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ハラスメント

パワーハラスメント

昔は容認されていたが、今では厳しくその責任を問われるようになったのがハラスメントである。セクハラは企業では15年以上前から問題になってきた。これまで、医療の世界とか、大学など聖職的な権威のあるところでも結構セクハラ、パワハラ、アカハラといった言葉が問題になってきた。
教授と助手、あるいは学生など、また、病院では医師と看護師や研修医など。かつて、大学紛争が起きたときもその背景にはそうした人権侵害に関する問題があったのである。
この問題は上司から部下へのいじめ、嫌がらせをさして使われる場合が多い。しかし、
先輩・後輩や同僚間、部下から上司もある。「職場内の優位性」や「職務上の地位」に限らず、人間関係や専門知識などのさまざまな優位性が含まれる。厄介なのは、これは被害者からの申し立てがなければ起きない。また、加害者は概して、加害感覚がない。心の痛みというのは被害にあった人次第なのだろうか。

職場のハラスメントの行為類型は
1.暴行・傷害
2.脅迫・暴言等(精神的な攻撃)
3.隔離・仲間はずし、無視
4.業務上明らかに不要な事や遂行不可能な事の強制、仕事の妨害、過大な要求
5.業務上の合理性無く、能力や役職とかけ離れた程度の低い仕事を命じる事や仕事を与えないこと(過小な要求)
6.私的なことに過度に立ち入る事

 業務の適正な指導との線引きが必ずしも容易ではない場合がある。そして、業務の適正な範囲は業種や企業文化の影響を受ける。具体的な判断に関しては行為が行われた状況や継続的であるかどうかによって左右されるだろう。各企業、職場で認識をそろえ、その範囲を明確にする取り組みを行うことが望ましい。
 この問題で難しいのは、トップの理解と管理を求めているが、中小企業などでは社長ご自身が
ハラスメントの張本人であることが結構多い。さらに、社長のいじめを同僚や上司が同調していた場合などは始末が悪い。自分の行為を正当化するために、口裏合わせをしたりするからである。被害者はそのような場合は第三者に訴え、証拠をそろえておかなければ対抗できないだろう。

by katoujun2549 | 2013-03-01 18:16 | 国内政治 | Comments(0)