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おかしなデング熱騒動、より怖いマラリア エボラ出血熱

過去のペストや天然痘は貿易船に乗って来たが、エボラウイルスは今やジェット期に乗って来るからたまらない。今回の大流行では既に3000人以上が感染し、さらに、死者は10000人を超すだろう。ワクチンが出来る迄に6ヶ月はかかる。日本に全くリスクが無いかというと、別の恐ろしいシナリオもある。エボラ感染国がある西アフリカ地域では2万人ともいわれる中国人が働いている。こうした労働者が中国へ帰国することによって、中国国内へ飛び火する恐れがある。そして、中国からは年間130万人以上の観光客やビジネスパーソンが来日している。日本からはるか彼方のアフリカだけでの出来事だと楽観視できない。さらに、エボラウイルスの「宿主」の可能性が高いといわれているオオコウモリ類を食べる習慣が中国にある。広東料理だそうだが、先日行ったマレーシアも広東系の中国人が多く、料理は広東系であった。世界に蔓延する恐怖はあるのだ。21世紀は人間の生存が病気によって脅かされる時代かもしれない。とんでもない病気が生まれたものだ。これが、紛争地帯に入り込みでもしたら手が付けられない。かつて、ヨーロッパで三十年戦争など戦乱が都市を荒廃させ、ペスト流行に拍車をかけた。 HIVも熱帯で猿の血液から感染が始まった。エボラはコウモリだそうだが、ジャングルの奥には恐ろしい魔物が潜んでいるものだ。しかし、今日、癌の薬になる物質の90%以上は熱帯のジャングルとか海の中の生物から発見されるだろうと言われている。先月、マレーシアのクアラルンプール行ったが、熱帯直下の向こうの方が、日陰は東京より涼しい。日本は狂っている。とにかく、東京は今や熱帯同様なのだから、マラリアや、デング熱だってやって来る。エボラ出血熱は症状の激しさ致死率の高さ、感染力など、今の感染症中最強の奴らである。デング熱とマラリアは、かつて太平洋の戦場などで、日本の兵士が苦しめられ、彼らが帰京すると日本国内でも患者がいた、さほど珍しい病気ではなかった。一体何であんなに大騒ぎするのか?もちろん、熱帯でなくとも、満州や朝鮮半島でもチフスなどと同様に罹患した、今は、皆、健康状態、栄養状態も良いから問題にならないが、ジャングル戦や捕虜などは栄養失調になった時にはこうした病気でバタバタ死んで行った。東京は熱帯並みの気候なのだから当たり前ではないか。代々木公園のb浮浪者で、感染した人はいるのか。マスコミの大騒ぎでにんまりしている野郎がいるはず。
 マラリアは今日も恐ろしい病気になっている。毎年1億人が罹患し、子供の死亡率を押し上げている最大の病気だ。日本でも50人くらいはマラリアに毎年感染している。デング熱くらいでこんなに大騒ぎするのは変だ。マラリアの歴史は古く、古代ローマ帝国はこれが原因で弱体化した。フン族がローマ帝国を襲ったが、そもそも、彼らが民族移動を始めた原因がマラリアと言われている。マラリアは、マラリア原虫が引き起こすが、塩酸キニーネなどを使い治療してきた。ところが、最近耐性のある原虫が出てきた。昔に戻ってしまうではないか。このマラリア原虫は動物の赤血球中に潜り込む。ところが、アフリカ系黒人にはかなりの割合で、赤血球が細長い、いわゆる三日月型赤血球をしている人達がいて、彼らの血球にはマラリア原虫が血球中に入り込めないらしく、マラリアに対する耐性があると言う。人間の環境適応能力の凄い所である。また、HIVにも耐性のある人間がいると言う。一体何でこんな病気が出来るのかと絶望的に思うと、神様はちゃんと対抗する道も要してくださる。日本の製薬会社、富山化学工業が、エボラ出血熱を抑える薬を開発し、世界が注目している。こんな貢献ならいくらでも、喜んでしたい。


by katoujun2549 | 2014-09-04 10:36 | 医療介護福祉 | Comments(0)