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直心影流法定は体重減量につながる

 直心影流法定にこの1年取り組み、基本の法定、春夏秋冬の形を学んだ。この法定は形という意味で、日本剣道形の「形」と同じ意味である。テレビで背伸びダイエットというのを見たが、大きく背伸びを毎日3分朝昼晩3回行ったら、体重が減ったという。この事に関連して、法定の事を思い出した。この動作が法定と同じなのである。自分はこれまで週1回の稽古のみであったが、少なくとも3回背伸びと呼吸をすれば変化があるかもしれない。

 法定に一生懸命取り組んでいる方はスレンダーな人が多い。大先輩の星野七段、大谷七段も熱心に法定に取り組み、日々竹刀剣道や居合に加えて稽古をされているが、枯れているというくらいに身体に贅肉が無い。竹刀剣道においては結構大先生でも肥満体、メタボな方が多い。法定は大きく上半円を木刀で背伸びをする中で描く動作が多い。このことはまさに背伸びダイエットと同じである。この、上半円という動作は日頃、竹刀剣道や日本剣道形になじんだ剣道人には戸惑う動作である。

 しかし、相撲の仕切りや土俵入りを思い起こしてみると、これが江戸時代以前は身体で示す言語のように、意味する事が普通の人でも理解できたのではないか。要するに大きく天に向かって両手を広げる事が天を意味し、下に拡げれば地を示すということを。動作を始めると同時に、大地から、大気の全てを吸い込む気迫で息を吸うということである。相撲の土俵入りも両手を開きながら大きく息を吸い込み、気を整えるのである。
小生もかなりメタボであるが、これを解消すべく、法定において実験台となって大いに背伸びをして実証したい。
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by katoujun2549 | 2010-01-22 11:19 | 武道・剣道 | Comments(0)