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自然の宝庫 新潟県粟島


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 ゴールデンウィーク最後の5日、6日は新潟県村上市の北の海上に浮かぶ小さな島、粟島に行きました。午前10時のフェリーに乗船、1時間45分で内浦港に到着した。民宿三吉が迎えに来てくれた。といっても、歩いて行ける距離だが、港に面した西の端にある。あわしま食堂で昼食を食べた。いなだの刺身と煮付け、漬け物とみそ汁がついて1000円。期待しなければ素朴な人情、親しみやすさなど、感動する事もあるから不思議である。ここの土産物店「ばっけ屋」で町おこしのために、商社マンから転じ、村長のフトコロ刀として活躍しているT さんにお目にかかってお話を聞いた。軽自動車をお借りし、島を巡ってみる事にした。島の北側は風雪に浸蝕され、断崖と岩礁が連なる素晴らしい景色である。釜谷港にほど近い、キャンプ場に行った。ここでタープを張って夕日を眺め、一服した。大自然を独り占めにした感覚だが、誰もいないのは寂しい感じでもある。夏には一度海水浴にきて見たいし、磯釣りにも挑戦したい。
 この島は民宿と漁業で貨幣経済が回っているのだろうか。物々交換も盛んである。漁業は定置網と刺し網漁である。島には商店らしきものがない。勿論コンビニも無い。不思議なことに魚屋や八百屋が無い。野菜は地縁社会で物々交換されていて、これで生活が営まれ、港には市場もあるが、わずかな漁獲が浜値ともいう価格で取引が行われる。定置網の漁獲は山北などの市場で取引され出荷されている。この村には警官は夏の間2ヶ月しかいない。冬は海は荒れ、2mの波高で船は動かない。一週間も閉ざされると孤島である。急救患者はヘリで村上に運ばれる。
 翌日は内浦港から島を一周する観光船で島を外側から眺めるツアーをした。自分は佐渡や笹川流れ等こうした周遊船に乗って見物しても、岩場などは平面的にしか見えないし、期待が裏切られる事が多かったが、ここは違った。素晴らしい風景であった。直感的に感じたのは、ここはカヤッククルージングのメッカになりうるということであった。ただし、海はお天気次第、風があれば危険な場所である。
 お昼は港の脇にある喫茶店「そそど」でフィッシュカレーを頂いた。800円であるが、ココナッツの入ったタイ風の味付けが新鮮であった。2時の高速船で島を去ったが、林さん、村役場の佐久間さんが手を振って見送ってくださった。高速船3750円はフェリーより2000円近く高いが、55分で岩船に到着した。

そそどのカレー
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高速船きらら
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by katoujun2549 | 2015-05-08 01:00 | 国内政治 | Comments(0)