2017年 06月 05日 ( 2 )

 本書はルトワック氏が2015年来日した時のインタヴューの訳である。氏は大手シンクタンク戦略問題研究所(CSIS)の上級顧問である。中国は2000年以降対外戦略を15年間で3回変更している。最初がチャイナ1(C1)である。平和的台頭であり、国際法を遵守、領海を守り、国際金融取引などを守り産業を発展させてきた。次がC2である。2009年リーマンショックがあり政界経済が低迷する中、中国は驚異的な経済成長を続け、巨万の富としての金融資産を得た。そこで、中国は金の力に頼るようになった。資源戦略などではアフリカの援助によって、しかも、政府幹部の買収も含め、横暴な金権外交を展開した。チャイナ3はC2の行きづまりから出てきた。周辺諸国に対する選択的軍事的攻撃である。日本の尖閣諸島や南沙諸島における領土に関する自己主張と軍備の強化である。九段線という勢力ラインを主張し始める。経済成長がさらに続くとみてフィリピンやベトナムの南沙諸島で自国領土主張を始めた。日本の尖閣諸島に関しても領土問題を主張し、漁船の侵入など国際法を侵害することを躊躇わなくなった。結果的にこれは間違いであることに気づいたのか、今度はC3となる。これまで幅広な領土主張をしてきたが、今度は選択的攻撃という手段に出た。抵抗の無いところには攻撃的に出て、抵抗があれば止めるということである。南沙諸島での石油採掘に関するベトナムに対する軟化策がそれである。日本が東日本大震災で弱ったところに尖閣問題がピークとなり、中国人の上陸や大規模船団の侵入が続いた。政府の抗議や日本の防衛力強化、アメリカの反発から今は手控えている。アメリカは航行の自由作戦を通じ、フィリピン近海諸島の実効支配を軍事的に牽制しはじめた。背景としては中国経済の成長がゆき詰まり、国内問題に手を焼いているからでもある。習近平の汚職撲滅キャンペーンは 中国共産党の体質改善どころか、自身の問題も含め、共産党幹部の離反も起こしかねない。中国の発展は汚職体質と無縁ではない。奇妙だが、汚職は中国経済発展のエネルギー源なのだ。
 ルトワック氏は戦略の性質を逆説的論理と位置付ける。戦略を理解していない人はデータなどによって「最初の一手を繰り出して、その次の手、そしてその次の手を繰り出していけばそれが最終的に勝利につながると考えがちである。ところが、実際には、自分が一手を繰り出すと、それに対する反応が周囲から起きてくる、相手も動くし、状況も変わり、中立の立場にいた国も動き、同盟国も動く、そこにはダイナミックな相互作用があるからだ。」内政に目を向け他国の情報に疎い中国は戦略を間違いやすい。 中国はベトナムに関しても、日本の尖閣問題に関しても読み違いをしている。日本は軍備を増強し、日米同盟を強化、安保法制を整えた。尖閣諸島に軍事的な行動に中国が出れば、日本もオスプレイや上陸作戦の演習を始めるだろう。もちろん今の日本はいたづらに中国を刺激することはしない。また、彼は国家戦略のパラメーターと変数に関して考察する。変数とはその時の国家の決定によって変化する政策である。パラメータは国家そのものの性質、要するに国体のことだ。例えば「英国は軍事的に強力な存在である」というものである。日本が第二次世界大戦でなぜ失敗したか、ベトナム戦争でアメリカは勝てなかったのか、ロシアの戦略と中国の比較などをこの論法で鋭く分析している。日本の真珠湾攻撃は大成功だったが、戦略的にはアメリカの反発も大きく、さらにアメリカ西海岸の攻撃は無理ということで先のない成功であった。戦略的には大失敗となり日本の敗戦につながった。また、リーダーへの情報がどこまで伝わっているかも問題である。習近平には党内部の情報や中国外務省、人民解放軍との間に情報のずれがあるという。かつて、ヒトラーは1945年まで暗殺の企てを乗り越えて命脈が続いたのは彼は良い情報も悪い情報もかなりぎりぎりまで正確に把握していたといいこれが自身の命脈を維持するもとになった。もちろん最後は妄想のような作戦で自滅したのだが。独裁者にはありがちな情報のボトルネックが存在している。
 ルトワック氏はチャイナC4を提案している。それは九段線の放棄である。また、C3、C2の誤りを修正しC1に戻ることだ。また、海洋パワーとシーパワーを区別して戦略を構築することだ。シ―パワーというのは海洋における軍備、戦力のことである。海洋パワーというのは海でつながる諸国との戦略的同盟関係のことである。   
  
習金平の米英外交は失敗続きだ。
エリザベス女王晩餐会のスピーチでは居眠りされてしまった。
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 習近平は、妻で人民解放軍に所属する国民的歌手である彭麗媛との間に、一人娘・習明沢をもうけている。 1992年生まれの彼女は、現在25歳。杭州外国語学校を出て浙江大学外国語学院に入学し、外国語の同時通訳を専攻。 大学卒業後にアメリカに渡り、名門ハーバード大学に入学したというウワサは広まっていたものの、未確認情報のままだった。
 しかし今回、ハーバード大学の名誉教授で、東アジア研究の大家であるエズラ・ヴォーゲル氏が、アメリカ合衆国政府が運営する国営放送「ボイス・オブ・アメリカ」のインタビューに答えたところによると、彼女は確かにハーバード大学を卒業し、すでに帰国したという。

 習近平は訪米時に2回ハーバードの学長と会っている。ハーバードに留学している学生の支援掌握金が中国企業から申し入れられているが、これは当然習の息がかかっている。彼女は最初に会った時にはまだ在学中だったのではないだろうか。鄧小平、江沢民、朱鎔基などの党最高幹部の子弟は皆アメリカの大学に留学している。習近平は、自身が党書記長に就任する1年前には娘を一時帰国させた。彼は汚職追放や腐敗幹部の取り締まりを政策の柱にしているが、批判を避けるために一時帰国させたが、やはり卒業していた。彼の娘は写真なども出ることがなく、母親似の美人ではないかといううわさがあったが、ハーバードの卒業写真から大したことがないことがわかり、日本の眞子様に比べ、習近平似の顔に中国人をがっかりさせたらしい。

 習近平は自信の財産は3鶯円程度と公表しているが、実際は彼の姉の橋橋が巨大な資産を保有し、ファミリービジネスの規模で見なければ正しい認識ではない。彼女が香港に所有している不動産だけで60億円以上の価値があり、父親以来の莫大な資産がある
彼は中国のレアアース販売のほとんどを手掛けている企業の株式の18%を保有している。これだけで時価230億円の価値があるという。
江沢民も、温家宝も同様に莫大な資産を保有している。ファミリービジネスのことは中国人も皆知っている。彼は汚職撲滅や不正摘発をスローガンにしているが、彼の権力システムを保存するために行っており、政敵を叩く手段に過ぎない。彼自身や太子党の仲間に関しては手つかずだという。こんなことでは、いつか習近平がテロに狙われる恐れもあるだろう。しかし、悪い奴ほどよく眠るというパターンもある。今彼が腐心しているのは自身の権力基盤の固定化だろう。

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習近平は、妻で人民解放軍に所属する国民的歌手である彭麗媛との間に、一人娘・習明沢をもうけている。 1992年生まれの彼女は、現在25歳。杭州外国語学校を出て浙江大学外国語学院に入学し、外国語の同時通訳を専攻。 大学卒業後にアメリカに渡り、名門ハーバード大学に入学したというウワサは広まっていたものの、未確認情報のままだった。

しかし今回、ハーバード大学の名誉教授で、東アジア研究の大家であるエズラ・ヴォーゲル氏が、アメリカ合衆国政府が運営する国営放送「ボイス・オブ・アメリカ」のインタビューに答えたところによると、彼女は確かにハーバード大学を卒業し、すでに帰国したという。

習近平は訪米時に2回ハーバードの学長と会っている。最初に会った時にはまだ在学中だったのではないだろうか。鄧小平、江沢民、朱鎔基などの党最高幹部の子弟は皆アメリカの大学に留学している。習近平は、自身が党書記長に就任する1年前には娘を一時帰国させた。彼は汚職追放や腐敗幹部の取り締まりを政策の柱にしているが、批判を避けるために一時帰国させたが、やはり卒業していた。彼の娘は写真なども出ることがなく、母親似の美人ではないかといううわさがあったが、ハーバードの卒業写真から大したことがないことがわかり、日本の眞子様に比べ、習近平似の顔に中国人をがっかりさせたらしい。

 習近平は自信の財産は3鶯円程度と公表しているが、実際は彼の姉の橋橋が巨大な資産を保有し、ファミリービジネスの規模で見なければ正しい認識ではない。彼女が香港に所有している不動産だけで60億円以上の価値があり、父親以来の莫大な資産がある
彼は中国のレアアース販売のほとんどを手掛けている企業の株式の18%を保有している。これだけで時価230億円の価値があるという。
江沢民も、温家宝も同様に莫大な資産を保有している。ファミリービジネスのことは中国人も皆知っている。彼は汚職撲滅や不正摘発をスローガンにしているが、彼の権力システムを保存するために行っており、政敵を叩く手段に過ぎない。彼自身や太子党の仲間に関しては手つかずだという。こんなことでは、いつか習近平がテロに狙われる恐れもあるだろう。しかし、悪い奴ほどよく眠るというパターンもある。今彼が腐心しているのは自身の権力基盤の固定化だろう。

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