<   2014年 11月 ( 12 )   > この月の画像一覧

e0195345_18155614.jpg
 新潟県新発田市に住んで2年半、いろいろな事が見えて来た。中でも、東京の人が思う新潟と新潟の実像とはずれがあると思う。当然の事だが、これが新幹線で2時間という立地にも関わらず、九州の人が思う程度の新潟観だから、残念な気もする。同じ県内で上越中越下越、そして新潟市とは風土が違う。長野なども5州と言うほどの差がある。千葉も上総と南房総では全く違う。
e0195345_18173283.jpg

 冬になって東京に帰ると、皆、雪で大変でしょうと同情してくれる。でも、新発田は大して積りませんとか、新潟市内も今年は大した事無いですと言うと、期待はずれな印象を受けるようで、後の話が続かない。きっと、雪かきが大変だとか、2階から外に出るほどですというと、やっぱり、と思うんだろう。そりゃあ十日町とか、新発田でも赤谷あたりは2mは積もる。何も、雪まみれで、気の毒だ、あんな辺境に行って不幸に耐えていることを期待はしていないんだろうが、雪の無い東京の優越感に浸りたい位の悪意はあるかもしれない。ちょっと悪ふざけで、そうですねー、スキーが上手くなっちゃったんですよ、20分も行けばいいゲレンデがあるんで、とか言えば、チェッ!羨ましいと思う人がいるかもしれない。優越感とコンプレックスは紙一重ですからね。新発田でも20分も車で行けば二王字のニノックススキー場があるから嘘ではない。でも、自分も新潟県人は皆スキーをする訳ではないことぐらい分かっているつもりである。スケートリンクだって市内には昨年初めてオープンしたのである。小国では、あの、オリンピックでスノボーで銀メダルを取った平野歩夢君が育ったが、彼は実は村上の人である。新発田はスキーだけではない。温泉もゴルフ場も車で20分県内に4〜5カ所はある。
 とにかく、運動不足気味で、体重が増えてしまった。車社会で歩かないからなのである。それを見て、毎日おいしいご飯を召し上がってるんでしょうと言って来るが、確かに飯は美味い。新米なんぞ、香りから違うが、それでも、飯をモリモリは食べないし、東京にいた時より控えめである。今頃になると、ルレクチェなんか最高に美味いですと言っても、何それ?というような顔つきになる。東京には残念ながら売っていない。新潟の人が消費するか、贈答品になってしまう。こちらも、しまった、新潟名産の洋梨ですと解説が必要になる。まともな人は、山形のラフランスも美味しいですな、と返ってくる。自分は、そんなのより遥かに味は上だと思って持ち出したのであるが、きっとこの人は大して美味く無いラフランスも美味しいと言って貰いたいのだろう。そこで、話を変えて相手を傷つけない様に心を配らなきゃならない。
 酒の話も最近合わなくなって来た。新潟の日本酒は美味いですねーと来る。千寿万寿とか、越の寒梅とか、気の効いた人は八海山とか、〆張鶴、さらに通人は鶴齢とかうんちくを傾け始める。ところが、新潟の皆様、大体そんな高い酒飲まなくても、新酒とか、製造して間もないのがあって安くて美味い。新発田だけでも、菊水、市島、金升、ふじの井と4酒蔵あって、純米酒、大吟醸、本醸造、純米大吟醸、純米吟醸と製法での分類もある。〆張鶴は村上だが、太洋盛というのもあってこれもいける。上越に行けば糸魚川の謙信、佐渡には北雪とか、奥が深い。90を超す酒蔵、500以上の銘柄が新潟にはある。自分など序の口だ。好みとなると、価格帯から青ラベルだとか、さらに細かい。これが五泉市に行けば、金鵄盃酒蔵とか、津川の麒麟山、自分は村松の「雪影」が大好きとなって、これ又、東京の人とは話が合わん。ところが、新潟では辛口淡麗の似たような酒ばかりで、他県の酒についてはあまり知らない。そんな事は東京の人は知らないから、何とも、新潟に行ったらアル中になったのではないかと疑い始める始末。結局、出来るだけ酒の話題は避け気味なのである。要は東京人は新潟にあまり関心が無いが、多少の知識はあって、恐らく、40年くらい前の新潟とか、たまたま、観光で行った場所や夏の佐渡など偏った知識があるのだろう。東京より暮らしやすく、結構便利だとは夢にも思っていないのである。
e0195345_18140420.jpg







e0195345_15174278.jpge0195345_15163162.jpg
[PR]

 12月に入るとイエス様の御降誕を祝うクリスマスを待ち望むアドベントに入ります。クリスマスは自分にとってどんな意味があるのだろうか。イエスキリストと私、私とキリスト教を原点に返って考える季節であります。キリスト教において私達は罪人として生きている。人間は罪深い。そのような自分の発 見がなければ、恐らくキリスト教はただの儀式、クリスマスやサンタの世界になります。 私達の営みを歴史的に見ることが重要です。それに自分の人生を振り返ってみる。この6 0年間、自分は思う通りに生きて来たのだろうか。歴史と人生を重ねる。この習慣が日本 では薄いのかもしれないと思う事もあります。しかし、明治維新を見てみれば、どうでし ょうか。薩摩や長州は関ヶ原の恨みを戊辰戦争で晴らしたともいいます。結構過去の恨み を忘れていません。そんな復讐心に燃えた人間をどう思うかです。広島や長崎の原爆を忘れ てはならない。これはそこで亡くなった何十万人もの同胞の命を思い、その意味を問い続 けるということは大切です。でも、アメリカに報復の原爆を落とせと言っている人がいないことは日本人の心として素晴らしい事です。以前、ブログに書いたのですが、あの原爆は冷戦の始まりでもあり、日本が本土決戦を思いとどまり、日本が分割されなかったことに貢献しているのではないかと思う。彼らの死は無駄ではなかった。私達の人生においても忘れられない出来事、許せない友人の 行為、親にも厳しい思いを持つ事があります。やられたらやり返す。世界はその繰り返し でしょうか。

e0195345_00433187.jpg
e0195345_00443893.jpg

 それは自分の姿に当てはめてみたい。 そうした自分自身を振り返り、何ともいたたまれない気持ちになることがあります。イエス様の癒しはそのような時に働かれるのです。自分の罪をどう扱ったら良いのか。自分 は完全無欠ではないし、人間全体にもこれは言える事です。そう思わなければ救いも求め ませんし、キリストの愛も分かり難くなってしまうのです。皆さんはいかがでしょうか。 日本はおおらかな社会です。もっと楽天的でもいい。でも、実際には様々な問題を抱えて しまいます。友情、親と子、兄弟の愛情などうまく行っている時ばかりではない。自らを 振り返って反省する事も多い。幾つかの思い出に中に罪深い自分の姿がうかんでまいります。

 何の問題も無い順調な時、和気藹々として交流を楽しむとき、そのような時には神の愛 は意識されない。相手に裏切られた時、怒りに任せる事、それもままならないとき。罪を 感じ、それをどうしたら良いか分からないとき。その感情を神のもとに持ちより罪が正し く処理されるために、イエスキリストの存在がある。御子イエスはあがないの供え物 としてこの世に使わされた。私達が神を愛したのではなく、私達が罪人である事を思うと き、誰にも相談出来ないとき、聖書は語りかけてくれます。私達を神は愛してくださって いる。この御言葉は伝えたい。神が愛と言うのはどのような意味か。 幾つかのエピソードを通して、自分が体験したイエス様の愛と癒しを皆様にお伝え出来 たら幸いです。何と言っても、アドベントに入りクリスマスの季節です。イエス様のご降 誕を祝うと意味は私達の罪からの解放が始まったことを祝う事でもあります。

 人より豊かな生活。地位、誰からも愛される自分。これらを追い求めているうちに疲労感が溜まってくる。ああ、そんな時にわかってくる。神様は何も、一生懸命にならなくても疲れたら支えてくれる。愛ということを真剣に向き合ったことがあまりなかった、今迄 自分はどうやったら多くの人々に愛されるかということばかり考えていた。出来るだけ外 観を良くして、学歴、試験に勝つ、試合では負けない、勝者になることは一角のものと認 められることであると思っていた。しかし、信仰というのはこれとは全く違う次元の事。 そして自分は人を愛せない情けない人物であるということを見せつけられた。 こんな自分を一体誰が受け入れてくれるのだろうか。人を愛 せなければだめだ。一体どうすれば人を愛したりできるのか。聖書に汝の隣人を愛せと か、十戒では自分の親を敬えとか書いてあるのに親を憎んでいる自分もあった、どうなってんだろうか。情けないではないか。それこそ罪人である自分の姿。イエス様はそんな自分を支えてくれる為にこの世に生まれ、そして、自分の様な人 間が十字架にかけたのだと思うと、教会に行って礼拝することが自分の心を癒す道かもし れないと思う様になった。皆様、クリスマスというのはそうした古い自分の終わりを示し てくれる日なのです。


[PR]
 高倉健さんが亡くなった。名優だった。何とも言えない存在感があり、昭和の後半を代表する俳優だった。自分と同じ九州、筑豊の出身だった。九州男児か、自分とは全く違う凛々しい姿。昭和任侠伝、網走番外地、八甲田山、ほたる等、我々団塊の世代には懐かしい映画ばかりだ。高倉健の最も素晴らしい演技は、もの言わぬ男の姿から湧き出ていた。その中心的テーマは男の喪失感である。ヤクザ映画でも、仲間を殺された怒りの復讐シーンは無表情なのに迫力があった。八甲田山でも、北小路欣也扮する親友が本隊の遭難で死んで棺桶に入った姿を見て、じっと涙をこらえる。彼は無事に帰還し出会い、親友の妻は涙するが、彼は泣かない。特攻隊員の生き残りが見せる切なさ。全てが大切なものを失った男の絶望、情けない気持ち、悲しみをあらわしていた。南極物語では犬たちを失う。そして彼の行く手には吹雪や嵐、敵の群れが襲いかかってくる。

彼の代表作、鉄道員、ポッポ屋でその役柄は頂点に達した。これも、妻と娘を亡くした駅員のお話。
 この「あなたへ」もそうだ。妻を失った男。この「あなたへ」は元刑務官だった主人公が、妻を失う。妻は自分の遺骨を故郷の海に散骨してもらいたいということだった。この映画には2年前に亡くなった大滝秀治も出ている。綾瀬はるか、余貴美子、佐藤浩市など豪華俳優陣である。幸せの黄色いハンカチなど、彼は旅する人である。亡き妻の生まれた長崎のとある漁港へワンボックスカーで旅をして来る。海と港が舞台である。
 高倉健さんも妻を失っていた。彼の元妻は江利チエミである。今の若い方はご存知ないかもしれないが、美空ひばり、雪村いずみと並ぶ三人娘、というかジャズ歌手として一世を風靡した。スター同志の結婚だったが、芸能人としては江利ちえみの方が有名だった。相思相愛だったにもかかわらず、彼女とは離婚した。その離婚は誤解を伴う不幸なものであった。そして、江利ちえみは45歳で不慮の死を遂げた。そのとき彼は既に離婚していた。しかし、夫婦関係が崩壊したのは、実は江利ちえみの義姉であったマネージャーの悪意と言われなき嘘の中傷からであることが後に分かった。彼の何とも心から笑えない表情は「地」なのである。余談だが、雪村いずみさんは今もご健在で、歌手、朝比奈まりあさんのお母さんである。昭和のスターが天国に行ってしまうのは淋しいので長生きして下さい。

[PR]
 ASEANにおける習近平の安倍首相に対する態度は、いかにも、政治的であり、無礼な印象もあった。嫌々ながら会ってやると言った雰囲気だ。ホストも大変だっただろうが、彼の頭はオバマとプーチンで一杯だった。習は多くの首脳と会見しなければならず中国は今の日本は相手にする必要がないと思っているかのようだ。彼は日本に対して甘い態度を示すと批判されるという事情があった。これは日本にも原因がある。特に彼との歴史認識の差が大きいことだ。
 習近平と安倍晋三とのAPECでの25分の会談は、官僚の下準備によって、形のあるものとなったが、習の無表情と安倍の当惑した表情が印象的であった。習は安倍の事を全く親近感を持てない人物と受け止めているのだろうか。また、日本を相手にしない、大国ぶりを自国民にアピールしたかったのだろうか。中国の首脳が、経済問題から、日本の首相との冷えきった関係から脱したいという気持ちは見えてこない。彼らは、商売は商売と割り切れるかもしれないが、安倍と彼を取り囲むグループに対する嫌悪感は一体なんだろうか。

 

e0195345_17122448.jpg

 安倍という日本の保守の御坊ちゃまが、本当に日本の過去を悔い改めているとは思えないのだ。お坊ちゃまは反省とか。欲しい物を我慢する習慣が無い。岸や佐藤という中国にとって、敵対する一族という敵愾心と、これ迄の歴史ー東京裁判史観を覆し、日本の過去ー村山談話などの日本のアジアに対して歴史的な謝罪の政治姿勢を覆そうとしている集団に対する警戒心なのだと思う。国土を蹂躙された側から、日本はアメリカと結託して中国包囲網を推進しているのが日本だという疑念。安部は村山談話を引き継ぐようなことを言っているが、全くの口先男なのだから、見え見えではないか。
 中国も対日戦勝70周年とは大仰だ。全く今の時代に日本にとって不快な祭典を計画している。大体、八路軍(共産軍)に当時何が出来たというのか。輸送部隊をゲリラが影から襲って、勝ったと言っている。逆に村を焼かれたりしたではないか。日本は圧倒的な米軍の戦力に敗北し、理不尽な東京裁判で国際外交における位置づけが決まってしまった。これはホロコーストは無かったというくらいに歴史修正することは難しいことである。東京裁判を否定し、靖国神社参拝を繰り返し、国内だけを見て溜飲を下げても仕方が無い。日本はこの苦しみを乗り越えて、一歩一歩国際的信用を得てきた。その象徴が憲法第9条なのである。

日本は確かに無条件降伏したが、戦後懸命の努力で高度成長を果し、アジアのトップに再び躍り出た。東西冷戦のお陰で、アメリカの核の傘の下で生きて来た。そして、アジアでは群を抜く経済復興を遂げた。

 そこで、日本というか安倍は第二次大戦の悪夢を一掃したいのだが、立ちはだかるのが、中国と沖縄である。いずれも、戦場になったところである。東西冷戦のお陰で、本土は分割されないで済んだ。満州にいた日本人は苦難の道を歩んだが、中国にいた100万を超す日本人民間と軍人は無事に日本に帰還する事が出来た。ドイツのズデーテン地方や東プロイセン、ポーランドのドイツ人住民が200万人の死者を出したのと対照的であった。これも国共内戦に向かった中国の混乱で救われた。中国に駐留していた日本軍は武装解除されていない部隊もあり、内モンゴルでは8月15日以降も激しい戦いがあり、国民党軍は恐れていた。日本人を無事に返すことは蒋介石の対共産勢力に対抗する戦略の一環でもあった。
連合国軍の対日政策は当初、北海道はソ連、本州はアメリカ、九州はイギリス、四国は中国で分割する計画もあったのである。
本土決戦の回避により、上記以外の日本本土を構成するGHQによって昭和27年まで統一した占領統治下におかれ、分割されることはなかった。本計画では、これらの本土地域も細かく分割することになっており、この項目で指す分割とは、この計画を指している。

e0195345_17131841.jpg
 アメリカの公文館に保存されている日本分割案

 日本分割占領案については、早い段階から連合軍将兵にも伝わっており、中華民国軍の兵士の証言では、ルーズベルトが中国軍を日本占領統治に参加させることを決定したとの話が兵士たちの間に伝わると、多くの中国軍兵士がこれを喜び、日本に上陸した際にどのような行動をとるかについて話し合ったという。しかし、本土決戦が無かったことや、アメリカの主導のもと、日本の分割は避けられたのであった。当時、原爆を持つ唯一の軍事大国アメリカの共産勢力への対抗上、その防波堤が地政学的に必要だった。

 その意味においても広島長崎の犠牲は、決して無駄ではない。広島と長崎の原爆は世界を震撼させたのである。アメリカは戦争の帰趨が決まっていたので何も原爆を使う必要は無かったが、本土地上戦は避けたかったし、何よりも共産勢力を意識していた。今の日本の存在に関わっている。韓国は、日本が統治放棄したために、南北に二分され、冷戦構造の最前線になってしまった。このことを韓国人は日本に対して恨みを持っている。日本にしてみれば、何言ってんだ、自分の国が独立した後の始末が悪いのは彼らのせいだと言いたい。でもこれを言ったらオシマイよ。である。中国も。韓国も、70年前のことを蒸し返して気勢をあげている。韓国は不景気を何とか打開したいから、中国ににじり寄って、朴は何とか国民の関心を戻したい。従軍慰安婦問題は朝日新聞の撤回などで賞味期限が切れた政策なのである。国際社会の日本に対する歴史認識をどうやって改められるのだろうか。途方にくれるような事柄である。言えば言うほど反発を招く。ドイツはじっと耐え、今日の信頼をえるようになった。わが国はあの、ナチスドイツと手を組んだがために、世界史の中で位置づけられてしまった。カトリックが異端審問や魔女裁判を行った歴史の汚点を語り継がれるように。でもカトリック教会は今も健在である。ドイツと歴史に学ぶ姿勢が日本のリーダーには求められている。


[PR]
by katoujun2549 | 2014-11-18 14:08 | Comments(0)

e0195345_15105944.jpg
e0195345_15093514.jpg
李方子さんと横田早紀江さんが似ている
親子ではないか。そこで、李朝との関係を
作りたい金正日はめぐみさんを拉致したという都市伝説がある。
あるいは北は妄想にかられてめぐみさんは誘拐された
というのである。そんな事よりも早くめぐみさんを返して欲しいのである。


マスコミはどういう訳か、北朝鮮をダシに、ニュースのねたにしたがるようだ。時には金正日を裸の王様扱いしたり、北部の農村の飢えとか、公開処刑のような奇異な出来事を報道し、いかにもこれがあの国の本質であるかのように言いたい。これは彼らにとっては楽に視聴率を稼げる事なである。絶対君主のような金正恩の指示によって官僚が動くが、よく伝わらないこともある。断片的な命令もあろう。だから、何とも、ちぐはぐな結果が生まれるので我々は混乱する。この国の仕組みや歴史、人々の生活、そして軍事力、核兵器やロケットを生産する工業力などの実情は全く伝わってこない。北朝鮮はイスラム国のように西欧社会が発展させてきた民主主義などの政治形態とは全く異質で、歴史を反対の方向に回すような歴史的発展を続けてきた。金王朝という李氏朝鮮の再来を目指すようにも見える。この国は日本が統治していた当時の政治体制、大日本帝国、江戸時代と社会主義といった要素が重層的に重なり合っている。そこに科学技術とか、軍備、独裁政治などの現代には考えられないような統治機構があり、常識が通用しない。自分も北朝鮮の専門家ではない。一体誰がこの国のメカニズムが分かるのだろうか。あるいは私たちが知っておかなければならないのはどんなことか。これをマスコミは提示してもらいたい。
 自分の父は昔、戦前だが平壌にいた。多くの北朝鮮の人を見ていた。さらに、石炭の輸入を仕事としていた関係で、戦後北朝鮮の方々とお付き合いしていた。父の話では、北朝鮮の人は体格が良く、昔の日本の古武士のような人が多かった。優秀で、約束を裏切るのはどちらかというと韓国人で、北の人は信義に厚いという良い印象だったという。父が驚いたのは、当時帝国ホテルで使節団を御接待したら、とても喜んで、歌うやら、踊るやら、多いに盛り上がって、立食パーティーで出した宴会料理が綺麗にお皿だけになっていた。全て舐めるように平らげてしまったことに驚嘆した。ハングリーな精神、目標が与えられるとがむしゃらに達成しようとする情熱、研究熱心なこと、さらに質素という点から、これはまさに戦前の日本人だと思ったと語っていた。一人一人のパワーでみたら、北と南が戦端を開いたら多分、南からは脱落や裏切りが出て、南はいくら優秀な兵器を持っても叶わないのではないかと言っていた。テレビの報道を見ていてもその時の父の感想を越えた説明を聞いたことがない。要はこの国は一筋縄では行かない、したたかな国で、容易くは屈しない。拉致被害者救出交渉はよほど腰を据えてかからないと良い結果が出ないし、北朝鮮のチェチェ(主体)思想や、軍事情報、官僚機構の情報などを学ばないと見えてこない。いいかげんな報道では良い結果は出ない。マスコミももっと勉強しなければ真実が見えないということだ。都市伝説ではあるが、北朝鮮に拉致された横田めぐみさんの母である早紀江さんは、李朝最後の王妃、李方子さんそっくりで、実は方子さんの長女だったのではないかという。そしてめぐみさんは李王朝の血を引くと言う事で、金正日にさらわれて、今は王族扱いとして、大事に金王朝の中で暮らしているということである。


[PR]
  横田めぐみさんが北朝鮮に拉致されたのは丁度今頃。昭和52年11月15日。今年の北朝鮮は調査の約束を日本に行い進展の兆しがあったが、今だに報告もない。今日、自分はその拉致の行われたと言われる道に行って見た。そこで思ったことは、これは、他の拉致被害者と北朝鮮の狙いはかなりちがうのではないかということだ。彼女は13歳という年齢からも他の被害者とは違った、何か特別の意図があったと思う。彼女は横田めぐみさんであるがゆえに狙われたのではないかということだ。彼女は偶然にそこを通りかかったからではない。それは、日本語を教える役ではなく、早く朝鮮語を学ばせて、北朝鮮の一員にさせたかったのではないかと思わせる。現地にいくとニュースで見るのと違う印象を得るのである。
 日本人拉致は金王朝の、当時次の元首である金正日の重要な国家的事業だった。拉致された方々はそれぞれ明確な利用目的をもって計画的に誘拐されたのである。例えば田口八重子さんは特殊工作員の日本語教育のためである。だから、彼女は絶対に日本には返せない。日本に今もいるであろうスパイの内容が分かってしまうからだ。死んだことにしようというわけ。金賢姫を教育したのは田口さんだが、めぐみさんも関与している。金賢姫の証言では一緒に会っている。北は金賢姫の自国の存在を否定しているから、めぐみさんはあってはならない人なのである。
めぐみさんは恐らく朝鮮語が堪能になっていただろう。北朝鮮は拉致されて以来成人するまでに13歳のめぐみさんにどのような基礎教育を施したのだろうか。金賢姫を日本人にしたてるには、日本語しかできない田口さんと朝鮮語のできる日本人、めぐみさんが必要だったのである。大韓航空爆破事件はそれだけ用意周到に計画された謀略だった。めぐみさんが成長してから撮られた写真が公開されているが、北朝鮮の一般人のダサいファッションに比べ、立派なファッショナブルなコート姿が印象的で、彼女は帰国した地村さんや蓮池さん、曽我ひとみさん達より優遇され、特別扱いされていたように見える。蓮池さん地村さんは翻訳要員のような単純な作業で、秘密の情報を得られるところではなかった。拉致された女性は他の拉致された人の配偶者候補だったのか。当時北朝鮮には日本語の出来る帰国在日がたくさんいたのだから、何も言葉のためだけではない。彼らは最も新しい当時の日本を知る在日では無い純粋な日本人を欲していた。大韓航空機爆破は単なるテロではない。将軍様自ら工作した尊い事業である。だから、関係者を用済みだからといって始末すればいいといかないのが、この国の複雑なところ。そんなことをしたら、将軍様は仁徳のないヒットラーと同じになってしまう。何とでも死んだことにして、国で厚く保護している。協力者は将軍様が守っているのである。彼らは一種のカルトであることを忘れては交渉できない。
  北朝鮮との交渉を安倍政権の政治的なプロパガンダには使ってはならない。自分は横田めぐみさんは絶対に生きている。田口八重子さんも必ずやお元気であろうと信じているものの一人だ。何故かと言うと、この北朝鮮というか、韓国人、高麗人の死生観というものはかなりいい加減なものだと思っているからだ。かつて韓流ドラマを家内と見たが、ドラマの中で、死んだはずの人間が生き返って現れたり、本当は死んでいなかった主人公が復讐するような場面が結構あり、このことが全く日本のドラマに無いシチュエーションなのである。ヨン様も死んだはずの人間だった。死因は大抵交通事故、自殺、溺死である。彼らは自分に取って都合の悪い人間は簡単に死んだ事にしてしまう。もし生き返れば「良かった」と喜ぶばかりだから。北朝鮮が出してきた遺骨もインチキ、死亡時期も様々な証言が出てデタラメ。そんな国の言い分を飲めるわけもない。
 今日、新潟市内の万代、新潟高校周辺に行く機会があって、めぐみさんが誘拐されたと見られる、日銀の新潟支店の職員社宅があったあたりを通った。11月15日の4時頃だから、まさに明るさもこんな感じで、薄暮になろうとしている時である。4日後だから、もう少し暗くなっているかもしれない。新潟市立寄居中学はまさに、めぐみさんが通っていた学校である。彼女は何も、海から出て来たフロッグマンがさらって行ったのではない。この学校の日銀職員の子弟である「めぐみさん」に狙いを定めて誘拐したのではないか。このあたりは、新潟市中央区営所通といって、今日も住宅地として、高級な地域である。東中通りにも近く、昼間も人通りが少なく、静かなのである。繁華街の古町、三越などにも15分あれば歩いていける場所である。中学生が下校する時間は多くの生徒が歩くから拉致は目撃されやすい。しかし、部活が終わって、友人から離れて一人帰るところを狙われたとしか思えない。これは行き当たりばったりの犯行ではなく周到に計画されたものである。こう言っては悪いが、曽我ひとみさん、地村さん、蓮池さん達とは違うのである。かれらが返されたのはそれなりに理由があるはずであるが。彼女はある使命のある特別な目的のために拐われた。もしかすると金王朝の何かの目的かもしれない。
 写真を撮ったので見て頂きたい。
 
e0195345_18521034.jpg
4時頃であるが誰も歩いていない。この道は中学からのめぐみさんの
通学路である
e0195345_18543789.jpg
市立寄居中学校校門

恐らく、車に引きづり込まれたのであろう。以前はこのような柵はは無かった
と思われる。この街を歩いてみると、人間を拉致という犯罪で手玉に取る、北朝鮮という国の犯罪に憤りの気持ちが湧いてくる。北朝鮮拉致問題を解決する方法は政府間の交渉ではない。国民が真に同胞としての多くの拉致被害者の気持ちに立って、国民運動として政府や北朝鮮を震撼させるほどにしなければならない。朝日新聞は嘘の慰安婦を持ち上げ、現実に起きている日本人同胞の苦難に無関心ではいけない。もし、この新聞がこれからも存続したければ拉致問題を国民運動に盛り上げるように協力することである。


[PR]
by katoujun2549 | 2014-11-11 18:57 | Comments(0)
新潟「せきとり」の半身揚(HPよりコピー)
e0195345_09210821.jpg
鳥の半身揚げはB級グルメとして、新潟名物で有名なのだそうだ。自分はいつも新発田のイオンでガーリック味か、カレー味を買う。これがあると、独り身の侘しい夕食がたちまち豪華になる。一本650円とやや高めであるが、人気惣菜メニューで夕方遅くいくと必ず売れ切れている。だから仕事が終わってから買うのは諦め、土曜日に行く。そこまで執着するほど結構いける。これにはどうも老舗というのがあるらしく、新潟市中央区東万代にある焼き鳥屋さん「せきとり」がこの辺りの本家らしい。何と、日本唐揚協会というのがあり、からあげグランプリで3年連続一位優勝とある。そんな協会があるとはびっくりだが。しかし、この半身揚げの元祖はどうも北海道と思われる。
 「小樽」と「釧路」の二つの流派があり、昭和四十年頃から出たもの。小樽は「塩味」釧路が「醤油味」と味にこだわりがあります。今では道内各地のみならず新潟でも人気なのだ。じぶんの食べるイオンの半身上げは時間が立っているせいか、皮がパリッとしていない。これが難点で、家に帰って、レンジで温めるとさらに状態が悪い。一度万代「せきとり」で食べたいものである。

■小樽のこだわり・・・
 冷凍や輸入肉を使用せずに「生後50日から60日の厳選した国内産若鶏」のみを生のまま取り寄せ「秘伝の塩」で味付けしじっくりと時間をかけて熟成させました。高温で旨みを閉じ込めるようにじっくりと揚げておりますので冷めても美味しく召し上がれます。こだわり抜いた「本物」の「若鶏半身揚げ」です。とあるが、それ程手の混んだ料理ではない。しかし、この単純な調理にこだわり、味の差を競うところが日本的。

[PR]
イスラム国の奇妙な台頭は21世紀の不条理となって世界の頭痛の種になるだろう。マスコミもその正確な実像を報道できない。自分も想像の域を出ないが、思う所を書いてみた。中東は遠い世界だが、何か起きるとすぐに石油や金融に影響が大きくでる。というより核戦争の危険もある。
  シリア、イラク北部の油田地帯でとんでもない事が起きている。キルキークなどの油田はクルド人の多く住む地域で、シーア派が多い。これらをスンニー派のテログループが乗っ取り、石油を密輸し、これを資金源に勢力を拡大している。これらを買う無法者は勿論中国人である。イスラム国ISISの台頭である。これはそもそも、アメリカに責任がある。アメリカはフセイン政権打破の為に、毒ガスなどの大量破壊兵器の存在をでっち上げ、イラクに侵攻した。フセインとアルカイダとの関係も疑っていた。これもアメリカの幻想だった。アメリカはオサマビンラディンを始末すれば良かったのだ。フセインもとんでもない、傍若無人な君主だった。しかし、イスラム国ほどではなかった。オバマは何を血迷ったのか、民主的な統治が出来ると思い込んだ。アメリカは第二次世界大戦後民主主義の導入で成功したのは日本くらいのものだ。日本は敗戦国であったが、戦前も民主主義の小さな炎が燃えていた国であった。とはいえ、何もアメリカのお陰だけで民主国家になったのではない。正確に言えば、官僚国家であるが民主国家の皮をかぶった迄である。
 アメリカのイラク侵攻後、アメリカは現地の兵士を養成するために大量の武器を提供した。また、フセイン時代の軍人なども逃亡し、彼らの兵器を隠匿した。そしてイラクには到底不釣り合いな民主主義を導入しようとしたが、大失敗。フセインに取って代わったのが、シーア派の無能なマリキ首相だった。こんなヤワナ人物ではテロリストの蠢く国の統治は無理なのに、アメリカに都合良く動くだけの人物、しかも、シーア派の利害を代表するしか考えない男に戦後政治をゆだねたのだ。その為に、スンニー派を中心とする前政権の連中や、テロリスト達が連携し、アフガニスタンのアルカイダの残党も引き込み、さらには、ヨーロッパの失業者迄取り込んだ大勢力に成長してしまった。彼らの兵器はアメリカの提供兵器と旧イラクの残留兵器でシリア、イラクの都市を攻略し始めたのだ。これから何が起きるのだろうか。おそらく、ロシアや中国がシリアのアサドを支援し、アサドはイスラム国を取り込む形で、イランの手先であるハマス、ベイルートのヒズポラ同様、反アメリカ暴力装置として、アルカイダをさらに悪辣にした集団にこれらを育て上げ、最終的にはイスラエルとの緊張を高めるだろう。このISISにはロシア人も500人以上が参加しており、将来ロシアへのテロリストになりかねないから、ロシアもある程度の協力をするだろう。

 一方イスラエルは、イスラム国を利用し、シリアを弱体化し、ヒズポラの弱体化を計る。シリアがISISを取り込もうとする動きと対照的だ。イスラエルは自らの安全の為に周りが焼け野原になる事をいとわない。しかし、それも何時かは自らの安全を脅かす厳しい状況をもたらすだろう。21世紀に入り、イスラエルはガザ侵攻などの小競り合いしか行なってこなかった。ISISとの戦いは彼らがイスラエルを攻撃してくるならば思うつぼである。映像で見る限り、航空機や大型兵器をもたない彼らはイスラエルの強大な戦力の前には太刀打ち出来ない。それでも、このテログループがイスラエルを攻めるならば、ある意味において最終決戦になるかもしれない。そして、最終的にイスラエルは核兵器を使うおそれもある。イスラエルという国は自分たちが飢え死にしそうになれば周りの家を燃やしてでも卵焼きを作るような連中ではないか。その間、アメリカも、ヨーロッパも自分の利権に関する範囲で、空爆とか海上封鎖などを行い、まるで、エボラ出血熱で封鎖中の中央アフリカの様にヨーロッパとアメリカの産軍複合体の養殖池のようになって、兵器と爆弾で彼らは稼ぎまくる。EUの金融危機も、アメリカの財政赤字も改善させてくれる。今年の末から来年は世界は好景気と株高に湧く。アメリカ、ヨーロパ、中郷やロシアの代理戦争の様相である。この二年間、レームダック化したオバマ大統領は外から手をこまねいたまま、アメリカ人の生命はテロ対策だけにして、軍事行動には出ないはずだ。だれも、アメリカで最低の不人気大老寮の為に命を捧げる軍人はいないからだ。最近の、中国に取り込まれようとするオバマを見ているとアメリカの中間選挙で見られる彼に対する失望が分かる気がする。要はあの民主党政権の要な結果しか無いのである。

[PR]
 赤サンゴを求めて、中国船が密漁に日本近海に集結している。網を使ってそこのサンゴを引き上げている。海の底はさぞかき混ぜられ、様々な環境破壊が行われていることだろう。中国のイナゴの大群のような他国への侵入は、過去においても歴史に残されている。19世紀末、中国人は大挙してアメリカに移民をはじめた。大陸大段鉄道の土木工事では多くの犠牲を払いながら低賃金で働かせた挙句、アメリカは黄禍論というアジア蔑視の政策で、アジア系の移民を制限し、市民権を与えないようにしてコントロールした。日本人もそのあおりを食らって、ハワイや西海岸から締め出され始めた。今回のサンゴ問題はそうした中国の貪欲な資源アサリという点ではこの十年間の現象である。中国の消費力の上昇から来ているのである。Webニュースによれば
世界自然遺産に指定されている小笠原諸島周辺の日本の排他的経済水域に赤サンゴを狙って中国漁船が押し寄せている。その数は2014年10月31日に212隻に膨れあがった、という。中国国内でサンゴの採取が禁止され、台湾周辺での採取が激減しているため日本近海がターゲットになったらしい。
e0195345_17532233.jpg

この程度のものは、日本の科学技術でそっくりの合成品が出来るだろう。日本でも、鼈甲などは貴重品だが、プラスチックで代替できるから、だれも無理して買わない。長崎の土産物屋さんで充分だ。
赤サンゴは世界で生息場所が限られる貴重な「宝石」として扱われ、非常に高価で取引される。中国の密漁船も一攫千金を狙って来ているようだが、いったいどれくらい高いのか。

「根が生えている状態」の赤サンゴはキロ当たり660万円
日本国内で赤サンゴを採るためには免許が必要で、採取の仕方や禁漁時期など各都道府県で独自の規制が設けられている。取引価格について高知県にある「日本珊瑚商工協同組合」に話を聞いてみたところ、セリは年に3回開かれ、05年ごろから徐々に高値になり05年と比べれば14年は10倍に高騰していると説明した。動くだけではなく、日本のサンゴ屋さんも価格が上がって大喜びなのだろうか。いや、日本ではそれほどマーケットが無いから買う人がいなくなって中国の価格高騰はいい迷惑なのだろう。
 中国は南アフリカではケープタウン周辺の海岸で、根こそぎアワビ(鮑 )を採取し、中華材料の干し鮑にして中国に持っていくものだから、絶滅の危機にさらされた。彼らは規制の網を逃れて密漁するから始末におえない。これはやはり政府間の交渉であり、中国サイドの規制を作ってコントロールしてもらう以外に方法はない。尖閣列島とは問題の質が違うのである。鮑の場合、南アフリカは特殊訓練をほどこした犬を使って、犬の嗅覚で片っ端から摘発し、密猟を防いだ。「アワビ犬」というわけである。
 こんなことを中国政府にクレームをつけたところで誠意ある回答は期待できない。日本は、先端的な科学技術を使って、赤サンゴと見かけが全く分からない製品を作って中国市場に安価な商品として放出し、彼らがばかばかしくて本物のサンゴは買わなくなれば、価格も下がり、誰もリスクをかけて日本近海まででかけなくなるということになる。政府はこれくらいの悪知恵があってもいいのではないか。南アフリカのアワビ犬に見習い、自己防衛する手もあるのではないだろうか。中国のイナゴの大群の対策は、日本人の知恵で解決できないのだろうか。

[PR]
 BS世界のドキュメンタリーという番組でシェークスピアは実在の人物かという番組を見た。このドキュメンタリーではシェークスピアは反ストラッドフォードアイボン派というのがあって、シェークスピアはペンネームで実在の人物は別にいるということであった。理由を聞くと、なるほどと思うふしがある。もちろん、今、主流の研究者では実在の人物ということが主流で、彼らは、一体何でそんなくだらない研究をするのか、彼の作品を読んで取り組むことこそ大切なのに無駄な作業だといっている。ところが、このドキュメンタリーは前半は両方の言い分を並行して述べていたが、突然、シェークスピアはオックスフォード伯爵であるという結論に描いているように見えた。これは公平性に欠くとは思ったが、その説明は映像も交えて説得力のあるものだった。、若いエリザベス1世の第一秘書(Chief Secretary)であったウィリアム・セシルを直属の上司として、その監督の下、フランス語・ラテン語・天文学・画・舞踊・乗馬などの修行に励んだ。大変な教養人で当代一流の文筆家であった。(Wikipediaから)
シェークスピアがフランシスベーコンだったという説もあり、このオックスフォード伯説はそれと同じくらい荒唐無稽だという評価が学会では主流。この説は1920年に高校教師が言い出したが、一蹴されたのだというが、このテレビではなかなか説得力のある説明であった。
BS世界のドキュメンタリーの解説では次の解説となっている。

『劇作家ウィリアム・シェークスピアの生涯は謎に包まれている。人気作家だったにもかかわらず、自筆の原稿は1つも見つかっていない。本人とされる「ストラトフォードのシェークスピア」は穀類を扱うケチで有名な商人で、彼が書いたという証拠もない。実際、多くの作品で教養がある高貴な身分の人間しか知り得ない世界が描かれているため、宮廷に近い全く別の人物が偽名を使って書いていたとする説を支持する作家や研究者は多い。
本当のシェークスピアは誰なのか-?さまざまな仮説が存在するなか、有力候補はエリザベス1世のお気に入りだった第17代オックスフォード伯エドワード・ド・ヴィア、通称「オックスフォードのシェークスピア」だ。王位継承を巡る政治的陰謀が渦巻いていたシェークスピアの時代、宮廷に身を置きながら演劇に没頭した人物だった。
番組は、エドワード・ド・ヴィア伯爵の人生をたどり、シェークスピア作品との関連性を明らかにしていく。“オックスフォード派”と“ストラトフォード派”、両方のインタビューを織り交ぜ、文学史上最大の謎「シェークスピア別人説」を検証する。
原題:Last Will. and Testament
制作:First Folio Pictures (アメリカ 2012年)』

オックスフォード伯爵
e0195345_155538.jpg
シェークスピア
e0195345_1554591.jpg

 確かに、シェークスピアの戯曲はリチャードⅡ世とか、ハムレットなど王室のこと、社会の風刺的な作品があるから、必ずしも単純なドラマではない。あの、グローブ座も火事で消失したが、放火かもしれない。また、エリザベスⅠ世とかが、ずいぶんシェークスピアにご執心だったことも異例なのだそうだ。エリザベス女王は何も、処女ではなかった。自分の夫は英国であるといわざるを得なかった。オックスフォード伯がエリザベスの子供で、当時の重臣の娘を政略結婚させられ、あまり幸せな夫婦生活ではなかったらしい。その恨みを晴らすかのように様々な戯曲を書いていた。あの、ハムレットについては自分のこと、ハムレットに刺し殺されるオフェリアの父はエリザベス女王の重臣で義父になぞらえ、当時の民衆にはすぐに何のことか分かるものであったという。確かに妻に不倫された復讐心を満足させるために、オフェリアという悲劇の女性を、出来るだけ惨めに描いて溜飲を下げているふしもある。エリザベス女王はそうした風刺を楽しみ、民衆の反応を見て政治感覚を研いでいたのではないか。テレビや新聞のない時代、演劇はそのような最大のマスメディアであり、今も昔も政治家はそうしたメディアを利用していたということもあろう。実にリアルに迫ってきた内容であった。
 当時は警察国家のような厳しい言論統制が行われ、また、スペインとの戦争中で、多くの芝居小屋が政府の命令で政府批判の門で閉鎖になったり、作者、劇場主が拷問されたりした。ところが、シェークスピアはあれだけいろいろ書いたのに全くお咎めなしということは、政府内の高官との関係があったに違いないと思われても仕方がない。オックスフォード伯はエリザベス女王に寵愛された、大変な教養人で文筆家だった。シェークスピアの戯曲はイギリスの歴史や貴族の生活を知った人でなければ書けない部分が多いそうだ。また、ロメオとジュリエット、オセロなどイタリア方面に旅行しなければ書けない内容もある。オックスフォード伯爵は結婚直後イタリアに旅行し、その間に妻の不倫に悩まされたようだ。そうした葛藤が彼の女性の見方になり、また、恋愛の心情をリアルに描くことも出来た。
 ではシェークスピアという人物は架空かというとそうでもなく、商人で借金の督促とか、取引でがめつかった記録があり、実在だったらしい。そこで、オックスフォード伯は彼の名前をペンネームにして書きたい放題で、エリザベス女王もそのことを知っていたから、大いにその芝居やソネットを楽しんだのだというのである。なるほど。そうなればシェークスピアの作品の読み方も変わってくる。背景を考えながら、エリザベス女王が喜びそうな重臣の皮肉とか、政治批判、庶民の受け止め方などを実際の政治に当てはめ、市井の動きを観察していたものかもしれない。昔も、今も、マスコミ操作は政治化の常套手段ということなら説得力がある。

[PR]