北方領土とロシアー2
とにかく、ロシアからは遠く、鮭や蟹が沢山取れるだけの島であってもらいたい。熊はいりません。鮭や蟹は日本が買ってあげればいい。ここに大きな軍事基地ができるためには、経済的なある程度の繁栄が必要条件である。軍港が出来れば軍人だけでなく、民間人も来る。娯楽施設も必要だ。誰だって僻地には行きたがらない。だから今なおウラジオストックが軍港であり、原子力潜水艦や空母も帰港する。乗組員が流刑になったようでは休養にならない。北方領土は僻地のままであってもらいたい。経済交流が必用だという人もいるが、ロシアには警戒心を失ってはいけない。あれは猛獣の熊みたいな力だけを信奉している人の国だ。日本がこれを返還してもたったら、地方都市が疲弊している中、ここだけ繁栄させることができるのだろうか。
鉱物資源はあるのだろうが、北海道の衰退が進む中、北方領土が栄える姿は想像できない。沖縄ですらうまくいっていないのだから。離島の経済振興は難しい。国後島の温泉や自然を見る観光用にどれだけ空港が整備できるのだろうか。本土との交流はそれほど望めない。大した学校も無ければ病院も無い。だから、ロシアも大きな軍事基地は作れない。ところが、ロシア大統領が頻繁に訪問すれば、あのロシアの事だからインフラも整備され、軍事基地としてのインフラが整備されてしまう。あれほど近い位置に大きな軍事基地が出来たら北海道は風前の灯火ではないでしょうか。
北方領土は国際法上我が国固有の領土だと言う主張を繰り返す必要はあるが、それも程度問題。亭主の不倫を別のことで要求を通す時にネチネチと攻める女のようになればいい。北方4島にはロシアも若干のやましい気持がある筈だ。ロシアの関心が薄れるようにした方が軍事費もかからないし、将来日本が経済的に実行支配する道が開けるのでは。日本は賢い戦略を必要としている。