<   2016年 07月 ( 6 )   > この月の画像一覧

 2016年7月26日未明、神奈川県相模原市にある障害者施設「津久井やまゆり園」で、入居している障害者が19人も刺殺され、20人以上が重軽傷という痛ましい事件が起きた。何と、犯人は元職員だった。犯行後、自首して逮捕されたが、この施設に約3年2ヶ月もの間勤めていた。さらに驚くべきなのは、犯人は偏執狂的なサイコパス、障害者が大嫌いで、「障害者は社会的に不要な存在だから死ぬべきだ」というナチスのような思想をもち、重度の重複障害者を狙っての犯行であった。被害者は身体障害が重度で、身動きや会話もままならない、介助なしでは生きてゆけない人々である。重複障害は、厚労省の定義では、視覚、聴覚、平衡機能、音声、言語、咀嚼機能、肢体不自由、内部障害、知的障害、知能障害のうち2つ以上を抱えていることである。

 このような障害を幾つも抱えると、日常生活で自立できない場合が多い。寝たきりになったり、植物状態に近い方もいる。まるで、体がその人の命の監獄のようになってしまう場合もある。ALSなどの病気もそうであるが、先天的な場合はさらに深刻である。今回、犯人は苦難にある人を殺害したのである。こうした人々を支える仕事は高い倫理観、使命感がなければ従事できない。なぜ、今回の犯人のような人物を採用したのか。人材不足という事情もあったのだろう。

 重度の重複障害を家族に抱えると、そのご家庭は大変である。しかし、一方では、家族全員が障害者を支え、団結することも多い。障害者が家族の絆を強めている。そうなると、体が不自由なことと反対に障害者は魂の塊として、周辺に命の信号を送る存在となる。障害者こそ世の光であるという言葉もそこから生まれたのである。被害者の家族はやむなく、彼らを施設に入所させているのであって、家族から切り離されているわけではなく、愛情を持って支えられている。いくら金持ちになっても、高学歴でも、愛の無い家庭よりは障害者を抱えたご家庭は幸せということもある。犯人は家庭の幸せを踏みにじった。このことを無視して、殺害に及んだ犯人の罪は重い。この事件はヒトラーやISのテロにも通じることである。人間のいのちを軽んじているという点では共通なのである。

 



[PR]
by katoujun2549 | 2016-07-30 01:34 | Comments(0)

近年、死語になりつつある言葉は、清純派とお嬢様であろう。もちろん、両者とも存在はしているのだが、誰がそのような言葉に相応しいか、全く分からない。外見と一致しなくなっている。ほんの40年ほど前には生息していたが、どうも、田中康夫が、何となくクリスタルで芥川賞を取った辺りから消え始めた。絶滅危惧種である。

お嬢様というのは一種の人物評価である。

お嬢様の条件は

1.正しい日本語を話す

2.挨拶がきちんとできる

3.食事のマナーが良い

4.ファッションが華美にならない。清潔感ある身だしなみ

5.優雅な物腰

6.親の学歴が高い

7.芸術、特に音楽や茶道に造詣が深い

8.中学から大学まで伝統校の卒業生

9.親の家がお屋敷

10.体型は超デブではない。

この他にも、条件として親の社会的地位が高い、人の悪口や噂話の同調をしない。

英語やフランス語ができる。スポーツはゴルフやテニス、乗馬もできるとか。ピアノが弾ける、留学経験、自分は良質な装身具を持つが人を羨まず、金持ち、進学、就職の心配もないといったことも挙げられるが、あえて1〜10をチェックポイントとしたい。8ポイントなければお嬢様では無い。通説としてお嬢様学校というのは存在する。諸徳をもった人間形成を学校の伝統や設立の原点としている学校である。こうした学校は絶滅危惧種の再生養殖機関である。だから、早稲田や慶応、東大などの国立大はあてはまらない。上智、青山、立教も違う。日東駒専では探すのは苦労する。国士舘、帝京は求めるのは無駄。しかし、これらの中にも真のお嬢様は存在するだろう。お嬢様養成機関はキリスト教系ミッションスクールの聖心、雙葉、白百合、横浜のフェリス、清泉、名古屋の金城などである。お茶大、筑波大付属、桜蔭とか、豊島ヶ丘は才媛製造所に過ぎない。そこには他校よりは高い確率でお嬢様がいるかもしれないが、学生の一部であろう。1〜10の条件を満たせばお嬢様は東京のみならず、地方にも存在する。しかし、なかなか容易に見つけ出せないのだ。外見だけではない人格的な要素もある。家に使用人や女中がいれば実際に名前だけではなく「お嬢様」と呼ばれることもあろう。一度もお嬢様と呼ばれたことのない人はお嬢様ではない。わかりやすく言えば、限りなく「美智子妃殿下」に近い方といえば分りやすい。


[PR]
by katoujun2549 | 2016-07-22 20:42 | Comments(0)

天皇位生前譲位の怪


 平成天皇が生前譲位のお考えをお持ちという情報が突然マスコミを賑わせている。

 異常な取り上げ方である。平成天皇の公務が82歳というご高齢にとって多すぎるとか、さらには御功績をしきりと報道する。今に始まったわけではないことなのに。怪しい。政府の背後にマスコミを操作し、何かの意図を進めようという陰謀の匂いがする。国民が慕う稀代の善良な天皇陛下を利用して企んでいることは何か。それは、憲法改正である。天皇陛下こそ最も平和憲法の維持を望んでおられることを快く思わない連中が安倍政権の背後にいるのではないか。民放は自分のような政治音痴でも気になるような現政権の策動を一切報じない。この情報がNHKから出たことも、怪しさを深めている。皇室典範の改正は憲法には別途定める内容である。ところが、天皇が病気とか、公務を果たせない時は摂政を置くことが憲法に定められ、生前譲位ではない。生前譲位は200年以上行われておらず規定はない。これは皇室典範の修正だけでは完結しないという主張があるのだろう。皇室典範の改正も安保法案同様閣議決定でやればいいのに、恐れ多いのか。いや、そうではない。狙いは憲法改正が主眼なのである。

この動きに対して天皇と皇后は幾つかの発言をされ、改憲派は色を失った。生前退位は、天皇を機関として位置付けることになり、天皇をやたらに持ち上げ現人神化したくて仕方のない戦前回帰派には困ったことなのである。


 参議院が保守合計で3分の2を超えた今、政権内部では憲法改正に向けての国民投票のムード作りに知恵を絞っているはずである。国会の発議は両院の総議員の3分の2以上の賛成によってされる。ここでいう「総議員の3分の2」はそれぞれの議院の3分の2であり、両院の議院全員で3分の2ではない。 国民投票は有権者の過半数。このハードルを越えるためのプログラムは国会対策だけでは無理である。マスコミ操作と現憲法の守護者平成天皇の協力が必要なのだ。政権は天皇を盾に憲法改正のムード作りを始めた。その後、民放の解説などで、宮内庁からは否定的な見解が出ている。「国営放送」であるNHKは一体どこからこの情報を得たのか。昭和天皇は87歳で崩御されるまで64年間も務められた。宮内庁は天皇陛下の公務の見直しを進めているが、天皇陛下は「天皇でいる限りは公務はすべてやりたい」との意向。宮内庁側は公務軽減を検討しているが、天皇陛下は難色を示し、今年5月には、皇居であいさつを受ける「拝謁(はいえつ)」などごく一部だけを取りやめることにとどまった。にもかかわらず、これは現政権の最強の護憲派、天皇降ろしともうけ止められる。不遜な連中が現政権の背後に蠢いている。


NHKニュースの内容は次の通り(抜粋)


天皇陛下は、82歳と高齢となった今も、憲法に規定された国事行為をはじめ数多くの公務を続けられています。そうしたなか、天皇の位を生前に皇太子さまに譲る「生前退位」の意向を宮内庁の関係者に示されていることが分かりました。天皇陛下は、「憲法に定められた象徴としての務めを十分に果たせる者が天皇の位にあるべきだ」と考え、今後、年を重ねていくなかで、大きく公務を減らしたり代役を立てたりして天皇の位にとどまることは望まれていないということです。こうした意向は、皇后さまをはじめ皇太子さまや秋篠宮さまも受け入れられているということです。天皇陛下は、数年内の譲位を望まれているということで、天皇陛下自身が広く内外にお気持ちを表わす方向で調整が進められています。これについて関係者の1人は、「天皇陛下は、象徴としての立場から直接的な表現は避けられるかもしれないが、ご自身のお気持ちがにじみ出たものになるだろう」と話しています。海外では、3年前、皇室とも親交の深いオランダの女王やローマ法王などが相次いで退位を表明して注目を集めました。

日本でも、昭和天皇まで124代の天皇のうち、半数近くが生前に皇位を譲っていますが、明治時代以降、天皇の譲位はなくされ、江戸時代後期の光格天皇を最後におよそ200年間、譲位は行われていません。皇室制度を定めた「皇室典範」に天皇の退位の規定はなく、天皇陛下の意向は、皇室典範の改正なども含めた国民的な議論につながっていくものとみられます。


憲法に関する天皇陛下のお言葉

昨年、天皇は誕生日に際した記者会見で、記者の「80年の道のりを振り返って特に印象に残っている出来事を」という質問にこう答えている。

「戦後、連合国軍の占領下にあった日本は、平和と民主主義を、守るべき大切なものとして、日本国憲法を作り、様々な改革を行って、今日の日本を築きました。戦争で荒廃した国土を立て直し、かつ、改善していくために当時の我が国の人々の払った努力に対し、深い感謝の気持ちを抱いています。また、当時の知日派の米国人の協力も忘れてはならないことと思います」



[PR]
 いつもの新井薬師駅に近い、カタリナで一杯楽しんでいると、素敵な歌声がバックミュージックでかかっていた。誰かと聞くとMisia(ミーシャ)という女性ボーカルだという。気に入ったので、iTunes でライブ版をダウンロードした。everythingは以前も聞いたことがあった。この歌はすでに、結婚式の新郎新婦やお色直し入場の定番なのだそうだ。最近結婚式に呼ばれるよりは葬式の方がめっきり多くなり、息子に聞くとかなり前の常識だそうで、いつの間にか時代感覚のズレを感じてしまった。(https://www.youtube.com/watch?v=Mg2gq63dPYc)逢いたくていま、夏の日のままで、星の降る丘など、彼女の歌声に圧倒された。you-tubeで彼女のライブは2014年まで聞くことができる。星空のライブなどはCDにもなっており、彼女はライブの方が迫力があり、実力のほどがうかがえる。FMで星空のラジオというパーソナリティも務めている。
 彼女はあまりテレビには出ない。ライブが専門で、いつもチケットは売り切れる。公演は地方が多く、東京は横浜も入れ年に3回ほどしかないから、なかなか機会が無い。今度公演があったら是非行きたいものだ。紅白の時はガンダムの歌、オルフェンスの涙を長崎から遠隔映像で参加した。その歌唱力は圧倒的で、おそらく、ソウル系ポップボーカルでは群を抜いている。多分、下手な歌手の多い紅白では、とても一緒には歌えないだろう。歌唱力の無い出演者はシラケてしまう。5オクターブの幅を持つ声帯だそうだ。身長153cmの小さな体で一体どこから生まれるのか、すごいパワーと声だ。小柄なせいか、高音がキンキンした感じが耳障りと感じるか、魅力と思うか、人それぞれだろう。世界的には歌唱力の点でセリーナディオンとか、マライヤキャリー、ホイットニーヒューストンやビヨンセ。マドンナ、ガガなど、ものすごい歌手が沢山いる。R&Bのトレーニングを積んでデビューした彼女の声は日本人の最高峰だと思う。誰が最高かは比較するほど自分には知識がない。しかし、彼女は自分で作詞もするし、歌の内容も上品なものが多い。家族は医者が多く福岡の西南学院大に通っていたようだ。育ちの良さを感じさせる。日本語でこれだけの歌が聴けるだけでも嬉しい。
 彼女はデヴィユーして18年にもなるそうで、自分は知らなかった。宇多田とか浜崎の陰に隠れて気づかなかったのだろうか。息子に聞いたら高校の時から知っていたそうだ。エヴェリシングは松島菜々子主演のドラマ、やまとなでしこのテーマソングで、その他、アニメなどの主題歌になっているから、アニソンに関心のない自分が無知だっただけでしょう。

[PR]
by katoujun2549 | 2016-07-15 17:28 | Comments(0)
ローランドエメリッヒ監督が前作から20年経過し、新作をリサージャンス(resurgence 復活)という副題で製作した。彼は地球壊滅の危機とか、紀元前1万年前の世界という思い切ったテーマを、いつも、CGを駆使して、愚作に仕上げる天才である。意表をつく巨大な宇宙船や、邪悪なエイリアンなど、映像美を見せることには秀逸だが、ストーリー展開は全くお粗末、C級作品であろう。SFの宇宙戦車とか、レザー砲とか、20年の間で、なぜこんなにすごい兵器を人類が持つことになったのか。それは20年前のエイリアンが残した技術を使って、宇宙の監視とエイリアンと戦う兵器を構築したのだそうだ。それにしても、アフリカのムガベとか、アミンのような私兵のリーダーが活躍し、エイリアンを倒すためには人類皆兄弟という取ってつけたような設定にがっかり。美人中国人のパイロットや、イケメンの若手男優がまるで、ナンパのような恋愛を見せるし、突然親を亡くした子供たちがスクールバスで逃げ迷う姿は余計である。全くの漫画であるが、あまりにもあり得ない設定だと全ての仕掛けが薄っぺらくなる。VFXで描かれる破壊のものすごい情景はさすがに大したものだが、全く恐怖を感じないのはなぜだろうか。地球軍の武器が現行のF35戦闘機のデザインで、一体これが何故宇宙を飛んで月までいけるのか。重力を操作する技術があるとはいえ、もの凄い宇宙船とテレパシーを駆使したエイリアンがまるで特攻のような米軍の攻撃にバリアを突破され、バッタの群れのような行動しかとれないのか。何で操縦する機会など無い宇宙人の戦闘機に乗り込み曲芸飛行ができるのか説明がつかない。万一20年前の連中の戦闘機が捕獲されていたとしても、20年間進歩しないはずも無い。アメリカ人が大統領をはじめ将軍達もおバカで、無能な判断しかできない。この作品の製作意図はただ、破壊をCGで見せつけることなのである。165億円もの金を殆どVFXにかけ、ジュラシックパークの、ジェフゴールドプラム以外は安手の俳優でコストを抑え、さわりのシーンをPRに使ってビジネスとして上手くやろうという意図が丸見えの作品?東日本大震災の津波映像などが参考になっていることが分かるが、力学的にも無理がある構図もいただけない。本八幡のコルトンプラザで料金1100円で時間も良かったので見てしまったが、エメリッヒ監督はこれでもよくできたと思っているかもしれない。もう1人のシェークスピアなど、歴史の歪曲を得意とする監督だから、仕方が無い。殆ど感動しない2時間9分の大作。
e0195345_17031907.jpg


[PR]
by katoujun2549 | 2016-07-15 16:56 | Comments(0)
甲野善紀師を囲んでの研究会

 毎月1回剣道部同期のN君が幹事となって、甲野先生を囲んでの研究会を国立の一橋大学有備館道場で行っている。現代剣道とは異質ではあるが、先生のお話には奥の深いものがあり、毎回同じような説明も繰り返し聞くことで認識を深めてきた。先生の武道論では身体活用術として日本古来の武道が学んできたことを再現したり、スポーツ的な訓練の盲点―心と体の調和、心理的な作用が体の働きをいかに支配しているかを教えられる。7月1日のEテレでは女優片桐はいりとの1時間にわたる対談がテレビで放映された。「SWITCHインタビュー達人たち」において女優片桐はいりさんが体と心の関係を古武術にある身体運用の方法をもとに体験しながら甲野氏の話を感銘を受けながら聞いていた。甲野氏は文章や研究内容においてすぐれたものがあるからこそ、養老武司先生などの一級の識者と堂々と対談ができるのだと思う。武道家でこれだけのないようを、相手の話を咀嚼しながら話せる人は少ないと思う。我々の前での実践的なお話において繰り返されるのが、手の握り方である。親指を手の中に入れて他の指を握り、手首を内側に絞り込むと、これまで出なかった力が出る。手の力を抑え込むことによって、より筋力の強い背筋や大腿の筋肉が使われ、大きなパワーが生まれる。こうした身体の動きは江戸時代の武道家は常識的に理解していたものと思われる。例えば昔の人は着物を着ていたので、掃除をしたり、力仕事の時は襷をつけていたが、これは裾が邪魔になるのを防ぐのみならず、肩の力が抜けて体の運用が自由になることも同時に知っていた。我々が忘れていた日本人の知恵である。甲野先生は、常に、力を抜く技術を追求しているように思う。現代スポーツではより力強く、筋力を増強しようとする。しかし、ゴルフなどもそうだが、道具を使う時は、道具の持っている力を引き出すために、人の筋力が邪魔になることがある。人間の骨格と筋肉は道具以前の道具なのである。当日、プロのサッカーのトレーニングコーチが見学に来たが、彼らはまさに、より強く、より速くの世界である。しかし、相手の突進を躱したり、抜いたりするにはバランスとか、相手の意表を突いたアクションが伴う。力任せに体を使うと相手に悟られたり、自らを束縛し、筋力の半分も結果的にはパワーが出ないこともある。先生の初歩的な動作の中に何かを見出したようで、感銘を受けていた。剣道ではコテを撃つ場合、足腰と手を連携させると相手に見えてしまうが、足腰と手を切り離して攻めるとヒットしやすい。指導においては足腰を一体のものとして気剣体一致を良しとするが、実は試合の時など余程相手との実力差がなければ上手くいかない。
この辺りから試しながら稽古している。
e0195345_16580128.jpg
e0195345_16573912.jpg



[PR]