タケノホソクロバの幼虫 笹毛虫現る。
よく見ると、笹の葉の裏側にウヨウヨいる。気持悪いってーのなんの。何と、笹の下の葉っぱは殆ど食い尽くされているではないか。大変、さっそくフマキラースプレーを使って殺虫剤を噴霧するが、あっという間に液切れ。そこで、庭に置いていたカセットバーナーで炎を吹き付けるとバラバラ落ちてくる。塀の下には殺虫剤と炎に煽られた毛虫が山になって落ちている。ギョギョッ!生き残っている奴が何匹も糸を吐いて枝にぶら下がっているじゃないか。味な芸当もするんだ。糸を伝って脱出し始めた。この野郎!毛虫の大量虐殺。うーん、ヒットラーになった気分で満足。バーナーが燃料切れになったので中止した。
翌日、他の場所を見るとどの笹もやられて先の方が白くなっている。まだ、残っていた奴らが食ってしまったのだ。凄いスピード。こりゃ大変と、バーナーのスィッチを押すとまた炎が出たのを幸いと、上の方も焙りまくった。笹はなかなか燃えず、延焼する恐れが無いのが救い。よく見ると殆どの笹がやられている。こうなれば焦土作戦開始だ。
葉っぱに取り付いた虫が大方見えなくなったところで部屋に戻ってGoogleで調べるとタケノホソクロバという蛾の幼虫。毛虫の毛は毒針毛で刺されると痛いらしい。毛に刺されたら粘着テープで毛を取り、抗ヒスタミン軟膏を塗るということである。爪で掻いてはいけない。幸いにして毒針毛には刺されていなかった。川崎市の広報では笹は刈り取り、 焼くしか無いと書いてあるから、処置としては間違っていなかったと思う。連中は全滅した。しかし、我が家の笹の茂みも焦土作戦で焼けこげてしまったのである。まあ、来年はまた嫌という程繁ってくるだろう。
タケノホソクロバ
http://www.city.kawasaki.jp/35/35sippei/home/kansen/pdf/takenohosokuroba.pdf