鳩山首相は今後どれだけ耐えるか

 民主党が単独過半数を得るには、60議席が必要、20%台に落ち込んだ現在の内閣支持率では難しいだろう。社民党、国民新党との連立与党3党なら55議席、非改選の与党系無所属2人を入れると与党53議席で過半数となる
 選挙戦では、米軍普天間飛行場移設問題に加えて、鳩山由紀夫首相や小沢一郎民主党幹事長の「政治とカネ」問題が大きな比重を占めるだろう。しかし、自民党のヒステリックな攻撃に国民は嫌気がさしている。日本人は飽きっぽい。これを彼らは読んでいる。じゃ、自民党ならやっぱり辺野古でしょうと居直るかもしれない。献金問題は前と同じ、司法の判断にお任せします。といって法務大臣は民主党千葉氏。最初から彼女の役割は7月までのらりくらりやる事だ。ただ、参院選前に鳩山首相や小沢氏は何としてでも、石にかじり付いてでも辞めないだろう。この結果は昨年の衆議院選挙で大勝した時から読んでいた事だろう。これで辞めるようなヤワな連中ではない。しかし、今回、鳩山首相は眼もうつろ、海兵隊の軍事的認識が無かったとか、馬鹿なコメント、昨年の自分の発言は個人的なものとか、もう切れているとしか思えない。これが国会での攻撃に耐えられたら、全くの宇宙人である。
 しかし、昨年から、辺野古と徳之島案は既にあったのだろう。鳩山首相は懸命にこのことをごまかし続けた。何としてでも耐えろ!というのが小澤の厳命だったのだ。最終的に鳩山首相が人間ならこれに耐えられないかもしれない。ボクシングで言えば、国会では棒立ち、谷垣自民党首のパンチをあびるだけ浴び、小澤セコンドからの合図を待つのだ。議長レフェリーと結託し、ぎりぎりでノックアウト前に時間切れを待つかのようにクリンチさせ、最後にタオルを投げる。その時は衆参同時選挙になるのか。それは民主も避けたいとは思うが、実は困るのは自民党の筈。

 与党過半数阻止を狙う自民党は、野党系で69議席が必要。選挙前に腰砕け気味だから、小澤に取っては天佑だろう。選挙は5月からの仕上げにかかっており、自民党には小澤氏に匹敵する選挙参謀はいないから、結局自滅する可能性もある。とにかく鳩山首相が放棄したら今までの小澤の努力は水泡に帰す。選挙前に政治資金問題の判決は出ない。普天間問題期限を5月末に置いたのも、選挙が6月末であり、この問題がそんなに簡単に解決できないのは言い訳が立つ。この1年の政局でマニュフェストが全て実現できる訳が無いことは常識の範囲。参議院選挙こそ、民主党政権の関ヶ原として位置づけていた小澤にとって、前原氏とか、管氏のような理論派では耐えられないだろうと見たのだ。とにかく鉄面皮ナンバーワンは鳩山首相だと読んでいた筈。だから、とにかく彼は1ヶ月耐え抜く構えだ。アメリカに取っては、とにかく民主でも、自民でも自分の軍隊の都合を主張していれば流れは自分達に有利な方向になる事が分っている。
 日程は、通常国会の会期延長がなければ6月24日公示、7月11日投票が有力だが、普天間問題で鳩山首相が耐えられなければそこでタオル。沖縄は放棄する。6月中旬解散で、小澤氏の準備は既に整っている算段。
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by katoujun2549 | 2010-05-05 20:32 | 国際政治 | Comments(0)