カテゴリ:カメラ( 20 )

今年の桜は4日ごろから満開が始まった。市川八幡の境川の桜は遅く、2分咲き。中野通りの桜は満開になってきた。
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一斉に飛び立つサギの群
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福島潟で見たオジロワシ
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カモの編隊
白鳥の群
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佐渡の朱鷺(トキ)
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 新潟県の自然は素晴らしい。北海道のような原野ではなく、住宅地に接しているようなところが野鳥の宝庫だったりする。例えば 福島潟は豊栄の住宅地に接しているし、瓢湖もそうである。越後平野の広大な田園そのものが巨大な干潟のようなものである。また、中越から山地も接しており、熊や猿が里に降りてきて騒動になる。今回、自分の勤務している学校のそばの川辺にある茂みに白鷺の群落―コロニーが発生した。
 夕方田んぼにやたら白鷺が多く飛んでいるので周辺を探してみたら、何百と言う鷺が木に留まっているではないか。普段はこのような群れは作らないのだが。
 
 壮観なのでiphoneで撮影した。福島潟には大鷺、小鷺、青鷺などが多く生息している。しかし、こんなに大きな群れは見たことが無かった。中鷺ではないかと思うが。ここで繁殖行動をするのだろう。鳥のラブホテルだろうか。近寄ると警戒していっせいにザーッというおとを立てて飛び立つ様は見事である。

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新潟の夏は暑い。時々,フェーン現象で38度にもなる。そんな時は雪国新潟のことを思い出し、雪の記憶を寄せ集めよう。気分だけでも涼しく出来るかも。
トンネルを超えると雪国だった。
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川端康成は越後湯沢をそう表現した。上越新幹線で東京から高崎を出ると関越トンネルの長い暗闇から突然雪景色があらわれる。ここから浦佐、長岡を抜け、三条までは雪に覆われる。魚沼市の駐車場の除雪の山はもの凄い高さになる。ここは豪雪地帯。
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朱鷺メッセから夕方冬の市街
を眺めると、寒々とした町の様子が伺える。冬はほとんど毎日どんより雪の吹き付ける曇り空。
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ところが新潟市内はさほど雪がつもらない。新発田でも今年は1月中旬まで雪の日が多かった。でも、雪かきが必要だったのは2度だけであった。とは言え、こちらの雪かきは半端な量ではない。積もった時の雪は重たい。腰が痛くなる。今年は三月末まで積らなかったが雪の日は続いた。
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白新線8番ホームで雪の中を電車が来るのを待つのはきつかったがこちらの人にはいつものことである。
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山々の雪は5月の連休後も消えない。
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残雪を抱いた飯豊山系の山々は美しい。連休の日、二王子の温泉病院に行って見た。残雪が春風をひんやりと寒風に変え、頬を凍えさせた。新発田が一番美しい季節だと思う。
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こんな景色の故郷を持った人は感性が豊かだろう。都会人には無い世界がある。くそ暑い日には新潟の雪の日々を思い浮かべる。これも一種の納涼法。

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 梅雨の季節となり、新潟も土日は雨という事だが、長男のいる前橋に行くとお天気は晴れ。土曜日の午後、新発田から出かけ、前橋の長男宅に一泊して、翌日の日曜日はお天気もよさそうなので、沼田インターから30分ほどの所にある吹き割りの滝を見に行った。沼田のインターを出て、「街道」は豚カツ街道と言われ、とにかく豚カツ専門店が並んでいる。1年前に行った「あずま」、金重などの豚カツ店が並んでいる。そこを抜けて山道に入って暫く行くと、吹割滝に行き着く。滝の入り口を間違えたせいか、上流の方に行ってしまった。見事な新緑の谷。
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吹割滝を眺望出来ますという看板のある土産物屋の駐車場に入り、展望台があるので見下ろすと、はるか下の方に滝らしき景色が見えた。川の岩場の中に割れたようになっていて水が流れ込んでいる。そこからの眺望を楽しんだ後、すぐに、滝の入り口に入ると、駐車場と土産物屋が並んでいた。車はそこに置いて、売店の並ぶ通路を通り、斜面を下って行くと、滝のある川辺に行き着いた。そこから滝の場所まで、歩道が整備されていて、コンクリートの道を他の観光客と並んで歩いて行く。目の前に、吹割滝が見えて来た。川が真中から割れてその割れ目に吸い込まれる不思議な光景であった。川床は大きな岩盤で浸蝕で割れ目になった所に水が流れ込んでいる。国の天然記念物である。
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 赤瀬川原平さんが亡くなられた。彼は「老人力」という本で、高齢社会のウィットに富んだライフスタイルを世に出した。かつて、彼のデザイナーとしての特技を生かして、千円札を細密にコピーし、それを印刷したかどで逮捕され、偽札偽造の罪で有罪になったことがあった。マニアックなご性格と,とどまる事を知らないユーモアの持ち主であった。彼は、喫茶店で、わざと偽の千円札を床に落として、それを拾う人の行動を観察したりしているうちに、印刷迄していた事がばれて御用となった。その裁判は法定が爆笑の渦になったくらい「愉快」な意見が飛び交ったらしいが、詳細は知らない。しかし、偽札作りは重罪で、江戸時代なら獄門の刑である。マニアというのはある種の欠乏症である。彼の場合偽札を思い立ったのはお金が無くて困った記憶からだと思う。物に拘るばあいはそれが欠乏症になる。彼は写真機マニアでもあり、ライカ同盟という本を書き、ライカウィルス病と言う言葉も生んだ。今頃、銀座の松屋で開かれる世界のカメラ店は中古カメラマニアで溢れていた。ここに集まる中高年層のオジさんは、作品より、古いカメラのレンズの性能を楽しむのであって、作品を競うのではないのが特徴である。赤瀬川さんはその道の大家であった。こうした道具マニアは至る所に様々な形で存在する。マニアが病になるのは「金がない」「買えない」という事態に常時あり、欲しい目当てのものを思っただけでよだれが出て目がうるうるしてしまう。さらに現物を見た途端に身体が硬直し、その前にたたずんでしまうという症状である。中高年男性のマニアでカメラの次に多いのは時計ではないだろうか。

価格のワリには地味すぎるグランドセイコー:これで50万円はどうか?
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 昨年、自分も、仕事をしながらろくな時計を持っていない事に気がつき、奮発して時計を買った。セイコー、シチズンなど性能は素晴らしいが、デザインがどうも気に入らない。そこでオメガのコンステレーションというのを店員が薦めるので買ってしまった。これはまさにピンキリで、装飾によっては100万円以上のものがある。さらに、ローレックスとか、パテックフィリップ、カルチェ、オーディマピゲ、ピアジェ、パネライ、ヴァシュロン・コンスタンタンとか、世界の名だたるスイスを中心とした時計メーカーが豪華な1,000万円以上もする腕時計を売っている事に驚いた。今や、デジタル時代で、時計の精度を問題にすることは無くなった。仮に500円以下の時計でも、先は1年は殆ど狂わない。これはセイコーの生んだクォーツのお陰である。しかし、高級腕時計は今なお自動巻やゼンマイなのである。正確さよりクラフトマンシップを買われている。今、セイコーの高級機種で、グランドセイコーのスプリングドライブ、GPSで世界の時間が性格に衛星情報で動くソーラー電波時計のアストロンなど優秀なメカを持っている。これらはスイスを凌駕していると思う。セイコーの製品は日本人の几帳面な性質の反映で我々のライフスタイルそのもの
である。だから、国産の時計を尊重したい。しかし、世界のメーカはそれほど精度にはこだわっていない。そんなに正確な生活をしていないからそこまでの機能は不要なのである。それよりも何よりも材質とデザインであろう。日本人も定年後はのんびりと外国産の狂った時計で生活するのも乙ではないか。中でも、ローレックスは世界の時計界の王様である。確かに、ローレックスは用途に応じたダイバーウオッチ、サブマリーナとかヨットマスター、ディープシーなど素晴らしい。黒を基調として金などを使わずにステンレス製で安心と機能を感じる。デザインやアフターもブランド価値がある。しかし、他の豪華な機種は負け惜しみもあるが買えないし、魅力を感じない。あのゴツいデザインはいかにもローレックスですよという感じだし、ゴールドは成金的職業のオッサンが身につけているイメージが出てしまう。ただチェリーニは凄いが金だと自分には似合わない気がした。

お気に入りのローレックス、チェリー二
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これを着けてリゾート気分もよし
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 結局、オメガのコンステレーションというのを買った。店員はしきりに10万円高い金のはいったのを薦める。こちらは意固地になってシリーズで一番安いのにしてしまった。実はこれまで、腕時計をあまり買った事が無かった。大体、形見とか記念品で済ませていたのだ。ところが、後日ある銀行の支店長が来たが、その腕時計を見たら、同じコンステレーションで金が使ってある分10万円価格が高いものをつけているではないか。情けないが、内心、チェッと思った。物の魔力と言うのだろう。くだらないと思いつつ、自分の安物を見てニンマリされて、優越感をもたれる!という恐怖に襲われた。途端に次の金ばりのものが欲しくなった。いろいろネットで世界の時計を見てみると、あるわあるわ、凄いのが一杯ある。たかが時計ではない。スポーツカー並の何千万円というものがある。でも、基本的には、価格からも性能などをみてもロレックスは大した物なのだろう。しかし、自分は、やはりデザイン、風格、求めやすさなどからオメガに軍配を上げたい。何も高ければいいというのではない。そこで自分の次の目標はオメガデビルのコーアクシャル・パワーリザーブという製品に目をつけた。これはホワイトゴールドと金と両方のタイプがあるが、形、機能、気品と申し分が無い。勿論セイコーアストロンという高性能もあるが、この年になると時計には機能以外の要素、品格、質感も価値として考えたい。しかし、金だと100万円をこすので、そうは簡単に手が出ない。あくまでもよだれを垂らしながら、眺めるだけの時計病人になったという訳である。この時計の形、姿どうでしょうか、素晴らしいと思いませんか?e0195345_14552720.jpge0195345_1455497.jpg

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 ブレッソンの有名な作品「決定的瞬間」

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ブラジルの生んだ鬼才カメラマン、サルガド。彼の作品には人を敬虔な気持ちにさせ、厳粛な、神の目を思わせるものがある。自分がこれまで、好きだったブレッソン、キャパなどの作品はエスプリやユーモアも感じるが、彼の場合は、誠に真正面から人類の課題に向かい合っている。疲労感があるが、テーマが深刻なだけにやむを得ないだろう。自分の好きな写真群にサルガドを加えたい。5年ほど前、銀座のライカショップで彼の写真集を初めて見て、その恐ろしいほどの地球の姿、人間の業に驚愕した。写真集を欲しかったが、その内容が怖い感じがして手が出なかった。かつて、ブレッソンのマグナムフォトが一世を風靡したが、写真の可能性にパワーをもたらす内容である。彼は今週のNHKのTEDでプレゼンテーションをする。世界の貧困、戦争、飢え、環境破壊を写真を通じて世に問うてきた。彼はパリ大学で経済学博士となり、世界銀行に勤務し、この社会の現実に対し写真を通じて現実を訴えることを始めた。祖国の熱帯雨林の復活を訴え、森と緑、大自然のすばらしい営みを伝えてくれる。GENESISという写真集を出している。8500円と高いが、アマゾンで購入することとした。彼の記録は今年の6月にドイツの監督ヴィムベンダースが映画として公開する。


ロードオブザリングのオークのような労働者ガうごめくブラジルの金鉱山
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銀座2丁目のクリスマスイルミネーション
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毎年、銀座はクリスマスイルミネーションが美しい皆、第一級のデザイナーが腕を競っている。
朱鷺メッセのイルミネーション
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朱鷺メッセの信濃川沿いの通路はこのようなイルミネーションが美しい

朱鷺メッセから見た新潟市
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北側の新潟市内の冬景色 新潟市内はあまり雪の積もらないところ。長岡や津南町、十日町などの積雪は半端ではない。しかし、海側は雪は降るが、積もる量は少ない。今年は異例なのだそうである。
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 新発田市剣道連盟恒例の寒稽古が昨年末30日から始まった。今年は昨年より暖かい事が救いだ。稽古が終了した後、温泉に行きたくなって月岡温泉へ。美人の湯で汗を流し、すっきり。帰路、福島潟の鳥達に新年の挨拶をしようと出かけた。ポンプ場近くの展望棟には大型のカメラを抱えた先客が数名いた。鳥達が何やら騒々しい。何千という鴨をはじめとする水鳥が一斉に飛び立つ光景が目に飛び込んだ。
 ベテランの野鳥ファンが言うには、猛禽類に怯えているとのこと。チョウヒという猛禽類がいる。別の観測小屋、雁張る舎に異動。3階に上がって見ると水辺の向こうの木の枝に大きな鳥がいるではないか。これはオジロワシなのである。正月3日に鳥の王者、鷲にであうとは、縁起が良い。オジロワシが飛び立つ毎に、鴨達は一斉に慌てて飛び回るのである。無数の鳥達が一斉に飛び回るのは壮観である。

鳥が騒いでいる
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鴨達が一斉に飛び立った
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木の上にオジロワシが立っていた
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こちらを向いている。

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水田で落ち穂をあさる白鳥達
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アオサギがのんびり小魚を狙う
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チョウヒが飛んでいる田園
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葦の中に巣を作るのはチョウヒである。この日はオジロワシとチョウヒという猛禽類が鴨達を脅かしている。水辺にはアオサギがのんびりと小魚を狙う。帰路通り過ぎる田んぼでは白鳥たちが落穂をあさっていた。まことに鳥たちの王国である。一日にこれほど多くの種類に出会うとは思わなかった。ラッキー。

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 台南にある長栄大学というミッションスクールと提携関係にあり、今般20周年記念事業に呼ばれた。そこで羽田経由で台湾に行くことになった。台南市にあり、創立20周年の大学であるが、学生数は8000人の大学に成長した。羽田国際空港からの出発となったが、出発ロビーが何やら騒がしい。カメラマンとかが待ち構えている。楽天イーグルズのチームが台湾に行くということで、我々と同じ飛行機なのであった。それなら―あのマー君も一緒である。ぜひお目にかかりたいものだと待っていたがこちらも用事があったので待つのはやめて機内に入った。ところが、自分の隣に座った若者2人は楽天のメンバーらしい。どうも選手というより何にかのスタッフのようである。台北空港に到着。すると、当然、荷物受取場に全員来るわけで、よく見ると、マー君、あの名ピッチャーが立っていた。そこでスマホで撮影した次第。楽天は台湾でもすごい人気で、出口のところに歓迎のスタッフが陣取っている。今回の台湾行は何だか珍道中になりそうな雰囲気。
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 台湾の若者は皆バイクに乗って移動する。台南でも、台北でもものすごい数のバイクが交差点で信号待ち。信号が変わると一斉に飛び出してくるからすごい。今回、台北ではあまり時間がなく、駆け足で蒋介石の記念廟中正記念堂に行っただけであったが、なかなか刺激的な街だ。とにかく看板が氾濫している。これだけひしめいていると美的感覚もへったくれもない。
中正紀念堂の敷地面積は25万平方メートルに上り、日本統治時代の山砲隊、歩兵第一連隊の軍用地跡地である。敷地中には本堂のほかに国家戯劇院や国家音楽庁、公園広場、休息所や回廊、庭園、池(光華池・雲漢池)なども併設されている。本堂を始めとするこれらの施設は市民達の憩いの場となっている
一種の威容である。
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創立式典でのコーラスチーム。高地系の人が多いような気がする。台湾の現地人は歌が大好きなのだ。 翌日の夜、ホテルでテレビを見たら台湾のチームと楽天が試合をしていた。1点先制されたが、取り返し、8回に5点の大量得点で突き放した。さすが、優勝チーム。span>
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 10月7日月曜日の朝8時半、会議が始まったとき、正面の窓の外に白鳥の群が飛んでいるのが見えた。この日は晴天、そして真っ白い羽を懸命に羽ばたきながら南の方向に向かっている。おそらく、福島潟か、瓢湖の方角だろう。今年も白鳥が新潟に渡ってくる季節になった。その後、毎日不思議な事に朝の8時半ごろ、同じ時間に白鳥の群が前と同じ方角に飛んで行く。この群は恐らく、シベリアかカムチャッカ半島から飛んで来て、新発田の上空に到達した群。新聞では6日の瓢湖に初めて観察されたから、月曜日の朝に見たのは第二陣だったのだろう。昨年も今頃、事務所の上を嬉しそうな叫び声、やっと日本に着いたといわんばかりの声を上げて群は飛んで来た。長旅といっても、風に乗れば一日で到着するのかもしれない。とはいえ、海を渡る旅は危険に満ち、白鳥にとっても命がけのことである。この新発田上空というのは、ソ連の旅客機がウラジオストックあたりから来る時は上空を通過するから、シベリアからの最短距離をなす線上にあるのではないだろうか。翌週、福島潟に夕方行ってみると、30羽ほどの群が遠方の稲刈りの終わった田んぼの畝に体を寄せ合って落ち穂を食べていた。
聖籠町弁天潟の白鳥
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編隊で着水前の白鳥
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遠くからやって来た編隊
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 全く不思議な事である。千キロ以上離れたシベリアやカムチャッカから、この新潟の、点のような瓢湖や福島潟の位置がどうやって方角を過たずに飛んでこられるのか。日本に到着しても、瓢湖などはそれほど大きな水面ではない。それを上から見定めて飛んでくる。一帯誰がリードしてくるのか。数十羽の群が逆V字形の編隊で飛んでくるが、方向を誰が指示しているのだろうか。群の先頭は飛んでいる間に交代するのだそうだ。後の鳥は前の鳥の羽ばたく気流に乗る事が出来る。お互いに支えあいながら飛んでいる。絶妙な編隊飛行なのだそうだ。その渡りの生態は未だに解明されていない。最近、発信器をつけた白鳥が、GPSでその飛行経路を明らかにした。瓢湖に来る白鳥はシベリアとカムチャッカ半島からである。それ以外はよく分かっていない。冬の間、白鳥は近隣の水田の落穂拾いをする。数十羽が田んぼの畝の中におさまって集団で餌を漁る。勝手に群れを離れて他の畝にはいかない。臆病な鳥だが、中に見張りの役がいて、警戒を怠らない。近寄って写真を撮ろうとすると逃げてしまう。危ない経験をした場所は二度と近づかないそうだ。朝早く集団で飛び立ち、餌場を探して、夕方瓢湖などに戻ってくる。何か言語のようなものも合図として彼らは使うのか。それが自然の為せる技か、白鳥をみると神の節理としか思えない、不思議を感じる。

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