<   2016年 11月 ( 8 )   > この月の画像一覧

ヴィオラダガンバ

 アドベント入りの11月26日(日)午後2時から市ヶ谷の牛込払方町教会で「丘の上のコンサート」として教会会堂を使ったミニコンサートを行った。久方ぶりに会堂の席は満席となった。ソプラノを歌ったのは高橋美千子さん、カンタータなど、バロックが得意だが、フランスで様々なバロックオペラにも出演された方。オルガンは中村文栄さんでオルガンとチェンバロのデユオも行った二刀流。ヴィオラダガンバは井上奈緒美さん。東京芸大からパリ市高等音楽院古楽科、リヨン国立高等音楽院で学んだ本格派。1時間半ほどの短いコンサートだったが、素晴らしい歌声とオルガン、ビオラダガンバの音色を堪能した。バッハのカンタータなどバロックの古楽器演奏ではこのヴィオラダガンバは定番になっている。マタイ受難曲の中にも頻繁に登場する。
e0195345_15172804.jpg
 演奏者が良かったこともあるが、素晴らしい音色であった。この柔らかな音色を持つビオラダガンバが何故、オーケストラで使われないのか不思議に思ったが、その理由がわかった。この弦楽器は弦が羊の腸で作られており、室内の温度や湿度に影響を受けやすく、何曲か引くとだんだん音が狂ってくるらしい。頻繁に音合わせが必要で、オーケストラの長い曲目には向かないのだ。曲目はバッハのアヴェマリアから始まり、グリーンスリーブス、ヘンデル、モーツアルトのアレルヤなどを前半に、後半はクリスマスの歌を中心にシャンパルティエの真夜中のミサ、讃美歌の古歌を6曲続け、最後はアダンのオーホーリナイトで終わった。久方ぶりに生の演奏の良さに感動したひと時であった
e0195345_14263730.jpg

[PR]
 1.「チェ・スンシル疑惑」
チェ・スンシル(崔順実)氏の関連疑惑は、現在大きく二つだ。一つは、ミール・Kスポーツ財団を設立し、資金調達の過程で青瓦台やチェ氏が介入したかどうかであり、他の一つは、大統領の演説をはじめ、外交・安全保障機密文書と不動産開発、大学入試などの青瓦台資料が民間人であるチェ氏に渡された経緯などである。
 朴槿恵大統領と崔氏との関係は、朴大統領夫人の暗殺事件から始まっている。父親の朴大統領の暗殺事件にも関係があると今になって言われているが、実際は不明である。しかし、彼女の裏にこうしたバックがあったことは大統領になる前から言われており、韓国では有名な話だったようである。
 今回の事件が明るみに出たのは崔氏の彼氏であった元フェンシング選手がUSBメモリーを流出させたことがきっかでである。取り巻きの仲間割れのような形で明るみに出た。朴大統領が今後弾劾され、政界から追放されることは間違いないだろう。その場合、日韓の慰安婦問題など、次の政権が再び国民の関心をそらすために、再び慰安婦問題や、竹島を取り上げ、これまでの約束が反故にされるリスクもある。

2. 日本攻撃に備える
 日本はそのような時、事前に反撃の準備をしておくべきだろう。彼らは国内の混乱を日本に向けてそらそうとするのが従来の常である。この際、韓国側がこれまでの交渉を無視するような方向に出てきたら、彼らの歴史認識も変えるように要求し、最初から出直すくらいの作戦を立てるべきだと思う。慰安婦問題の中で、20万人という数字のでっち上げや、海外における慰安婦像、うその証言を韓国の混乱に乗じて覆す準備である。先方が朴大統領の約束は無効だといってきたら、逆に、そもそも、先方の主張そのものがいい加減で、日本はやむを得ず承諾したと世界に訴え、韓国の外交の無能ぶりを喧伝したらよいではないか。そして、さらに、韓国が第二次大戦中の「戦勝国」というより、むしろ協力関係であったことも発信すべきである。

3.歴史認識
 日本の厚生労働省(1990年、1993年返還名簿・当時厚生省[17])の統計によれば、朝鮮人の軍人軍属は24万2,341人であり、そのうち2万2,182人が第二次世界大戦で死亡または不明である。朝鮮人も徴兵されたが、そのうち、毎年6千人ほどが志願兵として、50倍の倍率で採用されていた。朝鮮半島は日本の一部であり、日韓併合は植民地化ではなかった。当時は日本人慰安婦も多く、何も、強制的に拉致されていたわけではない。
 今の公用語はハングルであるが、このハングルこそ日本人が学校教育の中で普及させたもので、今の韓国文化も、近代的な教育制度も、土地所有制度も基礎は日本がつくった。朝鮮の両班支配の中で、国家として機能していなかったことこそ、東アジアの安定を損なうことであり、これを恐れた日本が、李朝に干渉した歴史を世界に知らしめるべきである。ロシアの朝鮮半島進出を日本は阻止すべく、日露戦争で血を流したのである。韓国側が求めているのは、日本政府の一方的な謝罪である。しかしながら、歴史的には微妙な認識の差がありこれは一致させることはできないだろう。慰安婦問題の虚偽と、韓国の歴史認識の修正を朴政権との交渉の中から探り、日本が譲歩したことも見直すという圧力をかけなければ、再び日韓の話し合いは振り出しに戻されてしまう。真の和解は一方的な謝罪では成立しない。もし、さらに、村山談話の原則をさらに蒸し返して要求されたら、日本はただちに、歴史認識の一致を求めるべきである。
 日本は併合という形をとったが、朝鮮人のプライドを国家を解体したことで傷つけてしまったこと。戦前の日本人に人種的偏見があり、関東大震災の朝鮮人虐殺、戦時下の徴用、独立運動弾圧に関する謝罪の用意は必要だが、同時に、彼らの慰安婦問題や、日韓条約の際の合意に達した、日本の情報による韓国側の了承事項などを再確認し、問題を再燃させない方向に周到な備えをすることである。

[PR]
by katoujun2549 | 2016-11-21 11:34 | Comments(0)

神道無念流の練兵館を率いた斎藤弥九郎の伝記である。剣道道場の練兵館で多くの幕末の志士が育った。道場主であった斎藤がどの様な役割を果たしたかはあまり知られていない。多くの長州藩士がここで学んだ。剣を学んだだけではない。師として何を導いたかをこの本で明らかにしている。代表格は桂小五郎である。藤田東湖、渡辺華山、高杉晋作、芹沢鴨、伊藤博文、根岸信五郎など、錚々たる門弟を輩出した。北辰一刀流の玄武館、鏡新明智流の士学館と並ぶ三大道場であった。道場は今の靖国神社の位置にあったが、神社建設のため牛込見付に移転した。その後、根岸進五郎が本郷に有信館を開き、神道無念流は中山博道まで受け継がれた。羽賀準一、中島五郎蔵、中倉清が戦前の剣道を伝えたが、今は全日本剣道連盟により、統一されており、流派の技は残っていない。
練兵館において、武は戈を止めるの義なれば、少しも争心あるべからずと道場に掲げられていた、神道無念流の理念により、斎藤弥九郎が如何に幕末の波中を生きたかを植松氏は描いている。黒船に備える幕府の混乱、アヘン戦争に西欧の技術と武器に驚異を感じた心ある武士、韮山で反射炉を作り大砲の鋳造を試みた江川、そして、彼の元でお台場の建設に奔走する斎藤弥九郎の物語である。剣の修行や斬り合いの場面はほとんど無い。武と学を大切にした当時の道場は、剣道のみならず、情報源であり、最新の学問の場でもあった。身分や藩の制約を超え、自由な場が生まれていたのである。齋藤が、砲術や練兵訓練に取り組み、韮山の代官江川との交流、台場の建設から、晩年に大阪造幣局の建設に尽力したことなど初耳であった。桂小五郎が弟子で、斎藤の薦めで学問に励み、晩年も交流していた事なども発見であった。彼にとって、剣は人であった。
剣豪として有名な、山岡鉄舟、榊原謙吉、志士であった桂小五郎、坂本龍馬、勝海舟などは人を切っていない。剣の修行を学問や政治に生かしたことがのちに高く評価された。斎藤は維新の前の、大塩平八郎の乱、蛮社の獄、高島秋帆の砲術などの開国前夜の時代を生きた。剣の心を日々の活動に生かした剣士の生き様を見事に描いている。この著者が女性であることも珍しい。

[PR]
 この本は疑似科学、心理学、大脳生理学の集大成のような本ではないか。著者の橘 玲(たちばな あきら、1959年 - )は、日本の作家。本名は非公開。早稲田大学第一文学部卒業。元・宝島社の編集者であるが、遺伝学や優生学、遺伝学に詳しい。アメリカの実験心理学や人類学者の見解をつなげて、進化論、格差、犯罪、差別の必然性を唱えている。何も肯定しているわけではないが、現実を見よと見たくないものも見せつけられている。遺伝決定論と環境決定論の二つを組み合わせて、センセーショナルな結論を導いているのではないか。一種のアジテーションである。人間のDNAは石器時代から変化していないとか、本来人類は一夫多妻でもなく、一夫一妻せいでもなく、乱婚制だという人類学上の仮設を述べている。ドナルドトランプが聞いたら喜びそうな理論である。ナチスの優生学はそのルーツはアメリカにある。アメリカは結構露骨な人種差別の激しい国である。この本にも例として黒人やユダヤ人の話が出てくる。一卵性双生児を例に、遺伝的要素がいかに強いかを説く。そういえば、トランプは優秀な子どもを作るために、3回も結婚したのではないかと思わせるくらい、子供が優秀だ。美人は得だし、外見で人は判断する。教育でも、親が優秀なら勉強のできる子供は多い。そうした気安く口外しにくい現実をそれなりに理屈をつけ、それに反する事例はさておき偏見を裏付けた本ともいえる。
この本の論調はナチスの人種理論にもつながるのではないか。この歴史をどう考えるか。この反省に立って、遺伝学は封殺され、科学の指針も大きく変わった。まさに「言ってはいけない」独断偏見を根拠づけようとしたのではないか。

以下にナチスの行った悪行と、ヒトラーの予言についてご紹介したい。

ベルリン、ダーレムのカイザー・ヴィルヘルム協会人類学・優生学研究所所長のオトマール・フォン・フェアシュアーは、双子に関する研究を手広く行っていたが、戦争が始まると弟子のSS大尉、ヨーゼフ・メンゲレ博士をアウシュビッツに送り込んだ。彼はアウシュビッツの降車上に自ら赴いて、何千もの双子を集めてコレクションし、過酷な人体実験を行った。メンゲレは3000対の双子を人体実験にかけ生き残ったのは100名だけだった。ナチ的な曖昧な人種理論の証拠探しという側面もあった。人種が優れている、劣っているなどというのは、今日においては疑似科学であることは誰も疑わない。何をもって「優れて」おり、何をもって「劣って」いるのかなど、そんな定義が歴史上存在したことは一度としてない。にもかかわらず、ナチはアーリア人が優秀で、ユダヤ人が劣等だと決めつけた。それは政治が勝手に言い始めたことで、これを裏付けるために科学が総動員された。ナチの医学者たちは血眼になってアーリア人が優秀で、それ以外がそれよりも劣るという「証拠」を見つけようとした。それは髪や瞳の色であったり、顎の形であったり、背の高さであったりした。
ス・ドイツの「優生思想」で、障害者や難病の患者は「安楽死計画」の犠牲になった。
1939年から1941年8月までに、約7万人の障害者が「生きるに値しない生命」として、抹殺された。
「安楽死計画」の事務所(中央本部)がベルリンのティアガルデン4番地の個人邸宅を接収して、そこに置かれたことから、この計画は暗号で「T4作戦」と呼ばれた。

●かつてアドルフ・ヒトラーは次のような発言(予言)をしたという。
「“2つの極”はますます進む。人類と社会のあらゆることが、未来には、両極端に分かれてしまう。
たとえばカネだ。一方には腐るほど大量のカネを持ち、広く高価な土地を持ち、労せずして限りなく肥っていく階級が現われる。だが少数の彼らが現われる一方、他方の極には、何をどうやっても絶対に浮かび上がれない連中も現われるのだ。それはカネだけの問題でもない。より正確にいえば、精神の問題だ。限りなく心が豊かになっていく精神の貴族、精神の新しい中産階級が現われる半面、支配者が笑えと言えば笑い、戦えといえば戦う『無知の大衆』『新しい奴隷』も増えていくのだ。 〈中略〉  それは1989年だ。そのころ実験は完成する。人間は完全に2つに分かれる。そこから引き返せなくなる。」
「……人類は、完全に2つに分かれる。天と地のように、2つに分かれた進化の方向を、それぞれ進みはじめる。一方は限りなく神に近いものへ、他方は限りなく機械的生物に近いものへ。これが2039年の人類だ。その先もずっと人類はこの状態を続ける。そしておそらく2089年から2999年にかけて、完全な神々と完全な機械的生物だけの世界が出来上がる。地上には機械的生物の群れが住み、神々がそれを宇宙から支配するようになるのだ。」この予言が当たらないように人類は行動しなければならない。


[PR]
e0195345_00524442.jpg
神戸女学院の階段
e0195345_00531884.jpg
青山学院の礼拝堂とパイプオルガン
e0195345_00534625.jpg
 
  NHKの朝ドラ、「花子とアン」は吉高由里子主演でヒットしたが、実像はドラマとはかなり違う。実在の文学者児童文学家の村岡花子(1893~1968)をモデルにしている。ヒロインの安東家はドラマでは貧しい小作農家である。甲府の出で、父親が奔放でもめ事が多かったことは同じだが、ドラマでは兄は奉公人、妹は製糸工場の女工と当時の貧農の典型である。しかし、実際は彼女が5歳の時上京し、品川で茶業を営んでいた。東洋英和女学校を10年かけて卒業し、系列の山梨英和女学校に英語教師で就職した。尋常小学校の代用教員ではなかった。
 昔から、ミッションスクールに通う学生は、市街地の商家、豪農の娘、高学歴サラリーマンの子弟であった。近年、異変が起きている。それは地方都市を中心に、中心市街地の商業が衰退、地方の大企業の工場は海外に移転、都心のホワイトカラーもエリートではなくなってしまった。こうした階層の変化に学校というのは容易に移転はできないし、学生の供給は地元に頼らざるを得ないから、自ずと学生募集に苦労するようになった。特に苦しいのが女子大である。また、地方都市のキリスト教会も同じ悩みを持っており、高齢化、信者の減少により、かつてのように学校を支えることができない。魚のいなくなった場所で釣りをしているようなものである。もちろん、地方の高校や大学は同じ悩みを抱えている。優秀な学生のみならず、低学力の学生も首都圏、阪神圏の大学に吸い寄せられている。地方都市に彼らをとどめる魅力がないのだ。
 このことは、当然、文科省も大学改革に頭を痛めているが、大学側が改革のスピードを上げない。高等教育というのは世界標準があり、先進国では4年間はリベラルアーツ教育で語学や幅の広い教養を古典などを通じて学ぶ。日本はドイツの制度をモデルにしてきたが、本質的に違うのは、ドイツは階級社会で、大学に行くのは、ゲルマンのエリートである。授業料はタダ。移民が多く、彼等は高等教育には進めない。形だけ真似した日本は特殊だから、国際的にも評価が低い。世界ではゼミナールなどで専門性を方向付け、大学院に進学して社会に出ることが人材育成の道になっている。医学や法学はこうしたリベラルアーツ教育を受けてから医学部やロースクールで専門家として育てるのである。職業大学院など、文部科学省はエリート育成のための方向付けを国立大学を中心に行っており、特に、理科系は大学院に進学する学生が増加しており、就職においても学部卒はむしろ不利である。
 国立大学は今後文系もそのような方向を取ると思われるが、私立学校はそうした余裕がない。大学院も無いところが多い。社会は文系においては大卒を就職試験で振り分け、選別している。企業は地頭の良い、高偏差値の学校を中心に優秀な学生を得ることに躍起となる。また、大多数の学生は大学での勉強や資格すら問われることなく、企業の人材育成にかなった素質を中心に選別される。体育系の教員養成の大学でも一般企業に就職するし、音大卒でも最近は採用される。
 こうした現実に対して教員はアクティブラーニングなど必死の努力を始めているが成果は出ていない。高校教員が大学の現実に無知だからだ。彼らの大学観は10年以上遅れている。そうした中で先は学生の確保でが最重要課題である。そのために、地方私立大学は何をしたらよいか。自分は
 1つはリベラルアーツ教育の徹底、2つ目は学生寮の整備を上げたい。全国からの学生を集め、市場開拓のためである。リベラルアーツ教育の柱は英語教育を中心とする語学力向上である。それは将来大学院に入学するためのもので、できれば海外の大学院に入学できるTOEFLレベルを目指すのである。学生寮は賃料を頂くが、当然赤字である。しかし、これがあれば来る学生の学納金と併せ収支を取れば採算は合うはずである。これとキリスト教教育を柱に全人教育を行うのである。そして、これは一つの大学で単独で行うのではなく、ミッション系の大学は合同してシステム設計を行い、必要なスタッフもFDなどで育成する。都市の応募者の多い大学はこうした人材育成に協力するという形である。勿論。ミッションスクールの第三の柱はキリスト教である。

[PR]
 トランプは日本を防衛しないというかもしれない。日本はその事態に備えねばならない。今までアメリカに基地を提供したおかげで日本の国防費は膨れ上がらずに済んだ。国防負担の少ない部分が産業育成に回り、今日の国の形ができた。日本はブレーキの弱い国だ。オリンピックの青天井予算を見ればわかる。高齢化と社会保障で日本に金がない。このまま、自主防衛を続けたら戦前の日本のように軍事大国の道が待っている。そうしなければ国外での継戦能力がない。

軍事大国の道はない。 その時は、最小の予算で最大の効果を出さねばならない。日本は核を持つ3つの国に囲まれている現実を見なければならない。どうしたらよいか。そのために、北朝鮮や中国の核の脅威から我が国を守るために、核武装は実際にはいつでも可能という能力は保持する必要は最小限ある。先制攻撃はしないという体制だ。従って、今日行われている戦略の延長だが、島嶼防衛を中心に、上陸した敵は全滅させる強い攻撃力が必要。敵前上陸阻止ではなく、引き込んで撃つ。フィンランドやロシアの戦術だ。海軍は上陸した敵の補給線を断つ。日本は硫黄島や沖縄で戦った経験を生かすのだ。そこでは敵も核は使えない。海は対潜と攻撃型潜水艦で、空は最先端のミサイルとレーザー兵器で防衛する。上陸した敵の補給路は潜水艦と空爆で絶つ。垂直離着陸型の次世代のステルス戦闘機を開発する。これらは山岳地帯の多い我が国の地形を生かし、各所に配置する。短距離でよいからアメリカのA10なみの攻撃力が必要。移動可能な手動ミサイルで撃ち落とされるヘリでは限界がある。

 歴史上空母を使った海戦を経験した国は日米しかない。連携すれば中国もロシアも敵ではない。空母はクジラのようで、攻撃には弱いから護衛艦群を必要としている。
 陸上戦闘能力は常時臨戦訓練が必要である。積極的に国連出動し、腕を磨く。特に対戦車対策は必要で、国土の狭い日本の地形では大規模な戦車による侵攻や平地での戦車戦は想定する必要がない。市街戦で戦車が無力なのはシリアやスターリングラードで証明済み。小型の対戦車ミサイルで充分。10型戦車は制圧用である。空母は小型を日本海に2隻、南シナ海に2隻、太平洋に2隻配置し、イージス艦の護衛艦隊を4群10隻は備えて侵入を阻止する。原発危機に備えて、周辺の防衛はロボット兵器で固める。空からの攻撃には防空ミサイル群を整備し、宇宙からの核ミサイルの攻撃にはレザー兵器とミサイルで防衛する。沖縄の米軍は全て引くことはない。10兆円くらいで可能ではないか。ところが、これだけを維持するだけでも膨大な軍事費を要するから日本は支えきることができるのだろうか。

[PR]
アメリカ人はやはり黒人の大統領の次に女というのは耐えられないのであろう。民主党が12年も続くと歪みも出てくる。明日朝のNYの金融マーケットはどんなものになるかを想像するとこわかったが、NY市場は上昇。フジTVのキャスターの木村太郎氏は、10日ほど前、選挙戦取材で渡米した直後、現地を実際に見てから「この戦いはトランプの勝ち」と言っていた。彼だけがトランプ勝利をずっと言いはってきた。とにかく「この民主党政権下で起きて来たフェアでないことばかりへの白人男性の怒りが凄い」こと「ワシントンDC的でpolitically correctで偽善的なことばかり吐くヒラリーへの尋常でない嫌悪感の強さ」に驚いた、とハッキリ言っていた。まさに、その結果が出現したわけだ。しかし、木村氏は「それは日本にいいこと。日本は戦後初めて、一人で現実に立ち向かうことに直面することになるから」と。「誰がホントの友達」なんてわからない時代になった。けっきょく、日本は「外圧」でしか変わらない。

やっぱり!トランプが善戦。まぁ、ヒラリーなら変わらない。トランプなら、日米は多少変わるだろう。大統領は顔だが、体ではない。顔が向いた方向にいずれ体も向く。日本にとって不安要素が拡大している。
しかし、アメリカはあのような、奇人変人が好き。もともと変な国。ペンス副大統領のバランス感覚に期待するところが大きい。
トランプは金持ちだ。 金持ちには普通の人はなれない。皆が安心するような人ではビジネスも成功しないのが、アメリカの特徴だ。今のままではアメリカは衰退一方だろう。そうなれば、日本はあてに出来ない。今のうちに、アメリカとの関係性を見直す良い機会。国防は口先では無いし、アメリカの経済力を利用した方が日本は良い。一旦アメリカの再生を待つ。かつて、ドイツが国民党に肩入れしたように、中国でかなりドイツは日本の顧客を奪っている。対抗出来るのはアメリカだけ。アメリカを盾に実を取れば良い。日本はアジアで市場を失いかけている事が、今日の低迷を招いた。日本はロシアと新しい関係を築くチャンス。鳩山の戦略は全くの思い付きで、時機も悪い。政治家の資質を欠いたから、変な事になったが、地政学的には正しい。ヨーロッパはドイツの一人勝ち。このままではドイツの属国になるイギリスの離脱は当然。ロシアは国としては安定した国。ロシアとは均衡し、領土を棚上げに資源で上手くやりつつ、中国はアメリカに任せ、アメリカーイギリス連合に日本はつくのが幸せだと思う。第二次大戦の最大の間違いは、ドイツにつき、アメリカ、イギリスに敵対した事。アメリカは太平洋をはさんでいるが、制海権があれば、海辺までアメリカということだ。

[PR]
by katoujun2549 | 2016-11-10 01:07 | Comments(0)

 この本では現在のガン治療の現実と、標準治療の限界。それを行う医療の責任と患者の対処法を語っている。実際にガンで家族を失った人には身近であるが思い出したくない記憶が蘇る。
自分の体験だが家内を乳がんで4年半前に天国に送った。そのとき、今でも後悔しているのは、最後の1年間新しい抗がん剤を使ったことである。本人の希望もあったのと、胸水が溜まるので、進行を少しでも遅らせたかった。しかし、本人は頑張ったが、頭の毛は抜け、生活の活動レバルは落ちてしまった。抗がん剤が体力を落とし、がんに対する抵抗力も奪われた気がした。終末期には多分、一気にガンは拡大するから、最後の1ヶ月は変わらなかっただろう。しかし、延命とういう観点からは何ヶ月かは違っただろうと思っている。
 この本を読むと、末期のガンでは、生存し続けることは無理だが、進行を遅らせ、延命することは可能である。これを第一に考えれば抗がん剤の標準治療は無駄ということになる。そして、ガンという病の正体が明らかになる。Ⅲ期、Ⅳ期のガンで延命のための治療、緩和ケアが行われると死を免れることはできない。5年生存率という言葉も、6年目に死んでしまえば空しい。ガンの進行を遅らせる新薬は次から次へと生まれる。中でも、大腸ガンの末期に使われるアバスチンの問題はすでに10年以上前から問題になっていた。一ヶ月100万円かかるが、延命は数ヶ月である。イギリスでは保健適用から除外されていた。近年は乳がんにも、日本でも認められるようになった。しかし、ガンの進行を遅らせるためにこれだけのコストを使う価値があるかという議論は続いている。末期癌の患者は藁をもすがるつもりで新しい薬に希望を抱き、苦しんで亡くなっていく。これで良いのかということである。2015年に肺がんの延命のために認可されたニボルマブという高価な薬の薬価が問題になった。生存期間中央値を3ヶ月伸ばすために、3300万/年かかる。高額医療制度で本人負担は少ないが、差額は国民負担である。人の命はお金では測れないとはいえ、政策上は大変な問題だ。統計的に中央値で判断するということで、これを使っても数ヶ月で亡くなる人もいる。中には2年くらい頑張る人もいるかもしれないが、それまでである。アバスチンは副作用はそれほどではないが、大抵他の薬と併用するから副作用がなくなることではない。患者には抗がん剤の標準治療は辛い。この本で根拠になるのがカプランマイヤーの生存曲線(死亡曲線)という2000人を対象に表した治験データである。誰も、この曲線の現実から逃れることはできない。ガンという病気に向き合う患者の人生観の問題でもある。近藤医師がガンと闘うなかれという宗教家のような問題提起は科学的ではないが、患者や家族においては無視できない。疫学的、統計的な観点からも政策面は配慮が必要である。

参考
Kaplan-Meier法
全観察対象を死亡または打ち切り時間の小さい順に並べ、死亡発生ごとに生存率を計算する。
サンプル数が少数のときに用いられる事が多い。階段状のグラフができる。
2群の生存時間に差があるかどうかの検定として、Cox-Mantel検定、一般化Wilcoxon検定、Log rank検定を用いることができる。
e0195345_16103057.jpg
e0195345_16164891.jpg

[PR]