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 2月25日(土曜日)新発田市の生涯養育センターで開催された、新発田市食の循環イベントで、山形の創作イタリアンで知られる奥田シェフの講演とパネルディスカッションを聞きに行った。
 新発田市の老舗写真館の吉原さんに誘われてのことで、この日は東京に帰る日だったが1日延長した。最初は食の循環をテーマに、子供たちや家族写真の優秀作品表彰であった。次が奥田シェフの講演であった。彼は山形の鶴岡市にあるイタリアンレストランのオーナーシェフというより、全国展開しているレストランの経営者である。最初は父親のレストランの倒産から出発し、ホテルのシェフとして腕を振るい、鶴岡市の郊外に開いたイタリアンレストラン、アルケチャーノの経営者として今日の成功を得るまでの歩みを話された。世の中では、この創作山形イタリアンに関しては賛否両論ある。これはイタリアンではないとか、盛りが少ない割に値段が高い。ただの田舎イタリアンだとか、この道によくある辛口批判もある。しかし、彼の功績は、ここを起点にレストラン経営を軌道に乗せ、しかも地産地消の仕組みを作り、山形県の農業のみならず、街づくりにもおおきな影響をを与えたところにある。只のコックさんではないのである。

食の循環写真コンテストの後、講演とパネルディスカッションとなった。
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終了後、新発田市の古刹、長徳寺の方丈で、懇親会があり、出席した。新発田市の若手のコックや板前が参加し、それぞれ、自慢の品を出して懇親を深めた。最後にシェフとしての腕が鳴り始めた奥田さん、寿司ネタの残りのタコと白子を使って、タコとガーリック、キャベツのパスタ、白子のカルボナーラ風パスタの二品を作って皆で頂いた。塩を利かせたパスタをお湯で洗い、塩気をとる方法、タコは吸盤を丁寧に切り分けて炒めた。白子はパスタと和えて混ぜるとクリーミーな、まるで生クリームと卵でつくったホワイトソースのy9王になるのに一同ビックリ。
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飛行機代を払って来る価値はないとか、盛り量が少ない、全て食材が地元ではないとかである。でも山形まで飛行機に乗って来て批判がましく苦情を言う客と言うのはどちらかというとまともな人ではないのではないか。そんな感度の人とは一緒に食事したくない。世の中には味噌煮込みうどんや味噌カツを食べに名古屋に行く人もいるかもしれないが。イタリアンはそもそも、フレンチのような微妙なソースの味を追求するものではない。素材の味を味わうことが原点にある。地産地消のベースを持った郷土料理である。郷土料理はその土地に観光で行ったりした際に、時々食べるもので、非日常の冒険なのである。わざわざ、「ほうとう」を食べるために甲府に行く人は少ない。奥田シェフは何とかして自分の店を採算の取れる店にする為に、300%の努力をした。店の為に100%フル回転、そして、あと200%はいかにコストのかからない、味を守れる食材を確保するかに力を注いだ結果、新しい食材を発見し、新種の野菜を改良して世に出したり、同じ食材でも美味しい季節や部位に即した調理法を求めて悪戦苦闘した。その結果がこの店の繁盛につながったのである。今、東京のみならず、全国に支店を作り、後輩を育てたいのだが、あまりにも忙しい。本店は後進に譲っている。本家のクオリティが下がらないようにマネージしなければならない。だから、この店やそれ以上のメニューのクオリティを持った店はむしろ都会にはいくらでもあるのではないか。奥田シェフの凄いところは食材に地元の庄内農業者からの支援を取り付け、山形という反都会的な立地に都会的なレストランを成功させたところにある。これを見ないで、東京の優秀なコックと比べると大したことはないとか、それでこの値段?ということになる。彼は何も東京から来る客を前提に調理している訳ではない。7000円のコースが地元の人は半額になるのだそうだ。山形の人にイタリアンを最高の形で提供したのである。


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 これまで、プラチナ資格と言われた弁護士が格差社会になりつつある。毎年1800人前後が司法試験に合格する。旧司法試験は500名ほどだったから、新制度が始まってから弁護士の数は倍増した。ところが、仕事=市場はそのペースでは増えないから、難関試験を通過しても仕事にありつけない現実が生まれている。弁護士費用は高いという通説もあり、困ったときに費用も払わねばならない。弁護士保険などの普及に国も力を入れねばならないが、そうした環境づくりを怠っているからうまくいかない。
 とはいえ、若い層や上位合格者は依然として、法律事務所などに高収入で就職している。事務所が淘汰される段階ではないが、弁護士の就職難という形で人が淘汰されている。3回目に受かった人や、年齢の多い層はなかなか大変である。もちろん、資格の無い同世代の職探しはもっと大変だから、恵まれている方ではある。しかし、深刻なのは、事務所の勤務実態である。そもそも弁護士は事務所の契約職であって労働法の適用を受けない。ということは、買い手市場のばあい、次から次へと新しい事務所就職希望者が生まれるから、事務所にとっては昔のように紹介されてきた新人を5年とか10年かけて育成することをせず、次から次へと使い捨てにする悪しき事務所=ブラック事務所が増えてきている。昔もそうだったかもしれないが、同世代の企業人に比べ、薄給で休暇もとれず、毎日終電車で帰る新人弁護士という悲惨な状況である。元々、弁護士事務所は新人にとって徒弟制度のようなもので、パートナーとかシニアアソシエイトによってOJTで鍛えられたから、明日を信じて文句を言わずにやってきた。それでも、1年くらいでその事務所に合わないという事で他の事務所に移る新人も多かった。それが、近年は1年もしないうちに解雇されたり、見切りをつけてやめたり、弁護士資格を返上する人も増えている。就職先が無いためやむなく一人で開業する即弁という言葉も生まれた。彼らの行く末は廃業の道である。しかし、法務サービスという事業がこれで良いわけは無い。弁護士が増えたのだから、国民にとって法務的なニーズがさらに充実していかねばならない。これまでの弁護士事務所は大先生がいて、離婚や犯罪、社会的弱者として弁護士に救いを求める人々に、上から目線で彼らを守り、また、場合によっては割に合わない案件を断ったり、嫌な相手は避けることも出来た。こんな仕事態度で高い報酬を得られた珍しい仕事であった。既に、医師や病院などは顧客サービスの向上や治療の進歩に対応することで日々研鑽している。大学教授もかつては左団扇の仕事であったが、学生の減少によって教育サービスの仕組みづくりに躍起になっている。これからの弁護士業務はどのようになるのだろうか。新たな顧客開拓や、時代にあったサービスのあり方が無ければ、弁護士の仕事と競合する、司法書士や税理士、信託銀行などにその仕事は奪われて結局、法律官僚ー裁判所の下請けのような地位に甘んじることになる。これは世界の弁護士の潮流とは全く反する仕事の未来である。既得権益ークライアント、裁判や国選弁護人などの利権で生きていく職業として社会の評価は下がるだろう。その結果、ロースクールの定員割れや、弁護士の質の低下が既に生まれている。5大事務所は毎年公募で何十人もの優秀な人材を集める。しかし、4人とか少数の事務所も親身な顧客サービスと言う点で利点がある。大手の場合、弁護士といえども不祥事やミスによる社会の非難、攻撃にさらされることがあるが、大きいということはそのリスクも高い。たった一人の悪徳弁護士という評判で多くの真面目な弁護士が信用を失う。

 これまでのような、一部の「優秀な」法律家による仕事もあるが、これを育てるには時間がかかる。一騎当千の戦士を育てて何でもこなし、八面六臂の活躍で高収入の丸金コースもあってよい。しかし、特殊部隊や重戦車だけの戦いでは近代戦は勝てないのと同じだ。事務所の中も案件の重要度にあわせて階層的に職務権限を分けてマネージメントの仕組みでコントーロールし、案件を増やす条件作りも必要だ。高度な法令解釈や作成文書のレベルは司法試験上位500人のほうが優れているだろうが、昔から2000人くらいは法律実務をこなす能力はあるのだ。どんな企業でも新人に重要な仕事は任せることは無い。事務所の若手の活用を図らず、見習いとして押さえ込んでしまう必要は無い。大手事務所では何年も一般事務処理に時間をとられ、訴訟実務に入るのは10年目と言う例もある。大学病院では、古参教授か、手術の執刀を独占し、若手の技量が上がらないのと同じだ。
業務の改善とか、顧客サービスの工夫などは、若手の方が新しい感覚で取り組むことができる。企業では入社5年くらいが市場に対する業務改善の主力である。情報処理だけではない。SNSトラブル、男女雇用機会均等や労働問題、性的マイノリティの人権問題など新しい課題はむしろ新しい感覚が必要である。
 ではどうあるべきなのか。それは弁護士業務の事務の合理化による仕事の効率化、生産性の向上、顧客サービスニーズ対応の向上による変革が答えである。これを上手くこなした事務所が収益をあげ、生き残っていく。若手が勉強や研鑽に時間がさけるようになる。会計事務所、司法書士、行政書士、税理士、社保事務所などを抱え、ワンストップで対応できるところは強いだろう。自分の好きなテレビ番組で、開運お宝鑑定団という番組がある。これではレギュラーの中島先生や安河内先生などに加え、鑑定内容に応じて専門化が入れ替わる。また、ヒストリーチャンネルで「ボーンスター」というやはり骨董鑑定番組があるが、これでも、店の主人が鑑定しきれない内容だと、刀の専門化とか、切手の専門家、アンティーク専門化が呼ばれて助言する。弁護士も税理士とか、司法書士の資格はあるが実際はそれぞれの実務知識があるわけではないから、そうしたスタッフを仕事によっては編成して当たることになる。仕事の効率化というのはそうしたアウトソーシングによってチームを編成してより大きな仕事に取り組んでいくことが方向としてあるだろう。もう一つは、アディーレ法律事務所のように、過払い請求ークレサラ案件のようにある程度システム化されたメニューを用意し、顧客に経費の膨張への不安を和らげる仕組みによって法務サービスを身近にすることである。また、法務サービスには議事録の作成とか、手続き書類の作成、資料収集など分量の多い事務があるが、WEBの活用やデーターベースの構築のように、医師の電子カルテ的なサブシステムがサポートすべきである。最近弁護士ドットコムというサイトが進出してきた。こうしたリーガルサービスに関する環境整備が進むであろう。全ての法律事務所がこうした仕組みを持つようになるかもしれない。給与という人件費を払わず、減価償却も出来る性能の良いソフト、PCを使うのである。このシステムはPC産業の美味しい仕事になった。これらの開発は国やベンチャー企業によって行なわれ、新たな産業に発展していくだろう。顧客サービスに関しては、効率化によって余裕の出来た弁護士が、より依頼者に寄り添う形で相談に乗っていくことが出来るようになる。そうすることによって、これまで、司法書士や信託銀行に流れた顧客が先は弁護士事務所をゲートウェイにして、医療がクリニックを窓口に診察をし、さらに重病の場合は大病院に入院するような仕組みと似ているかもしれない。丁寧なサービスのためには人員が必要で、そのためには事務員も高度化し、非弁にならない範囲で仕事を分割してシステムでこたしていく事務所も増える。そこでの弁護士の存在は不可欠となる。弁護士の仕事を分解して、単純作業のような形で事務員がこなせる作業が多くなって仕事の量を増やすことは反対である。顧客サービス面での仕事の質は必ず低下するからだ。この依頼者により添う意味において悩みや相談を聞くことに時間を割く。医師や僧侶にも必要な行為である。そして、法改正や経験などをもとに法的知識を講演などで提供する。これは公演活動をする音楽家のような仕事で、多ければ結構収入になる。賃貸借契約書、訴状などの定型文書、打ち合わせ記録、などの作成作業効率化は弁護士自身が既に知恵を絞っているだろう。依頼者サービスの点でシロオトの自分も意見を言わせていただいた。難関を突破して膨大な学習量をこなした有能な人材を使い捨てにするような事業が上手く行くわけは無いのである。   

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by katoujun2549 | 2016-02-23 16:02 | Comments(0)
 日銀の黒田第三バズーカはマイナス金利の導入であった。発表後、株価は一時的には18000円台に戻り、円安も120円まで進んだが、一転して株価は日経平均15000円台まで下落円高は110円になってしまった。特に、金融機関の株は暴落した。昨年の秋、中国経済の先行き不安から株価は低落し、年末までさえない動きだった。ギリシャの財政危機、中国の低迷、原油安といった国際要因で株価は激しく動く。企業業績は好調なのに、株価は必ずしも連動しない。海外投資家の動向が大きいからだ。彼らは国際情勢で動く。原油安が日本の貿易収支を改善させても、輸出先の経済が悪ければ物は売れない。国際的な経済循環の目が必要である。中国の不動産バブル崩壊、国内経済格差、官僚の汚職、経済指標の信頼性など、中国の経済はいつ何が起きてもおかしくない状況である。マイナス金利はヨーロッパが実施している。トルコやイランとアラブ諸国との足並みが揃わないなか、ISISなどの不安定要因が払拭できない。ヨーロッパの経済は日本以上に中国の経済につながっているのではないか。日本は尖閣諸島問題をはじめ、中国政府とうまくいっていない。その間、ドイツは自動車、フランスなど、中国経済に日本以上に組み込まれ、中国の停滞の打撃は大きいのであろう。中国が昨年アジアのインフラ投資銀行を設立し、ヨーロッパの主要国がこぞって参加した。日本とアメリカは慎重な姿勢を取った。AIIBが想定される投資地域は、「一帯一路」がカバーする東南アジア、南アジア、中央アジア、北アフリカなどの新興国や途上国であり、政治の安定性や国家信用力(低い格付け)、法制度や運用に課題がある地域が少なくない。かつて中国は、これらの地域で政権交代や労働争議、税収政策の急変、社会・環境運動などに遭遇し、プロジェクトが停止させられ膨大な損害を蒙ったケース(例、M国のダム建設、S国の港湾整備プロジェクト)が多発している。これらをAIIBによって管理し、貸付先の管理に使いたい。
 それにしても、16日から始まったマイナス金利は発表時からは様相を異に、そのマイナス面ばかりが露になった。黒田総裁は金融機関の機能を損なわないように、階層的に、既存当座預金の0.1%は維持し、追加分がマイナス0.1の逆金利と言っているのに、銀行株は売りを浴びせられた。250兆円の当座預金の金利に大手の金融機関は依存していない。地方銀行の再編は起きるだろう。銀行が企業に貸付金を増やすことが金融業の本来の道なのに、まったく反応せず、国債を買いあさるばかりだ。成長が無ければ金利も上がらないのは当然だ。金利だけが上がると事態はさらに悪化する。ベアもさえない。企業は業績が良くても大きな設備投資に向かう内容が無い。仮にあれば国内では行なわない。海外からは円買いが進み、円高が進んでしまった。株価も銀行株の暴落と、これといった銘柄が無くさえない。黒田総裁は、金利引き下げをさらに行なう発言をしたが、こんなことでは、企業は借り入れを待つ方向に行く。業績は悪くないから自己資金でも借り入れが無くとも新規投資は可能だ。譲与資金はREITとか、不動産に向かう。建設業などは今後景気てこ入れの公共工事などで大手は好調だろう。円安を誘導し輸出増、設備投資増、GDP2%達成、そして消費税10%実施と言うシナリオは全く成立しない。加えて安部政権の議員の不適切発言やスキャンダルが次から次へと露になって安部さんも健康がもたないかもしれない。何とかサミットを無事終え、衆参同日選挙に持ち込むが、安保と改憲は争点にしたくないだろう。今のままでは危うい。

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by katoujun2549 | 2016-02-19 11:59 | Comments(0)
最近の猫ペットブームはヒートアップしている。猫は可愛い。しかし、その性格は必ずしも理解されず、不思議な動物というイメージが強い。だから、猫ずしにゃー太という映像もある。
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http://nekozushi.tumblr.com/tagged/movie
わが家の猫ちゃん「きゃー子」だが。正式本名はマルクスアウレリウスアウグスチヌスキャーコである。家内が命名した。2003年の6月、雨の夜、窓辺で泣いていた。夜遅く2階の窓辺の屋根の上にいた。窓を開けると中に侵入してきて、奥の机の下に隠れた。これ以降わが家の家族になった。生後8ヶ月くらいの茶トラのオス猫だ。下の写真は2003年8月に撮った1歳前のキャー子。
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6歳になった頃のキャー子
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10歳になった頃
もう、おっさん猫
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前橋に移転し、司法修習中の長男と1年をアパート暮らし
12歳だからもうそろそろ
おじいさん
初めて引越しして緊張している
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 とにかく残念なのは、猫は名前を呼んでも、答えてやってきてはくれない。犬は呼ぶと、遠くからでもすっ飛んで来る。ところが、猫は、腹が空くと、泣きながらやってきて不平を言うような声でニャーニャー言うのである、。犬は感心にじっと耐えている。
 Webで「猫は呼んでも来ない」とデータを検索すると、何やら映画の広告で、「猫なんかよんでもこない」というドラマ映画と原作小説があるのだ。そんなことだから、やはり、我が家の猫ちゃんも名前を呼んでもやってこないのは致し方がないことなのだろう。子猫の時代のしつけにもよるのかもしれない。沢山の猫を飼っている人はたぶん釣られてくるのだろうが、呼ぶと皆やってくる。だいたい、呼ぶとやって来る猫は5匹に1匹という確率なのだそうである。
 大体、猫は窓辺で寝そべって自分が部屋に入っても知らんぷりである。しかし、最近気がついたが、耳だけはしっかり、こちらを向いている。耳がちゃんと意識しているのである。猫は近眼で、動体視力は超優れているが、遠いところにはむしろ、聴覚で判別しているようだ。猫の目は75センチくらいの距離の獲物を捕るようにできていて、その距離に関しては動体視力も含めもの凄い能力だが、10mとか20m先に反応するのが苦手。だから、家の人で子供など素早い動きをする相手は苦手なのである。ここが分からなかった。飼い始めた頃は自分が何故嫌われるのか分からなかった。家の中を掃除とかで動き回るのを不安に思うのだ。
 猫の襟首をつかんだり、犬のつもりでしつけようとしたのが反感を買った。猫というのはいつまでも昔のことを覚えているみたいだ。長女が一生懸命研究し、病気もせず今日まできた。何とか、そろそろ12歳になろうとしている。これまで、犬しか飼ったことがなかったから、猫の習性に関しては無知だった自分は、猫の目からは、嫌なやつと思われたみたいで、なかなかなつかない。長女も結婚し、家内が病に倒れた後は6年間、自分が餌、トイレ、毛のブラッシング、マッサージなど結構サービスしたと思うが、あまり感謝の念もない感じにがっかり。むしろ、当時寝たきりの家内のベッドに入り込んで甘えたり、長男の寝床にもぐりこんだり、可愛いところは全て自分以外を相手に発揮しており、どうも、自分を下男とでも思っているのではないかと腹立たしくもなった。名前を呼んでも寄ってこないから、一旦外に出るとなかなか、帰ってこない。かつては野良生活もしていたのだから、仕方が無いかとも思った。家内が危篤になったとき、救急車で病院に運んだが、救急隊員が家に入ってきたのに怯えて、家を飛び出したが、3ヶ月ぐらい家の周りにいて帰ってこなかった。雪の日も、雨の日もだから、相当にこたえたらしい。元に戻るようになったとき、長女が、家内の声が録音された携帯で家内の声を再現すると、丁度その時は皆2階にいて、猫は1階にいたのだが、えらい勢いで、二階に上がってきて、声の主を探すようなしぐさで、部屋の隅々を探し回っていた。その姿を見て、呼んでも来ないのは故意であって、ちゃんと分かっているし、猫はえらく耳がよいということも知った。

キャーチャンの幸せなポーズ
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by katoujun2549 | 2016-02-18 00:28 | | Comments(0)
 犬やペットは一見多くの人が飼うが、実際の種類となると限られており、最近良く見かけるのが柴犬やトイプードル。チワワやポメラニアン、ミニダックス、ビーグルなどが定番だ。テレビのCMでは通信会社のCMにふて猫(Y’mobile)、珍しい北海道犬の白戸家オヤジ犬と白ポメラニアンのギガちゃん(Softbank)などが出てくる。空前のペットブームかもしれない。昔飼っていた犬は子供の頃は当時はやっていたスピッツ。中学1年生の頃から4年間ボクサーを飼っていた。犬には家族の一員として懐かしい思い出がある。最後に飼ったのが迷い犬で、ビーグル犬を大きくスマートにしたような不思議なタイプだった。秋の日、夕方家の中に茶色い犬がやってきて、自分の布団の上に寝ているではないか。枕に頭を乗せているずうずうしさ。びっくりしたが、これはどこかで飼われていたに違いない。冬に亡くなったボクサーの檻とハウスがあったのでそこに収容し、警察に届けたが一週間経っても問い合わせもない。それ以来、12年間家族の一員となった。高校時代から受験に失敗し、浪人中、このワン子を散歩に連れて行ったりしたとき寂しい心を慰めてくれた。家の前には大きな草原の空き地があり、そこに放つと大喜びで飛び回っていた。名前は前のボクサーと同じ「メリー」と名ずけた。
とても従順で飼い主を喜ばせようと一生懸命で、外出から帰るとちぎれんばかりに尾を振って迎えに来る。愛らしい犬だった。市川には宮内庁の御料場をはじめ、三番瀬とか、野鳥の宝庫があり、ハンターの多いところなのである。そこで、ハンターは狩猟犬の性能が劣る犬を平気で捨ててしまうことをあとで知った。酷いことである。多分家に来たメリーも、江戸川の河口辺りで捨てられ彷徨いながら本八幡の家まで飼い主の所に帰ろうと必死になっていたのだろう。腹ペコの様子で餌をあげるとガツガツと食べた。前の犬にあげていたドッグフードが残っていた。当時から顆粒状のドッグフードが市場に出るようになり、餌をあげる作業は楽になった。この餌を実に美味しそうに食べていた。便利だったが、おそらく、防腐剤が含まれており、発がん性があったのではないか、乳部にしこりができて、最後は肥大化し、これが原因で亡くなったと思うが、当時は気がつかなかった。残念だったが、13年生きたから、まあ寿命だっただろう。
最近、寝ていたらメリーが夢に出てきた。懐かしかった。そこで、この犬が一体何犬だったのか、Webで調べてみた。 ポインターにしては小さい。イギリスの貴族が狩りに使うフォックスハウンドにそっくりだが、それほど大きくない。ビーグルよりは大きい。アメリカン・フォックス・ハウンドにそっくりであることがわかった。Webの情報量のおかげで分った。
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メリーの生き写し


フォックスハウンドのブリーダーは全国で2軒しかなく、一つは岐阜県中津川市の後藤農場である。ここでは農地の追いかけ犬、獣害対策犬として繁殖させている。こんなに可愛い犬種が、日本のペットショップにはいない。トイプードル、チワワ、柴犬、ヨークシャーテリア、ラッセルテリア、ミニチュアシュナイザー、ダックスフント、シーズー、フレンチブルドッグ、ポメラニアン、ウェリシュコーギー、レトリバー、ビーグル、キャバリア・スパニエルといったところか。皆可愛いが、意外と手に入る犬種が限られる。最近ラブラドルレトリバーやハスキーはめっきりみなくなった。昔はやったコリーやシェパード、ゴールデンレトリバなどは見ないが、犬の寿命が20年は無い。15年くらいで一巡してしまうのか、けっこう殺処分もあるときく。手間がかかる大型犬、シェパード、ボクサー、ドーベルマンなどは敬遠される。犬が人を噛んだり吠えたりするのは飼い主の愛情不足が原因。犬種によって犬側のニーズが違う。散歩時間や基礎訓練、接し方などが種によってちがうことを配慮しなければ犬のストレスが上がり、トラブルになる。土佐犬、秋田犬などもそうだ。もちろん住宅事情は大きい。マンションやアパートでは大型は無理だろう。アメリカンフォックスハウンドは150種にも入っていない。猟犬系は散歩が大変だから敬遠されるのだろう。小さな犬は可愛いが、大型犬には本当に自分の分身のような親しみを感じることができる。




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 OECDによると、人口の上位10%の富裕層の所得が、下位10%の貧困層の所得の9・5倍に達した。企業経営者ら「スーパーリッチ」の所得が増えたためだ。1980年代には約7倍だったが、「貧富の差」は広がっている。
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 格差を表す指標とされるジニ係数で80年代と直近のデータを比較すると、過去分を入手できる21カ国のうち16カ国で格差が拡大している。係数が1なら格差は大きく、0に近いほど平等なことを示す指標で、格差が小さくなったのはギリシャとトルコだけだった。
 日本のジニ係数は0.3を超え、OECD諸国の中でも高く、高度成長期のような中間層の拡大は過去のものになっている。格差拡大の原因は地方の賃金が上がらず、大企業のベアも出し渋り、そして派遣社員の拡大だ。自由な生き方を尊重するというお題目の中、低所得が固定化されるのである。安倍政権は昨年、派遣業法を改正し、若者の自由な生き方を尊重し、派遣社員の流動化を図ったとされるが、これは派遣社員の固定化と、給与格差を広げるだろう。同じ企業なら人事異動は活性化につながるが、誰でも慣れ親しんだ職場を変えることは苦痛だ。派遣社員を3年で打ち切る職場は経営が悪くなる時以外は少ない。3年で職場を変えるとなると、派遣社員はいつまでもベテランにはなれない。経営側に雇用の継続を制限し、派遣社員は3年を過ぎると派遣会社が派遣先を変えねばならない。自由な生き方といっても雇用は不安定化し、派遣社員の所得は上がらないだろう。同一労働同一賃金といっても、経営側は安い賃金の固定化に流れる。同一労働を誰が判定するのか。言葉だけのかけ声ではないか。終身雇用の労働者が減少し、労働組合の賃上げ交渉によって恩恵を受ける層が減少し、やせ細っている。
 OECDはこうした格差が「経済成長率を押しさげる」と指摘する。親の所得が低くて教育の機会に恵まれない子どもが増え、労働の生産性などが上がりにくいためだという。誰でも知っていることだが、東大や慶応などの難関校には富裕層の師弟が溢れ、低位校には学費をローンで調達する中間層ぎりぎりの家庭の子弟が多い。もちろん底辺は専門学校か高卒就職で、こき使われ、数年で派遣社員で職を点々とする。こんな形が常態になっていることに政治家は目を向けない。経済が活性化しない理由はこうした格差社会に国民が気がついて、意気が上がらないことも大きい。金融操作だけではどうにもならず、黒田バズーカは体力の弱った病人である国民に劇薬を調合したのである。

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 バックトゥザフューチャーⅠを久しぶりに見た。過去2回は見ているが、今回意外と忘れている部分もあって、懐かしかった。1985年のスピルバーグ制作作品だ。監督はゼメキス。この時代、アメリカがレーガン政権二期目を迎え、自信を取り戻しつつあった。この2作目は未来の2015年に行くのだが、この時代がもう来てしまった。昨年30周年、そこで、昨年主演のマイケルJフォックスがアメリカのテレビに登場し、何とか生きている姿を見せてくれた。彼は、パーキンソン病にかかり、この10年以上世に出てこなかった。テレビドラマなどに復帰しており、また、マイケルJフォックス財団を設立してパーキンソン病対策支援活動を行なっている。病を克服している姿を見せてくれたとはいえ、完璧にではなかったが。この病気は脳のドーパミンが不足し、手足の震えや麻痺を起こす厄介な病気で、未だに治療が難しい。進行は遅らせることが多少できるようになった。30年間、世界はあまり進歩していないのではないか。ベルリンの壁崩壊は1989年でソ連は崩壊したが、ロシアのプーチン政権は時代に逆行し、アラブの春は混迷を続けている。この映画でもテロリストはアラブ人だ。多分、リビアのテロリスト、アラファトやパレスチナゲリラを意識している。
 1985年から30年前の1955年にタイムマシーン、デロリアン号で戻るドラマである。町の発明家、クリストファーロイド演じたドクことブラウン博士とマイケル演じるマーティ・マクフライの掛け合いが絶妙である。1955年は父親ジョージマクフライ、母ロレインが結婚のきっかけを得た年であったが、ふとした事から若きロレインはマーティに恋をしてしまった。このままでは父と母が結婚せずマーティが生まれなかったことになってしまい、存在が消滅してしまう。ドラエモンのいじめっ子ジャイアンのようなビフが好演している。この映画では父マクフライはSF作家として大成功し、ビフはこの家のお手伝いをする身分になっている。彼の復讐が次のパート2を騒がせてくれる。タイムマシーンデロリアン号に乗って30年前の高校生時代の父親と母親に出会うという筋書き。現在との整合性がスリルを生み、1955年当時の古き良きアメリカがノスタルジーをそそる。これはあのレーガン大統領が俳優として活躍していた時代でもある。
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デロリアン号


親父は何とも頼りなく、自分の母親をデートに誘えない。これが成立しないと自分が生まれないわけだから、マーティは苦心惨憺。ドラエモンのジャイアンのようないじめっ子と仲間が立ちふさがる。アメリカ人の日常が面白おかしく描かれる。1989年にはベルリンの壁が崩壊し、この年、バックトゥーザフューチャーⅡが公開される。この映画は2億ドル、240億円を稼いだ。近未来からさらにⅢでは西部開拓時代に戻り、ヒヤヒヤドキドキの大活劇となる。2001年の9.11前、アメリカが一人勝ちになった時代だ。この作品がスピルバーグのかなり初期の作品であることを改めて思い起こした。1985年というのは日航機の御巣鷹山墜落事件や、夏目雅子が亡くなった年、我が息子、聡一郎が1歳になった年ではないか。思い起こすと懐かしい。日本もバブル崩壊を前に元気が良かった。

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 千葉県の市川に高校生時代まで住んでいた。高校2年の時、夕方、ポインターの雑犬が、家に入ってきた。玄関から、いきなり、自分の布団の上に転がり込んできた。びっくりしたが、その時のあどけない表情と仕草が可愛くなり、警察に届けても飼い主からの連絡がないので、家で買うことにした。名前は雌なので、メリーと名付けた。前の年まで、4年間飼っていたボクサーがフィラリアで亡くなり、立派な檻と犬小屋も残っていたので都合が良かった。後で分かったのだが、市川には宮内庁の御料場をはじめ、三番瀬とか、野鳥の宝庫があり、ハンターの多いところなのである。そこで、ハンターは狩猟犬の性能が劣る犬を平気で捨ててしまうことをあとで知った。酷いことである。多分家に来たメリーも、江戸川の河口辺りで捨てられ彷徨いながら本八幡の家まで飼い主の所に帰ろうと必死になっていたのだろう。腹ペコの様子で餌をあげるとガツガツと食べた。前の犬にあげていたドッグフードが残っていた。ペロリと平らげてこちらを見つめる表情が何とも愛らしかった。ポインターのミックスかと思ったが、ひょっとすると大変珍しい犬種、アメリカンフォックスハウンドだったかもしれない。ビーグルを大きくした感じで、ポインターより小柄。空き地に放つと実に優雅に飛び回る。気品があり、単なる野良ちゃんではなかった。日本では4万匹の犬が殺処分され、猫も毎年7万匹といわれ、合わせると膨大な命が失われている。アメリカはもっと酷く、400万匹と言われる。シーザーミランの犬の里親探しは人気番組なのだが。動物愛護センターは、猫や犬を一定期間保護した後、殺処分する施設でもある皮肉な名称で、東京都は日野のゴミ焼却場の隣にある。ゴミと一緒に処理されるということか。ここに来れば自治体によって差があるが、3日から7日の命だ。ジャックラッセルテリアを例に取り上げると、この犬種は可愛い顔つきと、活発さが愛らしい。しかし、小ぶりな割に活力があり、猟犬の特性から、大型の相手にも果敢に挑みかかる。散歩やしつけが大変なため、持て余した挙句、保健所行きとなるケースが多いと聞く。犬に罪は無いのでかわいそうなこと。猟犬も犬には何のことか分からぬうちに捨てられる。

市川ではこうしたガンドッグを保護して里親探しのNPOをしているグループがある。 ガンドックレスキューは、このような鳥猟犬たちを一匹でも多く救いたいと、保護活動を行っている。主催者は毎月の負担に苦しみながら何とか助けたいと頑張っている。
 自分は今中野で猫を一匹飼っている。ノラの子猫を飼い始め、もう12年になる。犬は飼ったことがあったが猫は初めてだったので当初は戸惑った。猫は犬と違って、支配されることは好まない。支配されるよりはひたすら愛されることを求めている。一方犬は可愛がることも大切だが、言いなりでは逆に支配されてしまう。メリーの場合、自分は殆ど諦めたのが、散歩に行く時のコントロール。犬の興奮をおさえる事が難しかった。最近知ったのだが、猟犬は特にこれが難しいのだそうだ。野山を飛び回るのが大好きだ。よく、犬を散歩する時は、引きずられてはいけない。並走すべきだと言われる。しかし、残念ながら、これには失敗した。自転車に乗って引き回しすると並走してくれた。有り余るエネルギーは歩くだけでは消化できなかった。あまり、こだわらずに、犬の希望も入れてあげた。犬は飼い主を引きずって自分の思うところに行くことに満足感を覚えるようになる。引きずるときは散歩を中断すれば、犬は満足感を得られないから引きずると損だと思う。それを繰り返せば引きずらなくなるのだそうだ。メリーとは結局、相思相愛で、12年間楽しく過ごせた。彼女が12年の生涯を全うし、多分ガンだったと思うが天国に旅立った時、一緒に家で過ごし、最後も看取った。今度犬を飼うなら、ガンドックの5歳くらいの成犬を保護センターで里親として得たいと思っている。犬にとっても、猫でも、結局彼らは我々の愛が全てなのだ。お金でもない、地位も名誉もない、純粋の愛こそ彼らは求めている。答えてあげたいものだ。
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                 写真:ガンドックレスキューCACIHPより引用



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 銀行株が暴落した。日銀が新たな金融緩和策を発表した直後、銀行収益への懸念などから下げ幅は一時、三菱UFJフィナンシャル・グループで8%、新生銀行は15%を超えた。りそなホールディングス、三井住友トラスト・ホールディングスなども下げた。その理由は

 日銀は当座預金の一部の金利にマイナス0.1%を適用し、今後必要に応じてさらに引き下げると発表。銀行などの収益に悪影響を与える可能性があるからである。黒田総裁は金融仲介機能を低下させないよう3段階の「階層構造」を採用したと説明したのだが。
 階層構造を説明すると、「第一の層である基礎残高は、昨年の当座預金残高の平均額に固定され、かつ従来通りに+0.1%の付利を受ける。この点は上記の第一と第二の内容に関連している。

次の「マクロ加算残高」は、1)所要準備、2)貸出支援基金等によるオペの残高、3)「基礎残高」の一定部分に相当する額から成り、金利は付与されない(0.0%)。

最後に「政策金利残高」は、当座預金全体から「基礎残高」と「マクロ加算残高」の二つを差し引いた残差となり、ここには-0.1%のチャージが課される。いま、日銀は各銀行が預けている当座勘定に今0.1%の金利をつけており、この金利が銀行の収入になっている。それが、今後基礎額を超えた場合、0.1%のマイナス金利として逆に銀行は払わねばならない。だから、金融機関の収益は悪化するというものだ。(引用http://newsbiz.yahoo.co.jp/detail?a=20160202-00085553-diamond-nb)」しかし、実際はそのようなお金を日銀の当座勘定に費用を払っても預ける銀行はないだろう。その分はおそらく、企業融資や国債の購入、海外投資に資金として流れる。市中金利は更に下がり、円安が維持され、市場に金も流れて物価を押し上げる。日銀は原油安の対応策として、物価やGDP目標達成のために敢えて大鉈を振るったのである。これこそ黒田第三バズーカの狙いだ。しかし、他の企業の株価が上がったのに銀行株は値を下げた。
 29日終値はMUFGが前日比2.8%安の609.4円、三井住友フィナンシャルグループが1.7%安の3980円、みずほフィナンシャルグループが1.7%安の205.8円、りそなHDが4.9%安の547.5円、三井住友THが2.2%安の379.8円、ゆうちょ銀行は6.7%安の1472円。新生銀は11%安の186円だった。
 とはいえ、約250兆円の基礎当座勘定にはこれまでどおり、金利がつく。GTPの半分である。この0.1%は2500億円。この階層構造を理解せず、また、投機だけを考えている海外投資家、空売りを狙っている連中が下げた原因であろう。面白味はないが安定していた銀行株が暴落したのはリーマンショック以来である。これほど、銀行株が下がると、自己株買いに走る金融機関も増え、いずれ相場は安定するであろう。余剰資金は株や不動産に回ってくる。それにしても、近年の金融機関の好決算がこんなところで支えられているとは驚きだ。東京三菱など驚いたことに1兆円以上も利益を上げている。これでは、企業融資に金を回す気にならないだろう。
 金融機関の株式水準は暫くは低迷するが、徐々にこのマイナス金利の効果は出てくると思われる。金融機関はそもそも電力会社のように損をしないように、機能不全にならないように国も支えている。株価は戻るはずだ。しかし、株価の変動は中国市場の暴落や中東情勢によっても世界の不安要因によって簡単に動くから1月先も読めない。そもそも、これだけ株価が落ちると、銀行の株式あたりの純資産は50%くらいに落ちると、海外の投資家が5000億円も出せば日本の銀行を株式取得して支配し、さらに銀行の持っている資産を全て売却してしまい、銀行をつぶしても50%の莫大な利益を上げられることになるから、銀行も手をこまねいているはずは無い。

 日銀の黒田総裁は日銀の政策委員会後の記者会見で次のように述べた。
黒田:本日の決定会合では2%の物価安定の目標をできるだけ早期に実現するため、マイナス金利付き量的・質的金融緩和を導入することを賛成多数で決定いたしました。これまでの量と質にマイナス金利という金利面での緩和オプションを追加し、いわば3つの次元の全てにおいて追加緩和が可能なスキームとなります。具体的にはまず、金利の面では日本銀行当座預金にマイナス0.1%というマイナス金利を適用します。今後必要な場合には、さらに金利を引き下げます。当座預金にマイナス金利を付すことでイールドカーブの起点を引き下げ、金融市場に幅広くマイナス金利が浸透することになると考えられます。量の面では大規模な長期国債の買い入れを継続することと併せて、金利全般により強い下押し圧力を加えていきます。次にマイナス金利のしくみをご説明します。今回のスキームでは金融機関が保有する日本銀行当座預金を3つの段階の階層構造に分割し、基礎残高にプラスの0.1%、マクロ加算残高に0%、そして政策金利残高にマイナス0.1%を適用いたします。金融取引の価格や金利形成は新しい取引を行うことに伴う追加的、あるいは限界的な損益によって決まりますので、政策金利残高に適用されるマイナス0.1%が、イールドカーブの起点として、様々な市場の金利や価格に影響を与えることになります。一方、部分的にゼロあるいはプラス金利を適用することによって金融機関収益を過度に圧迫しかえって金融仲介機能を弱めることを防ぐことができます。このように階層構造は金融仲介機能に配慮しながら、マイナス金利の効果を最大限に発揮することを狙ったものであります。類似の制度はスイスなど大き目のマイナス金利を実施している国で採用されています。日本銀行は2つの物価安定の目標実現をめざし、これを安定的に持続するために必要な時点まで、マイナス金利付き量的・質的金融緩和を継続いたします。今後とも経済物価のリスク要因を点検し、物価安定の目標の実現の必要な場合には、ちゅうちょなく、量・質・金利の3つの次元で追加的な金融緩和措置を講じます。
投資家は「マイナス金利」という言葉にサプライズを受けた。 ただ、銀行などはマイナス金利が適用される部分の預金を日銀から引き出すことになるだけで、収益にも影響はないとみている。
日銀の新政策について「直接的には貸出スプレッドの低下が継続するので金融機関の収益には良いとは思わない」と指摘され「マクロ的にはプラス効果がある」。銀行としても「可能な限り効率的に運営すべきとの発想は強まる」


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