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第9地区

南アフリカのヨハネスブルクにエイリアンが宇宙船でやってきた。宇宙船は故障したのか上空に止まったままである。20年が経ち、エイリアンは食料にも事欠く状態で、悪どい黒人のギャングにキャットフードを売りつけられる。海老そっくりの顔つきをした彼らはスラムを形成し、反社会的活動を行うようになる。ヴィカスはMNUのエイリアン対策課職員であり、エイリアンの第10地区への退き作業の現場責任者として任命される。第9地区での退き交渉の最中、クリストファー・ジョンソン(エイリアン)の小屋の隠し部屋に置かれていた謎の液体が入った装置を誤操作して自らが浴びたことにより、徐々に身体に変化が訪れる。
エイリアンの武器は強力だが、これを使えるのはエイリアンのDNAを持つものだけである。彼はその液体を浴びた事によってエイリアンのDNAを取り込んでしまったのだ。そのため、彼は国家的目的の為に利用されそうになるが、脱出する。彼は次第にエイリアンの姿になって行く。しかし、彼はエイリアンの強力な武器を使えるのである。彼が浴びたものはエイリアンの宇宙船の燃料にもなるものだった。ヴィカスの変身を止められるのは、宇宙船に乗って彼らの故郷で治療するしかない。そこで、彼はMNUに押収された燃料ケースを取り戻すため、エイリアンと研究所に乗り込む。燃料の奪取に成功すると、小宇宙船のあるスラムでエイリアン取り締まりの警官達と壮絶な銃撃戦となる。エイリアンの武器を使えるヴィカスに人間はかなわない。遂に宇宙船は燃料を補給されエイリアン親子が宇宙に飛び立って行く。
 何とも奇抜な発想だ。スラムに住むエイリアンが何とも汚いのだが、微妙に人間に虐げられている。多勢に無勢といったところか。南アフリカのスヴェト地区のようなところにエイリアンは暮らしている。そこでは黒人の下の階層におとしめられている。
 南アフリカのスラムというのが、何とも皮肉な状態だ。

by katoujun2549 | 2010-09-02 17:17 | 映画 | Comments(0)