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 イギリスが国民投票でEU離脱を選択したのには驚きました。悪夢のシナリオは幾らでも書ける。恐ろしや!トバッチリが円高大津波という形で押し寄せる。安倍政権の評価はこれで決まる。下手をすると日本も転覆するよ。迷惑以外の何ものでもない。EUのような経済、国防、外交に複雑な利害がからむ問題をイエスかノーかという単純な決定方法を取ったことはそれ自体大きな国家リスクだ。國論を感情論で二分してしまう。


 今回の国民投票はキャメロン首相がEUの金融危機に批判的な労働党を取りこむためのバクチだった。1年前は勝てると思ったのだろう。ところが、パナマ文書以来彼に対する国民の信頼感は薄れ、説得力がない。とんでもないミスリードではないか。覆水盆に戻らず。国家的交通事故。これで、イギリスは大英帝国ーGreat Britainからsmall Englandに向かうのだろう。キャメロンというのは最低の首相ではないか。見てくれが良いのだが、実は政治的センスは無く、下手くそで、やることなすことドジな人物ではないだろうか。自分の頭に銃口を向けて、いうことを聞かないと撃つぞとわめく、アホなカーボウイという評もある。中国の習近平から巨額の投資を取り付けたが、裏切られないという保証はない。エリザベス女王が中国が無礼だと言ったことが漏れ聞こえたが、彼女の方が正鵠を得た感度の良さを示している。

 リーマンショック以来の驚き!今後、イギリスが世界経済、欧州経済への影響をどう調整できるかにかかっているが、とにかく、イギリス人のヨーロッパ大陸への不信感が爆発したともいえる。イスラム圏からの難民、ギリシャなどの金融不安、自国経済の不調などが重なり、イギリスはヨーロッパ大陸のこと関わっていられないということか。毎年40万人もの移民から社会保証番号を取られたら、たまったものではない。イギリスは国民をあげて自滅の道を歩むことになるのか? 日本では円相場が100円/ドルと高騰。株価も暴落した。このことはスコットランドの分離独立にもつながり、グレートブリテンは分裂の危機に向かっている。それでも、イギリス人はEU離脱の選択をしたのだ。世界の歴史上、ベルリンの壁崩壊に次ぐ大事件である。そもそも、EUは東西冷戦下、NATO体制を支え、ソ連に対抗する悲願だった。NATOの重要なメンバー、イギリスはプーチンロシアへの警戒感がまるでない。これもキャメロンの失政だが、今にアゼルバイジャン、ナゴルノカラバフ紛争でバクーからの原油パイプラインがNATOとの対立で不安定になり、中国の投資も経済が行き詰まりはじめれば取り返しのつかないことになる。中国は自分の都合で約束を反故にする、仁義無き国。かつて、イギリスの対潜水艦能力は世界トップだったが、今は見る影もない。ロシアの潜水艦はイギリス沿岸を自由通行だという。離脱後の舵取りはバトンタッチとか綺麗事を言っているが、これまでに多くの失政をしたことは知らん顔のノー天気なのだ。

 イギリスは19世紀初頭、ナポレオン戦争の時に大陸封鎖令によってヨーロッパから締め出されたが、インド~アジアやアフリカに支配を強め、大英帝国に日の沈むことがないという繁栄を築くことができた。一方、第一次大戦と第二次大戦で多くの若者やリーダーを失い、帝国は衰退に向かった。イギリスはフランスやポーランドを救うためにヒトラーと戦い多くの犠牲を出した。イギリスは当時の欧州市場と植民地の利権をドイツに奪われることも恐れていた。今回は何の大局観も歴史観もないキャメロンの思いつきが招いた国家的交通事故。立ち直るのは容易ではないどころか、プーチンロシアがかつてのソ連復活を目指しバルト三國やウクライナでも攻勢をかけてくるだろう。イギリスの戦力低下によって新たな世界軍事バランスが戦火を生む。アメリカでは分離派を支持したトランプがしてやったりと、勢い付く。国際政治は何が起きるか分からない。


 



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by katoujun2549 | 2016-06-25 00:20 | Comments(0)
⒈ことの成り行き

 最初は海外出張が大名旅行ではないかという批判からはじまり、湯河原の別荘問題、公用車の公私混同疑惑、そして、正月の家族旅行に公費流用問題、たまごサンド会議疑惑、絵画鑑賞が多すぎ、絵画購入も公費ではないかと追及され、辞任に至った。次から次へと出てくる、みみっちい都知事の経費処理に皆唖然とし、ついには辞めろコールに彼の都知事生命は終わった。それにしてもセコイ。おそらく、他にも、何か公費に引っかかるところがあれば全て領収書を取り、費用請求していた。舛添は本来なら大して問題にならない事(外遊のホテルや公用車)で偉そうな態度をとったため、自滅した感じ。自分の頭の良さに自信があって議論は負けない。自分の服に火がついたのに、大した事ないと見栄を張ったため焼け死んだようなもの。産経新聞の曽野綾子のコラムが常識的なところだろうか。

⒉セコい

 海外に行く都知事がファーストクラスに乗ったり高級ホテルのスイートを取る場合は自分で予約したのではないだろうから彼には罪はない。お膳立てした東京都職員スタッフのお手盛り訪米旅行こそ非難されるべきだ。彼は正月の家族旅行中に来客があれば政治活動費に領収書を回すというグレーな行為には頑として証拠を出さない。あくまでも合法にこだわった、政治資金規正法に合法でも首長としての倫理には觝触する行為に都民も苛立ち都議会も黙ってはいられない。政治家としては稚拙な対応で議会が空転し、都民は迷惑した。マスコミのいやらしいイジメに便乗した無能な都議がつまらない結果をうんだ。誰も調整できないまま、味方もいない。参議院選挙が迫る中、味方になるはずの自民党も愛想がつきた。共産党大山議員の容赦ない攻撃に恐怖感を持った方もいたのではないか。パンを盗んだだけで銃殺と叫ぶ人種だ。告発する側もみみっちい。マスコミの生んだオピニオンリーダーから政治家になった舛添氏だがマスコミに葬られた。

3.これは教育問題だ。

 こんな人物が勝ち組のシンボルだった。6月16日のプライムニュースで前石原都知事の評が的を得ていた。知事には創造性が必要だが、彼にはそれがない。天下の秀才のなれのはてだが、彼には政治家に必要な人情がない。だから、誰も擁護してくれなかった。人情というものは真の教養から生まれる。このことを学ばねばマスコミの大好きな東大出の彼も明日はない。自分は被害者と思っているかもしれないが身から出たさびであることに。気づいていかねばならない。舛添氏は大学教員であったが、教育者ではない。日本の教育は富国強兵の伝統が未だに生きており、社会に、また、国家に有為な人材を選別する機能にすぎない。彼はその中で勝ち組として都知事にまでのし上がったにすぎない。日本にはそんなエリートが溢れている。
 選良なのだから優遇されて当然だという意識も強かった。これが公用車乱用や別荘問題、豪華出張にも結びついている。もともと貧乏人の成り上がりだから人一番この感覚は強い。日本の教育は選別機能が強すぎ、偏差値で常に学生は評価され、その頂点の東大がもてはやされる。教員も学生も、関心事は誰が優秀かだ。一人一人が個人として、世の中にどんな貢献をしたいのか、何が最も適性かは置き去りにされ、何人東大に入ったか、あるいは、受験の成果、大学であればランキングばかりがマスコミにもてはやされる。人を育てない教育で良いのかをもっとマスコミも考えてもらいたい。

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by katoujun2549 | 2016-06-17 11:19 | Comments(0)

忍者

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打ち込む刀を背側で抜けて避ける方法。
日本剣道形小太刀の2本目の技に近い動作。
全面では腕や刀などの突起物
が邪魔になり、避けきれないのだそうだ



講師は山伏の修行をされたHさん。忍者はIさんという、正式な職業としても忍者を名刺に書いている。世の中にこんなことを仕事にする人物が存在するということ自体驚きであった。神様はどこかで我々を生かすよう作られていると実感した。Webで見ると、日本忍者協議会というのもあって、忍者は登録されているのも初めて知った。(http://ninja-official.com/#whats-jnc)アメリカでは、映画などで忍者は大人気なので、いろいろ演技指導などで、本当に忍者の修行をした人は結構仕事があるのだそうである。忍者の修行や演武などをする団体は30ほどあり、各地の時代村などの観光施設の演技指導なども行っている。海外では忍者は武術として関心を持たれている。

柊雲会の活動の一環としての勉強会で、甲野善紀先生の身体論研究会の仲間が5月の甲野先生の体験談の理解を深める目的もあり、Hさんの話を聞くことになったが、一橋大学のスポーツ社会学の坂上先生の授業の一部として参加した。忍びは、乱波(らっぱ)・透波(すっぱ)・草(くさ)・奪口(だっこう)・かまりなどと呼ばれ14世紀南北朝の乱の頃から記録がある。もっぱら戦いのときの敵情探索、情報収集、ゲリラ活動などを行っていた。特に情報を伝えるために無事に味方の陣営に戻らなければならないために、様々なサバイバル術を身に付けていた。徳川家康は本能寺の変後、京都から脱出するときに甲賀の忍者の支援を受け、江戸幕府も平和な時代になっても各藩の情報収集、江戸城の警備、鉄砲隊などで忍者集団を活用した。江戸時代は戦闘をすることはなく、情報を得たり警護をすることが主な任務となり、隣国の政治状況を知って自国の政治に活かすということもしていた。忍者というと屋根裏に潜んで会話を盗み聞きするイメージがあるが、実際はその土地の人と仲良くなって情報を聞き出すことの方が多かったようである。敵中に潜入するために、捕縛されたり、攻撃されることにも対応しなければならず、一般の剣術の裏を突くような武術も修行していた。国立の講義では実際にどの様な身体的な動作を行っていたかを実例を示してくれた。壁を背に伝って素速く移動する時の歩行法など、映画などで見るものとは違っていた。壁を背に、腰を落して足を交差させ、手を振り子の様に交互に動かしてリズムを取る。視線は常に壁と反対側に注意を向けながら走るのである。また、刀で切り込まれた時は背中を刀側に向けて相手の切り込む方向に向かって進むことで、切られるリスクを下げている。高い位置から飛び降りる時は音を立てないように体と足首、膝のクッションを使い、全身のバランスを使う。忍者動作の基本を皆で学習した。忍者の修行はおそらく、山伏などの修行にも似ているのだろう。潜入先で収入もなく生き延びるには

手品を見せて興行収入とか多少の商売なども行って独立して生き延びねばならない。松尾芭蕉が忍者だったという説もなるほどと思う節がある。もっとも彼がとんぼ返りとか十字手裏剣を持っていたとは思わないが。Iさんの話では、十字手裏剣はそれほど特殊な武器ではなく、要人が籠の中で襲われた時は普通の手裏剣は投げられないので、懐に十字手裏剣を忍ばせ、手首だけで投げられるように備えていた。特に、高齢者や力のないものはこの武器を使ったそうである。

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by katoujun2549 | 2016-06-14 16:39 | Comments(0)
2016.5.11
田中宇氏はそのレポート、トランプ台頭と軍産イスラエル瓦解 http://tanakanews.com
において、今秋のアメリカ大統領選挙でトランプ氏の勝利を予測している。アメリカで起きている現象は驚くべきことであるが、日本のマスコミはトランプの中傷記事ばかり書く。彼が今後ヒラリーとどう対決するかである。ヒラリーは彼がペテン師であるとキャンペーンを張るだろう。ところが、トランプ氏は指名獲得のための過激な発言を捉えたマスコミの誹謗中傷を乗り越え、共和党の指名獲得を得た。流れはトランプの勢いをヒラリークリントンが抑えられるかにかかっている。共和党は第三勢力を作ることよりも、既存のブッシュ親子などはむしろ、身を引くだろう。共和党内の実権を持つ議長のライアン、ネオコンのチェイニー上院議員やマケイン上院議員は、党を分裂させるような反トランプではなく、むしろ支持の側に立つと予測している。田中氏は、ユダヤ人でカジノ王のアディルソンが5月に入ってトランプ支持を表明したことに注目している。彼はイスラエル右派ネタニアフに近く、今後のアメリカとイスラエルの関係を象徴する人物である。アメリカは冷戦の産物として軍産複合体が政治に強い影響を与えており、イスラエルとは「軍産イスラエル」を形成している。この体制は終焉を迎えつつあるとトランプは認識している。この歴史的転換を意識していないのは日本だけであろう。アメリカでは民主党の政治資金の60%、共和党の30%がユダヤ系組織から出ている。連邦議員の7割がユダヤロビーの影響を受ける。
 トランプはこれまでのアメリカの経済政策、外交政策に不満を持つ層を捉えており、リーマンショック以降の金利政策や金融延命策を批判し、敢えて一旦アメリカを財政破綻させることで再生させる流れを作ろうとしているようにも見える。庶民には減税を主張し人気を得ている。減税は財政破綻に繋がるが、これで損をするのはウオール街である。トランプは自分の資金で選挙をしていることを国民は知っている。片やクリントンはいくら過激なことを言っても所詮は操り人形なのだ。
 トランプが大統領になって主張通りに軍縮を進め、中東やアジアから軍事的な覇権から手を引けば困るのはイスラエルと日本であろう。では、なぜ、ユダヤ人はトランプを支持したのか。クリントンは相変わらず、親イスラエルを表明しているが、今のオバマ政権はシリア内戦に及び腰でロシアに主導権を取られている。イスラエルもそうした米国の姿勢に見切りをつけ、プーチンに接近している。日本は対中国に関して米国に頼らざるを得ない。トランプがプーチンの狡猾な対応に腹を立ててイスラエルにてこ入れをすればイスラエルにとっては順風である。
 いくらクリントンが中東で好戦派を演じても、既に中東はイラン、ロシア、サウジの自立派の台頭などでアメリカの影響力が減退している。オバマ政権はこの現実を受け入れざるを得ない。トランプは今後中東ではロシアの中東支配によってイスラエルがイラン、サウジ、イランとサウジが安定する方が現実的であると見抜いている。イスラエルは民主党が軍産イスラエルを頼りにヨルダン川西岸植民を批判し、パレスチナのイスラエル支配を妨げ、人権保護で圧力を加えられることに嫌気をさしている。イスラエルはパレスチナ自治政府がある限り、彼らの平和は無いと考えているから絶対に承認しない。
 アメリカの大統領選においてアメリカの中東政策におけるクリントンの立場は弱い。ユダヤ人の富豪がトランプ支持に回ったことは今後の選挙戦に影響を与えるだろう。マスコミではクリントンの国務長官時代の私的メール使用をクリントンの弱点としており、
クリントンは全力を挙げてこの隘路を打開するだろうが、次の中東政策でもトランプから批判されるに違いない。アフガニスタンもタリバンを潰すことができず、泥沼化しつつある。共和党時代に始まったイラクの民主化であったが、その後のエジプト民主化の失敗、さらにISの台頭などの失敗を全て民主党の失政のせいにされるならば更にクリントンは苦しい戦いとなる。
 アメリカの選挙戦は長い。11月までにどんな事件が起きるかにもよるが、少なくともトランプの台頭は勢いがある。とはいえ、国際政治における民主党の対応に左右される。民主党はヒラリーを守るために何ができるかだ。おそらく、F B Iオバマに調査は問題がなかったという報告でこの問題に終止符を打ちたいのだろう。政権が広島訪問で核軍縮を訴えたことと、民主党の苦しい選挙事情とは無縁ではない。トランプの軍縮は軍産複合体にとって大きな痛手だが、これも第二次大戦後の東西冷戦の産物。アメリカ国民はこの状態から脱したい。CIAは今、最後のあがきでナゴルノカラバフで紛争を起こして軍の存在感を示したいのではないか。今後の進展に注目したい。核軍縮は民主党が頼りにしている軍産複合体にとって実害は少ない。しかし、トランプはお金持ちでウォール街やロッキードの支援が無くても、充分選挙は戦えるのである。選挙は最後までもつれるだろうから、いま、トランプ勝利を唱えるのは田中宇氏の勇み足にも思えるがアメリカ初の女性大統領を迎えるには、環境が悪い。トランプの台頭はかなり、根の深い問題なのである。今後トランプが沖縄の米軍縮小や日本の核保有容認発言をつづけるならば日本の立場は厳しい。日本は中国の台頭に対して軍備の増強以外の道を模索することが大切だ。国際社会に日本の存在感を高くするためには経済成長しかないのではないか。軍事費に使うより、経済と福祉に財政出動する方が将来には良いと思う。
イスラエルはシリアの混乱に乗じ、ヨルダン川西岸の植民地区住民30万人をイスラエル国民に編入する作戦に出て、パレスチナ自治政府を骨抜きにしようとしている。オスロ合意を無効化し、人権感覚の乏しいプーチンにすり寄りつつある。アメリカの支援はかえって邪魔である。民主党の人権派がヒラリーをどこまで支えられるかであろう。国際政治の厳しい権謀術策に巻き込まれるより、一旦孤立の道を選ぶのはアメリカの将来にとって悪いことではない。我が国は核武装などという凶器を手に入れるより、世界に幸せな国の代表になることが国防に繋がるという図式を示してもらいたい。北朝鮮も金一家は東京ディズニーランドにお忍びで行っている。それほど大好きな日本を潰すはずがない。



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by katoujun2549 | 2016-06-01 13:10 | Comments(0)