人気ブログランキング | 話題のタグを見る

新発田祭り 台輪(だいわ) と民謡流し 2012

新発田祭り 台輪(だいわ) と民謡流し 2012_e0195345_9562530.jpg新発田祭り 台輪(だいわ) と民謡流し 2012_e0195345_103575.jpg



8月28日(水)新発田祭りの最終日、伝統の帰り台輪が行われた。台輪というのは山車のことである。車を台輪というのは新発田だけである。280年ほど続く、賑やかなお祭りだ。6つの町会から山車が出て、諏訪神社からそれぞれの町会に再び帰還する。その時に、狭い道を先を争う場面に出くわすと、大変なことになる。長い綱で引き合っているので、場所を確保しなければ山車を引いたり、方向転換ができない。だから、山車の引き手は相手を抑えなければならず、昔は、けんかの種になり、けが人や死者まで出た。江戸時代の町方の心意気を示す台輪だが、明治になってから、金魚台輪というのが始まった。これは実際、町おこしとして今後も大いに期待される。それは子供や女性が引く台輪だからだ。幼稚園の子供などがボンボリにして商店街の軒先に飾ったりしている。まことにほほえましいもので、全国でも珍しい。
パレードなどで使う金魚は大型化するが、デザインなどは統一基準を設けた方が見た目は良い。

昔からの台輪は6つの町で保有され、献納されるのに対し、金魚台輪はあまり制約がない。大きさも形も比較的自由だから面白い企画が出来る。巨大なものから小さいかわいいものまで、いろいろあってよいだろう。祭りまでの盛り上げ役としても効果がある。各商店が店の前にに同じサイズのものを並べて電気の明かりで美しく飾ってもいいだろう。それを実行するだけの気力、活力があるかどうかだ。
span>
新発田祭り 台輪(だいわ) と民謡流し 2012_e0195345_17322654.jpg

木遣りという甚句を歌う。勇壮で声の響きがよい
新発田祭り 台輪(だいわ) と民謡流し 2012_e0195345_1733073.jpg

山車を上下に激しく揺らす

新発田祭り 台輪(だいわ) と民謡流し 2012_e0195345_17332731.jpg


民謡流し

 新発田では8月の27日(月)から三日間お祭りなのである。27日には民謡流しといって、新発田音頭と新発田甚句に合わせて、町の街路を各団体が揃いの浴衣を着て、踊りながら回っていくのである。
新潟では関東で行われるような櫓に組まれた台の上で代表が踊り、その下を囲んで円を描きながら踊る盆踊りはあまり見ない。こうした民謡流しが主流のようだ。敬和学園でも学生と職員が60名ほど参加した。小生も、10日くらい前に民謡の先生が二回来てくれて、練習をしたのであった。とにかく暑い夜だったが、スクールバスで会場に到着、7時半から踊りが始まった。反対側のグループなどは見事な勢ぞろいで踊っている。我々は練習不足でバラバラ。でも、みなさん若いせいか、だんだん慣れてきて、前の位置のベテランや反対側の他の団体の踊りを見よう見まねで何とか覚え、最後はちゃんとやっていた。踊り手は結構楽しんだのだが、問題は、新発田の街のお祭りであるということ。踊っている人はいいのだが、見物人があまりにも少ない。この町には何かが抜けている。
 
新発田祭り 台輪(だいわ) と民謡流し 2012_e0195345_1427157.jpg


by katoujun2549 | 2012-08-30 17:33 | 国内政治 | Comments(0)