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Nコン 2017 NHK全国音楽コンクールに感動!

今年のNHK全国音楽コンクール中学校の部は1171校の参加で行われた。自分の子供は既に30歳代であり、中学生を見るのはとても懐かしい気持ちになる。もう我が子の受験の心配もないのだが、あの時代がとても懐かしい。

今日全国大会となり、課題曲はAKB48の秋元泰作曲の『願い事の持ち腐れ」という曲であった。奇妙な題だが、課題曲と自由曲で争われる。全国9ブロックを勝ち抜いてきた中学の大会である。中学校の部に興味を持つのは、中学時代は男子が声変わりの時期となり混成合唱が難しい。そこでNHKはこの中学の部は学生に興味を持たせるためにもポピュラーに近い曲が選ばれる傾向にある。昨日は高校の部の金賞が決まり、何と自分の住んでいる中野区の大妻学園高校が獲得した。急に親しみが湧き、今年はテレビ中継を見ることとした。この課題曲、君が君に歌う曲は既にyou-tube で見ることができる。

中学校の部がフィナーレというのも不思議。
このコンクールは戦前から続いており、合唱コンクールではトップであり、テレビ中継されるので盛り上がるし、皆さん多感な中学時代で全国大会に勝ち残ってきただけあり、これまでの苦労を思いだし、最後の全体合唱は涙涙である。2008年のアンジェラアキ作15の手紙、2012年のファイトは伝説のフィナーレ。やはり、女性合唱が多い。合唱は指導者の力量を問われるものがある。見ていて、地区大会を勝ち抜いてきただけあり、優劣つけ難い。ことしは、町田市の鶴川二中が金賞となった。同校では2014年度の第81回 Nコンで金賞を受賞し、翌年の第82回では再び金賞、2年連続での受賞となった。更に今年の金賞受賞となった。この他、全日本合唱コンクールでも複数回の受賞経験を持つ。学生数が799人のマンモス校で、合宿サークルのメンバーも集めやすいが、やはり指導者の力量だろう。
中野大妻中も立派だったが、高校が優勝したので金銀銅から外されたとおもう。一貫校の方が有利だろう。公立中学で金賞は素晴らしい。
今年は、AKB48の秋元氏の書き下ろし曲という異色の選曲で物議を醸した。学生はそんな上から目線の批判を横に懸命に歌っており、見る方は楽しく聞くことができた。結構公立の中学の参加があり、必ずしも学校の音楽クラブのメンバ〜に限らないチームも出ている。甲子園のようにセミプロ化した選手だけでないところが興味深い。このコンクールに注目したのは2012年東関東大震災後、特に、東北地区予選の中で、課題曲の「ファイト」という曲が中学生の心を打ち、休憩中も皆でこれを歌うというハプニングもあった。最後は課題曲を全員で歌い、参加者は涙に濡れるのである。学生も大震災の日本の苦難を思ったのか、また歌も良かったのである。自分もジンときた。
 しかし、今年はAKB48の出演となった。これが教育的ではないという学校関係者もいるかもしれない。最後を涙の合唱も良いが、Nコンだけでしか歌われない曲と違い、スペシャルステージで365日の紙飛行機も一緒に歌い、最終選考に来た中学生のサービスも必要、番組として視聴率を上げる工夫として評価したい。学校のコーラスは教員と学生の聖域だろうか。AKB48の演技と合唱もあったが、見ている人で模範演技と思った人はいないだろう。タレントの歌やダンスは学生の合唱とはあいいれない1。単なるおたのしみ。印象として今年のテーマは夢ということでそれにふさわしいフィナーレだったと思う。



by katoujun2549 | 2017-10-09 14:31 | Comments(0)