三条市にアウトドア関連企業が多いのは何故か?

  新潟県にはアウトドア関連企業が他県に比べ多く集積し、三条市がダントツに多い。もともと、金属加工、工芸など手間のかかる作業の請負、中小企業が多く、技術力もある。アウトドアは雨風に耐える丈夫な商品ニーズがある一方、日常品ではない、アウトドア用品、バーべキュー道具、テント、タープ、クーラー、屋外用椅子、食器、コンロなど、金属加工技術が応用できるものが多い。釣り具や登山とは別領域である。また、アウトドアの道具も、高級化と量販品との二極分化があり、そうした動きにも対応している。商品ブランド名、製品名と、企業名が必ずしも一致していない。アウトドアも単身の若者向けから、ファミリーに転じてきた市場の変化を読んで新たな製品の開発、販売などの創意工夫で企業業績に差が出ている。アウトドアといった趣味の分野は世の中に夢を売る商品である。そこを上手く捉えらえたかどうかで勝負が決まる。
 アウトドア用品はブランド力のあるノースフェイス、モンベル、コールマン、ロゴスなど多くの企業が商品を出している。大阪の企業も多いが、新潟県三条市ほど集中しているところも珍しい。三条周辺の企業を見てみる。
 スノーピークというブランドが最近頑張っている。株式会社 スノーピーク(代表取締役:山井 太 資本9,952万円、事業内容:アウトドア用品、ナチュラルライフスタイルプロダクツ製造販売である。http://www.snowpeak.co.jp/ 
本社及び営業所所在地;〒955-0147新潟県三条市中野原456:TEL:0256-46-5858
価格は比較的結構なお値段だが、質の高いものを目指している。 ベテランキャンパーの必携品に焚き火台、ファイヤースタンドがある。これを例に取ってみよう。
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ステンレス製焚き火台であるが、13650円もする。キャンパーの憧れの商品の地位を得ている。バーベキューなどをするには、オプションで網やら、炭火用の床、ベースプレートも必要でキャリーバッグも合わせると27300円ぐらいの出費だ。年に数回しか行なわないバーベキューに換算すると3年間ぐらい続けたとしても1回5000円くらい余計にかかる。でも人々は家族で行なうバーベキューやキャンプが金銭では換えないかけがえのない活動であることを知っているからお金をかけるのである。アップルがiPhoneの鏡面磨きを三条の企業に発注した関係で三条に来てスノーピークを見学、意気投合したという。顧客志向の考え方で一致したのだそうだ。顧客は欲しいものには金を出すということだが、価格の高いのが難。
 その点ユニフレームは価格も工夫の一つとする。この焚き火台は5400円で買え、焼き網も付いている。では皆こちらを買うかというと必ずしもそうではない。スノーピークの製品はキャンパーの中ではブランドなのである。
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これだけ価格に差があって高い方が人気があるというのはどういうことだろう。むしろ安いほうが機能的にも優れている感じがする。性能には殆ど差が無い。見た目も大して違わないのである。アウトドアグッズというのは日用品とは違う、一種のファッショングッズということがわかる。

ユニフレーム 株式会社 新越ワークス
http://www.uniflame.co.jp/company#a01

業務用・家庭用調理器具および関連製品
各種産業機器関連、屋上・壁面緑化機材
アウトドア用品、その他金属加工品の製造販売

アウトドア関連ではスノーピークが高級品が多いが、ユニフレームは性能の割りに価格が安いのが特徴。
高級感よりは実用性に重点がある。
山用品ではなく、ファミリー用のキャンプ用品であり、なかでも、ダッチオーブンは有名。もちろんバーベキュー用のストーブではヒット商品がある。
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 大陽日酸:素材メーカーhttp://www.tn-sanso.co.jp/jp/company/
☆魔法瓶―ガス関連の優良企業で、かつての、水筒、サーモスはチタン製が軽く、本格登山の必携であった。これを作っているのが大陽日酸で、これは製品の一部に過ぎない。
 大陽日酸傘下の家庭用品メーカー。ステンレス魔法瓶、保温調理器、断熱缶などのブランド「THERMOS」を手掛ける。吉田下中野に新潟事業所を持ち、主力製造拠点としている。
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外山産業 http://www.toyama-sn.co.jp/
〒955-0852 新潟県三条市南四日町4-1-9
TEL(0256)32-6041 (代) FAX(0256)32-6044
園芸・エクステリア・アウトドア・DIY関連製品からエアコン・システムキッチン ・ユニットバスなどの住宅設備機器まで幅広い商品アイテムが特徴。キャンプ用品も扱っていますよという程度かもしれないが、園芸用品、
バーベキューグリルなど、幅が広い。
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 MSR : 株式会社モチヅキ http://www.e-mot.co.jp/
〒955-0093 新潟県三条市下須頃323番地
TEL. 0256-32-0819(代) / FAX. 0256-32-0880
MSRはアメリカのアウトドア企業だが、モチヅキが代理店となっている。
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キャプテンスタッグはテント製品を多く販売している。このテントは家族のキャンプ用で、価格もお手ごろで人気がある。パール金属という会社がやっているところが新潟らしい。
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キャプテンスタッグ:パール金属。http://www.p-life.co.jp/index.html〒955-8588 新潟県三条市五明190番地  TEL0256-35-3111(大代表
パール金属は1967年の設立以来、キッチン・リビング用品を中心に、アウトドアで使用されるレジャー用品、パーティ用品、ファンシー用品など、新しい生活文化のあり方を提案する製品を市場に投入してきた。海外の見本市に出品して輸出にも挑戦している。現代のさまざまな生活シーンを豊かに彩る製品の数々が、全国の市場はもちろん、世界へ羽ばたいている。日本のレジャー産業は、日本人の余暇日数やレジャー支出の拡大が望めない。市場規模に限界がある。そこで、こうした商品を海外で売れるかどうかである。コールマンにしても、ノースフェイスなど国際企業になっているレジャーグッズ産業は多い。世界の舞台で戦えるデザイン、製品のユニークさ、質など厳しい競争に打ち勝てるかどうかである。三条のアウトドアグッズ製造業でも、メーカーと、海外のブランドの総代理店になっているところと分れている、片やメーカー、一方は商社である。こられが上手く結合したら大きく発展するのではないだろうか。

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by katoujun2549 | 2015-07-07 16:51 | 国内政治 | Comments(0)