慰安婦問題、南京事件、原爆投下:日本の名誉を回復せよ

辻褄が合わない事実:慰安婦問題、南京事件、原爆投下

1.謝罪すべきは嘘を重ねている韓国と中国だ

 安部首相は中国やアメリカから、随分右よりの政治家という評判であったが、その内実に関しては、4月の訪米とオバマ大統領との会談以来多少誤解が解けてきた感じもある。しかし、自分は、今回ユネスコの世界記憶遺産登録で問題になった中国の南京事件資料や慰安婦問題が過去の出来事としてお倉入りすることは無いだろうと思う。当時南京事件を世界に報道したのはアメリカだし、慰安婦問題を拡大し、韓国系アメリカ人の要請に答え、慰安婦像を設置した。これらの歴史が明るみに出されたのは、中国とアメリカにおいてである。パリセイズ・パークをはじめ、9箇所も設置されている。これは韓国がアメリカを利用して日本人を世界から締め出そうとする陰謀である。南京事件も、慰安婦も、原爆も、邪悪な日本帝国というイメージ作りに格好な材料であって、これは中国やアメリカの悪しき国民感情にかなっている。それに悪乗りしているのが、何とか戦勝国の一員でありたい韓国なのである。従軍慰安婦の問題は、日本のみの問題ではないにもかかわらず、韓国は日本叩きをして、自分の政権維持に利用しているのみならず、嘘を重ねている。これはむしろ、大統領自ら日本に謝罪すべきことではないか。海外に展開している日本人の名誉に関わることなのに、マスコミもその部分には触れない。捏造記事を出した朝日新聞などは国辱をもたらしたことをどこまで自覚しているのだろうか。アメリカにいる韓国人も、中国人も偽りの歴史教育を受けた結果、アメリカで日本を叩くことが正義であると思い込んでいる。慰安婦像の要求は主としてアメリカで行なわれており、アメリカ異民族社会の根底にも関わる民族対立の問題でもある。与野党挙げて世界に日本の無実を訴えるべきことである。
 そもそも、日本は韓国を西欧諸国のような形で植民地支配しなかった。むしろ、近代化を進め、日本国内と同質化することで近代化を図った。少女を官憲が何万人も強制的に拘束して拉致したりはしなかったし、そんなことをしたらいくら日本軍がいても武力闘争になっただろう。日本国内でも、遊郭の脱走事件などは、一部の官憲が業者側に立って軍の慰安所からの人数要請がああり、女性を捕まえたりしたことがあったことは想像できる。今のパチンコ屋同様、斡旋業者には警官退職者が多かったという。勿論、当時朝鮮人の警官も60%いたのである。ナチスのような政府の関与はなかった。ナチスですら、ユダヤ人のホロコーストに関しては証拠隠滅しているが、これと同質ではない。日本はそれ程緻密な人種政策はできなかった。日本の朝鮮支配は戦争という問題で彼らにも犠牲が出たが、戦場になったわけでもなく、むしろ、米軍の空襲もなく安全であった。朴正熙元大統領は日本の士官学校を優秀な成績で卒業した。軍務も平等であった。これを支配というのは無理がある。海軍の特攻基地も元山などの朝鮮半島にあった。朝鮮の人々と日本人は表面上良好な関係であった。それを破壊したのは米ソと李承晩である。その政治的伝統が今も続いている。彼らは自分たちが近代化に遅れを取り、夷狄である日本にしたがわざるをえなかったことを屈辱とし、慰安婦を象徴にしている。慰安婦は気の毒に、多くが親に売られたのである。それは日本も同様。
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2.南京事件と原爆投下
 先は南京事件は第二次上海事件で1937年に起きた。東京裁判での告発までに13年経っていた。しかも、戦勝国の一方的な断罪であった。敗戦国日本は、中国の告発を受け入れざるを得なかった。東京裁判は戦勝国が敗戦国を告発するという世界史ではじめての裁判で、法理上裁判を維持するには、日本軍が犯罪組織であるナチスと同列である必要があった。南京事件の証拠写真がでっち上げだからといって、そこで何も起きなかったとするのは無理がある。ドイツは250万人以上のソ連軍捕虜を餓死、銃殺により殺害させた。しかし、ユダヤ人殺害を行なったことと同列ではない。20万人しかいなかった南京市で30万人が虐殺されるわけが無い。そんな簡単なことも国際的には反論されていないし、アメリカも日本の主張を認めていない。何故だろうか。慰安婦問題は、韓国の現体制維持のため、南京事件は中国の共産主義体制に正当性を与えるため、また、東京裁判はアメリカの原爆投下と以後の核戦略に関わることなのである。今年日本が提唱した核兵器廃絶の国連活動に関しても米国、中国などは反論し、日本の反核行動を非難した。
 日本人にとって安部首相が日本人の名誉を傷つける、戦前の日本軍の蛮行を否定したいという気持ちは、充分共感できる。しかし、この事は安部首相の系譜からみて戦前の国家体制復帰への疑念を生じさせるリスクが高い。70年談話においては、過去の村山談話を踏襲している。だからといって、安部首相の取り巻きも含めて、全体主義的な風潮をもっているのではないかとする懸念はある。とはいえ、戦前の日本は全て間違いで戦後から民主主義の歴史が始まったわけではない。また、靖国参拝や、南京事件を否定することで戦前に回帰する計画を安部総理が抱いていると勘ぐられることも変わりが無い。

3.日本の過ち
 
 そもそも、日本が戦争に突入した最大の誤りは、日独伊三国同盟であった。ファシズムというより、犯罪組織であったドイツ、ヒトラー政権に歩み寄ったことは、東京裁判の格好の口実になったし、そのために、南京事件は必須だった。慰安婦問題はそこでは全く取り上げられていない。ナチス並みで規模が大きかった731部隊の生体実験もうやむやで、むしろ、九州大学の米軍捕虜の生体事件(8名の犠牲)が断罪された。日本は第二次大戦におけるアジア諸国を戦場にしたことへの反省と国民教育が足りないことも確かである。日本が敗戦国であったことを知らない若者がいること自体驚きである。

 また、大日本帝国陸海軍が世界的に非常識な思考と国際感覚の欠如から、無謀な真珠湾攻撃に走ったことは、日本国民にとっても、また、軍の兵士にとっても悲劇であった。軍首脳部の不見識は、特攻の失敗や作戦の過ちなど断罪されるべきものであった。兵士といえども、生命の軽視と、さらに捕虜の扱いの過酷さを世界から指弾されても仕方が無い。軍部の無能こそ日本にとっては最大の悲劇だった。東京裁判史は確かに不条理な問題を抱えていた。しかし、このことは今日の核兵器保有の問題にも通じる根の深いことである。ナチスと結託した旧日本軍部の蛮行が、原爆投下に正当性を与えているが、これも真の原因ではない。
 沖縄の地上戦の激しさは米軍にも1万2500人以上の戦死者が出た。しかし、日本は、ポツダム宣言をソ連の侵攻を機に受け入れたので、原爆が原因ではなかった。原爆はむしろ、アメリカが東西冷戦を見据えてソ連を牽制するために使用した感じが強い。従って、日本は原爆のお陰で、日本列島をソ連、米国、イギリス、中国に分割されずにすんだのであって、広島長崎の犠牲者は無駄ではなかった。東京や大阪の空襲とは全く違う25万人以上の同胞の犠牲によって今の日本は支えられている。
 慰安婦問題は、韓国の朴槿恵大統領にとっては人気取りのために必須なアイテムである。そもそも、韓国は男尊女卑の国だが、大統領になったことだけでも風当たりは強い。さらに朴 正煕を父とすることで、親日というレッテルを貼られる事を避けるためにも慰安婦問題は最後まで譲れない。さすがに、彼女は竹島に上陸して人気を取ろうというような前大統領の手は使いたくない。そもそも、人口二千万人しかいなかった朝鮮で、二十万人もの女性を官憲が拉致したら、当時の社会で何が起きたのか、むしろそれが見過ごされたとしたら、韓国人は無策の集団ではないか。韓国はサンンフランシスコ講和条約の時も戦勝国に入ることを拒否された。だから、今回、中国の戦勝パレードに朴大統領は恥知らずにも列席してアメリカから見識を疑われた。そもそも、あのパレードは対日ではなく、台湾の来年の選挙に対する威嚇行為であることに気がつくべきである。慰安婦問題はアメリカの韓国人が熱心で、70年前の出来事を現代のアメリカ人の感覚で糾弾するという歴史に対する根本的な間違った取り組みである。戦争中だから、軍の後方支援で割りの良い仕事があると言われて、親から仕事に出された女性は多かった。そこは日本人も同じだった。

4.南京事件の真実
南京事件は確かに多くの犠牲があったと思われる。早稲田大学の秦郁彦教授の分析が中公新書「南京事件」で詳細に分析されており、これが自分は最も現実的だと思うが、笠原十九司氏著南京事件(岩波新書)もあり、いずれも多く見ても5万人以下である。自分も根拠は無いが恐らく3万人ほどの市民を巻き込んだ犠牲者が出たと思う。責任の半分は当時の国民党軍で、南京市撤退の杜撰さにある。日本軍に対する降伏手続きもしなかった。脱出者を督戦隊が銃撃したり、脱出を手順よく行なわなかったために、軍服を脱ぎ捨て、市民の家にもぐりこんだり、多くの便衣兵がいたことなどが原因で、占領者としてはこれらの摘発に手荒なことを行なわざるを得なかった。南京に駐留しても、こうしたことに気づかなかった日本軍部隊もいたのである。だから、数年前、名古屋市長の河村隆氏が姉妹都市である南京で、南京市民が友好的であったと発言し問題になったのである。彼の父親は兵士として南京に突入した。しかし、共産党政権にとっては、この事件は国民党軍が日本軍と戦った当事者であることを打ち消す格好の材料なのである。共産党政権は日本軍と戦ったのはゲリラ戦だけである。日本と戦っていたのは国民党軍であって、かれらは対戦集結までに日本軍と戦いには勝利していなかったし、消耗を招いたことが共産党軍に敗北した原因である。国民党政府はティンパーリーやベイツなど外国人に依頼し、大虐殺を捏造したと主張する東中野修道氏の見解もあるが、結果的には東京裁判で日本軍の蛮行を証明するために使われたことは確かである。今の中国政府はユネスコの記憶遺産に取り上げたが、かつて、毛沢東自身はこのことには殆ど触れたことがなかった。むしろ記念館はその後、鄧小平や江沢民政府によって広報施設として建設されたといってよい。アメリカのアイリスチャンの「the Rape of Nankin」などはそうした反日機運に乗じたフィクションである。

5.核兵器を正当化したいアメリカと中国
 
 国連総会第1委員会は2日、日本が提出した核兵器廃絶決議を賛成多数で採択した。同様の決議案提出は22年連続だが、初めて世界の指導者らに被爆地訪問を促すことを盛り込んだ。中国と北朝鮮、ロシアの3カ国は反対した。中国代表は「広島・長崎の悲劇は日本が始めた侵略戦争の必然的な結果だ」と主張、再び歴史問題を持ち出し対日批判を繰り返した。決議は賛成156票で可決した。韓国や米英仏、イランなど17カ国は棄権した。共同提案国は107カ国だった。昨年共同提案した米英は、核兵器の非人道性を訴える非保有国に態度を硬化させ棄権に回った。アメリカの核の下にいる日本は被爆国でありながら、この決議の法的整備に関する決議は棄権したのである。この核兵器の問題こそ、南京事件や今回の安保法案の核心部分である。それぞれの思惑から歴史を歪曲しているのは韓国、中国、そしてアメリカだということである。

6.日本の名誉は傷ついた
 安保法案騒動から早くも3ヶ月。自分は自衛隊がこれ以上拡大することは反対だし、憲法第九条は日本の誇りだと思っているが、日本も国際社会にあって、様々な国と接し、親善と同時に攻撃対象になっていることも現実である。日本はアメリカという超軍事大国の傘の下にいるため、国防という問題に関しては国民の意識が高くない。3.11によって、日本が先行き不安な状態になったときに、台湾や韓国からも多くの支援金が寄せられたが、同時に、尖閣諸島など領土問題においてはこれに付け入ってきたのがロシアや中国、竹島問題では韓国が日本の政権運営の間隙をついてきた。暴漢に銃を突きつけられて、話せば分かるといっても無意味なこともある。軍拡で人民解放軍は政府の制御が聞かなくなりつつある。中国、北朝鮮の核。再び強いロシアを目指すプーチンなどの動きは日本の安全に脅威である。また、紛争やテロに対して国連は武力行使の定義を変え、国際社会の役割分担の意味から、また、国連に自衛隊を派遣する日本はこれらを無視できない。そうした中で、安保法案をどう考えるかである。沖縄の米軍基地も、一地方自治体の意向をどこまで尊重すべきなのか。普天間などを返還することから沖縄の負担軽減は始まる。辺野古の埋め立て以外に方法はあるのだろうか。ここまで進んだ沖縄米軍基地をめぐるアメリカとの交渉を去らない進めるためにはどんなロードマップが必要なのか、国はそれを示すべきだと思う。安保法案反対、安部政権の右傾化への警鐘を含め、大学では安保法案反対の署名も行なわれたが、自分は国防のことを考えると参加する気にならなかった。日中韓三カ国会談で、日本の首相に昼食会も用意できない朴大統領は相変わらず慰安婦問題で日本を攻め続け、中国は南京のでっち上げを正当化しようとしている。歴史を直視せよというなら、韓国、アメリカ、中国が、これらの歴史を検証し、真実を知るべきである。真の解決策はこれしかない。日本の歴史的汚点といわれる南京事件と慰安婦問題、さらに広島長崎の悲劇をどう考えるかについて自分の率直な感想を述べた。

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by katoujun2549 | 2015-11-16 16:41 | 国際政治 | Comments(0)