クアラルンプールのトイレ;諦めるしかない
もう一つ奇異なのが、しゃがみこみ方式でドアに向かって用を足す。逆だと微妙に位置が変わり、水流の関係か、全く流れないことがあるから要注意。そして、紙がないことも多い。救いは、流し損なった山盛りとか、飛び散って便器が汚いようなものは少ない。日本の昔のボッチャン式とか、山小屋のトイレよりはましである。ホテルでも、紙のロールは付いているが、背中側の壁につている。だから、最初に紙を取って用を足す。紙は最初に用意するものである。頭にくるのが、駅などの公衆トイレが有料で、大抵インド人の爺さんなどが2~30セン:日本円で7~10円ほどの金を取る。ところが、そのトイレが汚いのだ。茶色の水があふれて、ケツ洗い用のホースが中に放り込まれている。何でこれが有料なのか全く理解できない。一方ホテルの水洗も、水の勢いがコントロールできないのがあって、猛烈な勢いで出てくるから、痛いのだ。うっかりすると、はみ出した水がパンツを水浸しにすることがあるのも要注意。水量の調節ができるものもある。ただのホースでシャワーになっていないものもある。一般のトイレは基本的には昔の日本式のかがみこみ型である。感心するのが、イスラム寺院のトイレで、ホース洗浄型と、柄杓型と2通りあって、清潔感があった。次が中国寺院のトイレ、最悪がインド人の多いところの有料トイレだった。ドア側に向かって用をたすのに慣れた頃帰国となり、我が家のトイレでホッとした次第。