞任という結果になった。このパーティの翌日に谷川氏の辞任の発表があり、三浦疑惑の告発者であった橋下八段と渡辺竜王は微妙な立場におり、今行われている棋王戦の行方も注目されている。
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by katoujun2549 | 2017-03-02 10:56 | 教育 | Comments(0)