桜、サクラ、さくら
今年の春は、4月に入り、思いがけない寒波に見舞われたり、気象変動が激しく、桜前線も乱れた。3月の20日過ぎには東京の桜は満開になった。丁度上京したので、東中野の神田川沿の桜並木に行くと例年通り満開であった。その後寒暖の繰り返しで、3月末の日曜日まで長く楽しむことができた。桜の木の下には死体が埋まっているとは何とも絶妙な表現だ。人は年に一度、満開の桜に酔いしれる。母も自分の家内も、毎年桜を見に行った。その後、次の春を見ずにこの世を去って行った。家内が死んだ年には毎年見に行ってlいた桜をどうしても見にいく気にならず、家に籠ってしまった。桜の花は新入生の晴れの思い出と、桜を共に楽しんだ去りし人の魂が一緒くたになっている。花の美しさより、無常を思う年ごろになってしまった。
東中野の日本閣あたりから見た新宿と神田川。
敬和学園大学構内のサクラ林
加治川土手の桜並木
敬和学園大学のサクラと校舎
新宿副都心と桜
東京 市ヶ谷土手のサクラ