<   2012年 09月 ( 5 )   > この月の画像一覧

ことの発端は、ボケたお坊ちゃま首相、鳩山のミスガイドで日米間の軍事関係が最悪の関係になったことだが、それにしても、尖閣諸島も竹島も、日本の対応のまずさが目立つ。竹島で韓国の手口がお粗末なのは、彼らはいまさら持ち出す必要もないのに国内向けに李明博は既に実効支配している島に出向いて事を複雑にしたことである。野田総理は、国有化に関して、あのような政治的キャンペーンにせず、黙って契約していればいいのに、自分の人気のないのを気にして大声で国民にアナウンスしてしまった。これでは中国も立場がない。尖閣列島問題は、かつての日中国交回復時にも課題となって先送りすべきと周恩来から提案のあったことで、中国は相当に昔から意識してきたことである。今回、国内むけに野田総理は中国をことさら刺激した。今度の安部晋三も気の弱さを強気に転化して、何をしでかすかわからない。彼は、中国人の敵、岸伸介の親類だから、中国政府からは相手にされないだろう。同様に、あの石原都知事というのは一体何を考えているのか。実際は小心なので、やたら虚勢を張るのだ。日本が戦争でも引き起こすことを期待しているのだろうか。今年は日中友好条約締結40周年なのに、こんな事態に陥った原因は何かだ。中国は今の野田政権に対しては全く関係回復の気がないだろう。彼らを見くびってはいけない。あの野蛮極まりないデモは中国政府が裏で旗を振っていた。国際社会でまともな国と思われたくないかのような蛮行が行われた。でも、それだからといって日本の立場がよくなるわけでもない。野田政権で最も欠けているのは洞察力である。想像力といってもよい。野田という人物は今や官僚の操り人形である。官僚を心服させたかつての田中角栄とは違う。民主党のまずいところは、結果的にはあの領土問題を政権維持の道具にしているということである。自分本位の中国はそこを指摘してきている。だから、彼らの暴行にじっと耐えるしかない。

 なぜ日本が戦後中国と関係を回復したかをもう一度思い起こすべきである。当時、日本では佐藤栄作は沖縄返還で歴史に残るが、必ずしもよい評判ばかりではない。派閥政治と中国との外交では全く相手にされなかった。それは佐藤の実兄の岸伸介元首相が中国からの評判があまりにも悪かったためである。彼らはアメリカべったりにならざるを得なかった。当時は東西冷戦で中国は東側にあり、最近もアメリカは人権問題、チベット問題では中国と対立する。今も、対中国との関係悪化の原因は鳩山元首相の外交のまずさで日米関係が冷え込んだことを挙げるが、実はそんな問題ではない。それはむしろ、あの佐藤が中国に全く相手にされなかったことを忘れている。中国という国を誤解している。竹島と北方領土、尖閣諸島とはそれぞれ問題点が違うから、ここでは主として尖閣を中心に述べよう。

 日本は中国で一体何をしたのか。それは日清戦争以来戦場は中国だったということである。戦争には大義名分が必要だ。日清戦争は、あの清が日本に対して傍若無人な振る舞いをし、日本は臥薪嘗胆、日本では正義の戦争とされ、国民はその勝利に拍手喝采した。日露戦争では旅順、奉天(瀋陽)などの北部が戦場になった。さらに、満州事変や日中戦争においては実際には地域紛争ではない、激しい戦闘がつづき、上海、南京などでは国民党軍と激戦が繰り広げられた。驚くことに、最近の日本の大学生はこうした歴史を知らない。そこに付け込んでいるのが石原とか、一部の右翼である。日本は戦場になった国に対する配慮を忘れてはいけない。日中交渉で田中角栄が常に行っていたことが、「guilty conscious」という言葉である。田中角栄は若いころ満州で従軍し、彼は関わらなかったが、日本軍の蛮行に対する知識を持っていた。当時の外務大臣であった大平正芳はクリスチャンでもあり、こうしたguiltyという言葉を使ったのだろうと思う。そうした姿勢が当時の周恩来などの中国側に誠意として伝わったに違いない。それに引き換え、野田政権の言動は全くそうした中国とのお付き合いの基本を忘れている。口では当たり前のこととぶつくさ言うが、民主党政権がやっていることはこれまでの政府の努力を踏みにじる暴言、的外れな行動なのである。

 日本は敗戦後、東京裁判、サンフランシスコ講和条約を通じ、国際社会に復帰した。ところが、東京裁判において、また、講和条約でも、日本は国民党が相手であった。さらに、東京裁判は英米主導で行われ、戦火になったアジア諸国は独立も果たしていない時期にアメリカ主導ですべて決まってしまった。だから、民主主義国家になった韓国、フィリピン、シンガポール、インドネシア、マレーシアなどの諸国とはどうしても戦後処理において後味の悪い結果が残っているのである。従軍慰安婦問題も確かに、証拠はないだろうが、心を痛めている人々に向かって「証拠無いから無かった」では全く誠意を感じさせない。

 今の政権幹部でそうしたことへのきめ細かな配慮のできる人はいないのである。戦後高度成長を達成させ、立ち直った日本をアジア諸国は羨望のまなざしで見ていたと思う。常に気をつけるべきはフィリピン、韓国や台湾、インドネシア、タイなどのかつて日本が支配した国の国民感情に対する配慮である。中国との領土問題も、同じ問題を抱える彼らの国際社会での支援支持が必要である。確かに、日本は戦後、苦しい財源を絞り出すように、賠償を行い、借款やODAで誠意を尽くしてきたではないかという向きもあろう。それは経済ベースの話で、彼らているのは、そうではない。戦後の歴史教育や自衛隊の位置づけ、日本の右翼の反省のなさである。かつて自民党議員から日本は神国とか、戦前の価値観が飛び出して一部の老人の喝さいを浴びたが、その結果は散々だったではないか。

ドイツでは、ナチズムは犯罪と位置付けられる。最近まで国家がナチ党員の犯罪行為を裁いていた。これはニュールンベルグ裁判の後に行われ、さらにネオナチなどの勃興を抑え込むことも視野において行われた。ドイツと日本は全くしでかしたことの大きさは違うが、同じような全体国家思想が蔓延し、他民族を蔑視した過去は忘れてはならない。ドイツは国家が、徹底的にそうした過去の清算を国民に対しても行っている。今の民主党はかつて自民党政権が懸命に国交回復の努力を行って、今日の経済関係にまで発展してきたことを忘れてしまい 、あの野田政権は尖閣諸島国有化の一言でリセットしてしまったということなのである。


[PR]

最強のふたり(原題 intouchables)というフランス映画を見た。久しぶりに爽やかな気分になった。パリの貧民街にいるアフリカ系移民の青年が、失業保険目当てに介護人の求人に応募する。首から下が麻痺した資産家、これまでの型にはまった介護にうんざりしていたため、青年ののストレートな行動に興味を持って仮採用する。パリの歴史的建造物のような建物に住む金持ちとハーレムのような移民アパートの対比がいやがおうにも格差社会、ヨーロッパ的な階層文化を見せつける。この二人が次第に喜びや悲しみを分かち合い、強い絆で心を通わせる物語である。お涙ものではなく、結構笑わせてくれる。こんなこと実際にあるのかと思いきや、何と、実話であるという。 

intouchablesというのは「ふれ合えない」という意味だそうだが、その題意は最後まで見ないと分からない。映画の中心は奇妙にウマが合う二人なのだから。周りの配役、女性秘書、同僚のおばさんヘルパー、スノビッシュな友人と資産家の生活、資産家のどら娘とボーイフレンドなどがいい味を出し、エスプリの効いた作品となっている。この味わいはハリウッドでは出すことが出来ない。最初のカーチェイスシーンも迫力があったし、フランスのパリジャンらしい優雅な日々、そしてワインと食事、そして音楽がふんだんに織り込まれて、見る者を飽きさせない。邦題の最強のふたりというのは、奇妙な題だが映画を見終わると分かるような気がする。物語は、なぜこの二人の関係ができあがったかという回想から始まる。粗野な黒人とスノッブな金持ちのちぐはぐなやりとりにはらはらさせられる。この映画、何と昨年11月に公開されたが、異例のロングランになっているらしい。特にヨーロッパ各国では観客数1位である。映画というのは、映像、シナリオ、音楽、俳優が一体になってその効果が高まる。映画は脚本力で全く新たな境地を切り開くという好例だ。

新潟のイオンに行ってみた。朝から雨で、東中通教会に行った帰りに、亀田イオンにシネコン映画館があるというので寄ってみたのである。とにかく雨なので、こうした日はショッピングモールは人が多い。巨大な施設、駐車場は満杯であったが、3Fの駐車場で何とか見つけた。とにかく大きい。
西新発田のイオンの3倍はある感じで、しかも人がごった返している。すごい。映画は3Fの1番奥にあり、ワーナーマイカルがやっているシネコンである。この映画は、要介護者の自立心とか、ノーマライゼーションとかの観点からも、介護関係者は是非見てほしいが、そんな理屈は抜きに面白い。テンポも良いし、俳優の演技もなかなかのもの。フランスを堪能できる。おすすめ作品。
e0195345_1674444.jpg


2011年10月23日、第24回東京国際映画祭のコンペティション部門にて上映され、最高賞である東京サクラグランプリを受賞し、主演の二人も最優秀男優賞を受賞した。また、第37回セザール賞で作品・監督・主演男優・助演女優・撮影・脚本・編集・音響賞にノミネートされ、主演男優賞を受賞した。


[PR]
by katoujun2549 | 2012-09-23 21:55 | Comments(0)
">湯布院で4日間過ごした。金鱗湖はこの角度からみた景色が一番美しい。反対側からは無粋な蕎麦屋や美術館で原風景が破壊された。亀の井旅館の中に残された自然が景色になっている。湯布院は昨年の6月に行っている。その時と比べると、なんだか、また、新しい土産物店とかが増えた。でも、客は少ない。そして、団体には中国人や韓国人が多い。土産物店には何故か、都会ではほとんど消えた、下駄が売られているのが何とも不思議だ。これも中国や韓国からの観光客における特殊なブームであろうか。温泉に行ってケタ勝ってきたやつなんぞ聞いたことがない。湯布院のお湯は、さらりと透明であるが、何度入っても気持ちがいい。肌がすべすべになるような気がする。女性に人気があるのはそんなところが原因だろう。湯布院に着いた日、やたら九州ラーメンが食べたくなった。そこで、九州ラーメンの店を探したが全く無い。仕方がなく、眼に入った、ラーメン天国という店に入って塩ラーメンをしぶしぶ注文した。そこで、あっと驚いたのは、ちゃんとあのとんこつスープ味の九州ラーメンが出てきたことである。あっそうか、九州でラーメンは皆これで、東京に東京ラーメンがないのと同じなんだ。当たり前の事に気づかなかったことに恥じ入ったというわけである。
e0195345_7441013.jpg

[PR]
東京スカイツリーのエレベーターを待つ人々が街頭パフォーマンスを見て過ごす
e0195345_23483788.jpg

450m天空展望台からの夜景
e0195345_23471537.jpg
e0195345_23462416.jpg
 東京スカイツリーに行った。以前はあんな所に行くのは田舎者のお上りさんに決まっているから江戸っ子の自分は連中と一緒は嫌だと思い行く気にならなかった。不思議なことだが東京に来ると田舎者ほど高いところが好きである。ところが、新潟県新発田市という田舎に住むようになると自分も立派な田舎者ではないか。有資格者というわけで三井記念病院に行ったついでにスカイツリー詣でとなった。兎に角、盛況だ。凄い人出だが5月オープンの頃は凄かっただろう。自分のような一人で来るのは変わり者で皆楽しそうな仲間連れである。夕方6時のグループだったが団体観光バス派は少なく、東京周辺人が多そうだ。何故か女性の二三人連れが多い。行列中に関西弁とか中国語の声が聞こえないのは良かったがそれは、たまたまだろう。名古屋弁がじゃかましい。時間帯で整理券が配られてそこからエレベーターに乗るまで30分くらいという。 並んでいくと人の流れは思いのほか良い。整理券を手にしたのが3時だから、そこから3時間は待ったことになる。その間、ショッピングや喫茶店で財布から金をむしるわけだが、5階には企業展示や墨田区物産コーナーもあり、金を使わん手もあり良心的。もちろんショッピングモールは凄い人で、あれだけものが売れれば東武も笑いが止まらない。土曜日の夜は騒々しい子供が少なく、ムードが良いがアベックも多いのが癪だった。ただ、ここのアベックは何となくぎこちない人が多い。アベックコースとしては初心者向きなのではないだろうか。女性はあまり美人がいなかった。むしろ女性グループの方が美人がいた。美人があつまるところというのはあるんですね。とにかく、区役所なんぞには全くいない。ここは兎に角天気次第です。また時間帯も夕方がオススメ。やはり40分かかって2000円の切符を買い、エレベーターに乗る。エレベーター内部には江戸切子のインテリア照明が美しい。50秒で展望台にたどり着く。今日は空気が澄んで、素晴らしい夜景を楽しむことになった。さらに1000円払って20分並ぶと450mの展望台。更にきらびやかな夜景を楽しんだ。

[PR]
尖閣列島問題の背後にCIAを持ち出すのは荒唐無稽か

 中国と日本が対立し、緊張感が高まる程、アメリカはほくそ笑むということが何故報道されないのだろう。日米安保の効力は尖閣諸島にも及ぶという解釈さえ頂ければ民主党は大喜びの様子。香港の活動家のバックに誰がいるのだろうか。連中の資金源はどこからきているのか、情報は無いのか。沖縄のオスプレイに何の意味も認めない沖縄。それに迎合するマスコミ。尖閣諸島を沖縄県は守れるのだろうか。日米軍事同盟に亀裂が入った鳩山政権から菅直人政権になった途端に起きた、漁船のトラブル。民主党政権がアメリカの防衛力の琴線に触れたオスプレイ問題はアメリカの絶対にクリアしなければならない事項ではないか。尖閣諸島に上陸という過激行動に出たのは中国政府ということではなく、香港の活動家である。でも、結果が問題である。そしてその結果が次のアクションを生む。歴史というのはそうした制御不能な行動が積み重なると思わぬ方向に行くこともある。日本と中国の緊張が高まれば、アメリカの、さらに沖縄基地の日本とのプレゼンスは高まる。アメリカは裏表のある国である。裏で動くのは、CIAとか、国防省であり、民主党政権においてはCIAが活発化する。もし彼らが裏で全く動いていないとすれば、Obama政権は無能、CIAは怠慢だ。

 石原知事はいったい何を狙っているのだろうか。彼は周囲のおべんちゃらに載せられて、国士となったのだろうか。そんなアホととは思えない。彼が狙っているのは、日本を戦争可能な国家に帰することだが、それによって彼は何を得るのだろう。例えば、尖閣問題で日本が軍事力増強に向かえば、オスプレイも、普天間問題も国論はやむなしということになる。オスプレイはまさに対中国軍事力、抑止の要である。石原の狙いは横田基地の共同使用や返還にある。海兵隊をいっそ横田に持ってきて、その代わりに民間に開放するという秘策かなあ。もし彼が実現できれば歴史に残るだろう。そして、オスプレイを供給する軍需産業、さらに普天間移転で潤う土建屋集団など何兆円もの金が動くことではないだろうか。規模が大きければ、また、話が世界的規模になると日本人は思考停止する。え!まさか、そんなはずないだろ?そして、原発事故は起きた。

 今のアジア軍事力において、技術問題でもあるオスプレイ配備がどれだけ重要な課題であるかを論じているマスコミは産經新聞くらいである。日本はマスコミも含め、その弱点を自ら認識する能力が著しく低い。日本以上にアメリカも、中国も日本と日本人の行動癖に詳しいのではないか。かつての、対華21カ条要求に憤慨した5・15デモを指導したのは中国共産党とコミンテルンだ。日本は外からの謀略には弱い国。彼らは、満州事変以降の日本に侵略国家のレッテルを貼ることにまんまと成功した。その結果が太平洋戦争と敗戦であったことを思い出してもらいたい。

[PR]
by katoujun2549 | 2012-09-12 17:54 | Comments(0)