象の肉は旨いか


  悪名高いムガベ大統領のいる国、ジンバブエではついに食糧難で軍隊でも象の肉を食べはじめた。そう言えば、人類があの、氷河期をしのぐ事が出来たのはマンモスのお蔭という気もするが、当時のシベリアは今よりも温暖で、巨大なマンモスが成育できる気候だったはずだ。マンモスが滅びたのは氷河期での食料難に加え、別の理由があるのかもしれない。悲劇というのは二つ以上の原因が作用して生まれる。あれほどの巨体を維持するには、氷河の上では無理だ。氷河期の厳しい食料事情に加えて、人間に食べられてしまったことが原因ではないだろうか。
 象は、アフリカからアフリカ象、インド象、そしてマンモスと分化した。原始人にとって、マンモスの肉はごちそうだった事だろう。もっとも、クジラはカバが進化したと考えられている。かつて、日本人もクジラの肉で終戦直後の飢餓状態をしのいだ。今から思い出すと、大して旨くもなかった。竜田揚、大和煮、醤油と生姜を利かせて調理しないと独特の風味があって、どうしても食べたいものではなかった。渋谷に「くじら屋」という専門料理店があるが、美味しいのは鯨の尾の身だけであった。竜田揚げ、はりはり鍋など、いくらやっても、ビーフには敵わない。豚、鶏、牛、羊の下だ。では象の肉はどんなだろう。意外に旨いのかもしれない。

 彼等が象を食べてしまうシーンがブログにあった。ご参照ください。衝撃的。
http://bokyo-qualia.com/archives/4964
ジンバブエでは10万頭の象がいて、飽和状態だからというのが理由だが、10万%のインフレを放置する、アミンの次に悪辣と言われる大統領の国のこと、そんな統計信用できる訳が無い。まもなく、ジンバブエの象—国際保護動物は消滅するに違いない。
参照;http://www.africa-j.com/search/2009/08/post-243.php
 しかし、伝統的にアフリカでは象や河馬は食べられて来た。余談だが、日本ではカバさんは動物園の人気者だ。しかし、アフリカでは、ライオン以上に凶暴で恐れられている。カバにやられた死傷者は動物被害数の中では一番多い。アフリカ象も従順なタイやインドの像とは違い凶暴である。オリンピックの陸上競技でアフリカ系が強いが、これは当然だ。彼らのご先祖は走るのが遅ければライオンに食われている。鹿とか猪を追いかけ、狩りに失敗したら生き残れない。適者生存のきびしい世界の生き残り、DNAが我々とは違うのだから、元々勝負にならん。
 森の民、ピグミーはコンゴに4〜5万人いると言われるが、その他中央アフリカ諸国で、独特の集団で狩猟生活を行い、他の地域の実態は不明である。象狩りが得意である。彼らの狩りの対象は、草原の象ではなく、森に居着くタイプの象である。ピグミーは、小柄で、有名である。身長は1.5mくらい。森の中で象に踏みつぶされる寸前まで近づき、時には象の身体の下にもぐりこむ。そして、平たい葉っぱのような穂先の槍で腹を突き上げる。すると、象は痛がって走り出す。その時に踏みつぶされる奴もいる。でも、命がけで狩りをする価値がある動物である。象は腹に刺さった槍を抜く事が出来ずに森の中で暴れ、更に槍が食い込んで悶死する。そこをピグミーが部落ごと集まって来て、周りに葉っぱで家を造る。象の肉を解体し、また葉っぱで包んで保存し、近くの町の市場で彼らの欲しい生活必需品と交換する。残りの肉は平等に分け、たき火を囲んで皆で歌え踊れの大騒ぎパーティとなる。とにかく、象狩りは勇者の象徴で、単独で命がけで象の腹の下に滑り込む。群をなして皆で象を狩るのではないからである。成功した時は大喜びで、狩猟者はピグミーの野営集落に駆け込む。ところが、報告する時に、実に申し訳なさそうに、遠慮しながらその場所や状況を話す。要するに、自分が得意になって話すことは後で嫉妬される。この仲間の反応を恐れているようで、コミュニティ内の調和を乱さないよう配慮した結果なのである。彼らの生活は徹底した平等主義。これは研究家によると、日本人が企業で何か業績を上げた時に、こっそりしている人が多いのに良く似ているという。
2010年5月6日

[PR]
by katoujun2549 | 2010-05-06 23:54 | グルメ | Comments(0)