誤解 その3 暴走を始めた菅直人を止めるのは何か。津波同様、止めてくれー

 菅直人はアメリカとの関係においては、「ともだち作戦」のお陰で、大いにアメリカから恩を売られたことになる。仙台空港は米軍によっていち早く復旧し、自衛隊の大量派遣が可能になった。かつて、大平洋の戦場で、あっという間に、飛行場を整備し、大量の物資を送り込んだアメリカ軍の手法を彷彿とさせる。司令官不在の日本では原発事故に怯え、あれだけ早く空港が復旧し、使えたかどうか疑わしい。思い出してもらいたい。原発事故の記者会見の空しさをである。ニュースは誰かにコントロールされている。この機をとらえてアメリカが動かない訳が無い。

V-22オスプレイ
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 普天間問題においては移転よりも、既に、現状維持の延長となっており、辺野古のV字型滑走路の建設の目処は全く立っていない。飛行機とヘリが合体したような、「V22オスプレー」の配備が決まった。オスプレイは、航続距離が1600km以上。配備を前提とした場合、台北まで1000km強の馬毛島なら、海兵隊の投入拠点としては、距離的には不適ではなくなる。鹿児島県西之表市の一部、無人島である馬毛島に訓練場を移設すること、また、下地島の無人飛行場再利用などの現実的なプランが密かにすすめられているのである。下地島は既に空港も施設も整備され、有事の時にすぐ使えるから今問題になるような整備はしなくともよい。V-22は開発中も配備後も事故が起きたため、危険性を訴えられるが、既に500機が配備計画され、仮に一機落ちても、かつて沖縄戦で10万人の住民を殺した米軍に取っては何ということもない。今も、アフガニスタンでは誤爆で多くの人が死んでいる時代だ。海兵隊員が墜落死することなど日常茶飯事なのだ。それが軍隊がいるということだ。何千人もの若者を無謀な特攻で沖縄に突入させた日本に文句を言う資格があるのだろうか。北沢大臣は、13日にも県庁を訪ねて仲井真知事に、「辺野古新基地建設はV字型の二本の滑走路で行きたい」「普天間基地には来年からオスプレイを配備したい」と要請した。今時、辺野古に新しい基地ができると思っている人は誰もいないだろう。これはあくまでも建前である。米軍は兵士にはアメリカ本土での生活水準を確保する。海兵隊員を馬毛島のような孤島に押し込めるわけがない。その代わり、普天間の固定化に伴い、機能分散をはかり、さらには、普天間での機能を大幅に拡充する結果を狙った米軍の意向を受けたものである。辺野古はむしろ当て馬で、そこに民意やマスコミを引きつけて結果的に大幅な増強を図るものである。今の日本はアメリカの戦略にまんまと嵌った菅直人を頭におく実に美味しい、コントロールしやすい国である。手放す訳が無い。本当はずっと菅にやってもらいたい。日本のマスコミに電波行政の方向から圧力を加えてくる。日本の電波は彼等に主要部分を抑えられている。
 
 表では、日本人の素晴しい震災復興努力を賞賛し、一方では政府の無能を指摘して日本人の政治不信を煽れば、それだけアメリカは自由勝手にできるし、何も失わない。菅政権の行方を一番注意して見守っているのがアメリカだと言う事だ。今、アメリカにとっての重要事項は、中国の大平洋進出阻止と台湾防衛であり、この軍事圧力は高まる一方である。

 この半年の間、菅直人無能論、リーダーシップの無さ、口先男、噓つきなど、ありとあらゆる罵詈雑言が飛び交った。これに対して、一番心を痛めているのは誰かというと、多分、菅直人の伸子夫人である。彼女は菅直人よりはるかに優秀な才女であると思う。首相は自分の家庭で、伴侶の支えがあってこそ頑張れるのである。民主党内部で孤立しようと、何といっても総理大臣であり、最高責任者である。その意向は大きいし、進退に関しては自分で決めることが政治家の常識である。人に言われてフラフラしてきたのが、安倍、福田、麻生、鳩山といった二世議員の弱虫おボッチャマであった。しかし、菅直人の鉄面皮はその比ではない。それを伸子夫人は支えている。菅直人がこれだけ袋だたきになるのは、個人の能力もあるが、党内基盤とか、政治家の中で金の世話、選挙支援、人脈形成など、政治的な個人基盤が無かったからである。彼は、三鷹市などの東京の一地域から代表になって選ばれただけの人物である。国家という巨大組織を運営する能力があるから国民から選ばれたわけでは無い。組織がわからない彼なら大企業の部長もつとまらない。もちろん自民党にも今やそのような人はいない。伸子夫人はそのあたりの勢力地図をじっと観察している。菅には民主党内部の誰も信用できない。伸子で充分なのだ。少なくとも、自分の夫は総理大臣である。身内の仙谷や岡田から言われたからといって、また、さらには小澤一郎にバトンが渡るような政権放棄は彼女が許さないだろう。火中のクリを拾うのは誰だ、自分しかいないと思い込んだのかもしれず、党内もそれを容認している。指導者というのは人格高潔というのも誤解だった。権力にしがみついていないと存在が危ういというのは何となくリビアのカダフィにも似ている。
「民主党はそもそも、党の綱領も無く、選挙対策の互助会のような政党である。そんな党だから、政治はシロオトで、特に党首の菅直人は全く無、今回の大震災対策でも全く政府が機能しなかった。この責任は菅直人が全ての原因で、彼が辞めなければ何も始まらない。政府は挙国一致で新たなリーダーを選び、震災復興に集中すれば、復興は進むし、日本の経済も再生する。」これも一種の誤解、又は思いこみだろう。

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by katoujun2549 | 2011-06-23 13:02 | 国際政治 | Comments(0)