普天間の海兵隊 こんな考えは非常識か!

 マスコミは普天間の海兵隊は世界最強の軍事組織であることが分っていない。民主党はただの番犬程度に思っているかもしれないが、アメリカの海兵隊で海外に拠点があるのは、沖縄だけである。アフガニスタンやイラクに真っ先に派遣されるのは、この沖縄の第三海外遠征派遣軍ー海兵隊である。アメリカ軍中、最強即戦力部隊である。海兵は旧日本軍の陸戦隊とも違う。独立した軍団である。海兵隊は陸海空すべての機能を独自に持っており、一体的運用が可能な特殊部隊である。だから、海軍、空軍の連携が必要で連携が可能になるためには、立地的な制約があり、仮に本土でも、どこでもいいという訳ではない。軍事音痴の日本の政治家は本土で分散受け入れみたいな発想をするが、そんなご都合主義では解決できない。立地を厳選するのはむしろアメリカの方で、彼等は慎重である。かつ、沖縄には射爆場、ジャングル戦用の訓練場もあり、アメリカでも全て揃っているのは無いから、これだけの規模は沖縄だけである。もちろん海兵は最初の一撃用で海軍、空軍、さらに陸軍の支援が無ければ継続した軍事行動は無理である。海兵隊はワスプ型強襲揚陸艦を持ち、海兵1600人を乗せ、ハリアー戦闘機も発着でき、空母と揚陸艦の能力を兼ねている。揚陸艦エセックスは沖縄から昨年の東日本大震災における「ともだち作戦」の支援にも加わった。

 中国、特に台湾に対する軍事的抑止力として、海兵隊以上のものは無いくらいだ。普天間が住宅地にあって、危険施設だというが、これを危険だというなら、福岡空港も住宅地の真ん中である。軍事基地が民間飛行場と比べて危険な理由は何かを明らかにすべきだ。マスコミは日本政府が懸命にこの海兵隊を駐留させるべきことを訴えねばならない。一方的に反対派「住民」の立場を報道するが、もの言わない周辺住民は必ずしもそうは思っていない。宜野湾市の選挙でも、候補者は県外移設を主張しているが、これは無理なことを分っているから、声高になるのだ。市長はどうすれば海兵隊と友好関係を結べるかを考えればいい。

 そもそも、普天間が住宅地の中に建てられたわけではない。基地の周囲の都市計画がデタラメで、その周辺に基地に近接した住宅が集中してできたからである。沖縄は、平坦な土地が少ない。飛行場基地を作るために、平坦な場所を選び、また、整地をするから、周囲は家も建て易い。航空写真を見れば何処が街路かも分らないような街しか作れなかった沖縄であり、米軍からすれば迷惑な話である。そのデタラメな都市計画を作った行政の首長が基地の県外移設を訴えている。基地に隣接した小学校がよく軍用機の下で遊ぶ子供達の映像として放映される。小学校はどうも基地の出来る前からあったらしいが、基地が出来た時はあまり意識しなかったのだろうか。これこそ子供達の為に、基地の整備とともに早く移転しなければならなかった。
 敢えて、アメリカは名護市の海上に移動することを日本政府と協議し、政府がやるなら出来るだろうと決めたのではないか。基地の跡地を利用して新しい産業拠点を作るとほざいているが、これは国の補助金でやろうという。そんな計画が成功する筈ないだろう。既にある補助金だらけの沖縄の産業は生彩が無いではないか。土地と建物さえあれば地域振興が出来るなら苦労しない。
 軍事施設は何処でも嫌われるのだろうか。湯布院なんぞは自衛隊を誇りにしているくらいだ。普天間から、そこに米軍というのは流石に抵抗はあった。そもそも、政府は名護沖合埋め立て案も、実行する見通しは無かったのである。本来は、基地周辺の住民を安全なところに移転した方がコストも安い。移転を強制するのではなく、普天間の住民に新しい住まいと街を提供するだけである。宜野湾市4万世帯に3,000万円/戸で住宅を提供すると1兆2千億円で、海兵隊をグアムに移転させるよりは遥かに安い。
名護市の海上展開の費用も併せれば、もっと経済的である。

強襲揚陸艦エセックス
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普天間基地
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 海側に緑豊かな自然を生かした美しい街づくりをして、基地周辺のゴタゴタした町を移転し、無料で広い一戸建てとマンションで構成された街を海沿いに作って移転した方が余程合理的だ。とにかく知恵の無い連中である。そもそも、普天間基地の周囲は戦後、戦災で追われた人々が着の身着のままでバラックを建てて集まって来たものである。道路計画もおざなり、道も細く汚らしい。米軍基地の周囲に行けば食料もあるだろうという期待もあったのである。かつて海兵隊員の強姦事件があったが、その後は交通違反くらいであるし、ヘリコプターが墜落した際は死傷者は出ていない。海兵隊は実は、社会福祉にも協力し、地域の住民にとっては職場でもあり、好意的に受け入れられているが、そうした恩恵に預かれない人々が、嫉妬し反対するのである。
 何も、立ち退きさせるのではない。海岸側に立派な街づくりしをして、普天間周辺の住民は、無料で移転可能として、基地周辺の空いた住宅を政府が買い取り、普天間周辺は緑地にすればいい。残った平和主義者は基地の周りで反対運動を続けられる。頑固な住民はただ寂しくなるだけ。これなら10年で可能だ。

 日米両政府が抜本見直しに着手した2006年に作られた在日米軍再編計画について、日本政府は、沖縄からグアムへ移す米海兵隊の移転規模を4700人に縮小することで米側と大筋合意した。これは全くの普天間固定化に向けた動きで、すでに野田政権は見切られている。とはいえ同盟関係からすれば、これが正解であって、自民党時代の普天間追い出し作戦は間違いなのである。民主党は自民党の間違いを正し、県外移設を口実に普天間を固定化するならば、これは大正解。官僚のいいなりになって、上手く大臣を勤め上げるだけの田中大臣では無理だが。早速、田中眞紀子に、「しっかりしてよ、さっさと秘書を変えて、もっと有能なスタッフを作ればいいのよ!」と発破をかけられている。選挙で失態を引き起こした局長を更迭出来ずに、秘書をやめさせてスッキリなんて、それでも男か?その程度の人物なのだ。

 頑固オヤジの仲井眞知事が、県外を認知症患者のごとく主張し続けたことの結果、何も得られない。彼がすべきことは平和運動家のまねごとではない。平和なユートピアを夢見ることでもない。代替案を出して、政府と米軍、住民の橋渡しをするkとではないか。こんなことも読めないのが田舎者、沖縄の政治家である。沖縄の戦略的重要性を無視して、日米安保条約は成り立たない。それなら、日本国内の米軍基地は出て行け、日本は再軍備しろと主張すべきで、その場合でも中国や台湾から軍隊が消えるまでは沖縄から基地は無くしてはならない。

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by katoujun2549 | 2012-02-06 09:16 | 国際政治 | Comments(0)