1.キリスト教


世界史で今日もなお近代の出発点として影響をもたらす出来事は宗教改革、フランス革命、アメリカ合衆国の独立である。ハロウィンの日にルターが95か条の掲題を発表し、宗教改革が始まって501年目。日本は人口の1%しかクリスチャンはいないから、キリスト教について知らないことは仕方がないとは思うが、世界では最大の信徒数、国際的な活動上ある程度の知識は必要だろう。

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                 パイプルガン



日本には仏教(創価学会含む)、神道、キリスト教、その他金光教などの民間信仰があるが、毎日の宗教生活を送っている人は少ない。キリスト教やイスラム教は毎日の祈りの時や礼拝など信仰の時間があり、生活に密着したもの。日本が国際的な活動を進めるためにはそうした宗教について知る必要があるが、実際は機会も無い。我が国の学校では教えないがクリスマスとかハロウィーンなどの形だけはかなりの人は知っている。林先生初耳学で、ホテルなどのキリスト教式結婚式の牧師がアルバイトということがクイズに出て、流石、林先生はご存知だったが、タレントの皆さん、エーエーと初耳。これには驚いた。牧師が結婚式の司式を行うのはキリスト教徒に対してだけである。キリスト教会員は皆知ってること。カトリックや一部のプロテスタント系では、教会員の家族等未受洗者に何度も講習や聖書の勉強を義務付けした上で司式することもあるが、かなり特別。ホテルの教会は単なる建物であって教会ではない。これだけ多くのキリスト教式結婚式があっても、本当の牧師が行うことが稀で、全く聖職者では無いバイトが多い事に気づいていない。結婚式の8割がキリスト教式であるから、このことを日本では気にしない人が多い。結婚式はキリスト教式で葬式は仏式。坊さんがバイトだったらどうなんだろうか、外国ではあり得ない。とにかく日本人は形で理解するが本質は避ける。


2.カトリックとプロテスタント

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    マラッカのザビエルのいた教会内部


 自分はクリスチャンである事を言うと、よく、カトリックですか、プロテスタントですかと聞かれる。しかし、カトリックがどんな仕組みかを知る人は普通は少ない。カトリックには多くの会派、修道会がある。ましてや、プロテスタントがどんな派があり、何が違うかは普通は知らない。ローマ法王がトップの組織であり序列の枢機卿とか、シスターのことは知っているだろう。それ以上はミッションスクールで学んだ人でも知らない人がいるのではないか。世界情勢を知る上でアメリカの福音派とドイツのそれとはどう違うかは理解が必要。クリスチャンでも、ルーテル派、聖公会、ホーリネス、バプテスト、長老派教会がどう違うかは知らない人がいる。ましては、普通の日本人は知る由も無い。聖書中心、信仰義認、全信徒の祭司性(ローマ法皇の権威否定)はプロテスタントの三大原理であるが、教会、教団の運営手法は派によってかなり違う。キリストの復活、神・キリスト・聖霊三位一体の要素を信じることがクリスチャンの条件であり、これを否定するエホバの証人、モルモン教団は異端である。プロテスタントではあまりこの異端という言葉は使わない。


3.宗教改革


深井智朗著 プロテスタンティズム

宗教改革から現代政治まで

中公新書


深井智朗氏は1992年にアウグスブルクに4年留学し、ドイツのプロテスタントについて思いを巡らせた。ルーテル派ードイツ福音派について宗教改革から今日に至る歴史とナショナリズム、保守主義、リベラリズムなどを概観した著作を2017年3月に書いている。以下、その内容を紹介したい。
彼の説明は難解な神学ではなく、時代に応じて分かり易い関係者の見解や受け止め方を説明に加えている。例えば、ドイツ留学中の森鴎外が、当時の教会と国家の関係を理論的に位置づけた学者ハルナックのことを、「かのように」に書いていることである。
 一方で、ルターの改革と並ぶカルバンのジュネーブにおける長老派の改革、スコラ哲学などにはあまり説明がない。また、日本の事例にも触れていない。明治の日本の伝道を行ったクラークやヘボンはアメリカのピューリタン。しかし、アメリカのプロテスタントの本質的な特徴については今日の国家観への影響について簡潔丁寧に説明している。

 世界史の授業で学んだ宗教改革が如何に中途半端な内容だったか。95カ条の掲題をウィッテンベルグ教会の扉に打ち付けたというのも根拠が無く、フィクションの要素が強い。学生時代にマックスウェーバーのプロテスタンィズムの倫理と資本主義の精神を読んでも、そもそも何がプロテスタントでルターがどんな改革をしたのかが大学受験程度の知識のままだった。


(1)ルターの宗教改革


プロテスタントはカトリックからの定義である。カトリックはルターの後継者達を「福音主義」と呼ぶことを避ける為に、問題ある宗教が抱える起爆剤を抑える為に、あらゆる文脈にプロテスタントという否定的な表現を使った。その反抗的な態度を違法という意味合いも込めて盛り込んだ。


ルターは時代が求めた変革をもたらした。宗教改革はこの時代に突然起こった唯一の教会改革の運動でも、ひとりの宗教的天才による、新しい宗教運動の始まりでもなかった。それは数世紀前から始まっていた様々な教会改革運動、正確には再形成運動のひとつであった。しかし、この時代の制度疲労がいくつものほころびや亀裂により崩壊寸前であった堤防が意図せざる仕方で破壊してしまったという点で決定的であった。

 1555年アウグスブルグの帝国議会で宗教紛争を収めるために、ルター派とカルヴァン派は法的地位を得た。それは領主の信仰に従うことであり、自由な信仰選択は無かった。この伝統は今日のドイツで残っており、教会税のような制度で残っている。筆者はこれを古プロテスタントという。現代の人権、良心の自由、抵抗権、民主主義に繋がる改革は後の再洗礼派(アナバプテスト)、バプテストなどの新プロテスタントの勃興を待ち、ピューリタンのアメリカでの教会形成を待つことになる。

(2)スイスジュネーブの宗教改革

カルヴァンの改革派
ルター派との決定的な違いは正餐の解釈であった。改革派は正餐のパンと葡萄酒が象徴的なものであるのに対して、ルター派はカトリック教会がパンをキリストの体、葡萄酒を血とするのに対して、キリストが何らかの呪術的な神秘的な力で宿ることを否定しなかった。ルター派はこの面でも改革派と相容れなかった。ドイツではルター派によって受け入れられなかったが、フランス、オランダのユグノーの誕生、更にはスコットランドで長老派として受け入れられた。

(3)改革の改革

国家体制の中に組み込まれたルター派と改革派に対して、新たに洗礼の解釈、特に幼児洗礼の意味を否定した新たな改革が再洗礼派によって提唱されると、国家や従来の教会から脱皮した個人の信仰の自由を基盤にしたバプテストやメノナイト、スピリチュアリズムの運動を生んだ。トーマスミュンツアが指導した農民戦争をルターが非難したのは国家や領主への反逆者としてのみならず、再洗礼に関する嫌悪もあったと思う。新たな新プロテスタントの勃興とユグノー、スコットランド改革派はアメリカ大陸への移住という形で新たな展開を見せた。

(4)聖書解釈の自由

ローマ教会が一方的に聖書の解釈を行い、聖書をラテン語、ギリシャ語であった。それまでは、聖書劇、絵画、彫刻によって聖書の内容は伝えられた。ルターはドイツ語に翻訳し、人々が読めないものであった時代は終わった。その代わりプロテスタント各派は自由に解釈し、これまでローマ教会と違った解釈を異端として処罰することは無くなった。その代わり、時代に応じ、様々な解釈が自由に行われ、新たなプロテスタントが生まれた。今の日本でもプロテスタント各派は100を超える。カトリック教会は聖書の翻訳を禁じ、説教もラテン語、貴重な聖書の写本も普通の人は読めなかったのに対しグーテンベルグの印刷術は聖書をドイツ語で印刷、一般人も読めるようになったからこそ様々な解釈が可能になった。また、イラストのような版画も多く印刷され、字の読めない庶民もルターの主張を知ることが出来た。

(5)プロテスタンティズムと国家

ドイツのルーテル派 福音教会は宗教改革以来、国家的アイデンティティの形成と共に歩んできた。ルターの宗教改革はカトリックの贖宥状販売の神学的な論拠に異を唱えたもので、カトリックの内部的な問題提起だった。ところが、カトリックは財源を失うことを恐れたローマ教会と、ローマの支配を嫌う領邦諸侯、信仰の覚醒を聖書の印刷で得た民衆のエネルギーはルターの思いを超えて大きな潮流となって次の歴史的な方向をもたらした。
 世界史では人権や自由、平等、抵抗権など近代市民社会の基本はフランス革命に原点を置くが、ドイツではむしろそれらを宗教改革により説明している。これは、後々ドイツのビスマルクによる統一国家の原理となり、更にはヒトラーの統治、戦後の東西ドイツの統合まで続いた。ドイツの大統領はワイスゼッカーなど牧師のような位置づけだし、今のメルケル首相は東ドイツの福音教会の牧師の娘である。
ドイツのプロテスタントは保守というが、それはルター以来の政治の作法を逸脱した勢力の活動や発言に否という意味である。2016年のシリア難民を排撃する極右勢力を強く否定したメルケルの政治判断に現れている。 ドイツでは学校教育において宗教は必須科目である。近年、移民が急増し、宗教は選択制になりつつある。週によって違うが、イスラム教のコースもある。

 一方で、メイフラワー号以来、アメリカのプロテスタントは国家からの信仰への介入を拒絶する形となっており、精神や信仰の領域に国家が管理することを否定し、憲法においても保証された権利となった。ヨーロッパで異端とされた再洗礼派、メノナイトなどはアメリカで自由を得た。アメリカは個人の自由を基盤にした社会。アメリカの銃規制が困難な理由はそこにある。己心の思想信条の自由は銃を持つ個人によって国家の支配を超える。マックスウェーバの指摘にあるが、これまでの二重予定説は逆転し、この世の成功は信仰の証となる。アメリカのプロテスタント教会は自由競争である。ドイツのように管理されていない。だから、何千人もの会員を要するメガチャーチが生まれるのである。アメリカとドイツというプロテスタンティズムの影響を強く受けた国の歴史も国の形もこの説明で理解できる。

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クアラルンプールのメソジスト教会
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# by katoujun2549 | 2018-10-10 01:52 | 書評 | Comments(0)
インドとの経済交流を進めることが安部政権の戦略であえう。中国の一帯一路政策に対抗しようとするのだが、気になるのが安部政権お追従議員が企業に政策的リーダーシップを発揮して、大失敗を引き起こさないことを願っている。経済交流は文化交流なども伴う人間交流であり、相互の文化理解が必要である。ところが、自分はこれを語れるほどインドのことを知らない。敢えて印象的なことだが、インド人の多いマレーシアで感じたことは、日本人にインドとの交流が到底無理ではないかと思われた。インドの巨大な人口、科学技術力、経済圏を見ると凄い可能性があると見るのは当然である。しかし、相当な研究と覚悟が必要である。

インド人はマレーシアに第三の勢力として定着している。クアラルンプールのバトゥケーブはヒンドゥー教の東南アジアの最大の寺院である。日本人はインドのことはカレー、雑貨、東京裁判のパール判事、ガンジー、核保有、イギリスの統治くらいしか知らない。インドの宗教はヒンドゥー教で民衆の生活習慣の基盤。アジアの宗教が無宗教国の日本人は宗教がどれだけ世界の人々の生活に密着した役割を果たしているかを理解しなければならない。
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1月31日はタイプーサムというヒンドゥー教の大きなお祭り。身体中に針や釘のようなものを刺す。奇祭である。インド国内では針を刺すのは禁止だがクアラルンプールでは自由。
ヒンズー教には重要な祭りが2つある。ディパバリというヒンズー教の新年を祝うための祭りとこのタイプーサムである。南インドのタミル族にはタミル暦という暦があるが、その暦の中で「タイ」とは「幸運の月」を意味し、「プーサム」とは「幸福の星」を意味する。つまり、幸運の星プーサムが天頂に達する幸運の月、満月の日に祭りが行われるから、タイプーサムと呼ばれている。月の運行によるため開催日は毎年異なり、今年は1月31日の開催だった。

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Read more: https://www.excite.co.jp/News/bit/E1517576910333.html#ixzz5TIo2EYPC

インドのモディ首相は2001年から2014年までグジャラート州首相を務め、3度再選され、同州の経済成長を実現した。清廉潔白であることも知られている。ヒンドゥー至上主義反イスラーム主義的言動でも知られ、一方で、後述する2014年のインド総選挙後には、「全国民とともに」という表現で、イスラム教徒への配慮を行うことを示唆した柔軟な政治家。核保有国だが、アメリカにIAEAに非加盟なのに批判の矛先を逸らすよう外交策で対応するしたたかさ。


NPTに加盟せずに核兵器開発を続けているインドと「国際原子力機関(IAEA)」の部分的保障措置協定を承認した8月1日のIAEA理事会で、オーストリアは協定の問題点を鋭く指摘しました。同国は、理事会での承認は、包括的保障措置協定を結んでいない国との原子力協力を禁じている。


2014年5月に開票された総選挙でインド人民党が勝利を収めたことにより、5月26日、第18代首相となり就任式を執り行った。インドの歴代の首相として有能な政治家で、日本の安倍晋三とも良好な関係。日本はスズキの車の輸出が好調で重要な、貿易相手国だ。中国の一帯一路政策に対する牽制において軍事的にも大切なパートナーである。しかし、自分はインドにやたらと目を向けたがる自民党議員が安倍の対中牽制策を忖度して、インドに取り入ろうとすることには不快だ。かつて、日本軍がインパール作戦死体の山を築いたことを思い出す。


インドと仲良くするのは悪いことでは無い。しかし、その特異なヒンドゥー文化や首相が熱烈なヒンドゥー教徒であり、さらに、日本人がどこまでインドに馴染んでいけるか、想像がつかない。マレーシアに行くとインド人が中国人の次に多く、そこで見たインド人は自分には馴染めなかった。バトゥケーブは東南アジア諸国最大のヒンドゥー教の一派の寺院。その極彩色と、祭の音響、怪しい神々に圧倒された。インドの街には神聖とされる牛がはべり、牛糞がまう。インダス川で死体を流し、その中で口を漱ぎ、沐浴する人々には辟易としてしまう。

一方で、彼らの理数教育や先端技術は著しい成長を見せている。アメリカにも医者.コンピュータ、ITCの技術者は移民も含め主要なポジションを占めている。日本ではカレーレストランがせいぜい。従業員は大方ネパール人である。インド商人は印僑とも言われ、巧みな交渉術で有名。そんなジャングルのような社会にいくら親日だからといって日本のペースで入っていけば、忽ち食い物にされてしまう。スズキの成功は罠かもしれない。企業にとってリスク対応は当然だし、採算の合わない事業はしないから政治家の思惑通りにはいかない。



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# by katoujun2549 | 2018-10-08 10:30 | Comments(0)
マレーシア、クアラルンプールに滞在して思ったこと。
マレーシアは親日国であるが、日本からの投資や観光客、投資を呼び込みたいという思惑がある。今はマレーシアには中国人が25%もいてプミプトラ政策によるマレーシア人優遇策やイスラム教の国教による統治もあるが、中国人の経済力はマレーシア人を凌ぐ。さらには中国の影響に警戒もしている。多民族国家としてマレーシア人、中国人、インド人に次ぐ韓国人より、真面目で勤勉な日本人は3番目に大事にしたいのである。

マレーシアに剣道の指導者、新潟で高校の化学教師をしていた松川さん(剣道教士七段)のお誘いで、クアラルンプールに3回目のステイとなった。昨年まで昇段審査とか、稽古や学校の理事会などで忙しくまとまった日程が取れなかった。剣道も七段を取ると次の目標が見えるまで暇がある。今回は時間があり、理事会も910日まで無いので、2週間のホームステイ滞在となった。松川先生は今年からマレーシアの MM2Hという制度で10年間のビザを手に入れ、アパートを契約され、4月からクアラルンプールに住んでいる。

マレーシアは今ロングステイ先としてナンバー1の地域である。その理由は親日であることはもちろん大きな要素だが、住居の条件の良さ、治安、食料や生活のしやすさにある。暑いのは1年中だが、空気は日本より乾燥しており、夏はむしろ日陰が涼しいくらいで、猛暑の日本より凌ぎやすい。四季の移ろいがないのは寂しいが常夏の自然は日本にはない良さがある。日本人が多く住むのは郊外ではモントキアラ、プトラジャヤの高級コンドミニアムが人気である。しかし、先生の家は中国人の住むエリアの近く、セガンブートというところである。家賃の安さ、管理の良さ、買い物の便などに加え、剣道の弟子のリムさんが近所に住んでおり安心だからだ。近くのモントキアラのスーパーには日本の食材などをはじめ、トップバリューなどのブランドも揃っている。日本のものは当然ながら、現地のものより高い。納豆でも、インスタントラーメンでも日本国内の倍くらいだろうか。しかし、必要なものは何でもある。多分生活上の不自由は欧米より少ないだろう。食べ物は結構美味しく、贅沢を言わず、衛生に気を付ければ周囲の屋台に近いオープンな食堂で何でもある。ただし、日本食やイタリアン、フレンチを食べたい人は金がかかる。また、チキンが美味しいが、鳥が苦手な人は耐えられないだろう。
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郊外に住む人のはなしだが、家のキッチンの床に綺麗な紐が落ちていたので拾おうとしたら動き出したのでビックリ。グリーンスネークだった。毒はないが、中にはコブラなどの毒蛇もいる。クアラルンプールは都会だが昔のジャングルのような森が結構ある。郊外ではそんなこともある。ミッドバレーくらいの町でも野良犬がいる。郊外や山の中にもたくさん野良犬がいて狂犬病の保菌犬に噛まれたら大変。発症する前にワクチンを打たなければ致死率100%だという。犬は怖いだけで可愛くない。
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こんな食堂がどこにでもあり、500円,15RMも出せば充分。
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街角のフルーツ売り。
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[1]3回のマレーシア旅行で感じたことを以下に述べたい。

1. クアラルンプールは3泊すれば見所は回れ、大方楽しめる。
 中心地の旧政庁とモスク、民族博物館、ブキッビンタンの繁華街、チャイナタウン、セントラルマーケットは徒歩圏、都心にホテルをとればじっくり楽しめる。バタフライミュージアム、バードミュージュアムはタクシーで午後4時間あれば十分。バトゥケーブとゲンテェインハイランドは1日、さらに、マラッカは1日かければ往復できる。
 
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問題なのは渋滞である。片側車線はガラガラのブキツビンタンの通り

2. 車で1時間~3時間のところに異なる文化の雰囲気がある。
 オランダやポルトガルの影響のあったマラッカ、イギリス植民地時代に発展したキャメロンハイランド、日本軍も駐留したクアラセレンゴールは独自の文化が見られる。マレーシアの歴史を知ることができる。ペナンやイポーにもレジャーで行ってみたい。
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              マラッカのメインストリート オランダ統治の名残


3. ロングステイは毎日何をするかが問題
 毎日どう過ごすかは日本にいても同じだが、囲碁将棋、ゴルフとか、女性ならダンスなど趣味がなければ保たない。絵を描くとか、書道などなら一人でできるが、それなら日本だって良く、わざわざマレーシアに来る必要がない。ダイビングとか、トレッキング、蝶や昆虫の収集などは面白いだろう。日本と違い、トレッキングには危険性はあります。趣味の世界も仲間が必要だからジャパンクラブなどのイベントで友人を作るのが良い。

4. マレーシアから何をまなびとるか。
 マレー語とか中国語の勉強は日本にいるより、機会がある。オランアスリー、少数雨民族の研究、美術品、骨董収集などはお金があれば面白いだろう。

5. 日本人、または日本の良さを伝えたい
 趣味の世界などでマレーシア人の友人ができるかどうかである。何か楽器を教えるとかマレーシア人との接点が必要。自分は剣道で交流ができ、松川先生のおかげでこれまで多くのマレーシア人とお付き合いできた。彼らが日本に来たときなど、食事をしたり、日本的ホスピタリティを発揮することが大事。
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6. マレーシアはまだ発展途上
 発展途上国特有の貧富の差とかがみられるが、日本よりIT化が急速に進んでいる。オンデマンドの車の乗り合いをネットを利用して行っており、タクシーの半額で活用できる。マレーシアはテロ対策に関してはとても厳しく、安全とされている。しかし、それには理由がある。サバ州などはフィリピンからの不法移民や海賊、アブサヤフなどの過激派が毎年のように事件を起こしている。シパダンがかつてダイビングのメッカであったが、環境破壊で昔ほどの素晴らしさではないという人もいるが、シパダンでもテロや誘拐は起きており発展を妨げている。日本人が犠牲になっていないからマスコミに取り上げられないだけである。これは帰国後に知った。クアラルンプールと地方の格差は大きい。日本人はマレーシア、シンガポール、インドネシアの発展に乗り、インドを目指すべきである。この地域では中国人との勝負に勝たねばならない。
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交通マナーは無いに等しい。特にバイクは空いた場所
にどんどん入ってくる。
バックはモントキアラののマンション群

7. ボルネオ、サバ・サラワクは見所が多く、リゾートの雰囲気
クアラルンプールから空路2時間半でコタキナバルまで行くことができる。マレーシア人もサバ州が美しいところと思っている。特に、山登りはキナバル山という世界遺産がある。また、ダイビングスポットも多い。何と言っても自然が魅力。

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コタキナバルの水のモスク
海岸沿いの街は埋め立てられたもの。水上集落があった。
池が多いが、ワニがいるらしい。注意の看板がある。ニシキヘビも意外に住宅地に生息している。時々6mもの蛇が建設現場で見つかったニュースがある。

8. クアラルンプールは道路が良いが、地理がわかり難い
日本と同様左側通行だが、クアラルンプールはスプロール的に都市部が発展し、鉄道も高速も不合理な路線計画があり、なかなか覚えられない。また、運転マナーが日本とは比べ物にならない自己中心的だから怖い。迷うと事故につながりやすい。
ナビは必須。
モノレールは跨る方式。慣れると移動に便利
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9. 多民族国家を楽しもう
マレー人、中国人、インド人、朝鮮人が混在し、民族毎に居住地が特徴ある集合を形成するから、街に特色があって面白い。
特に、食事は本場のものが楽しめる。アジア世界全体のミニチュアである。特に食文化が面白い。マレー料理を学ぶ機会があると良い。
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10.アジアの交通拠点としての価値
 LCC AsiaAialineのネットワークで、東南アジア諸国かrインドのゴア、ボンベイなど片道1万円以下でどこにでも行ける。シンガポールの方が拠点性は高いが物価が高く、生活はマレーシアの方が楽。クアラルンプール国際空港に近い住宅を選ぶのもありうる。朝夕の車の渋滞がひどい。空港から都心まで1時間半くらいかかる。子供の教育が
なければ空港に近いところも良い。通勤するわけではないから必ずしも都心を意識しなくとも良いだろう。
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バトゥケーブの寺院でお祭りがあった。

[2]MM2H ロングステイについて
マレーシアにはMM2Hという日本人が10年間長期滞在や居住に関する特典のあるビザの制度。
これを利用して日本人のリタイヤしたご夫婦とかが、ゴルフ三昧で楽しんでいるという。また、月に10万円くらい家賃を負担すれば3LDKで100㎡くらいのコンドミニアムがモントキアラ辺りでも借りられる。都心で窮屈な居住生活や田舎で都会生活の出来ない人は年に数ヶ月過ごすのに良いだろう。3~4人でタイムシェアし、3ヶ月毎交代するチームが出来ると良い。住居を所有すると配偶者が亡くなったり、高齢になった場合、年寄り同士の付き合いを続けられるのか、想像すると、ウンザリする。マレーシア人との付き合いは出来ると良いが、結構忍耐力が必要らしい。
時間がいい加減とか、行き当たりバッタリとか、段取りとなるととたんに間抜けなことが発生するという。とにかく、彼らの行動パターンは日本人に解せないこともあり、忍耐も必要。ロングステイ財団のHP等では良いことヅクメだが、実際はいろんなトラブルの話を聞く。長く暮らすにはどんなコミュニティに繋がるかが問題。何かの趣味とか学習、コレクションなどの目的が無ければ半年もたない。
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住宅街にはコンビニやこんな店舗の町並みがどこにでもある。
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朝市も面白い。朝の6時頃でも食堂には人が入っている。特に中国人は仕事をしているか、食べている。それがかれらの幸せ。



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# by katoujun2549 | 2018-09-25 19:53 | 国際政治
マレーシアの原住民オランアスリーは採取生活で定住しないため、政府は定住化とイスラム化で対応している。彼らが、万一過激派やゲリラ化すると大変なので、それを阻止したい。定住のため、病院、学校を作る。クアラルンプールのバトウケープの近くに少数民族オランアスリー博物館がある。彼らのアミニズムの宗教が消えて行く。これらは日本の縄文文化にも繋がる生きた古代である。
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精霊は仮面を付けた人に姿を変え、仮体してこの世の姿が実現される。

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なんとも気になる存在感。日本の土偶にも通じる。

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マーメリ族
港町ポートクランの南に位置するケリー・アイランド(Pulau Carey)。そこにはマーメリ族の5つの村が点在し、個性豊かな風習や芸術を伝える「マーメリ・カルチュアル・ビレッジ」がある。
不思議な存在感を放つ木彫のマスクや人形が。
部族の伝説に登場するスピリチュアルな存在を形にしたもので、平和な暮らしや病気の治癒などを願って、島のマングローブで採れる硬い木に彫っていきます。村内では木彫の実演も行なっています。オランアスリーのマーメリ族は木彫の才能があり、今は土産物等を作っている
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竹刀袋を作ってみたバティック
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マレーシアからインドネシアにかけてバティックとソンケットという布地が有名である。バティックは蝋決染めのコットンであり、ソンケットは手織りの布地もあるが機械織りもあり、価格に大きな差がある。一方、バティックは2mで35RM(1000円)ほどで手にはいる。バティックで竹刀袋を作ってみたがとても美しく出来た。問題は何を作るかである。男の独り者では使いこなせない。とてもカラフルな美しい柄で3枚も買ってしまった。セントラルマーケットにはソンケットの専門店があり、一枚400RM1万3千円のものを買った。ソンケットはバリ島が有名だがマレーシアのものはデザインが良い。
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ソンケット
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ソンケット


金糸や銀糸を複雑に織り込んであるため、ソンケットは細かく裁断するよりも、織り柄を生かした使い方が向いている。マレーシアでは主に「サロン」(腰衣)として用いられ、男性ならば、ムスリムの男性がかぶる帽子や、ズボンの上に巻きつける「サンピン」という布にもソンケットを使う。女性なら、サロンのほか、肩にかけるショールとして身につけると、とても豪華な印象がある。





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# by katoujun2549 | 2018-09-23 18:17 | Comments(0)

クアラルンプールの旧王宮
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セントラルステーションのショッピングモール
マレーシアのエネルギッシュな発展を感じる
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ショッピングモールのイベントは無料だから大賑わい。ウィンドショッピングの後は何かを食べて帰る。


マレーシアで5月9日、連邦下院選が投開票され、マハティール・モハマド元首相(92)率いる野党連合・希望連盟(PH)が歴史的勝利を実現した。1957年の独立以来、初の政権交代が実現する。首相を22年にわたり務めた後、政界を引退していたマハティール氏は、かつて弟子のような存在だったナジブ・ラザク首相(64)の対抗馬として出馬していた。ナジブ首相は、汚職と縁故主義の批判にさらされていた。10日、連邦下院(定数222)でマハティール氏率いるPHは過半数超えの115議席を獲得した。ラザク氏率いる与党連合・国民戦線(BN)の議席は今のところ、79議席に留まっている。マレーシアでは下院過半数の政党が与党となり、政権を樹立する。92歳という高齢の首相の誕生は世界を驚かせた。現地の友人のはなしでは、ナジブは中国や産油国から賄賂を受け取り、また、中国と新幹線などで莫大な借金を中国にして新幹線の工事など中国の一帯一路政策に便乗し、私服を肥やし、マレーシアの王族の利権を確保したり民衆の利益に反することをしてきた。マハティールは8月に北京に行き、習近平に契約の解除を申し入れた。中国はアフリカなどでも多額の金を貸し付け、その国のトップを賄賂で言いなりにして支配するのが常套手段。マハティールはそこを見抜いているし、習近平をうまくたてながら交渉を成功に導く賢明な指導者だという。マレーシアの王族の何人かは利権や家族のDV事件を起こしたりろくでもない。ナジブはそうした王族たちのお世話をして、莫大な新王宮を建てたり困った人だという。旧王宮に行ってみたが、まあ、規模も小さく地味なものであった。今は新しい王宮が建設され、壮大な王宮が出来ている。
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内部は撮影禁止だが守衛は撮らせてくれた
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旧王宮の謁見と控えの間
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ナジブからマハティールに政権が移ってもかつての日本に学べというルックイースト政策の復帰は無いだろう、。マレーシアの中国人の勢力は大きく、人口も26%を越える。ナジブは中国語のマンダリンを操り、中国との太いパイプを構築した。これを覆すには不利益も大きく、マハティールの習近平との会談もこれを覆さない前提で行われている。
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三越伊勢丹の上部階 高級路線のブキビンタン店舗

ショッピングモールに行っても日本企業の影が薄い。微笑ましくダイソーが頑張っていた。車はトヨタ、日産が抜群の信頼を得ている。時計などはカシオの奮闘が見られるが、CITIZENやセイコーの影が薄い。家電もサムソンやフィリップスに押されている。三越伊勢丹も高級志向だが貧乏人の多いマレーシアではいかがなものか。ミッドタウンのイオンが健闘していた。アジアにおいて日本はインドに集中すべきであろうか。悔しいが、中国や韓国には勝てないからだ。しかし、マレーシアにはインド人も多い。彼らのヒンドゥーの宗教やライフスタイルはあまりにも日本と掛け離れている。だいたい、不衛生なのだ。自分には耐えられない。日本のような清潔な環境は彼らには魅力的だと思う。しかし、牛が道にはべり、糞を撒き散らす街にはいたくない。文化を受け入れなければインドの巨大な市場にアクセスできないのではないか。インド人は数学や物理に強く、アメリカの医療の世界でも活躍している。
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バトゥケーブのヒンドゥー教寺院はカラフルだ。
このこの賑やかな配色には疲れる。
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松川先生のアパート前で早朝散歩
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ソンケットの帽子は貴族がかぶる

しかし、自分には馴染めない。ベトナム、マレーシア、インドネシアで奮闘して、インドとは物の交流が限度。中国人や朝鮮人が凄いのは一生暮らす覚悟があることだろう。マレーシアはそのあたりを汲み取り、MM2Hという制度で日本人のロングステイや別荘化を図っている。今回の滞在もその制度を利用して来ている松川先生のアパートにホームステイさせて頂きました。しかし彼も新潟に家もあり、何年も住む気はない。M M2Hも10年を期限にしている。クアラルンプール剣道クラブの増田七段もどこまで過ごすかだ。確かに生活費や住居費は安い。しかし、定年後の自由な時間を過ごす方法が問題。人は地域や人に支えられて生きる。何らかの奉仕も必要。日本人同士で付き合ってもどこか連帯感が無ければ、空しい。日本にいた方が良い。何らかの趣味とか技術がなければ2年はもたない。我々のように剣道という手立てがあるのは幸せだと思う。



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マンゴスチン
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キャメロンハイランドに行く山道に実っていたドリアン
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ドリアンを市場に運び込み、露店で売る。この時点で匂いが充満。
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ドリアン
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マレーシアには日本の果物は大抵あるが、値段が高い。だから、無理して買うことは無い。何と言っても、ドリアンはトロピカルフルーツの王だし、マンゴスチンは女王。ランブータン、ロンガン、バナナ、パイナップル、ジャックフルーツ、マンゴーなど5RM、200円も出すと二人でも食べきれ無い。今回、ジャックフルーツは食べたが、ドリアンは好みではない人もいたので、買わなかった。好き嫌いがあるから、一概に言え無いが、これを食べて、数時間内にビールや酒を飲むと下痢を起こしてしまう人がかなりいる。全員ではないが、かなり酷いという。ドリアンの味はジャックフルーツを甘くした感じ。とにかく臭いが凄い。都市ガスの臭いを思わせる。
ランブータンもロンガン、マンゴスチンはゼリー状の果実で、葡萄の方が美味しいが、とにかく年中あるし、価格が安い。
市街の露店には夕方になるとドリアンが運ばれ、独自の匂いが立ち込める。スーパーでは厳重にパックされ、匂いが出ないようになっている。ホテルでは持ち込み禁止。森に入ってみると、意外にも高い木だが上の方に、実っていたり、落ちたものもある。不思議だが、枝先ではなく、太い幹や太い枝から実っている。
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小ぶりな台湾バナナのようなミニバナナが美味しい
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ランプータンはロンガンに似ている


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# by katoujun2549 | 2018-09-20 13:11 | Comments(0)
クアラルンプールに行くと、人々の宗教心に圧倒される。女性は頭にスカーフを被っているし、朝はコーランを読む音響が響く。中国人の多い地区では祭壇があり、街角や住居の前で線香が絶えない。マレーシアの宗教はイスラム教であり、国教でもある。インド人はヒンドゥー教だし、中国人は仏教か独特の神道である。カトリックとプロテスタントもいる。マレーシアの原住民や山岳民族は精霊信仰である。信教の自由は保証されている。中国人リムさんの話だが、政府は奨励金を使って彼らをイスラムに改宗させる。急には生活習慣を変えられないが、大目にみる。ところが、子供の代になると学校教育で徹底的に教育し、ムスリム化を推進する。一旦ムスリムで住民登録すると改宗できない。キナバル山の山道にはカトリックの教会の看板がやたら並んでいる。カトリックは教育と医療を盾に精霊信仰を圧倒し、改宗に務めている。政府は山岳民族が共産化したり、ゲリラになって反政府組織化することを恐れている。山岳民族が野ブタを食べるからイスラムに改宗しない人もいる。カトリックはそこを狙うのだろうか。プロテスタントは自らを耶蘇教、カトリックは天守教と称しており、昔の日本のような表現。
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精霊信仰のお面や彫像

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彼らはお面をかぶり精霊に変身、精霊は彫像に宿る。
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クアラルンプールの一番古いモスク。クアラルンプールというのは二つの川という意味だそうである。川の合流点。
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モスク内部には奥に祭壇はあるが殆どが祈りの場
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ヒンドゥー教のお寺はカラフル。バトゥケーブのヒンドゥー教寺院は巨大。左のカラフルな階段には人がいるが見えない。右の黄金像・シバァの次男、スカンダというヒンドゥー教の軍神最高司令官の巨大像、その高さたるや、42.7メートル。
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クアラルンプールのメソジスト教会
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コタキナバルのカトリック教会
聖ミカエル教会
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コタキナバルの水に浮いているように見えるモスク
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クアラルンプールの都心部にある中国人の神社
七福神などが祀ってある。


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# by katoujun2549 | 2018-09-19 12:51 | Comments(0)
バタフライミュージアムはクアラルンプールの中心部にあり、バードミュージアムもあるエリア。朝に雨が降ったので、10時に行くと今日は蝶々はお休みですと言われた。王宮博物館を見てから行くことにした。午後晴れてから行くと金網の中にある庭園に蝶が乱舞していた。感動的であった。
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マレーシアは蝶々の宝庫である。流石熱帯である。
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アカエリトリバネアゲハ(Rajah Brooke Birdwing=学名 Trogonoptera brookiana);はマレーシアの国蝶に指定されており、現在は採集禁止ならびにマレーシア国外への持ち出しも禁止されている。マレー半島の比較的南部に生息する。
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巨大なナナフシだ。鉛筆のように太い。これが木の枝のようで擬態していると、目を近づけても分からない。
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# by katoujun2549 | 2018-09-19 12:48 | Comments(0)
暑いのでスイカジュースがやみつきに
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マレーシアの料理はマレー人、中国人、インドの生活から生まれた。又、かつてのオランダやイギリス支配の影響、又ポルトガルの影響を受けたニョニャという料理もある。カレーも種類が多い。チキンレンダンカレーは飽きない。

屋台によくあるナシュレマはマレー料理。ピーナッツ、チキン、干したイワシの炒り子、胡瓜などを特有の味噌で混ぜて食べる。慣れると美味い。このナシュレマは空港の食堂で高級なもので400円くらいだが、普通は120円くらいで売っている。
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住宅街の大衆食堂の昼食。たくさんの料理からチョイス
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    これらのメニューから選択
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セントラル駅の隣、三越伊勢丹の
地下食堂で食べた鴨そば
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コーヒービーンズという喫茶店のコーヒー、
ラージを頼んでしまった。
ジョッキのよう似大きなカップにビックリ
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大型ショッピングモールがどんどん作られ、そのエネルギーに圧倒される。しかし、買い物をした形跡があまり見られない。袋を下げた人はすくない。皆さん見に来ただけか。それにしても、食堂には人が溢れている。住宅地の屋台の食堂は朝は6時には人が来て何かを食べている。特に中国人の食欲は凄い。彼らはよく働く。だから、いつも働いているか、食べている。真夜中でも食堂は人が入っている。結局彼らは仕事をして食べて寝る日々を繰り返している。多少汚い店でも美味しいところは繁盛だ。旨いものを食べて幸せになる人々である。ただし、旅行者はあまり汚い店は避けたい1。というのはお皿など汚い水で洗っただけのところもあるから。また、氷も水道水を使ったような場合はアイスコーヒーやお茶も氷が溶ける前に飲んだほうが良い。冷たいものは飲まない方針。我々日本人は清潔に慣れ、雑菌に弱いから。
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  剣道の稽古後林リムさんに案内して
もらったレストラン
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マレーシアでチキンが苦手な方は生きにくい。
というより、鶏肉が実に美味しい
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コタキナバルの自然派レストランの
チキンの蒸し物とピンクのテラピア
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    これは何とマンボウの皮の料理。
     シコシコして美味
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ボルネオのコタキナバルで食べた
豚肉のサティとゴーヤを揚げたもの。イスラム教の人がサティを食べるが、中国人の多い店ではブタもサティになる。
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魚と豚肉の鍋、トマトと薬味の酸味が
実に上手く調和
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    コタキナバルの朝ごはん、臓物のスープ とてもあっさりした味で
スープも臓物の癖がない。シンプルな焼そばがおいしかった。
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餃子を食べたが種類も豊富
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住宅地にあるマーケット 鶏肉屋と普通の肉屋
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地鳥だから美味しい

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# by katoujun2549 | 2018-09-18 20:16 | Comments(0)
北アメリカ、ヨセミテのアワーニーチー族の家
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アメリカ南西部のモゴヨン(Mogollon)文化やホホカム(Hohokam)文化の人々は、9世紀頃まで、入り口部分を張り出し状にした竪穴住居に住んでいたことが知られている。日本では、後期旧石器時代ごろから造られたと考えられており、北海道から九州にかけて18カ所の遺跡で確認され、特に伏屋A式竪穴住居と見られている建物跡がはさみ山遺跡(〈梨田地点〉大阪府藤井寺市)から出土した例がある[2]


ボルネオのオランアスリーの家の内部
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縄文土器時代の竪穴住居
集会施設か
三大丸山遺跡
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ボルネオのロングハウスに似ている
三大丸山の一般住居
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茅葺き農家の原点 弥生時代 吉野ヶ里遺跡
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ナバホ族の家
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# by katoujun2549 | 2018-09-13 22:41 | Comments(0)
キクラゲ栽培
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キナバル山からサバティー農園に向かう途中、運転をしていたマイケル黄さんが、キノコ農園に日本人がいるということで立ち寄った。それは海外青年協力隊から派遣され、キノコ栽培の技術指導している三田さんにマイケルさんがキナバル山に遊びに来て偶然に出会ったので紹介してくれたのである。キノコ農園ではマッシュルーム、シイタケ、霊芝、キクラゲなどを栽培している。彼は大学で菌類の研究をし、キノコ栽培会社に就職、3年前に海外青年協力隊に応募しこの地に来たのだという。まるでテレビの、こんなところに日本人という番組を地でいくことになった。キノコ農園を案内してくれた。三田さんの健闘ぶりに脱帽した次第。

写真の真ん中が三田さん
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しいたけの菌糸を育てて発生したところ
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# by katoujun2549 | 2018-09-13 19:35 | Comments(0)
小高い丘の上の記念公園

Saba Tea Garden サバティーの産地の茶園に行った後、思いがけない出会いがあった。一つはサンダカン捕虜収容所から徒歩でやって来た日本軍の捕虜であったオーストラリア兵とイギリス兵が、終戦近く、移送され、悲惨な行軍の結果1850人のうち生き残ったのは6人。あまりにも多くの死者を出した事件があり、その最終地がラナウであり、コナキタバルから50キロに位置する。その近くにあるKundasunという街にある記念公園を訪問した。ラナウで生き残ったのは521人だが後に全員死亡、生還者は途中で脱走した6人だけという壮絶な行進であった。その事件の死者を記念したもので小高い丘の上にある。
詳しくは
http://www.geocities.jp/yu77799/worldwar2/Sandakan1.html参照
この事件のことは知っていたがまさかここで出会うとは思わなかった。実はこの事件には背景があり、この時日本兵も1万人が飢餓と疲労で亡くなっており、捕虜達はこの行軍に巻き込まれたのであった。捕虜を護送した兵士も500人ほど死亡した。当時の参謀の実態を知らずに決定した愚かな作戦の犠牲者は捕虜だけではなかった。この記念公園において日本軍を糾弾する表現が少ないのはそうした事情によるのと、あまりにも犠牲者が多く、資料も無いせいであろう。この作戦に関わった日本軍の6名は戦犯として処刑されている。
また日本軍が助言者として頼りにしていたボルネオ人が日本軍を快く思っておらず、わざと悪路を助言したことも悲惨さを拡大した。
インパール作戦と良く似た意外と知らされていない太平洋戦争の悲劇に出会ってしまったのである。ここに来る日本人は極めて稀であろう。

このコタキナバルには戦争の歴史が残っている。アピ事件という1943年事件。華橋と日本人の抗争があり日本人50名程が虐殺され、その報復として中国系413人が処刑された。アピとはコタキナバルのこと。これはアメリカの陽動作戦で、北ボルネオが翻弄され、日本軍の撹乱を狙ったテロで偶発的なものではなかった。今でもこれらの犠牲者を追悼する式典が行われている。マレー半島でも多くの華橋が殺されており、日本人旅行者は覚えておかなければならないことであると思った。

        ラナウの街は高原
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犠牲になった英兵、オーストラリア兵の名前、階級、年齢出身地が記されている
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記念公園入り口
データ
http://www.geocities.jp サンダカン死の行進によると
参考>
「日本軍政期における北ボルネオにおけるアピ事件について」上東輝夫元コタキナバル総領事による研究ノート(名古屋商科大学)


サンダカン収容所にいた捕虜達は1944年9月時点で2250名、1944年末時点で1850名、ということです。 その間、「強制労働」「虐待」「熱帯病」「食糧の大幅削減」で、400名ほどが死亡したことになります。
 すでにボルネオのすぐ北部に位置するパラワン島に上陸していた連合軍がボルネオ西海岸部とりわけブルネイ近辺に上陸してくるのではないかと第三七軍司令部は考え、 クーチンからアピに至る西海岸の防備を強化することを決定した。
 このため東海岸部の兵力を西海岸に転用することになり、タワオの五個大隊のうち三個大隊をブルネイヘ、 タウイタウイ島の二個大隊とサンダカンの三個大隊のうち二個大隊も西海岸部に移動させることになったのである。
二十年二月タワオ及サンダカンから北ボルネオ死の行進が開始された時期に、この行軍に関係した第三七軍の総員約二万名。 このうち一万余名が戦死、その大部分はジャングルの中で死亡しており、残りの一千余名はラブアン、ムアラ、ブルネイ、メンパクール、ボーホートの戦闘において戦死している。

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クアラルンプールから230分でコタキナバルに着いた。リム林さんと現地剣友会長のマイケル黄さんが空港に迎えに来てくれた。市内から山側の森に向かう。Signal Hill Eco Farmというレストランで昼食。


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蒸し鳥、オクラの炒め、ピンク色のテラピアの蒸した餡掛け魚を頂き、次の予定は動物園に行くことになる。そこにはサンダカンに行かなくてもオランウータンがいるし、テングザルもいるという。リバークルーズでもテングザルを見ることが可能だが、野性のものは遠くからしか見れない。当地ではオランウータン、テングザル、マレー熊、マレー象など、クアラルンプールの動物園には居ないものを見ることが出来る。ロッカウィ動物園はコタキナバル南西部の旧ペナンパン-パパール道路山沿いにあり、車での所要時間は40分(約25km)ほどです。

小ぶりな動物園だが、自然に近い動物環境の中で動物を見ることが出来る。

マレー象は象の中で一番小さい。一頭のマレー象がいたが、賢い感じで我々が近くで見ていると、象用のサッカーボールを蹴って遊び始めた。見てちょうだいと言わんばかり。子供が来たら大きな声で叫んだ。歓迎するようにもみえた。なかなか頭が良いような感じ。


オランウータンのコーナーには三頭がいて、恥ずかしそうに我々に背中を向けている。これものっそりと優しい感じだ。森の賢人という雰囲気。オランウータンはサバサラワクにしかいない。


テングザルのコーナーで三頭がニンジンをうまそうに食べる。鼻は歳を取るに従い長くなる。コタキナバル郊外の川沿いのジャングルにいて、水のそばで小さな群れで暮らす。何故鼻が長くなるかは不明。仲良く穏やかな感じだが、奥の金網にいた二匹は取っ組み合いをしていた。見るにつけ、不思議な感じ。


マレータイガーのところではクアラルンプールで見たものより大きい一頭が水の中で涼んでいた。

奇妙な仕草をするのがマレー熊、熊の中では一番小さいが、舌が長く、森の昆虫や木の実を食べており、大人しいらしいが、爪はしっかりあり、安全ではない。手摺に時計の金具が当たりカーンと音がしたら、こちらを向いて立ち上がる。その仕草が、怖いとか、キモいという評判。二本足で歩く奇妙な熊。

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# by katoujun2549 | 2018-09-10 21:21 | Comments(0)

キャメロンハイランド、ブリンチャンの蜂蜜トアラン蜂蜜
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ニュージーランドのマヌカハニーが評判になっている。今回の旅でマレーシアのジャングルで取れた蜂蜜に関心が沸いた。マレーシア、パハン州でとれるトアラン蜂蜜は熱帯雨林のトアランという木に巣を作る野生のオオミツバチの蜂蜜があるようで、成分はマヌカと似てるらしい。オランアスリーという原住民が木に登り取るもので、トアランはピロリ菌を退治することから注目されています。キャメロンハイランドのブリンチャンにある蜂蜜園で手に入る。
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キャメロンハイランドの蜂蜜園の巣箱

クアラルンプールでは扱っている店は無いと聞いたが、驚いたことだが、ミッドバレーの日本クラブの喫茶店で売られていた。ブリンチャンではトアラン専門の蜂蜜園があり、様々な量の蜂蜜や花粉、ロイヤルゼリー、プロポリスなどを売っている。蜂蜜の採取用の防護服、巣箱、蜜を取るときの燻し器まである。

マレーシアではボルネオのキナバル山の麓にあるオランアスリー文化村でも森から取れる蜂蜜を昔ながらの竹の筒を使うことで採取した、針の無いハリナシバチの蜂蜜を売っている。百花蜜といいプロポリスが含まれたまま取られる。サバ州の隣サラワクにも蜂蜜園があり、同様のハチから取れたものを最高級品として扱っていた。水分が多いので、さらっとしている。

そもそも、蜜バチは世界中に分布しており、クアラルンプールでは中近東のイエメンやドバイから製品が入っている。最高級のものは250gで1万円もするのがある。もちろん、日本でも純国産のものは結構高い。アカシアなど花の種類に分かれて製品がある。森の蜂蜜にはそのような分類はできないから、味としては繊細さに欠けるかもしれない。しかし、その分野生的な風味もある。ハンガリーとか、東欧でも平原の花畑からだろうか、多くの純粋蜂蜜が日本にも輸入され、価格は安い。中村養蜂園がテレビなどで宣伝しているが、そんなに大上段に構えなくても近年純粋な蜂蜜は手に入るようになってきた。老化防止とか、ガンに対抗する免疫力を高めるという効能も飛び交うようにもなっている。ハチの神秘的な生態にあやかっているが、まあ、砂糖より、様々な味があり、チーズやクッキー、紅茶やスコーンにも合うから、新しい食文化を作ることがあるかもしれ無い。また、気になることだが、数年前に世界中でミツバチの大量死がニュースになっていた。これは、農薬説やウィルス説など、原因が取り沙汰されていた。たしかにミツバチの生育環境はナチュラルな環境のバロメーターかもしれない。

ハリナシバチの巣は筒の中。蜜をオランアスリーが取る。


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# by katoujun2549 | 2018-09-10 00:15 | Comments(0)

マレーシアの原住民オランアスリーの世界を探る

現代のクアラルンプール
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1.人類史から

マレーシアにはマレー人、中国人、インド人、韓国人が多い。しかし、彼らに先行して、原住民オランアスリーがいた。MM2Hでクアラルンプール滞在中の松川先生によると、彼らの起源は古く、アフリカで生まれた最初の人類が、チベット、ヒマラヤを境に、インドから海伝いにタイやカンボジア、ミャンマーを経由してマレー半島、インドネシア経由で、更にオーストラリアまで何万年もの旅を続けていく。その後、チベットの北を経由して、中国、シベリアを目指していたグループが、マレー半島にもやってきた。彼らが今のマレー人である。マレー人は原住民と共生しつつ、次第に新石器文化と新しい土器や青銅器によって、採集経済であった原住民を駆逐し、森に追いやり、又、海にいた部族は北のフィリピンや更に沖縄、そして、日本列島に渡り、2万年前の旧石器時代から新石器時代、又、縄文時代と縄文人の起源となったと見られる。氷河期には、シベリアやカムチャッカからも凍結した海を渡り、日本列島にやってきた部族もいた。縄文人はそのような北と南の原住民の結合した民族であり、後の弥生式土器をもたらした朝鮮半島からのグループより遥か以前に1万年に渡り栄えた縄文文化を形成したのであった。

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キャメロンハイランドでオランアスリーの土産物屋のおじさん。吹き矢を買えと勧められて買ってしまった。

2人類学


このあたりの歴史は遺跡の発掘より、分子生物学のDNA解析により推定され、中高生の歴史の教科書には出てこない。日本で黄河文明やインダス文明、メソポタミア、エジプトに先立ち縄文文化が1万年も続いていた。弥生式土器や青銅器に代表される時代は中国では紀元前三千年、日本では1400年ほどである。現代の日本人は周囲の世界から渡来した部族や人々の子孫である。オランアスリーのDNAも日本人には入っている。特にボルネオの彼らの中に、日本人にそっくの人相の人がいるのは驚き。彼らはマレー人より日本人に似ている。

北のアイヌや南の熊襲は大和朝廷が日本を形成する時代まで、弥生式土器時代の日本人と緊張が続いていた。日本の神話はその歴史を物語るし、神社の由来にも残されている。

縄文時代は文字の無い文化で遺跡の発掘以外にはその様相は解析出来ない。かつて、アイヌの神話ユーカリが研究されたが、日本では残念ながら、原住民の世界への関心は低い。しかし、一方で、マレー半島やボルネオの原住民の世界から石器時代の生活を想定出来る。

オランアスリーの仮面
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コタキナバルの民族村でオランアスリーの女性と

縄文人は竪穴式建物に生活していたが、マレーシアの原住民は森の材木や竹で高床式住居を、又、食器を作り、縄文人同様循環形の環境に適応した生活を送っていた。彼らの生活は身近な素材を基盤に彼らなりの発展した文化やコミュニティを築いていたことが容易に推測できるのだ。当時の自然に適応して暮らしていた。工業化社会の我々も一種の環境適応の結果であって、もちろん技術の差はあり、社会の発展や文字による文化的恩恵がある。しかし、いったん孤島や森に放り込まれたら彼らのような知恵も創造力も発揮出来ない。火すら起こせない。彼らの生活は途中、13世紀に中国の膨張の影響で青銅器や鉄器が入ってきたが、それ以外は縄文時代と変わらない生活を今に至るまで伝えてきた。彼らによって縄文時代の生活が類推できる。オーストラリアのアボリジニにはもっと古い旧石器時代の生活が残されていると思われる。


.今回の旅行で学んだこと


クアラルンプールのメソジスト教会
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コタキナバルの聖ミカエルカトリック教会
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(1)オランアスリー

今回のマレーシア旅行でマレーシアの山岳部族の生活、ボルネオの4部族のオランアスリーの生活に触れることが出来た。クアラルンプールのオランアスリー博物館、コタキナバルのMari Mari cultural vijlage によって、日本人の我々もオランアスリーを知ることが出来た。

今の政府が彼らの姿を保存し、生活の支援まで行っているのに感銘を受けたが、彼らなりの理由がある。マレーシアやインドネシアではかつて、共産党が彼らを支配し、ゲリラなどを構成し、更に都市部を支配しようとした。世界を知らない山岳民族をゲリラ化し、彼らにユートピアを語り騙すのである。マレーシアもインドネシアもそれを阻止すべく、原住民の共産主義を徹底的に排除、また、イスラム化やキリスト教もそれを支えて、今やマレーシアもインドネシアもアジアの資本主義社会の先進国となり、日本さえ凌駕しようと意気込んでいるのである。


オランアスリーの生活実演で驚きだったのは、彼らの火を起す技術だ。竹の表面に切り込みを入れて竹の棒で擦るだけで1分もしないうちに火を起す。竹の表皮を糸状に削り、綿状にした発火物に火種を作り、息を吹くと擦り落ちた火の粉にから一気に燃え上がる。これを見ると、日本の教科書やテレビのアウトドア番組のサバイバルシーンの火起こしを縄文人が行なっていたとは到底思えない。日常の生活では、もっと簡単に火を起すのだと思う。

オランアスリーの文化はイスラム化とキリスト教によって破壊された。マレー半島では彼らはイスラム教に改宗された。政府は彼らに金をばら撒き、イスラム教徒として住民登録させ、住宅を与えて定住させる。マレーシアではイスラム教徒は一旦ムスリムになると改宗出来ない。改宗した連中には今までの生活を急に変えることを強制しない。ところが、2代目には学校教育を通じて徹底的にイスラムの規則を教え込み、家庭の中でイスラム化を進める。彼らは本来、精霊信仰なのだが、今や彼らの儀式や精霊を崇拝した生活は消えつつある。キリスト教もオランアスリーへの布教は熱心で、特にサバ、サラワクでは教会も多い。キナバル山に行く途中、カトリック教会の看板が実にたくさんあり、こんな山奥に何故かと思ってしまう。カトリックは医療や学校により、彼らの子供達を教化する。精霊信仰はジャングルの中で病気になったり、死んだり、男女の関係に浸透し、それなりに生活の困難を解決してきた。しかし、医療においても人間関係においても不自由な部分をキリスト教会は圧倒的な力で解決する。彼らは山奥で野ブタを食べなければ生きにくいが、豚がタブーなイスラム教とは違って自由だから、親しみやすい。それを狙ってカトリックは熱心に布教する。政府も共産化するよりもましだから、宗教自由の原則で黙認しているのです。かくして、精霊信仰はどんどん廃れ、それを支えたオランアスリーの芸術である仮面などは古道具屋で売られている。欧米の好事家が高く買うので5万円から数十万円で取り引きされている。


(2)マレーシアの移民政策


マレーシアは多民族国家。移民の流入には神経を尖らせる。日本人にはMM2H政策で金を目当てに寛容だが、インドやミャンマーからの難民受け入れには厳しい。近年、ロヒンギャ族の難民問題には彼らを攻撃したミャンマー政府に世論も同情的だ。

世界は困難に直面したロヒンギャ族に同情的、何とか元に戻そうと国連も問題視している。しかし、アジア諸国は彼らには冷ややかだ。ロヒンギャ族も何故か戻る様子が無い。 それは彼らの歴史から来ている。彼らはイギリスが東南アジアを統治するには社会を不安定にする必要があると陰謀を企て、ベンガル地方の最低生活をしているロヒンギャ族をミャンマーに送り込み、泥棒などの犯罪行為を引き起こし、英国無くては治安が保てない社会構造を作った。日本の江戸時代の部落や非人問題よりもっと酷いことを企てた末の部族がロヒンギャ族なのである。そんなことは知らず、泥棒やテロに走る彼らを取り締まった警察署を焼き討ちにしたロヒンギャ族への怨みが今日の問題を起こしているのです。マレーシアではこれが通説となっており、自分は彼らの言い分を聞くしかなかった。





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# by katoujun2549 | 2018-09-10 00:10 | Comments(0)
コタキナバルのポーリングという温泉に行きました。ジャングルを通り、奥の方まで歩いて行くと、世界最大の花、ラフレシアが咲いています。80cmはあります数日しか咲いていないので、お目にかかるのはラッキーだそうです。

温泉からプールと浴槽があり、中国の観光客の皆さん足湯で楽しんでる様子。我々日本人はパンツを履いて入浴します。この国では着替えはトイレでするので、水泳パンツを履くのも大変です。
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ラフレシアが咲いています。
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中国人の観光客は足湯です。
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日本人は風呂に入って楽しんでる。
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# by katoujun2549 | 2018-09-06 01:00 | Comments(0)
今年、2018年9月14日から剣道世界選手権が始まる。下の二枚は2015年の世界選手権でのマレーシアチームが観客席で観戦している。集合写真は今年の大会前の選手壮行稽古後の記念撮影。翌週から仁川の大会に選手たちは遠征に行く。
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世界選手権壮行稽古でエール
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# by katoujun2549 | 2018-09-03 22:40 | Comments(0)
クアラルンプールの市街地にある温泉に行きました。郊外というより、中心部に近い感じの住宅地区にある。マンションの敷地内で、管理人の門番が温泉の入り口にいて、2リンギット払って入る。中はマンションの敷地内。大きな池があり、温水が溜まっている。その中には入れない。近所の人が、ポリケースに温泉水を汲みに来るからだ。1リンギット払うとポリタンクに汲んで持っていく。何に使うのかは不明。服は隣接したトイレで水泳パンツに着替えて脱いだ服は外の塀の釘に掛けておく。お湯はかなり熱い。45度はある。澄んだお湯で日中汗ばんだ身体には心地よい。浴槽は人が2人入るくらいのスペース。誰もこんな場所に温泉があるとは思わないだろう。
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ポリタンクに温泉水を汲みに来るから、このプールに入ることはできない。
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これが洗い場と浴槽だ。狭いのが難だが、まぁ、清潔である。
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# by katoujun2549 | 2018-09-03 20:55 | Comments(0)

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# by katoujun2549 | 2018-09-03 20:19 | Comments(0)
マレーシア国立動物園 ZooN egara
お目当ての動物はマレータイガーとパンダ。絶滅寸前のマレータイガーはキャメロンハイランド周辺に生息するらしいが、この動物園に2頭いる。マレーシアにはオランウータンとテングザルがいるが、ボルネオに行かないと見ることが出来ない。ホワイトタイガーもいる。マレータイガー2010年には500頭ほどしか生息してないと言われていたが、2014年の調査ではなんとその半分の250頭ほどに減ってしまっているそうだ。減少原因は密猟と森林伐採や開発などによる生息地の減少。近年、野生の生存がほとんど確認されていない。
この動物園は種類は少ないけど、出来るだけ自然な環境にいる感じに、施設が出来ている。動物たちも伸び伸びしている。
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          動物園入り口
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マレータイガーは美しい縞模様だが、絶滅寸前
ホワイトタイガーはベンガル虎の系統てさすがに大きい。
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パンダは中国の習近平からナジブ政権に送られてきたもの。どこでもパンダは子供達に人気がある。特別扱いだ。昔日本でも大変な人気で、自分も並んで見に上野動物園に行ったもの。ここではフラッシュは厳禁だが、自由に写真を撮っても良い。
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# by katoujun2549 | 2018-09-02 21:44 | 教育 | Comments(0)
8月27日から9月9日までクアラルンプールに行ってまいりました。
日帰りの強行軍でしたが、キャメロンハイランドに行きました。

31日木曜日は朝、リムさんが朝食を近所の中華飲食店に案内してくれた。豚肉を蒸して餡かけにしたものとチキンを蒸したもの。これをご飯に乗せて食べる。1030分にKL を後にした。高速に乗り 3時間の旅。

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ボーティのパーラーで茶畑をバックに紅茶とケーキを楽しむ

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滝があり、熱帯だが涼しい


山道を車で1時間半程ひたすら登り、タナラタの街に向かう。道の両側には高木と低木やバナナの木が層になり、数十メートルの高さの木の上層部に赤い花が怪しく咲き誇る。

道路脇のドリアンの巨木に実が付いていた。


密林を抜けて高度を上げると茶畑が見えてくるとタナラタは近い。名物のボーティの茶畑とレストハウスで紅茶とケーキを食べ、英国式に昼食にスコーンを頂く。今日は天気も良く、風が涼しい。タナラタの街を抜けて、ブリンチャンに向かう。野菜やイチゴ、果物を売る露天が興味深いが、目的は蜂蜜園である。坂道をさらに登り、峠のようになったところがブリンチャンである。ここも近年開発が進み、大型のホテルが建設ラッシュ。投資目的のマンションとホテルと思われる。蜂蜜園では御花畑とミツバチの巣箱っがあり、トアランというジャングルで取れた蜂蜜を買いました。トロピカルな世界のしっかりした味です。お店の人はマイルドなフラワーハニーが隙だと言っていました。トアランはピロリ菌を殺すと注目されています。トアランはKM市内でもなかなか売っていませんが、ジャパンクラブの売店で見つけました。
 このあたりは、松本清張が熱い絹というジムトンプソン失踪事件を素材にした名作の推理小説の舞台になったところです。
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ブリンチャンは建設ラッシュ
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トアラン蜂蜜
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国立博物館所蔵の火焔式土器
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京都大学所蔵の新潟県十日町の火焔式土器
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長野県茅野市尖石の縄文のビーナス

前から気になっていたが、国立博物館で開催されている縄文展は9月2日までということが分かり、急遽、市川の家から上野国立博物館に行くことにした。以前から縄文時代には興味がある。新潟には十日町に火焔式土器が出土し、その造形美に感動した。今回は全国レベルで縄文時代の土器や土偶が展示されている大きな展示。縄文時代は何と1万年も続いた。日本の縄文文化は世界的に見ても美術性に優れ、独創的で工夫に満ちていた。残念ながら文字の文化がなく、記録が考古学的な発掘しかない。当時を知る術がない。自分が高校の時、日本史を学んだが、縄文時代は歴史の進歩の中で弥生式土器時代に乗り超えられるべき時代てあり、採集経済とか、貫頭衣など旧世界として説明されていた。資料が無いという理由から随分軽くみられたものだが、三大丸山遺跡の発掘で見方が変わった。何といっても1万年ですから。
今回の展示で、土器の大きさとか、技術的な完成度を見ることができた。今回の展覧会では日本で縄文土器として教科書や関係図書に出てくるものの殆どが展示されている。土偶もそうで、幾つかは国宝や重文である。有名なものが上野国立博物館にあるが、新潟の十日町の火焔式土器や、長野県茅野の尖石の縄文のビーナスといわれる土偶を一度に見ることは難しい。
縄文土器として大型のものは高さも80cmくらいあり、大きい。繋げた後も見えず保存状態も良い。模様も丁寧に付けてあり、今日でもいざこれらを作るとなると製作には難易度が高い。土偶は一体何に使われたのだろうか。祭儀とか、お守りだろうか。死者と祭られたのだろうか。想像をかきたてられる。聖書は出エジプト記から3200年くらいだから、それよりも壮大な物語があるかもしれないのである。
日本で1万年という時空においていかなるドラマがあったのかである。


展示の行われた平成館
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写真撮影はこのコーナーだけ許されている。
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# by katoujun2549 | 2018-08-22 19:30 | 教育 | Comments(0)
 在マレーシア北朝鮮大使館はクアラルンプール市内の大使館前に集まった報道陣に声明を文書で配布し、「マレーシア政府は監視カメラの映像や、女性容疑者らが犠牲者の顔に手で毒を塗ったとの妄想に基づき捜査を行っているが、女性容疑者はどうして生きていられるのか」と疑問を呈し、「いたずらで顔に塗った液体は毒ではなく、死亡の原因はほかにあるということだ」と主張した。一見もっともだ。しかし、別の見方がある。全くのはぐらかし。何故二人の女性が必要だったのか。
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クアラルンプール国際空港の金正男が襲われた現場

それは、金正男の背後から1人、
正面から1人が襲ったことに計画性がある。その際に2種類の物質を顔に塗りつけ、その2種類の物質が反応してVXガスが生成したというもの。安全な二種の薬品を同時に擦り付ける二人の作業が行われていた。1か月の間何度もショッピングモール等で予行演習が行われたという。ただ塗りつけるだけならそんなに練習する必要はない。VXガスを直接使うことは使用者にも危険が伴うが、この方法ならその危険も減らすことが出来る。証拠としては、金正男の上着からVXガスでは無い別の物質が検出されたことと、VXガスは匂いがしないが救護に当たった者によると強い臭気を感じたと話していることが挙げらる。金正男が空港職員に何を訴えたかは分からないが、彼もガス対策はやっていた。
この事件で金正男はVXの治療薬であるアトロピンをいくつも保持し、警戒していたことも分かっている。しかし、まさかそんな方法で、また、VXとは思っていなかった。
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使用された2種類の物質
2人が使った物質は「QL」と「Sulfur」であると報道。この2種類の物質について触れる。上に挙げた物質がイソプロピルアミノエチルメチル亜ホスホン酸エステル(isopropyl aminoethylmethyl phosphonite)で「QL」と略されて呼ばれており、VXガスの前駆体として知られている。毒性はVXガスに比べると非常に低い。無色透明の液体で強い魚臭がし、救護に当たった者が言う「強い臭気」とはこの物質によるものと考えられる。一方で「Sulfur」は、硫黄(S)単体のこと。単体の硫黄にも同素体として複数種類が存在し、単体の硫黄に匂いは無い。

この2種類の物質は次のように反応。

QLとSが反応するとQLのPとSが二重結合で結び付き、5価のPを含む化合物が生成。さらにここから異性化が起こることでVXガスが生成する。これには70度の温度が必要。
金正男が襲われた2月13日のクアラルンプールの最高気温は33℃であり、この程度の温度でこのような反応が進行するのかという疑問が残る。しかし、何らかの技術で低温反応を可能にしたかもしれない。そうとなると、北朝鮮の女性犯人がVXを直接手につけずとも、あとで洗い流せば済む。犯行の後、薬品の危険性は
残るし、衣服に付着しないように手を上げて洗い場に行く映像があるのもうなずける。これは主として証拠隠滅のため。日本のマスコミが裁判継続は二人の死刑を意味すると、興味本意に報道するが、このながれをあきらかにすれば、二人は殺意は無かったとも言える。殺人が実行され、彼女達が関与したことは確かであるが、過失致死となると刑は変わるのではないか。この国では過失でも死刑か?。マレーシア当局も慎重に調べている。
二種類の成分を合体させる技術は朝鮮戦争の頃アメリカで開発され軍事関係者は知っている技術だそうだ。VXを世界で初めて使ったのはオウムで、その開発者中川死刑囚とアメリカのサリン研究者との対話がWebサイトに書かれている。
さらに北の仕業として疑われているのが、マレーシア航空機行方不明事故。この時、金正男が乗っていると勘違いし、飛行機内部でVXが使われ、操縦士等コクピット内部が死亡したため、迷走し、墜落したという北の失策があったというもの。もちろん、これは推測。それにしても、化学に素人の自分でもこれくらいの推測はできる。日本の報道のお粗末さは救いようがない。

野島剛氏の記事

北朝鮮・朝鮮労働党委員長の金正恩(キム・ジョンウン)氏の異母兄・金正男(キム・ジョンナム)氏がマレーシアのクアラルンプールの空港で、猛毒のVXガスによって殺害された事件。この件について、かつて1990年代にサリンやVXガスで殺人事件を起こして死刑判決を受けたオウム真理教の元幹部・中川智正死刑囚が、世界的な毒物学の権威である米コロラド州立大学名誉教授のアンソニー・トゥ(杜祖健)氏に獄中書簡を送り、VXガスによる犯行の可能性が高いことを、マレーシア政府の正式発表より先んじて説明していた。

詳しくは
https://www.google.co.jp/url?sa=t&source=web&rct=j&url=https://www.huffingtonpost.jp/foresight/kim-jong-nam-vx-gas_b_16090018.html&ved=2ahUKEwj52vHkzvncAhXWQN4KHcj0BmQQFjABegQIChAB&usg=AOvVaw3Vq4Dwyywcltx_G-g7z5g7
を参照


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# by katoujun2549 | 2018-08-19 15:50

このシーンでトムクルーズは
全治4カ月の大怪我をしたという。
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トムクルーズが大活躍するシリーズ最新作。台風13号で剣道の稽古が中止なので、八幡のコルトンプラザにある東宝
シネマズでミッションインポシブルを見ることにした。
丁度、5時20分の回があり、席もかなり空いていた。
ストーリが結構複雑で、人間関係が良くわからないのには閉口した。ただ、アクションシーンは凄かった。これを見るだけでも価値があるのはいつものこと。ありえない、白昼の大活劇、トムクルーズは絶対に死なないから安心して見ることができる。要は娯楽映画に徹している。
世界を裏で支配する陰謀集団に対抗するIMFのメンバーがいつものように登場する。ラークという謎のテロリストを探す。しかし、前回現れた美人のM8のエージェントがなぜイーサンハートを攻撃するのかわけがわからない。一緒に行動していたCIA要員がなぜ核爆弾のスイッチを握っているのかも最後になるまでわからない。美人のエージェントは恋人になり核爆弾を探すIIMFの協力者になる。イーサンハートの元妻も登場。かれの謎、とにかくCIAはIMFとは競争関係にある。イーサンに不信を持つ CIAは監視役の敏腕エージェントのウオーカーをイーサンにつけるのだが、かれの役割が謎なのだ。彼を採用したCIA長官はバカ丸出し。実は彼こそラークだった。イーサンの人生を説明するがこの伏線は不要。アクションは単純だが、ストーリーがイマイチ複雑すぎて物語への興味を半減させた。最初にターゲットの狂信的テロリストの人物とトイレで大格闘し、相手を射殺してしまうが、先はそこから分からなくなる。IMFは3つの闇のプルトニウム受け渡しに失敗し、パリの影のグループに奪われてしまう。いつもイーサンたちが戦うシンジケートの残党は既に逮捕されているが、彼を奪取しようとするグループとの戦い。これも一体何者かがわからないが、連中もテロリストを追っている。結局、テロリストはカシュミールの国際医療援助村に核爆弾を設置し、これを起爆させないために、断崖絶壁の山中でCIAの男とくんぞほぐれつのアクションを展開する。パリ、ロンドンとカシュミール(実はニュージーランド)の山中での大追跡劇で、世界旅行が楽しめるし、普通はいけない宮殿の屋根裏とか、パリの地下水堂など満喫できるのである。だから、何が何だかわからなくなっても結構楽しめるので絵ある。
監督は前作と同じクリストファー・マッカリーである。前回も出た謎の女がすごい美形のレベッカファーガソン。CIAのエージェント実はラークを演じたテロリスト(ヘンリーカヴィル)は実に迫力があった。スタントを使わず、飛んだり走ったりのトム・クルーズには脱帽である。
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# by katoujun2549 | 2018-08-09 15:41 | Comments(0)

2週間前のニュースで、IPS細胞を使ったパーキンソン病の治療の臨床試験が始まったことが報道された。京都大学で、世界で最初の試みが始まる。臨床試験は3段階あり、3〜5年くらいかかるが、長い間パーキンソン病に苦しんでる患者に朗報です。もう少し頑張っていれば恩恵を受けられる。 アメリカでも行われるかもしれない。

治験は時間がかかるが、最近は国際的なエリアで行われる。政府もIPSの研究は力を入れている。インターナショナルな治験になったら、アメリカでも、モラル面で先進的なカリフォルニアやネバダ州などは受け皿になるかも。治験における問題はIPS細胞は癌化する確率があること。これまで慎重だった。動物実験で目処がついたと聞いている。治験の失敗は補償はあるが、脳内のことだからわからんことが多い。IPS細胞の癌化防止の研究は阪大医学部が進んでるから、京大と連携出来ると良いが。医学部は結構壁があるのが気になる。

治験は第1相が安全性、第2相が効果、第3相が広範囲な安定安全調査だ。それぞれ1年から2年はかかる。アメリカならもっと早く出来るはず。しかし、アメリカは生命科学に慎重。その理由は宗教にある。

アメリカの福音派など聖書を字句通りに解釈するグループが政治的にも影響力があるからだ。ヨーロッパのキリスト教は柔軟である。ところが、不思議なことだが、宗教としては教会は衰退する。頑迷さが信仰上は力になる。生命の発生は神の領域と解釈し、堕胎も殺人であり、犯罪とみなそうとする。カトリックもそうだ。アメリカは優生学の盛んな国で人種差別も激しいから不思議。流石に国として進化論を禁止するところまでには至らないが、州によっては進化論教育が裁判で禁止になった。アーカンソーとか、その州は生物学を必修にしない。だから、その州は医大が無いと聞いている。IPS細胞は進化論に繋がっているからね。

1991年に行われた「ギャロップ調査によれば、47%のアメリカ人(大学卒でも4分の1)は「神がこの一万年のある時点で人間をほぼ現在の形につくった」と信じている」という。1990年代にも反進化論運動は衰えていなかったといわれている。今の政権も議論を避けている。アメリカではなんでもありにすると、とんでもない輩が酷いことを正当化するから、仕方ないだろう。日本で治療出来るならハッピー。

生命科学の世界で、国際的連携がなされて、臨床への応用が進むことを願っています。



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8月2日木曜日1新幹線日帰りツアーで長岡花火大会に行く。今年はセブンイレブンで82日のチケット購入となった。信濃川左岸の席はいくつかあったが、右岸の席は2週間前では売れ切れ。昔はもっと早く無くなっていた。右岸にこだわるのは日帰りで新幹線最終には左岸から橋を渡ると間に合わないからだ。仕方ないから、右岸のフェニックス席を確保した。長岡花火のハイライトはこのフェニックスという大仕掛だから。これを見ればあとは似たようなもの。ベスビアス超大型スターマインと称する大型花火の数々、天地人とかも見もの。この超大型のスターマインはこれでもかとばかりに長時間連続する。最後は大きな光の炸裂が天空を覆う。とにかく、長岡の花火大会は秋田の大曲、土浦と並ぶ大花火大会。それぞれ個性があるが、規模が大きい点では日本一だ。ちなみに、土浦は10月6日、大曲は8月25日である。新幹線を予約しておけば、東京から日帰りで楽しめる。新潟観光を兼ねていく手もある。自分は4年間新潟にいてほとんどの観光地には行ったから、日帰りで充分。955分の新幹線に乗れば帰りは11時40分には東京駅に到着、満杯の旅館を無理に予約して高い飯を食わないで済む。今年はフェニックス席だから、メイン会場からは遠いが、綺麗に全体が見渡せる。風向きが逆風になっている。大花火が煙で霞んだが、風向きが後半変わりよく見えるようになった。9ヶ所から同時に大型スターマインが長時間打ち上げられるフェニックス花火のときは圧巻でした。正面の空を覆い尽くす大花火に感動した。しかしながら、とにかく今年は暑かった。帰りの新幹線に乗るまでは汗だく。会場から駅までは歩いて40分はかかる。新幹線最終に座席指定を取ったが駅は入場制限がかかっている。間に合ったが、蒸し暑い。タオルが汗でぐっちょりになった。

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この長岡花火大会は2日にわたり行われ、8月3日も7時からJ;COMテレビでも中継された。実物は大きすぎるが、中継は全体がきれいに見え、余計なタレントのオチャラカもないので静かに昨日の感激を再確認できた。今年は実際の大会観覧とテレビ中継と二度にわたり堪能した。


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# by katoujun2549 | 2018-08-02 22:53 | Comments(0)

日大の理事長、監督、ボクシング連盟理事長、相撲協会の理事会の対応など、まるで暴力団のような風貌と対応に驚く。ちょっと普通の人なら敬遠したくなる感じ。格闘技だから狂暴な雰囲気はリーダーとしてしかたがないのだろうか。今話題になっている山根会長が会場に来場したときの迎え方はまるで日活映画にある組長の来場ではないか。しかし、いずれも法人であり、その責任者の対応が、常に隠蔽や揉み消し、虚偽の会見など共通している。中には暴力団とのつながりを噂される人物もいるのだが、特徴的なのが運営の手法が暴力団的であること。それは彼らが由とするのが家父長支配なのである。本物の暴力団は一見してわからないように偽装していることが多いが、山根会長はファッションも含め、それらしい雰囲気丸出しで周囲を威嚇する。韓国の同族財閥企業の家族の横暴を笑えない。問題は内部の暴力、不正、団体の私物化、パワハラ、人権侵害である。だからマスコミのターゲットになることに当事者は気がつかないようである。普通の人なら、あの悪相に引く。彼の功績はその対策を奈良で果たしたから。かなりその道に近いから皆敬遠しまうのだろう。

非営利法人というのは学校法人、財団法人、社会福祉法人、医療法人、宗教法人などがあるが、その運営、マネージメントに関しては自治体や所管官庁が統括している。また社団法人になると、経営に介入しない。一定のルールのもとに決算予算、財務など健全な運営やコンプライアンスを守るようにチェックを受ける。法人傘下の業務責任者、学校で言えば校長や学長、学識経験者が理事になり、監事などが会計監査、業務監査を行う。しかしながら、理事のうち現場の実権を皆が持っているわけではなく、理事長は理事の互選や投票で選ばれるので全てを把握しているとは限らないのである。ましてや、部活などは優勝の報告を受けるくらい。

今回の日大のアメリカンフットボール問題にしても。ボクシング協会にしてもマネージメントが適正に、民主的には行われているとは思えない。というか、民主主義がマネージメントルールや指導理念があるわけではない。親分子分の関係、暴力団組織のような貸し借りの支配構造、オウムのようなナチスばりの縦社会官僚機構などマネージメントの手法は自由なのである。企業の営利法人の場合、マーケットの原理があり、また株式会社においては市場公開など、民主的運営が社会的な認知や評判につながり、採用やサービスの売れ行き、業績にも直結する。これが機能しなければ、韓国の航空会社のような独占的財閥経営にある奇妙な統治に陥る。非営利法人は経営の評価が行われないことから常に問題が生まれる。


今回の日大や、ボクシング協会などは、そのマネージメントがまるで暴力団のような団体統治手法で行われている。新しい形の暴力団支配なのではないか。恐らく理事会の構成員にも本物の舎弟がいるのではないかと勘ぐりたくなる。彼らの支配構造は家父長的な家族主義である。そこに問題がある。だから、違法なルールや人権侵害のようなことが頻発するのである。昔は非営利法人の中には理事等の幹部に舎弟が入り込んだ法人があったが最近は、警察も監視が厳しい。そこで法人自体をまるで暴力団の経営のようにしてしまえば良いのである。彼らのマネージメント力はすごいのである。


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# by katoujun2549 | 2018-08-01 18:21 | Comments(0)
7月29日のTVタックルは最近起きた新幹線殺人や富山の交番襲撃殺人、新幹線殺人、大口病院終末期病棟殺人事件といった、普通の若者のような彼らが何故大量殺人や無差別的犯罪に走るのか、犯人に関する突っ込んだ分析を行っていた。久保木容疑者が看護師として何故大量殺人に類する犯行を重ねたか。ビートたけしと阿川佐和子の掛け合いだが、一般にこの手の司会は無知蒙昧な立場で専門家に投げ掛ける質問が空振りになったり、専門家の一般論で終わってしまうことが多い。ゲストの皆さんと犯行の異常にビックリして終わるような結果が多い。
しかし、今回は

常識的な立場から長島一茂、庶民感覚の大沢あかね、犯罪専門の吉川祐二ー 元刑事

尾木直樹ー 教育評論家、木村好珠このみ)ー 精神科医

ジェイクデルスタイン記者、土井隆善 筑波大学教授といった真面目なゲストだった。

そのため、ゲストの解説が的を得ていた。単なる環境論で犯行に至った推定のような理由付けではなく、根元的な犯人の人格形成に関する評価が冴えていた。こうした犯罪を起こす人は生育過程において親、友人等周囲の愛情が薄く、疎外感を重ねた結果である。だから、こうした犯罪は必然的に起きるというのである。人間は誰でも愛されたい。しかしそれが果たされないと、支配欲で代償し、反社会的行動に結果的に陥るという。ジェイクデルスタインー氏は看護師の毒物混入集団殺人は世界的にはよくある事件で、アメリカでも50人以上を毒殺する事件があったことを報告していた。共通しているのは生命に対する尊重の観念が乏しいことだという。このような人は結構どこにでもいて政治家であればヒトラーやスターリンのような犯罪的な結果を引き起こすのである。


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# by katoujun2549 | 2018-07-29 13:47 | Comments(0)

如水会館から神保町まで歩いたが、あんまり暑いので、岩波ホールの映画を見ることにした。ナチス政権の宣伝相ヨーゼフ・ゲッベルスの秘書を務めたブルンヒルデ・ポムゼルが、終戦から69年の沈黙を破り、撮影当時103歳にして初めてインタビューに応じたドキュメンタリー。1942年から終戦までの3年間、ゲッベルスの秘書としてナチス宣伝省で働いたポムゼルは、「あの時代にナチスに反旗を翻せた人はいない」と話す一方で、「ホロコーストについては知らなかった」と語る。彼女は皺くちゃのおばあちゃんだが、記憶も話し方もしっかりとしてる。ソ連に5年も抑留された苦労が彼女の皺を深くした。近代史最大の戦争犯罪者のひとりであるゲッベルスに誰よりも近づいた彼女の30時間に及ぶ独白を通し、20世紀最大の戦争における人道の危機や抑圧された全体主義下のドイツ、恐怖とともにその時代を生きた人々の姿を浮かび上がらせていく。


作品データ

原題

A German Life

製作年

2016

製作国

オーストリア

配給

サニーフィルム

上映時間

113


原題はA German Life

岩波ホール創立50周年「ゲッベルスと私」


彼女のユダヤ人の友人ハンナはどうなったか、戦後調査し、データを見つけて1945年死亡とされたが、彼女は1943年にアウシュビッツに送られていたことが分かる。神も正義も無いが悪魔は存在する。ゲッペルスは清潔好きで爪の手入れが行き届いた好感度な立派な人物に見えていたが、彼が何故演説をする時人が変わったような態度になり、大きな声を出すのに

びっくりしたと彼女は言う。普段は激昂することが無い人だった。彼女は悪人と一緒にいたのかもしれないと思うが、あの体制からは逃れようもなかったという。後からマシな対応が出来たという人はいたが全くそんなことはあり得ないという印象だったという。映画の題名がGermanLife。ゲッペルスの秘書ですら普通の生活をしていた。ユダヤ人の友人は何故いなくなったのが分からなかったのだろうか。命令に服従することが社会規範だった時代、何故と問うことができない社会の恐ろしさである。



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# by katoujun2549 | 2018-07-20 21:32 | 映画 | Comments(0)