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映画 マンオブスチール クリストファーノーラン監督

 マンオブスチール (Man of Steel)

これ、スーパマン映画なのだが、Man of Steelとは?今回のスーパーマンと来たら、steelどころではない。チタンでも耐えられないような高速飛行、破壊的なバイオレンスである。アイアンマンという映画もあるから、これと差別化するために、こんな英語を使ったのだろうが、全くスーパーマンをイメージ出来ない。鋼鉄ではとてもできないバイオレンスだから、題名で失敗。
クリストファーノーラン監督作品。 彼の作品は人間心理を探求した作風で有名。バットマン(ダークナイト、ダークナイトライジング)、インセプション、といった超過激アクション大作ですが、勧善懲悪な内容とは一線を画している。今回のマンオブスチールは、あの、スーパーマン映画なのだが、クリプトン星の滅亡にからんだ反対勢力側の将軍一派にもそれなりの正義があった。クリプトン星人は星から星へと宇宙を渡り歩いて行く中で、その星を自分達の生存に合わせた環境に改造する技術を持つに至った。ところが、最終的には、その方法に失敗し、自らの星を破壊してしまう。そこで、望みを託された赤ん坊が宇宙に放出されて地球に到達したのが「スーパーマン」である。これは、クリストファーリープ主演のスーパーマンも同様な筋書きだった。クリプトン星人が環境改造計画を持って地球を支配しとにようとしていたとは知らなかった。とにかく、過剰な破壊シーンが多い。敵と戦う中で、ビルは倒壊するし、あんなスーパーマンがいたら、街がメチャメチャになってしまうが、なんせ、地球が崩壊するかどうかの瀬戸際だから我慢しろということなのだ。アメリカ人の都市破壊に対する恐怖は、一度も戦争で都市が破壊された事が無いというところからきているのか。それにしても荒っぽい。そんな調子でシリアを爆撃しようと言うのだろうか。破壊されるビルや家の下には多くに人々が日常生活を送っている。そんな事はおかまいなしだ。
 クリプトン星人の念力パワーとか、弾丸のようなすっ飛びダイブなどが、猛烈な破壊力を生む。これで宇宙まで飛んで行く。これに対抗するのが、戦車だとか、F35戦闘機とかでは全く歯が立たないのに、けなげにも、人類はやたら機関銃とか、殆ど当たらない大砲で抵抗する。スーパーマンには通常兵器では対抗出来ない事になかなか気付かない。アメリカ軍の指揮官というのがいかにも頭の悪そうな黒人将軍。それに対してスーパーマンは白人の典型的な容貌で、まるで、ヒトラーの人種政策を宣伝するかのような配役であるが、彼は純粋の白人ではない。父親役はクリプトン星人がラッセルクロウ、育ての親はケビンコスナー、母親役はダイアンレインで豪華である。主役のスーパーマンは無名のヘンリーカビルである。
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by katoujun2549 | 2013-09-09 14:32 | 映画 | Comments(0)